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  [114] 蔑視されるザジャパニーズサヨクから一言
  
        
  
表題が論議されていると知り、若干述べさせて頂く。現状の日本を憂うにあたり、憂うべき諸問題のどこを指してサヨクの責任であると論難しているのかは定かでない。まさか、現在の経済不況、おびただしい数の失業者、急増する犯罪の責任をサヨクのせいにはいくらなんでもできまい。歴史を語りながらザジャパニーズサヨクを非難する井沢元彦氏であればさしずめ以下をあげるのだろう(順不同):憲法9条、平等主義(優れた者が評価されない)、戦争責任(何回中国韓国に謝れば気がすむんだ)、農業自由化(何故、高い国産品を買わねばならないんだ)、少年犯罪(日教組教育)、人権(犯罪者の人権をそこまで擁護するのか)。
ここで、一つ一つ論議する事はしないが、これらのどれをとっても、のさばるサヨクの妨害、声高な民主主義の強要で、ああなった、こうなったという事柄は何一つ無いように私には思える。むしろ、夫々の局面でサヨクは高々異議申し立てをするのがせいぜいではなかったか?私には、電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも(近年あまり見かけないが)、少年犯罪が増えるのも、中国に韓国に何遍も謝らねばならないのも全て自民・公明・保守党とその政治にあると確言できる。事の本質を引き出す事と、物事の一面をことさら拡大して、無理矢理一般事象に敷延してしまう事とは異なる。物事をわかりやすく語る際、特定の局面を拡大する事は時に有効である。しかし、日本の窮状とそこからの脱出の道を探すキーが無力になったエリートと唾棄さるべきザジャパニーズサヨクおよび声高な民主主義にあるとの論議は、私には到底理解できない。さらに言うならば非建設的であるとさえ思う。
人の価値観は自然発生的に生じるわけではない。外部からの入力と自らの内応が同調してそれは形成されるのだろう。外からの多様なインプット(情報)を取り込むに当たっての取捨選択機能(内応)が、どのようにつくられるのかは単純ではなかろう(このウエブで同じような問題に関心を払っている方が居られるようであるが)。井沢氏等のザジャパニーズサヨク侮蔑者におかれては、自らの取捨選択機能に柔軟さが欠如しているのではないかとの自省を求めたい?無論、これは私にもあてはまる。限られた情報と限られた受容能力という、きつい束縛から未だに逃れられずにいる私は、人生の局面でたびたび最適の選択を逸っしてきた。
蛇足であるが、サヨクという呼称はレッテルを貼るということを通じた差別であると私は考えています。サヨクの意見に同調して物を言うとき、人は概して「私は決して共産党の支持者ではないが」「私はサヨクとは無縁の人間であるが」と枕詞を付ける人が多い。日本では、サヨクはのさばっているどころか、むしろ、後ろめたさをもって語られる存在であることを付け加えたい。
 
  
  
  
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  [113] Re(4):米国によるイラク攻撃は理不尽
  
        
  
>>現実問題として米英のプライドを傷つけずに戦争を回避する手段はありません。
>>戦争を避けるのならば、国連における米英西3カ国提案のイラク武力制裁決議案を手段を選ばず否決し、仏独中提案の国連査察を続行する「対案」を可決させて当面の武力「侵攻」を避けていくことしか方法はないものと思います。
>
>振り上げた拳の落とし所を模索する。これが外交というものではないかと考えたのです。古川氏のウエブで、米国民とジャーナリズムを論じています。私も含めて「国民」の「頼りなさ」を見せ付けられます。限られた情報、しかもそれは著しく偏った情報かも知れない。そんな、環境下で、自分の確信できる方向を見出すことはたやすく無い。仏、ロに石油利権の思惑がある事を指摘し、米国と同列に論議しようという向きがあります。しかし、仏露との決定的な違いはそれを、腕力で決しようとするや否やであろうと思います。私も管理人さんのご主張に心から賛同致しております。

管理人・石野です。
私も米国には簡単に「勝手に戦争を仕掛けられる」権利など与えたくはありません。
おそらくはフランスはそのことを念頭に置き、ドイツは国民意識に基づく「不戦の誓い」を優先させたものと考えております。ロシアの考え方は?ですが。
国連決議がどうなされるか、固唾を飲んで注目しております。
 
  
  
  
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  [112] Re(3):米国によるイラク攻撃は理不尽
  
        
  
>現実問題として米英のプライドを傷つけずに戦争を回避する手段はありません。
>戦争を避けるのならば、国連における米英西3カ国提案のイラク武力制裁決議案を手段を選ばず否決し、仏独中提案の国連査察を続行する「対案」を可決させて当面の武力「侵攻」を避けていくことしか方法はないものと思います。

振り上げた拳の落とし所を模索する。これが外交というものではないかと考えたのです。古川氏のウエブで、米国民とジャーナリズムを論じています。私も含めて「国民」の「頼りなさ」を見せ付けられます。限られた情報、しかもそれは著しく偏った情報かも知れない。そんな、環境下で、自分の確信できる方向を見出すことはたやすく無い。仏、ロに石油利権の思惑がある事を指摘し、米国と同列に論議しようという向きがあります。しかし、仏露との決定的な違いはそれを、腕力で決しようとするや否やであろうと思います。私も管理人さんのご主張に心から賛同致しております。
 
  
  
  
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  [111] Re(2):ノーマネーです そうでしょうね
  
        
  
> なぜそう申し上げたかというと、(中略)と推測したためです。
> で、こちらが適当に「4倍くらいであろう」と思ったのです。すみません。
> 浅薄でありました。


そんな・・・謝っていただく必要全くありませんよ。利害関係がないんですから。


>>戦略・アプローチの全般的な見直しをお勧めしたいです。他業界でリサーチャー・エンジニアの方にお目にかかる機会はありますが、ここまで桁数が違う人はいませんよ。
>
> 多分、氏は「途上国の経済膨張」を考えて言ったのだろうと思います。
> しかし、日本のGDPの約20倍以上の産業はあるのでしょうか?
> どこから、そういう数字が出てきたのか、著者に聞いてみる予定です。


全世界のGDPは日本のGDPの7倍くらい。つまり、全世界の全ての産業と政府予算を積み上げても、その規模は日本経済の7倍程度のサイズにしかならないということです。


> ところで、仮にnuclear fuel cycleがあるとしたら、その収支体系は果たしてどう考えればいいのでしょうか?
> で、一つお聞きしたいのは、こうした核燃料サイクルを考える一つのきわめて大雑把な考えとして、こういう例えで考えてみてもいいものでしょうか?


サイエンス・フィクションの世界からノン・フィクションの世界に転換するために、以下のシュミレーションにトライすることがご参考になると思います。

=========================================

先ず5628さんや古川さんご自身が毎月エネルギー関連コストをいくら使っているか考えて下さい。ご自宅の電気代・ガス代、ガソリン代や電車代(一部)など。月額で大体いくらになりますか?

次に、赤ちゃんから老人に至る1億2000万人がその金額をエネルギー業界に落とすとして、年間で総額いくらになりますか?

最後に、その総額は調べていただいた日本のGDPの何パーセントくらいになりますか?

=========================================


電力会社・石油会社・ガス会社などのエネルギー業界は、その金額の範囲内で原材料を買ったり設備投資したり社員の給料を払ったりしているのです。また言うまでもありませんが、電気・ガス・ガソリン代などの支払い(orエネルギー産業の総売上)がご自身の収入(orその国のGDP)を上回ることはありません。エネルギー費用は生活費の一部分に過ぎないからです。

これでおわかりのように、エネルギーは必需品ですが、各人が負担できる金額には自ずと限度があります。だから政府は介入して市場を規制している。かりに原油相場(あるいは核燃料コスト)などの原材料が大きく値上がりしても、業者はそれをダイレクトに末端価格に上乗せするわけにいきません。また人々の収入が倍増したからこれも2倍使おう・・・という類の商品・サービスでもありません。そこらへんがこの業界の限界です。

「あなたのお客様はだれですか?」「そのお客様はあなたの提供する商品・サービスにいくら払ってくれますか?」。この2つに明確かつ説得力ある回答を用意することが先決。お客様が存在しないと事業は成り立ちません。それが企業であれ個人であれ政府であれ、払ってくれる金額の範囲内で魅力のある“付加価値”(=既存商品と同じモノなら安いことor同じ値段ならモノが良いこと)をつけないと、事業そのものが成り立たないのです。
 
  
  
  
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  [110] Re(1):ノーマネーです そうでしょうね
  
        
  
>> 古川氏の見通しでは数京円(数万兆円)/年の核エネルギー産業が可能との事です。
>
>
>個別に突っ込みたい論点も多々あったのですが、結論は上の一文を以って標記の通りです。

 なぜそう申し上げたかというと、こちらにも間違いがあるのですが、この炉形は「同じ出力で同じ運転時間数の場合、軽水炉の半分の燃料を装荷すればよい」ということと、「廃棄物の量が軽水炉の半分になる」ということです。で、燃料の量が半分であることによるコスト減少と、廃棄物の量が半分になることによる処理コストの減少が、各々半分になるであろうと推測したためです。
 で、こちらが適当に「4倍くらいであろう」と思ったのです。すみません。
 浅薄でありました。
 現行の原子力エネルギー産業は、spent fuelが増大し続けるために、その貯蔵のためのコストが膨大になっている。(用地の圧迫も起きており、一坪あたりの利益がそのために減少している。土地の単位広さあたりに、どれだけの電力・燃料増殖による利益が反映されるかが、産業の維持を見る一つの指標(index, indicater)であると考えます)
 
>かりに本気で信じていたとしても・・・数万兆円なんて言ったらダメですよ。平素こういう言動があるとすれば、官民問わずビタ一文出ないと思う。

 いやあ、この数字がいきなり出たときにはびっくりしました。
 2ちゃんねるの記号で言えば、「 (゚Д゚)ハア」なんですが、とりあえず判断を仰ぐために書いた次第です。

>先ず、現在の全世界のGDP総額と電力関連市場の規模を確認してください。技術はド素人ですが、今世紀中の実現可能性は0%だと衷心より断言します。現場の人なら仕方ないですが、組織のヘッドでしょう。現実感覚・金銭感覚・キャラクター、ひいては基礎研究のクオリティーもが疑われると思う。

 日本の2001年におけるGDPが502兆6183億円ですからねえ.....

>戦略・アプローチの全般的な見直しをお勧めしたいです。他業界でリサーチャー・エンジニアの方にお目にかかる機会はありますが、ここまで桁数が違う人はいませんよ。

 多分、氏は「途上国の経済膨張」を考えて言ったのだろうと思います。
 しかし、日本のGDPの約20倍以上の産業はあるのでしょうか?
 どこから、そういう数字が出てきたのか、著者に聞いてみる予定です。
 どうもお目汚しにてすみません。

 私の考えは、著者と異なっている部分が相当あるのですが....

 ところで、仮にnuclear fuel cycleがあるとしたら、その収支体系は果たしてどう考えればいいのでしょうか?
 で、一つお聞きしたいのは、こうした核燃料サイクルを考える一つのきわめて大雑把な考えとして、こういう例えで考えてみてもいいものでしょうか?

 例えば、通常ゴミとされるAという物を、機械Bにかけて燃料Cを製造する事業と、その燃料Cを機械Dにかけて燃やして発電し、電気などを提供する事業を合わせた場合の大まかな収支は、
i.ゴミAにまつわるコスト(ゴミAを購入・搬入・保存するためのコストなど)
ii.機械Bの運転コスト
A.燃料Cの単位量(Unit)あたりの市場価格×生産量(利益)
iii.機械Dの運転コスト
B.電力の単位量(Unit)当たりの市場価格×生産量(利益)
として考えて、
(A+B)-(i+ii+iii)=全体の利益
という、ごくごく大雑把な利益の出し方でいいものでしょうか?
 私は、財務が苦手なのですが、こういう「核燃料サイクル事業全体の収支の算出方法」についての記述が、どこを見てもないのです。
 
  
  
  
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  [109] ノーマネーです
  
        
  
> 古川氏の見通しでは数京円(数万兆円)/年の核エネルギー産業が可能との事です。


個別に突っ込みたい論点も多々あったのですが、結論は上の一文を以って標記の通りです。

大変申し上げにくいのですが、古川氏は投資対象になりません。著書のオファーに感謝しますが、現時点では結構です。

かりに本気で信じていたとしても・・・数万兆円なんて言ったらダメですよ。平素こういう言動があるとすれば、官民問わずビタ一文出ないと思う。

先ず、現在の全世界のGDP総額と電力関連市場の規模を確認してください。技術はド素人ですが、今世紀中の実現可能性は0%だと衷心より断言します。現場の人なら仕方ないですが、組織のヘッドでしょう。現実感覚・金銭感覚・キャラクター、ひいては基礎研究のクオリティーもが疑われると思う。

戦略・アプローチの全般的な見直しをお勧めしたいです。他業界でリサーチャー・エンジニアの方にお目にかかる機会はありますが、ここまで桁数が違う人はいませんよ。
 
  
  
  
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  [108] Re(2):米国によるイラク攻撃は理不尽
  
        
  
管理人です。
藤田さん、いつもご投稿をいただき、まことにありがとうございます。

>このところ、あちこちでしつっこく表記を言い歩いております。そのうち、ここのウエブマスタから削除されてしまうかもしれません。

私が投稿記事を削除するのは、
(1)ご本人からの削除依頼があった場合、
(2)記事の内容が冒頭の「BBS利用上注意事項」条項に明らかに抵触している場合、
くらいのものであります。
過去の削除例では、上記(2)に該当するものが1件、それ以外は(1)の投稿者ご本人からの削除依頼に基づいた削除であります。それだけ参加者の皆様の質の高い投稿で支えられているということでしょうね。

また、藤田さんの投稿内容は毎回、興味深く拝見させていただいております。
個人的に、物の見方は私と同じなのかな、という印象でおります。

> 核兵器廃棄が、大量殺戮兵器へ、そして、今は前面武装解除、米国の主張は自己に都合の良いように変わる。理不尽な米英による攻撃に少しでも反撃したいとの思いから、幾ばくかの兵器の廃棄をためらうイラクの気持ちは、私には理解できる部分がある。

私もその気持ちは良くわかります。

> イラクが、まずは攻撃されない保障を得たいとの気持ちも理解できる。

これもまた、良く理解できます。

> とすれば、徹底した査察の継続が唯一解と私には思える。

イラクが執るべき最善の策は、現在実施されている国連の査察に対して最大限の協力を提供し、勧告事項に対して極力速やかに実行していくこと、これ以外に好戦的な米英の「言いがかり」から逃れる道はないと思います。

> 何とか、米英の攻撃を諦めさせたいものである。

私もそう思います。
戦争で物事を解決しようという考え方は基本的に間違いであります。
国家として敗戦の経験がない米英に、基本的に戦争のもつ真の悲惨さが理解できないのです。
英国は第2次大戦中にナチス・ドイツによるV2ロケット弾の空襲を受けておりますが、その記憶もすでに過去の遺物と化しているのでしょう。

> 米英のプライドを傷つけずにそうできる手だてはないものか?

彼等のやり口は「ヤクザの言いがかり」と全く同じ手口だと思います。
また、その米国ブッシュ政権の言うがままの我が国・小泉政権。
現実に迫り来る北朝鮮の核危機の恐怖に政権を上げてメクラ状態と化してしまっており、正常な判断力を失っているとしか思えません。どこに原爆被爆国、戦争敗戦国としての貴重な体験が生かされているのでしょうか。全てが米国にオンブにダッコの自ら何も考えることのできない無能集団になり下がっております。

現実問題として米英のプライドを傷つけずに戦争を回避する手段はありません。
戦争を避けるのならば、国連における米英西3カ国提案のイラク武力制裁決議案を手段を選ばず否決し、仏独中提案の国連査察を続行する「対案」を可決させて当面の武力「侵攻」を避けていくことしか方法はないものと思います。
 
  
  
  
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  [107] Re(1):米国によるイラク攻撃は理不尽
  
        
  
このところ、あちこちでしつっこく表記を言い歩いております。そのうち、ここのウエブマスタから削除されてしまうかもしれません。核兵器廃棄が、大量殺戮兵器へ、そして、今は前面武装解除、米国の主張は自己に都合の良いように変わる。理不尽な米英による攻撃に少しでも反撃したいとの思いから、幾ばくかの兵器の廃棄をためらうイラクの気持ちは、私には理解できる部分がある。イラクが、まずは攻撃されない保障を得たいとの気持ちも理解できる。とすれば、徹底した査察の継続が唯一解と私には思える。何とか、米英の攻撃を諦めさせたいものである。米英のプライドを傷つけずにそうできる手だてはないものか?
 
  
  
  
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  [106] 金と戦争
  
        
  
安全保障理事会での多数派獲得のために米国は「金をやるから(経済援助)、戦争に協力せよ」と理事国を説得しています。こんなことは外交のイロハであるとの常識を持たない私にはなんとも奇異に写る。そして、日本は米国の走り使い。ここで、川口大臣が「こんな方針には同調できない」とでも言って尻をまくるかと期待したが、それもなさそう。思わず、愚痴が出てしまいました。
 
  
  
  
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  [105] Re(2):原子力への投資の方法論ー山口さんはどう考えます?
  
        
  
>独立行政法人になって以降、日本の大学関係者からその手の話しを聞くこともあったのですが、あれは本当に前途多難だと思わざるを得ませんね。5628さんのお知り合いの方の勤務先はわかりませんが、なんとなく状況は想像できる気がします。

 その方は、「トリウム熔融塩国際研究所(ITHMSO)」という団体の長で古川和男さんと言われる方です。
 で、この炉「FUJI(不二)」という概念は、日米露の三カ国の研究者の手によるものであり、このコンセプトによるものの研究がLLNLのDr.R.Moirが代表となり、想に基づいた米政府予算申請(NERI: Nucl.Ene.Research Initiative)が、ORNL(Oak Lidge.Nat.Lab), ANL(Argonne.Nat.Lab.),Idaho Nat.Eng.Env.Lab., Univ.California, Berkeleyと共同(古川和男氏は海外協力者)でなされたということですが、予算は下りずのようです。
 一方、このコンセプトによる炉の実験炉のため、russiaのITP(Inst.Technocal Physics)が用地提供を申し出ているのですが、実験炉建設のための資金が不足。
 IAEA、OECD、NEAによる"innovative reactor"の一つに選出させており、いろいろな所から理解・賛同はもらっているようです。


>エネルギー関連事業は半国家事業というより、国家事業そのものでしょう。なぜなら最終市場(末端電力価格)をコントロールしているのは政府ですから。
>
>投資資金は官民を広く混ぜた「プロジェクト・ファイナンス」としてアレンジする手もあります。ぼくの専門ではありませんが、ある程度確立している手法で、一流の専門家をご紹介することも可能。この種の案件のボトルネックはひとえに法制度、政策、政治・社会面からのサポートなど、純粋なファイナンスとは別次元の部分にあると思う。従って現場の研究者ではなく、はるか雲の上の彼方にソノ気がないと事の性質上かなり困難でしょう。

 それしか方法は存在しません。
 もうすぐ、この団体のHPができるという事ですので、見てもらえませんか?
 その炉についての本「「原発」革命」という本は、宜しければ差し上げます。
 そうした方が、ご紹介などが円滑にいくと考えるからです。
(新興宗教ではありませんので.....)

>そこらへんのボトルネックがクリアされ、民間が動けるに足る投資環境が整ってはじめて民間は動くと思います。セオリーやプロシージャーは大枠でこの世に存在しているのから、結局は上のヤル気(国策)次第。こういうイシューはボトムアップ方式の民主主義スタイルではニッチもサッチもいかない。全ては指導者層のビジョンや決断力に委ねられるでしょう。
>
>で、現状では100パーセント無理なのでしょう。日本の原子力関連のファイナンスのことは全く知りませんが、これまでのお話しとぼくの一般常識から、民間が収益を上げるチャンスは皆無と判断できる。
>
>「利益優先主義めっ!」・・・的な批判に先回りしておきますが、全ての民間人にとって会社等のリソース(ヒト・モノ・カネ)は自身の持ち物ではありません。また遊び金・税金・献金(爆)のように浪費可能なシロモノでもありません。株式会社である限り収益を上げるという至上命令は崩せず、そうでない会社は淘汰されてしまう。そういう世界に生きています。

 それが「商法法人」の使命であり、目的ですので、いいのでは?
 

>そういう枠組みの範囲内でご協力できる部分があれば(その部分を作るのが前述のファイナンス手法なのですが)、タームは3年でも5年でも10年でも・・・というのが、民間サイドの考え方だと思います。なお投資に際して見込損失額が非常に大きく、かつ見返りがゼロの場合は、どんなに相手が強かろうとイラク戦に反対するドイツのような対応になるでしょう。

 
>奉加帳を回すような案件ではないと思いますので。いろいろ書きましたが、民間の視点で一言質問するならば「で、そこに投資して、一体いくら儲かるんですか?」と。

 今の規模に留まっても、従来の4倍は可能ではと考えます。(私の考え)
 古川氏の見通しでは数京円(数万兆円)/年の核エネルギー産業が可能との事です。
 全ての段階で商売となり、spent nuclear fuelがほとんど資産に化ける。
 高レベル廃棄物が高レベル廃棄物を消滅させる。
(「AMSB」が稼動した場合)
 基礎研究はされ尽くされているのですから、あとは「つくって動かす」という研究だけのようです。
 技術者は沢山いますが、その手の「プロジェクト ファイナンス」の専門家はいないようです。
 そういう方々は必要です。
 しかも、原子炉的にマイナーな物の故、一流の専門家の手腕が必要です。

 その国際トリウム熔融塩研究所の古川氏に聞いて見ますので、その節は宜しくお取り計らいの程を。
 もし良ければ、その本を差し上げます故、メールを送っていただければ幸いです。
 
  
  
  
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  [104] Re(1):原子力への投資の方法論ー山口さんはどう考えます?
  
        
  
> 最近、ある原子力の専門の方やそういった人達と話す機会があり、話していましたところ、
> しかし、研究費が下りないようなのです。


独立行政法人になって以降、日本の大学関係者からその手の話しを聞くこともあったのですが、あれは本当に前途多難だと思わざるを得ませんね。5628さんのお知り合いの方の勤務先はわかりませんが、なんとなく状況は想像できる気がします。


> 基本的には、電気事業・原子力事業は一般的には半国家事業であり、これらについての研究
>費等の投資義務は、国やそれに準じる機関の義務であると考えられます。


エネルギー関連事業は半国家事業というより、国家事業そのものでしょう。なぜなら最終市場(末端電力価格)をコントロールしているのは政府ですから。

投資資金は官民を広く混ぜた「プロジェクト・ファイナンス」としてアレンジする手もあります。ぼくの専門ではありませんが、ある程度確立している手法で、一流の専門家をご紹介することも可能。この種の案件のボトルネックはひとえに法制度、政策、政治・社会面からのサポートなど、純粋なファイナンスとは別次元の部分にあると思う。従って現場の研究者ではなく、はるか雲の上の彼方にソノ気がないと事の性質上かなり困難でしょう。


> そこで、考えてみたいのは、
>「もし、投資家や産業界が、このようなものに投資できるか?」
>「投資するとしたら、そのための条件とは何か?」
>「投資家・産業界は長期の投資ができるか?どういう条件下なら投資が可能か?」
>「投資期間のスパンはどれくらいが相応しいか?」
>ということです。
> 私はこれについて詳しくないので、山口さんなどにお答え頂ければありがたいのですが....


そこらへんのボトルネックがクリアされ、民間が動けるに足る投資環境が整ってはじめて民間は動くと思います。セオリーやプロシージャーは大枠でこの世に存在しているのから、結局は上のヤル気(国策)次第。こういうイシューはボトムアップ方式の民主主義スタイルではニッチもサッチもいかない。全ては指導者層のビジョンや決断力に委ねられるでしょう。

で、現状では100パーセント無理なのでしょう。日本の原子力関連のファイナンスのことは全く知りませんが、これまでのお話しとぼくの一般常識から、民間が収益を上げるチャンスは皆無と判断できる。

「利益優先主義めっ!」・・・的な批判に先回りしておきますが、全ての民間人にとって会社等のリソース(ヒト・モノ・カネ)は自身の持ち物ではありません。また遊び金・税金・献金(爆)のように浪費可能なシロモノでもありません。株式会社である限り収益を上げるという至上命令は崩せず、そうでない会社は淘汰されてしまう。そういう世界に生きています。

そういう枠組みの範囲内でご協力できる部分があれば(その部分を作るのが前述のファイナンス手法なのですが)、タームは3年でも5年でも10年でも・・・というのが、民間サイドの考え方だと思います。なお投資に際して見込損失額が非常に大きく、かつ見返りがゼロの場合は、どんなに相手が強かろうとイラク戦に反対するドイツのような対応になるでしょう。

奉加帳を回すような案件ではないと思いますので。いろいろ書きましたが、民間の視点で一言質問するならば「で、そこに投資して、一体いくら儲かるんですか?」と。
 
  
  
  
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  [103] 送信テスト
  
        
  
これは管理人による、「送信テスト」です。
 
  
  
  
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  [102] 原子力への投資の方法論ー山口さんはどう考えます?
  
        
  
こんにちは。
 最近、ある原子力の専門の方やそういった人達と話す機会があり、話していましたところ、
「なかなか研究費用が下りない」ということが問題になっています。
 基礎研究や実用化への見通しは相当良好で、実用化によるメリットは革新的なものなのらし
いのですが、金が下りないようなんです。
 前にも話した溶融塩炉(molten salt reactor)にそれが見られます。

 この炉の実用化は、1.原子力の死の灰消滅処理、2.ウラン・プルトニウム・トリウムなど燃
料を選ばずに燃焼できること、3.燃料製造のコストの大幅削減、4.放射性廃棄物が従来の半分
になる、などの大きなメリットがあります。
 しかし、研究費が下りないようなのです。

 基本的には、電気事業・原子力事業は一般的には半国家事業であり、これらについての研究
費等の投資義務は、国やそれに準じる機関の義務であると考えられます。
 しかしながら、今挙げた溶融塩炉のようなものの場合、民間ーつまり産業界や投資家から研
究費・開発費を集めねばならない場合が生じてくると考えます。
 これは基本的に至難であると考えます。

 そこで、考えてみたいのは、
「もし、投資家や産業界が、このようなものに投資できるか?」
「投資するとしたら、そのための条件とは何か?」
「投資家・産業界は長期の投資ができるか?どういう条件下なら投資が可能か?」
「投資期間のスパンはどれくらいが相応しいか?」
ということです。
 私はこれについて詳しくないので、山口さんなどにお答え頂ければありがたいのですが....
 
  
  
  
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  [101] Re(5):情報
  
        
  
横から失礼しますが、イラク戦をマスコミ的平和主義などの理念で捉えようとすると難しいと思います。ぼくが得ている情報をベースに現状をトレースしてみます。


>「中国やロシアには、現・前共産主義国としてアメリカの足を引っ張りたい底意とともに、対イラク輸出国としての打算がある。フランス同様、平和主義なんかではなく商業主義が慎重論の主な動機だ。


戦前の日本軍部・政府が対米英戦を決意した理由を思い出してください。対日石油禁輸→インドネシア油田確保。今回も似ているように思う。http://www.wri.org/wri/anwr/sld007.htm

先進国の人がいまの生活を維持するには一人当り年間18〜25バレル必要。シュミレーションを試みると各国で手当てが必要になります。フセイン氏が固い反米スタンスを持つ限り、アメリカとの対決は避けられなかったように思う。

イラク相手の商売(商業主義)など多寡が知れています。これほど列強が関与する以上、世界ランクのモノ(世界第二位の原油埋蔵量)で争われます。以下、勢力図。


米+英・・・湾岸戦争前に締め出されたアングロサクソン系メジャーの権益確保。

仏+露・・・アングロサクソン後退で最大権益を得た最大手石油企業(仏トタール/露ルコイル)の権益保全(国連制裁で10年以上動けずモトが取れていない)

中・・・仏露に次ぐ利権有。今後のエネルギー不足を見越して中東権益に意欲的。ここもとの大軍拡・軍近代化の目的の一つは中東シーレーン確保。

独・・・財政危機+権益無し=戦争というよりも、あらゆる分担/費用負担に絶対反対。

日・・・心情的にドイツに近いはずがEUのような枠組みなくある程度の対米協調要。今回の攻撃ターゲットが隣国イランだったら対応・取組みは一変していた筈。


> アメリカの対イラク姿勢に油田支配の意図が見えるのも確かだが、ここで日本がアメリカに異を唱えれば、イラクの緊張が朝鮮半島に飛び火した場合、どういう影響が出るかを考えておく必要がある。
> アメリカが日本を同盟者ではない、ええカッコしいの傍観者にすぎないと思ったら、北朝鮮が暴発してノドン、テポドン、細菌兵器や毒ガス、さらには核の脅威が現実のものになったとき、本気で日本を助けてはくれまい。」


アメリカ政府が実力行使してでも守ろうとするのはアメリカ人(ただし白人・ユダヤのみ)の生命・財産。

在日米軍に真剣に日本を守らせる方法→被弾を避けたい場所にそういうモノを大きく入れること。


>何かできることがあるのではないか?9月11日事件の後、「戦争による報復反対をブッシュに訴える」とのチェーンメール(形態は不幸の手紙に似ておりましたが)に参加した事がありました。残念ながら戦争は防げなかったけれども。
>
>なんとも、もどかしい思いであります。


IT関連リソースの徒な浪費は参加者にささやかな自己満足をもたらすのみ。インパクトが無いことは分かりきっており、逆に電力の浪費に伴うマクロ効果は明らかにマイナスです。

「戦前のような生活をして電気/ガソリンの使用を控えよう。その結果としてエネルギー需給をひっくり返し、アメリカの戦略を転覆させよう」・・・という呼びかけの方がまだ現実的かつ効果的。

中長期的なオイルのショートを前提にいえば、(1)省エネに励みながら新エネルギー開発を進めるか、(2)ブン取り合いに勝利して生活を維持するオイルを確保するか、の2つに1つ。

(1)なら原発、(2)なら核兵器。どちらに転んでも核のリスクから逃れることは難しいように思う。
 
  
  
  
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  [100] Re(1):山口県光市の母子殺人ー再び論争に
  
        
  
> 夏の暑さを紛らわしに、やーふー掲示板に遊びにいきました。
> そこで、かの母子殺人犯と少年法と量刑判断が話題となっていました。
> で、こっちも加わって遊んだのですが、「少年法遵守」のある方が「死刑派」のことを「愚民」と言ったために論議が、またまた沸き起こりました。

先ほどは大変失礼しました。

また、このYAHOOの板が盛り上がっていますね?

「弁護士と言う迷惑な存在」というレスをキッカケに。
 
  
  
  
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  [99] Re(1):山口県光市の母子殺人ー再び論争に
  
        
  
> 夏の暑さを紛らわしに、やーふー掲示板に遊びにいきました。
> そこで、かの母子殺人犯と少年法と量刑判断が話題となっていました。
> で、こっちも加わって遊んだのですが、「少年法遵守」のある方が「死刑派」のことを「愚民」と言ったために論議が、またまた沸き起こりました。
> 
> で、最近思ったのは「どちらもなんだか変だねえ」ということです。
> しかし、私の思いのその根拠も漠然としています。
> 
> どう、思いますか?
>
 
  
  
  
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  [98] Re(4):情報
  
        
  
石野様

怒りに燃えたレス有り難うございます。下記は夕刊ゲンダイの俵氏の一文の抜粋です(氏は私にとっては、政教分離問題での強力な論客として頼もしい存在でありました。人間、考え方で何から何まで一致というわけにはいかないようです)

「中国やロシアには、現・前共産主義国としてアメリカの足を引っ張りたい底意とともに、対イラク輸出国としての打算がある。フランス同様、平和主義なんかではなく商業主義が慎重論の主な動機だ。
 アメリカの対イラク姿勢に油田支配の意図が見えるのも確かだが、ここで日本がアメリカに異を唱えれば、イラクの緊張が朝鮮半島に飛び火した場合、どういう影響が出るかを考えておく必要がある。
 アメリカが日本を同盟者ではない、ええカッコしいの傍観者にすぎないと思ったら、北朝鮮が暴発してノドン、テポドン、細菌兵器や毒ガス、さらには核の脅威が現実のものになったとき、本気で日本を助けてはくれまい。」 この前段で、氏は仏も独も平和を希求する理念から反対を唱えているのではないと説いておられます。
実際、昨日のアーミテージの談話は私どもには脅し以外の何物でもありません。「言う事を聞かなかったらどうなるかわかっとんだろうな?」と、日本を自国の方針に縛り付けておく意図が露でありました。

国益・国是に従って自分の国の進む方向を定められなくなってしまっているのが今の日本です。しかし、仏、独はそれができている。事情通の国際政治評論家は、とかく憲法等の国是の論議を青臭いとして軽視します。従って7名の(ある意味で)死を賭した宇宙飛行士の死への国をあげての悲しみと、理不尽な死を強いられる数万のイラク市民の悲しみとの間にある大きな不整合も、議論としては噛み合わない事になります。百歩ゆずって、その論議をさけたとしても、国益からして、まさに米国べったりであったからこそ、とんでもない刃が北から突きつけられていると私は思います。北はそこにつけこんでいるわけです。

何かできることがあるのではないか?9月11日事件の後、「戦争による報復反対をブッシュに訴える」とのチェーンメール(形態は不幸の手紙に似ておりましたが)に参加した事がありました。残念ながら戦争は防げなかったけれども。

なんとも、もどかしい思いであります。
 
  
  
  
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  [97] Re(3):情報
  
        
  
服部さん、お久しぶりです。
レスをいただきありがとうございました。

最近ことに想いを強くするのですが、これほどまでに自らの国民に苦難を強いる「時の総理大臣」はついぞ見たことがありません。小泉亡国政権(1年前にも同じ表現を用いておりますが.....)に期待するすることは一刻も早い自発的退陣のみであり、他に何もありません。

テレビ画面にこの人の顔が映るとき、あの童話の世界のキリギリスにどこか似てきたなという感じであります。勤勉な国の首相にキリギリスは土台無理なお話かと思います。

かの活仏?池田氏ですが、人間的に見て金正日将軍と幾つかの共通項があるように思います。
人のふり見て我がふり直す、といいますが、両者はお互いを認知しあっているのでしょうか。
(もちろん、これは個人的な思いつき上のお話ですが.....)
もちろん、お互いに「俺の方が上だよ。」と思っていることでしょうが....

--
石野
 
  
  
  
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  [96] Re(2):情報
  
        
  
石野さん、お久しぶりです。
しばらく投稿がなかったので、お元気か心配していました。
石野さんの仰せのとおり、世論調査、芸能記者化した政治記者、まさに正鵠を得ているともうせましょう。
森田実氏もこのことを以前より提唱しつづけています。
真実を見ようともせず、只、地元をぺこぺこ米搗きバッタをしている政治家。
一昨年、白川氏のリベラル講座で、講師の岡野先生が言っていた、政治屋ではなく、政治業者になった議員たち、また、それに群がる、地元支援者、既に、国政を論じる国会ではなく、利益誘導の場と化している国会です。
私たちは、このような政治家を見つめていなければ、国家は崖から転げ落ちるだけではないでしょうか。
最近の創価、公明のなりふりかまわぬ、右傾化はまさに、ファッショ体質をむき出しにし始めた証左と私は見ています。
困った時代になりました。
 
  
  
  
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  [95] Re(1):情報
  
        
  
藤田様、おはようございます。
ご投稿をいただきまして、まことにありがとうございました。

昨日、あの自由党の小沢党首でさえもその代表質問でいみじくもふれていたくだりですが、国会において小泉氏の質問者に対するその答弁のほとんどは総理個人の世界観、つまり個人的な観念論または情緒的なものに終始されており、総理としての国民に向けた説明責任を著しく欠いた内容でしかなく、政治家としても大切な誠実さをどこかに置き忘れた性格のものであるとしております。その結果として国会審議そのものがこの総理の出現により形骸化され変質してしまったと述べております。

これは国会審議そのものががまともに成立していないことを意味しており、総理自らが国会をないがしろにしていることでもあります。まさに戦後民主主義が根底からその意義を問われていることでもあります。

この総理がもし本当に有能な、そして本物のファシストであったならば、この国はそこでジ・エンドです。が、不幸中の幸いで人材的にはそこまでの優秀さを見出せません。むしろどこかのタレントのごとく、口だけが達者の無能に近いのかもしれません。そしてその実態はどこぞの旦那に身を寄せるオトコ芸者のようであり、どこに芯があるのか、ようとして見えてきません。

一家の主が自らの自覚を失い、その一族が路頭にさまよい始めているというのに、彼にはこの重大な局面が見えていないのか見たくないのか、この実態を認めることを頑なに拒否しております。一体、この低たらくさを如何に問やせん。

さらに真に憂うべきはそこに群がるマスコミ記者の連綿。彼女・彼等はあの芸能記者よろしく読者の興味を惹き付ける観点でのみ物事を書き連ね、ジャーナリストとしての本分、大事な視点をやはりどこかに置き忘れているようです。戦争というものに公然と異議を唱えないジャーナリズムなどは御用業者だけで十分です。それとも国内ジャーナリズム全てが家猫よろしく飼いならされてしまったのか。げにマスコミは死滅したと言っても過言ではないでしょう

そもそも私の観察では最近のマスコミ各界の世論調査なるものの信頼性に全面的に疑義を申し立てずにはおられません。調査対象者に関するデータをつまびらかに公表している調査機関は皆無に等しいです。NHKにしろ著名新聞社各誌にしろ、調査対象者のデータに興味を示しそれを追跡したところ満足の行く内容を公表しているところはほとんど皆無であります。一体どのような基準で調査対象者を選択し、どのような時間帯に調査を実施し、どのような回答結果が得られたのか。そしてその回答者の性別・年代・職業・役職・学歴・収入・支持政党などの最低限の知りたいと思われる関連項目についてどのような結果が得られているのか。これらが公表されていないところの世論調査などにどのような価値があるものなのか。私はこれらの調査などに何の価値も認めてはいないものであります。公然と疑義を唱えます。

今、目前に迫る金融庁の特別検査に対しメガ・バンクはまさに生き残りを賭けて死に物狂いで自らの延命策に狂奔しております。その先端では経営内容が良好な中小企業に対しても理念などかなぐり捨てた貸しはがしが毎日のように横行しております。それがために経営内容が突然悪化し倒産する企業が多発しております。その経営者はもとよりそこに勤務していた社員たちがそしてその家族たちが職を失い収入を断たれ路頭にさまよっております。もちろん不良債権のランク付けの厳格化にともない大手企業の倒産件数も今までの比ではないと推測しております。これらの関連企業への影響を考えたときこれは全国規模で地方へ急速に波及していくと思われます。止まるところを知らないまさに金融不安の連鎖が昨年にも増して津波のごとく地方へ向かって拡大生産されていくわけです。

せめて主要なマスコミ関係・新聞各紙にはこれらの情報を正確に報道して欲しいと痛切に感じております。それは彼等の使命であります。口先だけの総理に敢然と反旗を翻していただきたい。
そうでなければ、この日本の国の近未来は相当に危ういものであると感じます。

--
石野清三
 
  
  
  
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