|
こんちは。金曜日朝10時の関空発ー仁川(インチョン)空港行きに乗り、二年半ぶりの韓国に行ってきました。試合はウルサン、光州なので本来は釜山に到着すれば楽なのですが、一ヶ月前にすでに120人のキャンセル待ちがあったそうで、通常ならば当日に近付くにつれその待ちも少なくなるはずが、今回このような状況でぜんぜん取れなかったそうです。
仁川空港はソウル市内から一時間の海辺にありますが、ここは空港と周辺のホテル以外はなんもないって感じで周辺はまだこれからなのでしょう。仁川までは二時間のフライトですが、ちゃんと機内食が出ました。仁川から金浦空港へ移動(30分)し、ここから国内線で釜山へ。関空−仁川が日本人乗客が多いのは当然として国内便である釜山便も半数は日本人でした。
釜山空港からウルサンまでは一時間半の距離ですが、我々はウルサン大学の近くでおろされ、そこからシャトルバスで競技場に向かいました。
試合が終われば終わったでウルサンのバスターミナルまでのシャトルバスに乗るために長蛇の列に閉口。その夜の釜山の宿は空港であらかじめ予約を入れていたのですが、仁川空港にせよ釜山空港にせよ、インフォーメーションはかなり充実しており、交通アクセスや宿に困ることはなかったです。
翌日は八時にホテルを出て(2部屋で8千円ですが、ビジネスホテルよりも良かったですよ)、釜山の高速バスターミナルへ地下鉄で移動。車内ではTVモニターによるCMもあり、なかなか進んでいるなと思いました。
釜山から光州までは四時間ですが、ハイウェイながらもけっこうガタガタでした。乗客のほとんどが日本人でしたが、臨時便がたくさんでてまして、ちゃんとスタジアム近くで下ろしてくれたし、その手前では競技場に向かう人たちをヒッチハイクさせたのは親切だなあとも思いましたね。
で、いよいよ韓国戦ですが、TVでも見られたと思いますが、スタジアムはほとんど赤一色で(私もあのTシャツを着ました)、応援リーダーも各場所に配置されており、選手たちが入場した時や国歌が流れた時にバカでかい大極旗がせりだしてきた時は私もちょっと興奮しましたね。
試合うんぬんはともかくとして、昨夜みたいになかなか脱出できないと困るので(ソウルまでの移動がありますから)、さっさとスタジアムをでてシャトルバスに乗り、すぐにソウルまで戻りました。ただスタジアムの警備をしている警官隊もみな笑顔で万歳してたのは微笑ましかったなあ。
距離的にはソウルの方が釜山ー光州よりも1、5倍くらいあるのですが、とにかく道がよく四時間で到着しました。韓国内でも南北の経済格差があるとは聞いてましたが、道路事情もそれがやはり反映しているようです。ソウルのバスターミナルから地下鉄に乗り、明洞(ミョンドン)の繁華街に出て、今夜も遅い夕食を取りましたが、道もお店も「韓国の勝利」に酔いしれているようでした。それと地下鉄ですが、これが車内幅が広く(新幹線よりもです)、ソウルでの輸送力の大きさは相当なものだと思いました。また地下鉄網も東京よりも大きく、ソウルの強固な地盤を考えると大事業だったことが伺えます。
翌朝は10時のフライトで二時間ほどで関空に戻りましたが、文化的にも民族的にも非常に近い韓国の旅だったせいか海外にでたという感じがまったくしない二泊三日の旅でした。
終わりに今大会はやはり日韓共催で良かったと思います。新しいスタジアムを作るにせよ分担できた事と仮に韓国単独主催では日本人市場がここまで活性化しなかったように思うからです。今、審判の問題が噴出していますが、それは選手たちには無関係な話ですし、ここまで来たのは彼等の潜在的能力をいかんなく発揮してきただけという証明を今夜のドイツ戦で見せて欲しいものです。
|
|
|
|
|