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  [111] Re(2):ノーマネーです そうでしょうね
  
        
  
> なぜそう申し上げたかというと、(中略)と推測したためです。
> で、こちらが適当に「4倍くらいであろう」と思ったのです。すみません。
> 浅薄でありました。


そんな・・・謝っていただく必要全くありませんよ。利害関係がないんですから。


>>戦略・アプローチの全般的な見直しをお勧めしたいです。他業界でリサーチャー・エンジニアの方にお目にかかる機会はありますが、ここまで桁数が違う人はいませんよ。
>
> 多分、氏は「途上国の経済膨張」を考えて言ったのだろうと思います。
> しかし、日本のGDPの約20倍以上の産業はあるのでしょうか?
> どこから、そういう数字が出てきたのか、著者に聞いてみる予定です。


全世界のGDPは日本のGDPの7倍くらい。つまり、全世界の全ての産業と政府予算を積み上げても、その規模は日本経済の7倍程度のサイズにしかならないということです。


> ところで、仮にnuclear fuel cycleがあるとしたら、その収支体系は果たしてどう考えればいいのでしょうか?
> で、一つお聞きしたいのは、こうした核燃料サイクルを考える一つのきわめて大雑把な考えとして、こういう例えで考えてみてもいいものでしょうか?


サイエンス・フィクションの世界からノン・フィクションの世界に転換するために、以下のシュミレーションにトライすることがご参考になると思います。

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先ず5628さんや古川さんご自身が毎月エネルギー関連コストをいくら使っているか考えて下さい。ご自宅の電気代・ガス代、ガソリン代や電車代(一部)など。月額で大体いくらになりますか?

次に、赤ちゃんから老人に至る1億2000万人がその金額をエネルギー業界に落とすとして、年間で総額いくらになりますか?

最後に、その総額は調べていただいた日本のGDPの何パーセントくらいになりますか?

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電力会社・石油会社・ガス会社などのエネルギー業界は、その金額の範囲内で原材料を買ったり設備投資したり社員の給料を払ったりしているのです。また言うまでもありませんが、電気・ガス・ガソリン代などの支払い(orエネルギー産業の総売上)がご自身の収入(orその国のGDP)を上回ることはありません。エネルギー費用は生活費の一部分に過ぎないからです。

これでおわかりのように、エネルギーは必需品ですが、各人が負担できる金額には自ずと限度があります。だから政府は介入して市場を規制している。かりに原油相場(あるいは核燃料コスト)などの原材料が大きく値上がりしても、業者はそれをダイレクトに末端価格に上乗せするわけにいきません。また人々の収入が倍増したからこれも2倍使おう・・・という類の商品・サービスでもありません。そこらへんがこの業界の限界です。

「あなたのお客様はだれですか?」「そのお客様はあなたの提供する商品・サービスにいくら払ってくれますか?」。この2つに明確かつ説得力ある回答を用意することが先決。お客様が存在しないと事業は成り立ちません。それが企業であれ個人であれ政府であれ、払ってくれる金額の範囲内で魅力のある“付加価値”(=既存商品と同じモノなら安いことor同じ値段ならモノが良いこと)をつけないと、事業そのものが成り立たないのです。
 
  
  
  
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