石野研BBS        政治問題


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  [217] Re(4):それにしても不思議なこと
  
        
  
>今の政界だけではありませんが、日本中が、モラルハザード状態だと思うのです。
>この原因はなんなのでしょうか。
>私は、あまりにも経済に偏重しすぎた政治のせいかなとも思います。

私の見方は、「日本経済の真の危機的状況」が全ての出来事の源である、というものです。
これに米国保守政権が然るべき反応を示していることだと思います。日本における自民党政権にこの問題を可及的速やかに解決できる処理能力がないと判断していることだと思います。またこの動きに合わせて政権内部の主導権争いが激化しており、追う側と追われる側との間のつばぜり合いが激烈さをきわめていると見ております。一部野党に矛先が向いているものはその進める戦略のための地盤馴らしに他ならないと思います。おそらく向こう10年先を見越しての環境整備の一環だと思います。

問題はこの戦略において重要な位置付けを担うべき日本がその役割を果たせないばかりか今にも消え去ろうとしていることに危機感を募らせている人たちがいるということです。したがってその動きがいっそうの苛烈さをきわめているのだろうと思います。

これは国外勢力が他国にもその影響力を及ぼそうということだと思うのですが、翻って国内を見たときに本当でこれでよいのだろうかということです。何回も持ち出すようですが、小泉政権の経済政策が本当にこれでよいのだろうかということです。

私の持論ですが、小泉政権のとるべき政策は現下の迫り来る金融危機を何とか押しとどめるための抑止策とデフレスパイラル克服のための効果的施策の実現だけであります。他は何も求めません。求めても無理であり、他の動きが緩慢になるだけであります。できないのならばさっさと政権を去るべきであります。一人の名誉と国民全体の不幸を天秤にかけることなどできません。この意味の重さを総理につくづく諮っていただきたいと痛感しております。
 
  
  
  
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  [219] Re(5):それにしても不思議なこと
  
        
  
>私の見方は、「日本経済の真の危機的状況」が全ての出来事の源で
>ある、というものです

私もそう思います。アメリカに取り日本の戦略的価値はその経済力に
ある。軍事的には既に日本を占領しており自衛隊は完全にコントロール
できる。自衛隊は米軍の補助的部隊でしかなく、またそれ以上の軍事力
は絶対に与えない。政治的にも問題ない。日本はアメリカの持つ2票目
として世界の認知を受けており、主体性を持とうという努力さえ見受け
られないのだから、まあ、ときどき駄々こねるのに適当に付き合って
やれば良い。アメリカにの最大の関心事はその日本の経済力を米戦略に
いかに上手く利用するかということです。

バブル崩壊から12年。政治家のその目に余る無能ゆえのパッシングも
過ぎもはや米戦略上とうてい放置できない所まできてしまった。日本が
自ら経済危機を克服し、一人前の大人として主体的に米戦略へ参画でき
る姿が描けないので有れば、アメリカにとり、直接コントロールする
しか選択の道は無い。

アメリカの日本への対応には対日観の変化が明瞭に現れています。
もはやアメリカは日本に苦言を呈すことさえ致しません。苦言を呈す
とは、少なくとも相手を対等に扱おうと云う意思の現れなのです。
ニコニコして首相を持ち上げる態度は、即ち、黙って言うことを聞け
という圧力に等しい。流石の恥知らずな日本の政治家さえも、アメリカ
の態度変化は無論分かっている。国民には云わないけどね。ただ、
それが政局にどう具体的に影響しているかの触れるには、情報不足の
私には無理なのです。

経済問題に触れると、
米国は貯蓄貸付組合に端を発した金融危機に際し、大量の資金を一時に
投入し危機を速やかに脱した。着目すべきは、経営責任者二千人余り
(失念)を起訴するなど徹底的に法的責任を問うことで、公的資金投入
への国民の同意を取り付けるとともに―国民からして遠慮なく法的責任
を問い司法もまともに機能する国ですから―「モラル・ハザード」の
台頭を叩いた事です。

日本はどうしたか。いうまでも無いですね。現実認識の拒否と甘え
そして無能。経済相手のその場しのぎの戦力投入という稚拙なな戦争。
分析の甘さによる戦術の失敗。「流動性の罠」にはまり「モラル・
ハザード」が蔓延し、国家単位での経済破綻寸前まで行き、最後には
アメリカがてこ入れせざるを得なくなる。私は95年ごろには筋書きを
予測しておりました。アジア金融危機という不測の事態があったとは
いえ、酷いものです。アジア各国は問題を抱えながらもとっくの昔に
成長率の底を打っている。日本たるや12年以上経っていまだにおろ
おろし、チンケな政争にうつつを抜かして誤魔化すのが有様。

日本の病気の根源的な原因は何か? まあ、「甘え」・・かな。
 
  
  
  
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  [224] Re(6):それにしても不思議なこと
  
        
  
GODAさんのご指摘に山口さんの内面的考察を付け加えることにより今の日本が抱えている問題点のほとんどを網羅することができると思います。
皆さんのご指摘は、なるほどするどいな、と思います。

『日本の病気の根源的な原因は何か? まあ、「甘え」・・かな。』 .....
これはGODAさんがお書きになったお言葉ですが、これを読んで私は次のことを連想しました。

つまり、いまの日米両国を単純に昆虫になぞらえるならば、
アメリカは「アリ」さん、日本は「キリギリス」。
ただし、アメリカの「アリ」さんは「軍隊アリ」クラスが相当ですが。

いつからこんなふうになってしまったのか、ただ惜しまれます。
 
  
  
  
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