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  [245] Re(1):その1
  
        
  
>良い意味でも悪い意味でも「歩留まり」を冷徹に計算できるところがこの国のスケール
>です。たとえば有事の際、10万人を救うために3万人を見殺しにする/死地に投じる
>ことは

確実に犠牲が予想される場合はこのような考えは有効だと思います。
ただし、あえて犠牲者を出すような行為が冷たい方程式で計れるわけじゃないと
私は思いますがね。
 
  
  
  
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  [253] Re(2):その1
  
        
  
>>良い意味でも悪い意味でも「歩留まり」を冷徹に計算できるところがこの国のスケール
>>です。たとえば有事の際、10万人を救うために3万人を見殺しにする/死地に投じる
>>ことは
>
>確実に犠牲が予想される場合はこのような考えは有効だと思います。
>ただし、あえて犠牲者を出すような行為が冷たい方程式で計れるわけじゃないと
>私は思いますがね。


未来予想には不確実性が常につきまといます。100%確実なestimateがあれば決断は不要。有事・平時を問わず、重要な意思決定は、ベストの情報ソースとベストのアナリシスをもってしても半分くらいは情勢が不明な状況下で迫られることが多いと思う。

情報提供するつもりで敢えてああいう書き方をしたのです。アメリカ的な考え方の論評に終始することなく、それに代わる説得力ある代案・改善案を期待したいと思います。
 
  
  
  
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  [257] Re(3):その1
  
        
  
>>>良い意味でも悪い意味でも「歩留まり」を冷徹に計算できるところがこの国のスケール
>>>です。たとえば有事の際、10万人を救うために3万人を見殺しにする/死地に投じる
>>>ことは
>>
>>確実に犠牲が予想される場合はこのような考えは有効だと思います。
>>ただし、あえて犠牲者を出すような行為が冷たい方程式で計れるわけじゃないと
>>私は思いますがね。
>
>
>未来予想には不確実性が常につきまといます。100%確実なestimateがあれば決断は不要。有事・平時を問わず、重要な意思決定は、ベストの情報ソースとベストのアナリシスをもってしても半分くらいは情勢が不明な状況下で迫られることが多いと思う。
>
>情報提供するつもりで敢えてああいう書き方をしたのです。アメリカ的な考え方の論評に終始することなく、それに代わる説得力ある代案・改善案を期待したいと思います。

 しかしねえ。
 あの手の戦略の計算を数式で表したとき、場合によっては「起こり得る事態を点として表した」ところの位相空間がすさまじい歪み方をすると思います。
 とれる戦略の利得を空間にした位相と、起こりうる事象を空間にした位相の写像が、へんてこりんで実際を反映したものにならなくなる危険があると思いますが?
 もし、経済学のゲーム論あたりでモデルとして考えたとき、使う位相空間のディスクリートさの選択を誤った場合、大変問題があると思いますがね。
 案外あの国、理解して使っているのでしょうか?

 山口さんは、経済学をおやりになっているなれば、位相空間について心得られておられると思うのですが、どうですか?
 
  
  
  
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  [260] Re(3):その1
  
        
  
>未来予想には不確実性が常につきまといます。100%確実なestimateがあれば決断は
>不要。有事・平時を問わず、重要な意思決定は、ベストの情報ソースとベストの
>アナリシスをもってしても半分くらいは情勢が不明な状況下で迫られることが
>多いと思う。

うーん、まともな判断はメリットとリスクの量とリスクの起こる確立の積の
比較であるべきですよね。
で、リスクの量がかなり悲惨でかつリスクの起こる確立の非常に高い
ものを少数の犠牲を前提に行うのはリスクマネージメントという言葉を
使うのもおこがましい状態じゃないかな?

>情報提供するつもりで敢えてああいう書き方をしたのです。アメリカ的な考え方
>の論評に終始することなく、それに代わる説得力ある代案・改善案を期待したい
>と思います。

ある意味やってしまったことは後戻りできないのですよね。
ある意味核の問題は無責任かもしれないが、解決法はひたすらコストの
かかるものなんですわ。じゃなければ人間が地球上で生きていけなくなるのですわ。
それほど高いリスクを抱えているのです。
だからコストを増やさないがためにこれ以上やらないことが一番なんですわ。

原子力が日のあたらない産業になって技術者の質が落ちている。
そこらへんで綱渡りでこれまでうまくやっていたものが最近うまくいかなくなり
始めた‥結構深刻な問題では?

そいや日本の生んだ偉大なコンピュータDIPSが消えた。アレも味があったけどねぇ
 
  
  
  
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  [261] Re(4):巨大な権利侵害を肯定することとなるか?
  
        
  
>>未来予想には不確実性が常につきまといます。100%確実なestimateがあれば決断は不要。有事・平時を問わず、重要な意思決定は、ベストの情報ソースとベストのアナリシスをもってしても半分くらいは情勢が不明な状況下で迫られることが多いと思う。

 それでいいのですが、分析に使う概念にも問題がありますね。
 どうしても、事象の位相と分析による戦略による位相には、歪みが出ますので。
 
 わたしゃあ、トリウム溶融塩原子炉による発電法開発と実用化にいちかばちか賭けてみるしかないと思います。もしかして、この方法を発展させたならこの問題の大幅な緩和を可能にするでしょう。
 今の、ほんとうに技術的極限の軽水炉でいくのでしたら、人類のおしまいかも知れませんね。
 有名な核化学者故・シーボーグ先生(アメリカ)は、
「このままだと、500年後には、プルトニウム鉱山ができて、誰でも採掘できるようになる」と嘆いておられたそうです。
 ですが、ビジネスと軍需が先走りしましてねえ。
 
 ああ、そうそう。
 そちらの方で、「カレン・シルクウッド事件」関連の本でも何冊か読んでみてはどうでしょう。
 プルトニウムに汚染され、告発しようとしたときに、抹殺された疑いが濃厚であるとされる事件でしてねえ。
 そういうものを読んでみて、ビジネスと人権・生存権・自由・正義なんかの関連を瞑想してから、結論を出してみてはいかがでしょうか?
 
>>情報提供するつもりで敢えてああいう書き方をしたのです。アメリカ的な考え方の論評に終始することなく、それに代わる説得力ある代案・改善案を期待したいと思います。

 昔の話をお忘れかもしれないから言っておきますが、欧米の各地で昔、反原発運動家なんぞが、爆弾で爆殺されたり、暗殺されたりした時期があったのをご存知の上で言っているのですかね?
 人間の持つ権利と法の尊厳と法で保護されている権利と、経済やビジネスの間において、(もしも)何億の人間の生存がかかっているほどの深刻な対立を見せる問題が存在した場合、この対立をどのように発見し、どのように解決すべきなんですか?

 もう一つ、原子力事故の場合、被害はワールドワイドになるけど、例えばアイスランドの人間がアメリカや日本の原子力事故で死んだ場合、「利益も受けていないのに、死んでしまう」ということになりますね。
 極端な場合ですが。
 
 そのような潜在的な権利侵害をしうるものを、このままの危険な状態にしておくとしたら、人権を表面上なりとも深く尊重するアメリカの「正義と自由」の旗印を、
自ら侮辱してしまうことになってしまいます。
 大国アメリカの主義主張は、どうなるというのでしょうか?
 
  
  
  
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  [267] 事実として受け入れざるを得ないでしょう
  
        
  
トリウム溶融塩原子炉や処理方法等の話題、手も足も出なくてすみません。
予想される開発期間・開発コスト・付加価値に関する情報をいただけたら、その新技術のニーズや、財政・各産業・企業・末端消費者への影響についてestimatesを作ることはできる、というのがぼくの基本的な立場です。


> 昔の話をお忘れかもしれないから言っておきますが、欧米の各地で昔、反原発運動家なんぞが、爆弾で爆殺されたり、暗殺されたりした時期があったのをご存知の上で言っているのですかね?
> 人間の持つ権利と法の尊厳と法で保護されている権利と、経済やビジネスの間において、(もしも)何億の人間の生存がかかっているほどの深刻な対立を見せる問題が存在した場合、この対立をどのように発見し、どのように解決すべきなんですか?
>
> もう一つ、原子力事故の場合、被害はワールドワイドになるけど、例えばアイスランドの人間がアメリカや日本の原子力事故で死んだ場合、「利益も受けていないのに、死んでしまう」ということになりますね。
> 極端な場合ですが。


狂牛病に関してイギリスがどう立ち振る舞い各国がどう対応したのかが一つの事例になると思います。


10万人救うために3万人の自国民を見殺しにすることもある、戦争を宣言して国民に犠牲者が出る可能性を示唆した大統領に8割の支持がある、などのケースをご紹介した理由は、「戦略遂行上の犠牲は最小限に食い止めるよう努力をするが、その戦略を遂行するために犠牲が出ることをアメリカは恐れない」という事実を知ってもらうためでした。


日本の場合、オポチュニスティックな(他のみなさんや、欧米諸国ではどうやっているかがイジョーに気になり調和したがる:人権問題などもそうですね)ビヘイビアが多いと思いますが、アメリカはあらゆるオプションをフルラインで検討し、自らの意思で実行することができる。国益が絡んだ大戦略は、内外の左翼・国家・世論・メディア等々がなにをピーピー・ツベコベいおうが省みず、拒否権を発動し反対勢力に刺客を送ってでも断固実行するということ。そこらへんのカウボーイ・スピリッツが世界の知識人の顰蹙とするところではありますが。


大きな意思決定をするとき、集団の利益・国益は個の利益・人権に優先します。日本もそうではないでしょうか?自民・公明の得票率は全有権者のせいぜい3分の1、無党派やフレンドを除いた真水はさらに小さいはずですが、その支持母体群の利益に沿ってアジア圏全域に影響が及ぶ先進国の国政が動くわけですから。


それに代わる改善案・代案を期待した真意は、アメリカという国はそのくらいの決意をもって腰を入れて押し出してくるのだから、中途半端な考えや準備では最初から歯牙にもかからないということ。日本には米国の3分の1くらいの総合国力があると思うので、決心を固めて万全の準備で押し出せば、主張すべきは主張できるし局地的にかなり意見が通る筈。しかし、「イケマセンねぇ〜、そんな考えばかりが全てじゃありませんョ・・・」、レベルの床屋談義では、かりに億単位の人が思ったところで無力に近い。少なくとも短期的には。石油利権に反発するアラブ諸国民がまさにそれです。
 
  
  
  
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