石野研BBS        政治問題


  新規投稿 ┃ ツリー表示 ┃ スレッド表示 ┃ 一覧表示 ┃ トピック表示 ┃ 番号順表示 ┃ 検索 ┃ 設定 ┃ ホーム  

  [950] 日本が失ったもの・・・かもしれませんね
  
        
  
> 同時多発テロ
> いつかあった、英国ロッカビー上空のパンナム機爆破の悲劇......
> 死なんでもいい多くの連中が、これからも死んでいくことになるのかなあ......


日本も年間であのテロの死者の10倍の自殺者が出るのですから、やっぱ考えないと・・・。数字面だけを捉えたら戦争やテロで死ぬ人より自殺する人の方が多いですよ。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=862;id=seiji


> 「人間としての良心や<愛>ちゅうもんが、テロ攻撃という不条理な悲惨の中にも発揮された」ことにもっと注目しましょう。


米国はシルバーシートなどの制度を必要としない国ですし、たとえば繁華街で意識を失って倒れてもシカトされ続ける状況がありません。日本にも本来は優るとも劣らない資質が備わっていたと思いますが・・・。阪神大震災のようにPR・ポーズ・おつき合いなどの脅迫観念に駆られてワンテンポ遅れた組織的救援に向かう、みたいな絵図とはたしかに少し違っていたのです。もちろんそうでない方が大部分だっただろうとは思いますが。

あの状況に直面したらどこのだれもがああいった「善良さ」を発揮したと思います。しかもあのビルが倒壊するとは夢にも思わなかったから尚さらそう。報じられたかどうかわかりませんが、近隣のビルで働いていた同業者が有志を募って救援に出かけて全滅・・・なんてこともありましたし。

一番印象的というか考えさせられたのは、遺族とそれを身近なところで見守る人たちの図。一見すると「一体どっちが遺族なんだか・・・」という状況。日本のテレビ局のレポーターでは見分けがつかないでしょう。そしてその言動を真に受けると「どうやら遺族は報復を考えていない模様です」等々のリポートなってしまう。それを真に受ける視聴者に至っては・・・???。


> 結局、良心や美徳は、国家国民と世界を支える柱の一つということです。


柱の一つというよりもそれがベースだと思います。そして日本社会が失ったものもそういうものだと思う。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [949] Re(4):提示した私もそう思っていましたけど(笑)
  
        
  
>> 重要なのは、GEN-IVのような「革命的原子力システムの研究開発」や自然エネルギー開発で、アラブ諸国への依存度を大きく減少させ、もってアラブ諸国も無理を言えない状況をつくり、而して互いに歩み寄れる状況を作り出すことです。
>> 20〜30年かかります。
>> それまでは、潜在的な和解への状況作り、そして「防御」「対決的攻撃」を組み合わせることです。
>
>
>前々から質問しようと思っていたのですが20〜30年ですか・・・。
>
>現代にあって開発期間が四半世紀ということは「理論的に不可能ではない」というレベルですか。革命的なエイズ薬や遺伝子をカスタマイズした処方薬と同程度の見込みがあり、既存の原発よりもランニングコストが安く、石油利権等(いわゆる進歩的知識人を含む)の圧力を封じることができる、ということなら道は開けるかなー?という印象。

 うーむ、溶融塩炉概念は、今から10〜15年くらいで商業化可能でしょう。
 1970年代のアメリカで、基礎的研究と技術的問題の対応は済んでいますし、日本提唱のFUJI概念を援用すれば、付随する化学処理はあまりなくて済むので、コストは既存原発より安いでしょうね。あとは、実験・手直し・実証です。
 なんといっても、「トリウムが効率的に利用できる唯一の炉型」ですので、いちいち核査察をする手間が省ける。
 大体、ORNLの論文では、「1970時点でのコスト試算は、軽水炉、石炭火力よりも安くなっていた」ことが示唆されています。
 しかし、もっともっと昔に、アメリカの政策で、「MSBR(溶融塩増殖炉)開発」が中断されていなかったら、いちいち「イラク、フセイン、核疑惑」と騒ぐこともなかったはずですぞい。
#今はMSBRではなく、溶融塩炉+溶融塩ターゲットのADSの組み合わせ戦略で、燃料増殖と、長寿命放射性元素の消滅を狙う方法論が主です。

 いつも思うのですが、「ソ連崩壊→核戦争はない→なら、ウラン・プルトニウム原子力でも大丈夫」という、甘い認識が米国を主として、国際世界にあったのではないでしょうか?

>アメリカの場合やろうとしているのがアラスカ等の油田開発ですから、日本単独である程度まで(アメリカ等に秘匿しつつ)できるならそれが一番いいですね。

 もし、これが、新型炉の話でしたら、溶融塩炉を国際的に開発して、できるだけ早く普及させるほうがいい。
 中国のエネルギー消費の上昇は、大変なレベルになりますから、中国も巻きこんだほうがいいかも....

>良い意味でも悪い意味でも宗教がボトルネックになっているという印象は持っています。一方、教育に関しては我々サイドに宗教無視の傾向が強すぎることも問題だと感じています。実際問題、テロのような大事件が起きてから慌てふためいてイスラム教・ユダヤ教の宗教・歴史・重大な出来事・祝日などの資料を読みあさるのは実に愚かなことです(苦笑)。

 日本に、「研究センター」をつくって、学生を教育したり、理解させたりすべき。
 理解ある「正統派」も多いことですし、力になってくれるでしょう。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [948] Re(3):米国同時多発テロの当初の予定は「原発」だったそうな....
  
        
  
>>武力行使もさることながら、テロリストのマネーを常時ウオッチしながら
>>資産凍結を適宜行うことは有効だと思います。住基ネットに関してこういう
>> 楽観的なことを書いた背景でもあります。
>
>この手のことが行き過ぎると反対勢力は全てつぶされ民主主義が死に絶え、
>暴力の応酬が予想されます。それはあまりにも悲惨な結末です。
>反対意見を言ったとたんに抹殺される共産主義国がお好きな山口さんには
>にゃんも返す言葉はないですが、この手の奴は麻薬なので一度権力者が
>手をつけると際限なく監視社会が広がります。人類が数千年かかって
>血であがなってきた崇高な民主主義の理念をテロリストがちょいと暴れた
>ぐらいで捨ててしまってよいのでしょうか?また暗黒に戻りたいのですか?
>ま、テロリストちゃんが遊びまわっているうちはまだ幸せでは?


相変わらずのようですね(笑)。


抑圧・弾圧されて心底将来に絶望した人の多くは・・・自殺しますよ。昨今の日本人のように。死人に口なしで、そういう人たちの声は民主主義社会に反映されませんが。

民主主義の「理念」はおそらく崇高なのでしょうが、現状は利己主義・拝金主義・利権・覇権などを主張するオフェンスツールと化しており、人権擁護云々のディフェンスツールとしての体をなしていない。いつぞやの石油メジャー=グリーンピースの関係と同じです。その結果、自殺者が増える一方で殺人者を擁護してまでもその経典を守ろうとする人が現われる。そこがmade in USAの統治ツールとしての限界ですよ。

やられたらやり返す、不当な抑圧にはテロ・奇襲などで武力行使する。それ以外に方法がないならリクツ抜きでそうするより他ない。ツールや基本ソフトを作った張本人はその本質をよく分かってますよ。

空想的観念を声高に主張する面々の背後で笑っている(実質的な利益を得ている)面々をみる限り、民主主義の理念はとうの昔に形骸化している。事態が重症かつ皮肉だと思うのは、この両者の究極的な利害が見事に対立していることですね。

規制・監視の行き過ぎは問題ですが、現状の無法地帯・無政府状態はもっと問題。治安や安全保障に問題を抱えて民主主義もヘチマもないのです。金融面のことをいえば、億単位のキャッシュの動きが見えたら、「人類が数千年かかって血であがなってきた崇高な・・・(笑)」等々とは全く違った見解を持つようになるでしょう。

口先ではなく行為を見てクールに判断しないと判断を誤ります。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [947] Re(3):提示した私もそう思っていましたけど(笑)
  
        
  
> 一応、出所はロイターでしたから、まあ大丈夫かと思いました。
> わたしゃ、ケーブルでディスカバリーチャンネルを見ていましたら、実際には「単純報復論」だけではないようですねえ。それよりも、もっともっと複雑ですね。


結局真相は闇のなかでしょうが、周辺の事実を積み上げていくとテレビ画面上で再現できるような単純なドラマ仕立てのストーリーにはなりません。

ロイター電には時折驚くべきガセネタが出ますが5628さんの元スレのソースは英国高級紙のはず。一般論として9.11以降の英国ソースにはかなり鋭い情報が含まれていると感じています。一方、最有力スポンサーとして英国に匹敵する同盟国・援助国に位置づけられる(感謝されるべき)はずの日本でソースがタブロイド紙レベルに留まるのは何故でしょうか。


> 重要なのは、GEN-IVのような「革命的原子力システムの研究開発」や自然エネルギー開発で、アラブ諸国への依存度を大きく減少させ、もってアラブ諸国も無理を言えない状況をつくり、而して互いに歩み寄れる状況を作り出すことです。
> 20〜30年かかります。
> それまでは、潜在的な和解への状況作り、そして「防御」「対決的攻撃」を組み合わせることです。


前々から質問しようと思っていたのですが20〜30年ですか・・・。

現代にあって開発期間が四半世紀ということは「理論的に不可能ではない」というレベルですか。革命的なエイズ薬や遺伝子をカスタマイズした処方薬と同程度の見込みがあり、既存の原発よりもランニングコストが安く、石油利権等(いわゆる進歩的知識人を含む)の圧力を封じることができる、ということなら道は開けるかなー?という印象。

アメリカの場合やろうとしているのがアラスカ等の油田開発ですから、日本単独である程度まで(アメリカ等に秘匿しつつ)できるならそれが一番いいですね。


> アラブの大きな問題は、普通教育に力が入らず、神学校に教育させていることです。これは、ある過去の時期にサウジが神学校に援助しまくったからです。
> これは、サウジの失敗であり、サウジはこの責任をとる必要があります。
> 王族がお金を、普通教育と高等教育にもっともっとパワーを注ぎ込まないからです。


良い意味でも悪い意味でも宗教がボトルネックになっているという印象は持っています。一方、教育に関しては我々サイドに宗教無視の傾向が強すぎることも問題だと感じています。実際問題、テロのような大事件が起きてから慌てふためいてイスラム教・ユダヤ教の宗教・歴史・重大な出来事・祝日などの資料を読みあさるのは実に愚かなことです(苦笑)。


>>先進国でテロを実行する2条件は資産・教育水準が充分に高いこと。
>
> 恐ろしい状態です。
> 今の社会メカニズムでは、ダメージが大きい。


ぼくもそう考えています。ことテロリズムに関しては一ランク落ちる敗者・貧者・愚者の群れというよりも、同じような目線・知識・感覚・財力を持った人々が背後にいることを意識すべきだと思う。その後の対処や感想は人それぞれでしょうが。


> そのついでに、先物やオプションを使ったデリバティブなんかによる「ヘッジ・ファンド」を強力に抑制する国際的強行規定をつくらないと、資産凍結や資金調達を抑えることによるテロネットワーク抑制は無理です。
> そういうふうにすれば、一石二鳥です。


具体的なことは書きませんが、この象徴的な出来事が国民皆兵までして永世中立を謳ってきたあのスイスが国連加盟に追い込まれたことです。・・・と書けば、そこに至る大方の経緯は察していただけますか?
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [946] Re(1):閑話休題 同時多発テロを生き延びた猫「プリィシャス」さん
  
        
  
> 多分、その結論の一つが「イスラムの神学校に、国民の教育を依存させない
>ように、サウジアラビアは他のイスラム国家に援助していくことが必要で
>ある」と思うようになるだろうなあ...

今回の事件を見ていると被弾圧者の救いようがないほどの絶望感が
大きな原因と思われます。そこを排除しないで対処療法を行っても
何の効果もないです。人間明日がないと思うと自暴自棄になるもの
ですわ。そういう状態に追い込んでテロを誘発するのはねぇ。
テロ自体は犯罪だが、それを誘発する状況を加速させているアメリカの
対応は社会的責任はないのでしょうか?バランスか崩れた場合の
社会状況は暴走する巨大な暴力、それに対抗する空しい抵抗、ローマ帝国
と今の状況は似ている気もするのですよね。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [945] 閑話休題 同時多発テロを生き延びた猫「プリィシャス」さん
  
        
  
 同時多発テロ
 いつかあった、英国ロッカビー上空のパンナム機爆破の悲劇......
 死なんでもいい多くの連中が、これからも死んでいくことになるのかなあ......
 ある意味、それは、歴史や世の原則で考えてみても仕方のないことであろう。
 しかし、そうであるとしても、未来へ向けて「死ななくてもいい人々が死ぬのを、極限まで減らす」試みは、積極的にしていかないと.....
 一つ参考になる方法は、「イタリアのBL(赤い旅団)による、イタリア元首相モロの誘拐殺人」を一つの「テロリストを衰退に向かわせるケース」として分析し、教訓を引き出して考えてみることが必要だと思う。
 多分、その結論の一つが「イスラムの神学校に、国民の教育を依存させないように、サウジアラビアは他のイスラム国家に援助していくことが必要である」と思うようになるだろうなあ...
 
 さて、同時多発テロにおいて、アメリカの人々がその善良さを発揮したことも、公平のため言っておきたいものです。
 中でも、「救助隊が、命の危険を顧みず、テロにより崩れかけたビルに取り残された猫のプレシャス君を救出した」ことや、死んだ飼い主のペットを引きとってくれた人々や、動物病院の皆さんの活躍ということも、「人間としての良心や<愛>ちゅうもんが、テロ攻撃という不条理な悲惨の中にも発揮された」ことにもっと注目しましょう。

 結局、良心や美徳は、国家国民と世界を支える柱の一つということです。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [944] Re(2):米国同時多発テロの当初の予定は「原発」だったそうな....
  
        
  
やーい、コミュニスト>山口さん

>武力行使もさることながら、テロリストのマネーを常時ウオッチしながら
>資産凍結を適宜行うことは有効だと思います。住基ネットに関してこういう
> 楽観的なことを書いた背景でもあります。

この手のことが行き過ぎると反対勢力は全てつぶされ民主主義が死に絶え、
暴力の応酬が予想されます。それはあまりにも悲惨な結末です。
反対意見を言ったとたんに抹殺される共産主義国がお好きな山口さんには
にゃんも返す言葉はないですが、この手の奴は麻薬なので一度権力者が
手をつけると際限なく監視社会が広がります。人類が数千年かかって
血であがなってきた崇高な民主主義の理念をテロリストがちょいと暴れた
ぐらいで捨ててしまってよいのでしょうか?また暗黒に戻りたいのですか?
ま、テロリストちゃんが遊びまわっているうちはまだ幸せでは?

>ぼくもその記事はチェックしました。あまりにも危険・・・というより、
>核兵器で報復されても文句いえないでしょう。当初の目標が原発・
>4機目のターゲットが連邦議会。ぼくの目にはこの2つは実に疑わしく映りました。

ちゅうか出来すぎてますよね。
ま、ラディンちゃんはブッシュちゃんと違って計算の出来る人なので
何をすべきかとかはよーくわかっているでしょうね。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [943] Re(2):提示した私もそう思っていましたけど(笑)
  
        
  
>果たしてメディアはどの程度まで事実に近いことを伝えたのでしょうか?千載一遇の商機ゆえ力が入ったに違いないとは思いますが、取材&分析というより情報横流し+感覚的コメントという印象。ぼく自身の目に映ったことや考えたこと、そして内輪で共有している見解などは全くといっていいほどメディアに出ませんでした。
>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020913-00002155-mai-soci

 一応、出所はロイターでしたから、まあ大丈夫かと思いました。
 わたしゃ、ケーブルでディスカバリーチャンネルを見ていましたら、実際には「単純報復論」だけではないようですねえ。それよりも、もっともっと複雑ですね。
 
>> テロを防ぐための警備や情報収集、積極的攻撃策も必要ですが、基本的には「相互理解などにより、テロが支持されないようにする」ことが重要です。
>
>
>米国(&英国)サイドの主張とアルカイダ(+アラブ諸国)の主張を並べて仔細に検討すると、素人目にも歩み寄りの余地は皆無です。徹底的にこだわるものがなければ「相互理解」を通じた和解もありえると思いますが、そうではありません。実に残念なことですが、当座は対決するより他にないと思う。それにもうガルフ・ウオーは始まっていますし。

 重要なのは、GEN-IVのような「革命的原子力システムの研究開発」や自然エネルギー開発で、アラブ諸国への依存度を大きく減少させ、もってアラブ諸国も無理を言えない状況をつくり、而して互いに歩み寄れる状況を作り出すことです。
 20〜30年かかります。
 それまでは、潜在的な和解への状況作り、そして「防御」「対決的攻撃」を組み合わせることです。

 アラブの大きな問題は、普通教育に力が入らず、神学校に教育させていることです。これは、ある過去の時期にサウジが神学校に援助しまくったからです。
 これは、サウジの失敗であり、サウジはこの責任をとる必要があります。
 王族がお金を、普通教育と高等教育にもっともっとパワーを注ぎ込まないからです。

>テロリズム・テロリストに関するぼくの現状認識(の一部)を書きます。
>
>
>反体制勢力が権力側にとる暴力的な手段には「暴動・内戦」と「テロ」の2通りあります。権力側の力が相対的に弱ければ前者(一昔前の学生運動・中米地域の一部・アフリカ諸国の一部・中国の一部地域など)、相対的に強ければ後者(IRA・オウム真理教・アルカイダなど)となって顕在化します。一般にメディア等々は弱者・アウトローの側をフォーカスしますが、その反対側をみると強力な権力・政府が存在すること、というテロリズム発生の一つの前提条件が浮かび上がります。
>
>一方、テロリストといっても周到な準備と不断の努力だけで大きな事件は起こせない。昨今の西側でテロリスト扱いされるには相当な資質が求められます。
> 
>たとえばオウム真理教の全盛期の推定総資産は1000億円超、ウサマビンラディンの推定個人資産は数百億円。しかも中心メンバーの教育水準は世間並み以上。先進国で暮らしても定性的に中流以上にグルーピングされる人々です。先進国でテロを実行する2条件は資産・教育水準が充分に高いこと。米国は高圧的になっている・・・というより意外に真剣に彼らを恐れているように見受けられます。理由は、彼らが一昔前のアフリカあたりで暴動を起こしてきたような貧乏で無学な共産ゲリラではないから。

 恐ろしい状態です。
 今の社会メカニズムでは、ダメージが大きい。

>武力行使もさることながら、テロリストのマネーを常時ウオッチしながら資産凍結を適宜行うことは有効だと思います。住基ネットに関してこういう楽観的なことを書いた背景でもあります。
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=807;id=seiji

 そのついでに、先物やオプションを使ったデリバティブなんかによる「ヘッジ・ファンド」を強力に抑制する国際的強行規定をつくらないと、資産凍結や資金調達を抑えることによるテロネットワーク抑制は無理です。
 そういうふうにすれば、一石二鳥です。

>ぼくもその記事はチェックしました。あまりにも危険・・・というより、核兵器で報復されても文句いえないでしょう。当初の目標が原発・4機目のターゲットが連邦議会。ぼくの目にはこの2つは実に疑わしく映りました。

 こっちも提示当初からそう思っていますが(笑)、そういう強硬すぎる方法論が飛び出す状況は、容易に想像できます。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [942] Re(2):米国同時多発テロの当初の予定は「原発」だったそうな....
  
        
  
>そりゃ、アメリカが考え直さなきゃ無利ですわ。
>あの国は不摂生がたたってガンになったのに抗がん剤ばっか服用するような
>荒療治をあたりまえと思ってますから。それじゃ、治る病気も治りません。
>そんな不摂生に日本が付き合う必要なんてありませんで


日本と米国では置かれている状況が全く違いますし、日本流のスタイルで物事が解決するとも思いませんが、賢明なる日本政府はアラブをとことん敵に回すような愚を冒さないでしょう。


>> もっと、アラブは他の国々に理解を示す必要があり、逆もまた真です。
>> テロを防ぐための警備や情報収集、積極的攻撃策も必要ですが、基本的
>>には「相互理解などにより、テロが支持されないようにする」ことが重要です。
>
>原因である理不尽な貧乏とその解決手段がないことを解決することが
>先決です。充分食えるようになるとその手の運動は消えるものです。


ぼくはそのようには考えません。暴動・デモ行進とテロリズムは定性的に違います。


>ま、彼らの方が理性がありますわ。
>そうじゃなきゃ昼過ぎの超満員のツインタワーの下の方に突っ込みますわ。
>そうすりゃ、今の犠牲者の10倍ですむかどうか
>ありゃ、基本的に恣意行動と思うわけでね。


昼過ぎに超満員になるのは南タワー最上階の展望台くらい。こんなこと言いたくはないけど、あのタイミングは絶妙。我々の生活・行動パターンを熟知している人材がいたか、さもなくば神の強力な加護/武運があったんでしょうね。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [941] Re(1):米国同時多発テロの当初の予定は「原発」だったそうな....
  
        
  
ごくごく個人的なことを申し上げるなら、やはり家族や近い人たちを大事にしないと・・・と改めて思い直した1日でした。


果たしてメディアはどの程度まで事実に近いことを伝えたのでしょうか?千載一遇の商機ゆえ力が入ったに違いないとは思いますが、取材&分析というより情報横流し+感覚的コメントという印象。ぼく自身の目に映ったことや考えたこと、そして内輪で共有している見解などは全くといっていいほどメディアに出ませんでした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020913-00002155-mai-soci


> テロを防ぐための警備や情報収集、積極的攻撃策も必要ですが、基本的には「相互理解などにより、テロが支持されないようにする」ことが重要です。


米国(&英国)サイドの主張とアルカイダ(+アラブ諸国)の主張を並べて仔細に検討すると、素人目にも歩み寄りの余地は皆無です。徹底的にこだわるものがなければ「相互理解」を通じた和解もありえると思いますが、そうではありません。実に残念なことですが、当座は対決するより他にないと思う。それにもうガルフ・ウオーは始まっていますし。


テロリズム・テロリストに関するぼくの現状認識(の一部)を書きます。


反体制勢力が権力側にとる暴力的な手段には「暴動・内戦」と「テロ」の2通りあります。権力側の力が相対的に弱ければ前者(一昔前の学生運動・中米地域の一部・アフリカ諸国の一部・中国の一部地域など)、相対的に強ければ後者(IRA・オウム真理教・アルカイダなど)となって顕在化します。一般にメディア等々は弱者・アウトローの側をフォーカスしますが、その反対側をみると強力な権力・政府が存在すること、というテロリズム発生の一つの前提条件が浮かび上がります。

一方、テロリストといっても周到な準備と不断の努力だけで大きな事件は起こせない。昨今の西側でテロリスト扱いされるには相当な資質が求められます。
 
たとえばオウム真理教の全盛期の推定総資産は1000億円超、ウサマビンラディンの推定個人資産は数百億円。しかも中心メンバーの教育水準は世間並み以上。先進国で暮らしても定性的に中流以上にグルーピングされる人々です。先進国でテロを実行する2条件は資産・教育水準が充分に高いこと。米国は高圧的になっている・・・というより意外に真剣に彼らを恐れているように見受けられます。理由は、彼らが一昔前のアフリカあたりで暴動を起こしてきたような貧乏で無学な共産ゲリラではないから。

武力行使もさることながら、テロリストのマネーを常時ウオッチしながら資産凍結を適宜行うことは有効だと思います。住基ネットに関してこういう楽観的なことを書いた背景でもあります。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=807;id=seiji


>によりますれば、にゃんと! あるかいだのハイジャック自爆テロの当初の目標は、「アメリカの原発」だったそうです。
> しかしながら、あんまりにも危険なため、かの二つのビルやペンタゴンなどに変更されたとの事です。


ぼくもその記事はチェックしました。あまりにも危険・・・というより、核兵器で報復されても文句いえないでしょう。当初の目標が原発・4機目のターゲットが連邦議会。ぼくの目にはこの2つは実に疑わしく映りました。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [940] Re(3):素朴な疑問
  
        
  
>今朝の報道によれば、経済閣僚が各々てんでばらばらなことを言っていて、結局は何もできないと言う事ではないでしょうか。


それが民主主義社会における意思決定プロセス(の弱点)ではないでしょうか。話し合いという時間浪費の結果、チャンスを次々と逸して結果的に「選択を余儀なくされた選択肢」へと追い込まれているように映ります。

ただいずれにせよ、泥縄式・場当たり的ではありますが、近々なにかを必ずやると見ます。「余儀なくされた選択肢」が浮上しており、それを選択する必要性に迫られているからです。

一番最近だとぼくはこの時期がチャンスだと思いました。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=59;id=seiji
あそこで気を緩めず「ペイオフ無期延期!」「銀行に強制資本注入!」の二声かければ今月末に向けた脂汗の量や行政コストはだいぶ違ったはずです。


>デフレ対策を、日本に見習えと言うが、手本になるものは、何一つないのにどうするのでしょうか。


日本が世界に手本を示せることがあります。ゼロ金利政策・史上空前の財政政策という究極の切り札を使っても景気回復に失敗する場合がある、ということ。それが最初からわかっていたら、日本も体力のあるうちに新しい価値観・ロジックを模索する方向に進んだかもしれません。所詮は結果論ですが。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=890;id=seiji

ところでデフレ対策の処方箋を書けといわれたら、出来栄えはイマイチかもしれませんが書きますし、書けます。似たようなことができる人は少なからずおられる筈。最大のネックになるのは有権者力学です。過半数がいわゆる「抵抗勢力」で、かつ最大勢力はお年寄りだということ。物事を多数決で決める限り、抜本的な打開策が選択されづらい原因はそこにあると見ます。

然るべき層が諦めるべきものを諦めないと前進は望めない。またチャレンジの成否はやってみないとわからない。だからといって、老人・抵抗勢力のライフサイクルに合わせて進むとすれば「優雅な衰退」を目指す以外にないでしょう。

本当に大事なことを1、2つ残して後は全て諦める・・・くらいの決意で当たれば、それほど怖いものはないと思うんですが。若いから言えることでしょうか?
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [939] Re(1):米国同時多発テロの当初の予定は「原発」だったそうな....
  
        
  
> 同時多発テロの被害者及び遺族の皆様、お悔やみ申し上げ、ご冥福を
> お祈り致します。当方は、「好きにしゃべって」おりますが、一体、
>テロの土壌をなくすには、どうすればいいのか?武力壊滅には限界があり、
>当面をしのぐにはいいのですが、使いつづけると、副作用の大きいものです。

そりゃ、アメリカが考え直さなきゃ無利ですわ。
あの国は不摂生がたたってガンになったのに抗がん剤ばっか服用するような
荒療治をあたりまえと思ってますから。それじゃ、治る病気も治りません。
そんな不摂生に日本が付き合う必要なんてありませんで
 
> とりあえず、いつか、イスラムを交えた「世界でメインな宗教のトップによ
>る、宗教者会議」を長期継続的に、アラブ・EU・アメリカ・アジアで順繰りに
>主催し、いろいろ声明を出してみてはどうでしょうか?
> また、イスラムは「コーランは諸国の言語で記されたものも、コーランと
>して認める」ようにしなければ、イスラム諸国と他の国々の無理解は促進さ
>れるだけです。

80年前にオスマントルコがなくなったときにムスリムの大国が地上から消えた
そこから受難の歴史の始まりですわ。

> もっと、アラブは他の国々に理解を示す必要があり、逆もまた真です。
> テロを防ぐための警備や情報収集、積極的攻撃策も必要ですが、基本的
>には「相互理解などにより、テロが支持されないようにする」ことが重要です。

原因である理不尽な貧乏とその解決手段がないことを解決することが
先決です。充分食えるようになるとその手の運動は消えるものです。

>によりますれば、にゃんと! あるかいだのハイジャック自爆テロの当初の
>目標は、「アメリカの原発」だったそうです。
> しかしながら、あんまりにも危険なため、かの二つのビルやペンタゴン
>などに変更されたとの事です。

ま、彼らの方が理性がありますわ。
そうじゃなきゃ昼過ぎの超満員のツインタワーの下の方に突っ込みますわ。
そうすりゃ、今の犠牲者の10倍ですむかどうか
ありゃ、基本的に恣意行動と思うわけでね。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [938] 米国同時多発テロの当初の予定は「原発」だったそうな....
  
        
  
 同時多発テロの被害者及び遺族の皆様、お悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈り致します。当方は、「好きにしゃべって」おりますが、一体、テロの土壌をなくすには、どうすればいいのか?武力壊滅には限界があり、当面をしのぐにはいいのですが、使いつづけると、副作用の大きいものです。
 
 とりあえず、いつか、イスラムを交えた「世界でメインな宗教のトップによる、宗教者会議」を長期継続的に、アラブ・EU・アメリカ・アジアで順繰りに主催し、いろいろ声明を出してみてはどうでしょうか?
 また、イスラムは「コーランは諸国の言語で記されたものも、コーランとして認める」ようにしなければ、イスラム諸国と他の国々の無理解は促進されるだけです。

 もっと、アラブは他の国々に理解を示す必要があり、逆もまた真です。
 テロを防ぐための警備や情報収集、積極的攻撃策も必要ですが、基本的には「相互理解などにより、テロが支持されないようにする」ことが重要です。
 ただ、これは歴史的事業となるでしょうから、大変です。

 さて、
http://www.sankei.co.jp/news/020908/0908kok055.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020908-00000967-reu-int
によりますれば、にゃんと! あるかいだのハイジャック自爆テロの当初の目標は、「アメリカの原発」だったそうです。
 しかしながら、あんまりにも危険なため、かの二つのビルやペンタゴンなどに変更されたとの事です。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [937] Re(2):素朴な疑問
  
        
  
今朝の報道によれば、経済閣僚が各々てんでばらばらなことを言っていて、結局は何もできないと言う事ではないでしょうか。
デフレ対策を、日本に見習えと言うが、手本になるものは、何一つないのにどうするのでしょうか。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [936] Re(3):ちょっと待たれよ
  
        
  
>当時のことがわからないのですが、オウム真理教による地下鉄サリン事件の後、日本で5628さんが述べられたような議論・考え方はあったのでしょうか?もちろん昨年のテロと異なる面は多々ありますが(国内法でケリがつくかどうか等)、たとえば、アルカイダ=オウム真理教、サウジアラビア=某共産国家、クリントン時代の兆候=坂本弁護士事件、等々オーバーラップする部分も多々あり、同じくらい全世界を震撼させた事件だったと思うのですが。

 あれの場合は、報復とか断固たる処置が、まるでできなかった事例です。
 「左翼タイプ人権派」のせいでね。
 社会党が、あのとき、どれだけのことをしたために、今でも潜在的危険が大きく残ったか!その面では、アメリカがうらやましいです。
 補償金も手厚い。
 日本の場合、サリン被害で、補償金が少ないので苦しんでいる被害者や肉親を手厚く保護してくれないのですよ。
 
>「彼らには彼らの論理があり・・・」「もっともっとオウムの世界を尊重し・・・」などの建前リベラル的な寛容さは無かったように見受けられました。

 オウムの場合は、「現実に根ざしていない、無茶苦茶なトンデモ論理」ですので、はっきり申せば「目一杯ぶちのめす」ことこそ最良です。
 対して、あるかいだの場合は、「イスラム」ちゅう「精神文化、アラブの思想的根源」に拠る論理ですので、これへの対処はとんでもなく難しいし、イスラムへの理解と尊重と、のみならず毅然とした対応も必要。
 
>> まあ、報復は仕方ない。
>> だが、クリントン時代から、ラディンの脅威は把握していたというし、予兆は沢山あったし、その一つにでも気づいていたら、ああまではならなかったようです。
>> ただ、あの時から、アメリカはイスラム世界に深く関与しなければならなくなったわけであり、もっともっとイスラム世界を尊重し、互いに良い影響を及ぼし合える対等なパートナーシップを築かない限りは、テロを収束させることは不可能でしょうねえ。
>> しかし、彼らにこのことが、本当に分かっているのでしょうか?
>> 悪の枢軸呼ばわりするのは勝手ですが、彼らには彼らの論理があり、それでそこの社会が成り立っているわけで、そこを排撃していると受け取られるような行為をするのは、将来的にも非常に危険だと思います。
>
>
>日本は石油利権や宗教問題とは無縁な「極東の傍観者」「アラブに無関心な唯一の先進国」「自国の本土防衛以外に一切関心を示さない国」というステイタスを維持できると思う。その島国根性を極力維持すべきです。ひょっとしたら(戦況がベトナム戦争的に推移すれば=最悪シナリオ)戦後処理や和平交渉で出番が出てくるかもしれない。また将来、不運にして第三国のテロ・攻撃などで日本が被災した場合、報復・反撃の大義名分が際だつ。

 考えたことあります。すさまじい危険です。

>米国はケシカラン・・・とは外野のだれもが思う自明のことだから、そんな叶わぬ不平不満を語るより、和平・仲裁のあり方や新しい世界秩序にスケールアップできる議論が大事になると思う。すでにガルフ・ウオーは始まっているだから、和戦の議論はもはやtoo lateです。

 このテロを「ガルフ・ウォー」の延長として考えてみるのも重要かも知れません。
 
>戦局がベトナム戦争化するシナリオのもとでは、在日米軍の空洞化→極東軍事バランス・地政学的絵図の変化→日本の防衛力強化(好む・好まざるに関わらず)、を余儀なくされる展開も考えられる。日本サヨク・・・という表現は失礼なので“日本の進歩的知識人”と改めますが、そういう人たちの従来の考えは、傍目にみれば極楽浄土に咲く花というか、失礼ながら日本の領空海を一歩踏み出して現実に直面したら最後、通用しなくなる。アメリカが勝てば良し、そうでない場合・・・、地に足がついた議論を願っています。

 そのときは、私は急遽「非常事態型 慎重派右翼」で臨みます。
 パウエルがいるならば、なんとかアメリカはギリギリのラインで現状維持できますが、アラブとイスラムの研究を拡充すべきです。
 日本も然り。日本で研究すればいい。そのために、日本がある。

>アルカイダなどかつてアメリカが支援した主体が、国際情勢の変化に伴い牙を剥くケースは少なからずありました。日本の場合も、近隣の援助国のなかには、遺憾ながら日本を仮想敵国視して軍事力強化に邁進する国があります。だから援助を即刻ヤメヨとは言いませんが、援助のありかたや援助する対象など、アメリカの失敗は日本にとって他山の石になる思います。

 あの国の場合、真剣にGEN−IVにある「ガス原子炉」「溶融塩炉」を一刻も早く開発実用化し、風力・太陽光などで電力を賄えるようにしないと、南沙諸島問題で石油争奪戦となり、アジアが危険になる。
 「クリーンかつ安全で、廉価な原子力システム」を急いで研究開発しないと、紛争の危険が大きい。
 世界の発展には、「自然エネルギー開発」と「革命的原子力システムの実現と普及」が必須です。
  
>> 今度は本当に、原子力に関連する攻撃とか、毒物攻撃を仕掛けてきかねません。
>> 彼らは、昨年の世界史に残るほどのテロを、何年も考えに考えて、周到な準備をして、行った連中なのですから...
> 
>
>万が一、本当に万が一ですが、有事が起きて音信普通になっても(苦笑)とりあえず言い残したことはない・・・かも(爆)。昨年来、わが人生において想定したことのない危機ゆえに最善の対策を施しており、なにが起きようと乗り切ってみせる所存ではありますが・・・。

 テロに対して、理論的に最も強い「溶融塩炉」はお勧めです。
 今の軽水炉は、そういうことに本当に弱い。
 放射能の飛散も弱いという...すぐに停止するらしい。自動的に。

>テロを意識した生活を思えば不況はナンボかマシだと感じます。そう思えば「やはり日本も捨てたものではない」と感じる方々もおられるでしょう。小さな自信を積み重ねていけば復活の糸口は必ずやつかめると思う。

 そう、思います。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [935] Re(2):ちょっとキツイかもしれませんが・・・
  
        
  
当時のことがわからないのですが、オウム真理教による地下鉄サリン事件の後、日本で5628さんが述べられたような議論・考え方はあったのでしょうか?もちろん昨年のテロと異なる面は多々ありますが(国内法でケリがつくかどうか等)、たとえば、アルカイダ=オウム真理教、サウジアラビア=某共産国家、クリントン時代の兆候=坂本弁護士事件、等々オーバーラップする部分も多々あり、同じくらい全世界を震撼させた事件だったと思うのですが。

「彼らには彼らの論理があり・・・」「もっともっとオウムの世界を尊重し・・・」などの建前リベラル的な寛容さは無かったように見受けられました。


> まあ、報復は仕方ない。
> だが、クリントン時代から、ラディンの脅威は把握していたというし、予兆は沢山あったし、その一つにでも気づいていたら、ああまではならなかったようです。
> ただ、あの時から、アメリカはイスラム世界に深く関与しなければならなくなったわけであり、もっともっとイスラム世界を尊重し、互いに良い影響を及ぼし合える対等なパートナーシップを築かない限りは、テロを収束させることは不可能でしょうねえ。
> しかし、彼らにこのことが、本当に分かっているのでしょうか?
> 悪の枢軸呼ばわりするのは勝手ですが、彼らには彼らの論理があり、それでそこの社会が成り立っているわけで、そこを排撃していると受け取られるような行為をするのは、将来的にも非常に危険だと思います。


日本は石油利権や宗教問題とは無縁な「極東の傍観者」「アラブに無関心な唯一の先進国」「自国の本土防衛以外に一切関心を示さない国」というステイタスを維持できると思う。その島国根性を極力維持すべきです。ひょっとしたら(戦況がベトナム戦争的に推移すれば=最悪シナリオ)戦後処理や和平交渉で出番が出てくるかもしれない。また将来、不運にして第三国のテロ・攻撃などで日本が被災した場合、報復・反撃の大義名分が際だつ。

米国はケシカラン・・・とは外野のだれもが思う自明のことだから、そんな叶わぬ不平不満を語るより、和平・仲裁のあり方や新しい世界秩序にスケールアップできる議論が大事になると思う。すでにガルフ・ウオーは始まっているだから、和戦の議論はもはやtoo lateです。

戦局がベトナム戦争化するシナリオのもとでは、在日米軍の空洞化→極東軍事バランス・地政学的絵図の変化→日本の防衛力強化(好む・好まざるに関わらず)、を余儀なくされる展開も考えられる。日本サヨク・・・という表現は失礼なので“日本の進歩的知識人”と改めますが、そういう人たちの従来の考えは、傍目にみれば極楽浄土に咲く花というか、失礼ながら日本の領空海を一歩踏み出して現実に直面したら最後、通用しなくなる。アメリカが勝てば良し、そうでない場合・・・、地に足がついた議論を願っています。

アルカイダなどかつてアメリカが支援した主体が、国際情勢の変化に伴い牙を剥くケースは少なからずありました。日本の場合も、近隣の援助国のなかには、遺憾ながら日本を仮想敵国視して軍事力強化に邁進する国があります。だから援助を即刻ヤメヨとは言いませんが、援助のありかたや援助する対象など、アメリカの失敗は日本にとって他山の石になる思います。


> 今度は本当に、原子力に関連する攻撃とか、毒物攻撃を仕掛けてきかねません。
> 彼らは、昨年の世界史に残るほどのテロを、何年も考えに考えて、周到な準備をして、行った連中なのですから...
 

万が一、本当に万が一ですが、有事が起きて音信普通になっても(苦笑)とりあえず言い残したことはない・・・かも(爆)。昨年来、わが人生において想定したことのない危機ゆえに最善の対策を施しており、なにが起きようと乗り切ってみせる所存ではありますが・・・。

テロを意識した生活を思えば不況はナンボかマシだと感じます。そう思えば「やはり日本も捨てたものではない」と感じる方々もおられるでしょう。小さな自信を積み重ねていけば復活の糸口は必ずやつかめると思う。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [934] Re(1):ちょっとキツイかもしれませんが・・・
  
        
  
 まあ、報復は仕方ない。
 だが、クリントン時代から、ラディンの脅威は把握していたというし、予兆は沢山あったし、その一つにでも気づいていたら、ああまではならなかったようです。
 ただ、あの時から、アメリカはイスラム世界に深く関与しなければならなくなったわけであり、もっともっとイスラム世界を尊重し、互いに良い影響を及ぼし合える対等なパートナーシップを築かない限りは、テロを収束させることは不可能でしょうねえ。
 しかし、彼らにこのことが、本当に分かっているのでしょうか?
 悪の枢軸呼ばわりするのは勝手ですが、彼らには彼らの論理があり、それでそこの社会が成り立っているわけで、そこを排撃していると受け取られるような行為をするのは、将来的にも非常に危険だと思います。
 今度は本当に、原子力に関連する攻撃とか、毒物攻撃を仕掛けてきかねません。
 彼らは、昨年の世界史に残るほどのテロを、何年も考えに考えて、周到な準備をして、行った連中なのですから...
 
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [933] ちょっとキツイかもしれませんが・・・
  
        
  
>この話で私は長野のダム世論調査を思い出した。建設予定地近くほど建設に反対している数が多いのである。
>粉塵を被りテロ被害を目の当りにした近くの人達は、「報復」などと簡単には答えは出せなかったろうと容易に想像する。


もちろん、人によっていろいろな感じ方があり、捉え方は違うと思うんですよ。
でも、こんなニュースキャスターまがいのテキトーなことを言って欲しくない。というのが一地元民としての率直な感想です。


知り合いであの煙をかぶった人は少なからずおり、結局、行方不明者あり、ノイローゼで病院送りになった者あり、ショックの余り田舎に帰った者あり・・・。立ち直るのに要した時間は人それぞれだったでしょうが、当初は報復どころか超パニック&茫然自失状態。思考力はゼロです。その状態をして、「彼らは報復しようなどと思わなかった」・・・などと思っているのだとすれば、ジョーダンは勘弁して下さいよォ・・・、って感じ。

ダムの招致に反対する長野の地元民と同一視するのはコジツケでしょう。なぜなら、ダムはもちろん焼却炉・原発・発電所・空港ひいては病院まで、箱モノ招致で地域住民はなんでも反対に回るでしょうが。ブラウン管を通して見ていればこそ「ま、そんな固いこといわずに、ドーデモイイじゃないですか、さ、気を楽にして」とか思うんでしょうけど。それと同じです。


サンゴを傷をつけて写真を撮った朝日新聞まがいの歴史捏造、、、またやる気ですか?
って言ったらキツイですか?


ぼくは当日ニューヨークにいませんでしたが、空港が再開して急遽戻った時点では、周囲の全員が報復せよという意見でした。もちろん「即刻報復せよ」から「やっぱり報復するしかないよね」まで主張に濃淡はありましたが、翼賛的なムードに迎合して・・・なんてのは一人もいなかったと思う。


至るところに立ち並んでいた星条旗、お見せしたかったですよ。


ししろうさん個人を批判するつもりがないことをわかってください。ただ、当時の実情に関してはそういう見方もありますよ(たぶんマジョリティーに近いと思う)ということで。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [932] Re(1):素朴な疑問
  
        
  
広義の同業者として思うところを・・・。


先ず、ぼく自身は景気底入れを宣言した3ヶ月後になぜデフレ(不況)対策を発表しなければならなかったのか?という根本的な疑問があります。あれを周囲で信じた人は皆無。諸事情や能力的問題で判断を誤ったと思います。今次のデフレ対策には服部さんと同様、ぼくも辛い見方です。


>先ごろ、政府は、デフレ対策に、一層の不良債権処理をすると発表しましたが、私には理解できません。
>どうして、不良債権処理が、デフレ対策になるのでしょうか。


不良債権処理が当座のデフレ対策になるはずがありません。でも、これは日本が熱狂したあの「構造改革なくして景気回復なし」と同一ロジックですからね。

改革派vs守旧派という対立軸で二元論を展開するからああいう低次元の(専門的見地から意味不明な)スローガンがまかり通る。ぼくにはマスコミと有権者が自爆したようにしか映っていません。個人的には構造改革路線を支持しますが、あんなレトリックでだます方もだまされる方も大丈夫なのか・・・???という印象。

昨今のムードから改革派のレッテルを得たら選挙は勝ったも同然。いわゆる「負ける(不況)が勝ち(当選)」の政治版です。現首相が先鞭をつけ、先日の長野知事選でその有効性が確認されている。田中知事vs県議会に下された民意を国政に敷衍すれば、土建屋型の公共事業はNG。不良債権の権化たる第三セクターの債権回収にナント地元民がGOサインを出した!?と拡大解釈されても仕方ない。地元の方々はオリンピック景気の反動とでも思って諦めるしかないですね。

その場しのぎの国政選挙ならムードに流されるのも一興でしょうが、経済は万物流転の生き物で、全ての人々の生活と現ナマに直接かかわります。ここも田中支持者が多かったと思いますが、一時のムードやスローガンにダマされることなく、よくよく熟慮しないと・・・。


>また、今の銀行は、リテール機能の強化で、小口の消費者金融に走っています。それも、消費者金融業者とリスクをカバーしあって、高い金利でしています。
>預金金利が、雀の涙にもならないのに、小口ローンは、15%もの高金利をかけています。
>こんな金融事業者としての自覚に欠ける事業を行うものに、これ以上の公的資金による、不良債権処理をする必要があるのでしょうか。


公的資金の有無にかかわらず、客観的に眺めれば、さらなる危機→淘汰の方向性は明らか。残念ながら。一気に潰してしまえ、とはだれもが思うことですが、潰れたときの影響(信用不安)がどこまで波及するかわからない。やってみないと何ともいえない面があります。

銀行は株式会社ですが、一方で関連法規で活動を著しく制約された国策企業です。良くも悪くも、日本の銀行(および国家財政)は日本経済のリスクをよく引き受けてきました。どれほどリスクを負ってきたかは、破綻して初めてわかることかもしれない。本当なら破綻したつもりで背水の陣を敷いて頑張るほうが、破綻して頑張ることを余儀なくされるよりもずっといいですが。中東和平を語るがごとき理想論です。

信用履歴が万全で職が安定しており総合口座があって15%の貸出レートだとすればぼったくり過ぎです。そういう金融機関と取引をしないことが淘汰を促します。金利が金融機関や借主によって違うのは本来当然のことです。いまだと金融機関を探して交渉すれば5%以下のレートが出る人もいるのではないでしょうか?
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  [931] Re(2):判りやすい論理の裏に潜む罠
  
        
  
>テロリストにモラルはあるのでしょうか。

世界で一番のテロリスト、ブッシュ君も正義を叫んでますよね(笑)
ま、この話はおいておいて人間を行動させるための動機はなんでしょうか?
で、そのときどの程度モラルの歯止めがかかるでしょうか?
そこを良く考えてみてくだされ。
まぁ、自分が正義と思っている輩はどんな残酷なことをしても良心の
咎めがないものですがね。ただ、例のビンラディンは自分が絶対的な
正義などと思ってないと思いますよ。ブッシュののーたりんは自分が
正義と思い込んでいるでしょうけど(笑)
#だからこの戦いは救いようがない

>モラルの根本は人を愛せよだと思うのです。

でしょうね。
でも、それに逆らってまで行動を起こさなければならないところに
葛藤がないとお思いですか?

>それなのに、あのような、大惨事がはっきりしていることをしでかすのでしょうか。

それもやむなしと思わせているのでしょう。
アメリカがアフガンで起こした混乱を思うとあんなビルの1つや2つはかわいい
ものです。タリバンをつくったCIAが自分の意にそわないと思うとあれですから
北部同盟もいずれ同じことになるでしょうね。

>彼らに、テロリストとしてのモラルを要望する事のほうが矛盾しているので
>はないかと思うのですが。

さぁ、物事の一面しか見えないからでしょう。
フランス革命は何で起こった?あなたの論理からするとテロリストの凶行
でしょうね。ま、見えない人に何言っても無駄でしょうけど。
フランス革命の場合はたまたま成功したから日があたっただけなんですわ。

>狂信的なテロリストは、モラルよりも、その催眠状態の中での自己陶酔
>の酔いに陥っているのではないでしょうか。

笑止
それだけで自爆できる?

>そういう彼らに、モラルを求めるよりも、排除する方が、全体の安全
>に繋がる気もします。

さぁ、やってみなさい。
憎しみの連鎖がどちらかの民族の全滅を呼ぶだけです。
愚かしい行動の極地ですな。
テロは犯罪として排除して、その政治勢力と話し合いをして結果を
出さなければ何も生み出しません。テロ自体は肯定しませんが、
テロを生み出す勢力は対話の相手でなければ何も解決しません。
先に手を出したのは強者の側なんですからね。
 
  
  
  
     記事引用なし
 削除用パスワード   
  ※要注意! 削除後の記事の復元はできません!
・ツリー全体表示
 

  新規投稿 ┃ ツリー表示 ┃ スレッド表示 ┃ 一覧表示 ┃ トピック表示 ┃ 番号順表示 ┃ 検索 ┃ 設定 ┃ ホーム  

ページ:  ┃  記事番号:  
  18451