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横から失礼しますが、イラク戦をマスコミ的平和主義などの理念で捉えようとすると難しいと思います。ぼくが得ている情報をベースに現状をトレースしてみます。
>「中国やロシアには、現・前共産主義国としてアメリカの足を引っ張りたい底意とともに、対イラク輸出国としての打算がある。フランス同様、平和主義なんかではなく商業主義が慎重論の主な動機だ。
戦前の日本軍部・政府が対米英戦を決意した理由を思い出してください。対日石油禁輸→インドネシア油田確保。今回も似ているように思う。http://www.wri.org/wri/anwr/sld007.htm
先進国の人がいまの生活を維持するには一人当り年間18〜25バレル必要。シュミレーションを試みると各国で手当てが必要になります。フセイン氏が固い反米スタンスを持つ限り、アメリカとの対決は避けられなかったように思う。
イラク相手の商売(商業主義)など多寡が知れています。これほど列強が関与する以上、世界ランクのモノ(世界第二位の原油埋蔵量)で争われます。以下、勢力図。
米+英・・・湾岸戦争前に締め出されたアングロサクソン系メジャーの権益確保。
仏+露・・・アングロサクソン後退で最大権益を得た最大手石油企業(仏トタール/露ルコイル)の権益保全(国連制裁で10年以上動けずモトが取れていない)
中・・・仏露に次ぐ利権有。今後のエネルギー不足を見越して中東権益に意欲的。ここもとの大軍拡・軍近代化の目的の一つは中東シーレーン確保。
独・・・財政危機+権益無し=戦争というよりも、あらゆる分担/費用負担に絶対反対。
日・・・心情的にドイツに近いはずがEUのような枠組みなくある程度の対米協調要。今回の攻撃ターゲットが隣国イランだったら対応・取組みは一変していた筈。
> アメリカの対イラク姿勢に油田支配の意図が見えるのも確かだが、ここで日本がアメリカに異を唱えれば、イラクの緊張が朝鮮半島に飛び火した場合、どういう影響が出るかを考えておく必要がある。
> アメリカが日本を同盟者ではない、ええカッコしいの傍観者にすぎないと思ったら、北朝鮮が暴発してノドン、テポドン、細菌兵器や毒ガス、さらには核の脅威が現実のものになったとき、本気で日本を助けてはくれまい。」
アメリカ政府が実力行使してでも守ろうとするのはアメリカ人(ただし白人・ユダヤのみ)の生命・財産。
在日米軍に真剣に日本を守らせる方法→被弾を避けたい場所にそういうモノを大きく入れること。
>何かできることがあるのではないか?9月11日事件の後、「戦争による報復反対をブッシュに訴える」とのチェーンメール(形態は不幸の手紙に似ておりましたが)に参加した事がありました。残念ながら戦争は防げなかったけれども。
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>なんとも、もどかしい思いであります。
IT関連リソースの徒な浪費は参加者にささやかな自己満足をもたらすのみ。インパクトが無いことは分かりきっており、逆に電力の浪費に伴うマクロ効果は明らかにマイナスです。
「戦前のような生活をして電気/ガソリンの使用を控えよう。その結果としてエネルギー需給をひっくり返し、アメリカの戦略を転覆させよう」・・・という呼びかけの方がまだ現実的かつ効果的。
中長期的なオイルのショートを前提にいえば、(1)省エネに励みながら新エネルギー開発を進めるか、(2)ブン取り合いに勝利して生活を維持するオイルを確保するか、の2つに1つ。
(1)なら原発、(2)なら核兵器。どちらに転んでも核のリスクから逃れることは難しいように思う。
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