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  [1036] さあ、視点をかえましょう。
  
        
  
小泉、訪朝のドサクサ紛れに、国内経済はたいへんなことになっています。
日銀による、銀行保有株式の時価買い上げです。
我国の経済は自立できるのでしょうか。
市場経済の中で、退場を余儀なくされた法人、そして、失業した人たちはどんな思いで、この発表を聞いているのでしょうか。
なぜ、金融機関のみが、救済されるのでしょうか。
先の不良債権の早期処理しか対策がないといいますが、本当にそうでしょうか。
私は、供給の大幅な超過がデフレを余儀なくしているのですから、金融機関の救済よりも、過剰設備の廃棄をして、需給バランスの調整をしなければ成らないと思います。そのためには、中国などへの技術移転の停止、輸入制限をしなければなりません。
かって、我が国は、アメリカとの貿易摩擦で、輸出の自粛、課徴金の支出、スーパー101条の適用などで大きな犠牲を払いました。
このようなことがあって、現在に至り、先の見えない不況のなかで、均等な責任分担ならば理解出来ますが、振り分けると言うたり方は、只、国民に不安を増大させるのではないでしょうか。
私は、金融機関を見ていて、彼らのやり方は、自己資産を防衛しているだけで、預金者、融資を受けている者達に、責任を押し付けているだけではないかと感じるようになりました。
今回の処置の前には、当座勘定の拡大、その前は、日銀融資の利子0円、これらがなした事はなんでしょうか。
民間への融資ではなく、自己資産の積み増しだけで、国債の買い入れでの、日銀融資の塩漬けでしかありません。
市中に回るはずの資金が、金融機関で停まっているのです。
そんな事をしても、不良資産を次から次へと吐き出して、まだ足りないと口をあけている様はなんなのでしょうか。
金融機関に構造改革の意志などないということではないですか。
中央銀行としての、日銀は、国際市場から、中央銀行としての不適格とレッテルを貼られ、円は大暴落、世界恐慌への道に進むのではないかと心配してしまいます。
もう、いい加減に、市場から退場していくべき金融機関を特定するべきではないでしょうか。
民間は、残った金融機関とあらためて真剣に取引を開始する方策を講じるべきではないでしょうか。
今の金融機関は、リテールバンクとして、消費者金融と同じことをしています。事業者に融資するよりも、何倍も小額ながら、利息を取れるからです。
金融機関が自己の事業に対する自覚を失っている事に、私は大きな不満を持っています。
 
  
  
  
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  [1037] Re(1):さあ、視点をかえましょう。
  
        
  
>日銀による、銀行保有株式の時価買い上げです。

とうとう麻薬に手をつけたという感じですね。

>私は、供給の大幅な超過がデフレを余儀なくしているのですから、金融機関の
>救済よりも、過剰設備の廃棄をして、需給バランスの調整をしなければ成ら
>ないと思います。そのためには、中国などへの技術移転の停止、輸入制限を
>しなければなりません。

貿易制限はやむなしの状態ですわな。

>かって、我が国は、アメリカとの貿易摩擦で、輸出の自粛、課徴金の支出、
>スーパー101条の適用などで大きな犠牲を払いました。

ああいうやり方をとらなきゃいけませんわ。
やられた相手にはやりかえさにゃきゃ

>民間への融資ではなく、自己資産の積み増しだけで、国債の買い入れでの、
>日銀融資の塩漬けでしかありません。

10年物の国債初の売れ残り‥

>中央銀行としての、日銀は、国際市場から、中央銀行としての不適格とレッテル
>を貼られ、円は大暴落、世界恐慌への道に進むのではないかと心配してしまいます。

すでに時間の問題でしょう。
 
  
  
  
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  [1050] Re(1):さあ、視点をかえましょう。
  
        
  
安全保障>経済、という価値観を持っていますので、視点はなかなか変わりづらいのですが、それはともかく・・・。


>小泉、訪朝のドサクサ紛れに、国内経済はたいへんなことになっています。
>日銀による、銀行保有株式の時価買い上げです。
>我国の経済は自立できるのでしょうか。


ウルトラCは予想の範囲内。金融庁・財務省が音無しの構えだったので・・・やむを得ない措置だったと思います。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=940;id=seiji


それよりも、服部さんの投稿のホンネの究極的な部分は「雇用対策せよ!」という部分にあるように見受けられましたが・・・。それは相当に切実だろうと思います。ただ、全体を広く眺めれば日本経済そのものは「非常事態宣言発令!」からはほど遠い状況に見えます。


>私は、供給の大幅な超過がデフレを余儀なくしているのですから、金融機関の救済よりも、過剰設備の廃棄をして、需給バランスの調整をしなければ成らないと思います。そのためには、中国などへの技術移転の停止、輸入制限をしなければなりません。


日本は戦後の自由貿易体制で最も恩恵を受けた国の一つです。開かれた国である以上、明け渡すべき産業は途上国・後進国に明け渡すしかあるまいと思います。逆にそうでないものは死守すべきです。日本は世界第二位の経済大国ですが、1ドル=50円でも戦えそうな産業から1ドル=800円でも勝ち目がなさそうな産業まであります。

日本にとって必要な産業基盤を守るという政治判断のもと(1)セーフガード(2)円安誘導を組み合わせる手法は非常に効果的です。特に後者はダイレクトに効きます。その際、米ドル・ユーロではなく、人民元中心にアジア通貨を広く狙い撃ちしないと意味がありません(欧米は黒字で最大の貿易赤字国は中国。ASEAN経由の輸入もあるので・・・)。

問題はわが国に(1)(2)を実行する国際政治力があるかどうかです。


>私は、金融機関を見ていて、彼らのやり方は、自己資産を防衛しているだけで、預金者、融資を受けている者達に、責任を押し付けているだけではないかと感じるようになりました。


銀行の資産イコール借入先の負債。現状では建設・不動産・流通・第三セクター等、限られた不良債権製造マシン(などと言ったらお叱りを受けるのだろうか?)を、国民の個人金融資産が本来得るべきインカム(預金の利息・生命保険の運用益・年金の運用益など)で補填している構図です。

そのことに対して感謝すべき人々が大勢いるべき一方、不公平感を持つ人々がいるのは当然でしょう。

銀行を弁護するつもりはないのですが、規制産業ながら株式会社形態をとる彼らがそこまで非合理的な行動をする筈がありません。もちろん銀行側のエラーや政府・当局のミスはありましたが、各方面からの「圧力」等々でやむなく現在に姿に至ったという一面が強く、その結果自力では立ち直れないほどのダメージをバランスシートに受けている。その結果、各産業がかつてない困難に直面しています。


>金融機関に構造改革の意志などないということではないですか。


金融庁の楽観的見解に反する一部外者の意見をいえば、50代・40代=思考停止、30代・20代=不満爆発寸前。見たまま・聞いたままの率直なビューですが。

ところでそもそも、ぼくの世代もそうでしたが、抜本的改革に取り組めるようなアグレッシブな人材が銀行に就職しました?(現実描写のつもりですが、こんなにざっくばらんなことを言ってしまっていいのだろうか・・・?)


>中央銀行としての、日銀は、国際市場から、中央銀行としての不適格とレッテルを貼られ、円は大暴落、世界恐慌への道に進むのではないかと心配してしまいます。


円を売っているのはヘッジファンド等々ではなく日本人(日本居住の個人・法人)。円相場は日本人が持つ自信のバロメーターと捉えることができますね。

日本発の恐慌というより、世界同時不況というイメージは持てます。そういう方向に進んでいると思う。米国・欧州のみならず中国ですらデフレの兆候がありますし、世界の貿易量も縮小方向。そういうなかで国際的にみると日本はまだ相当マシなほうです。


>もう、いい加減に、市場から退場していくべき金融機関を特定するべきではないでしょうか。


そうですね。それが首相が語るところの「不良債権の早期処理を加速」させます。

市場からの退場が「吸収合併」「国営化」のいずれを意味するかによりますが・・・いずれにせよ、優良債権を叩き売りして不良債権を抱える愚を繰り返さず、ハゲタカが食らいつくようなものを民族系で保全し、そうでないものを切ることを第一義に考えるべきです。21世紀の日本にとって必要なことですが、ナイーブきわまる理想論でもあり、それができたらだれも苦労しないでしょう(経済学的には「いわゆる抵抗勢力は失業保険受給者になれ」というのと同義ですから・・・)。


>今の金融機関は、リテールバンクとして、消費者金融と同じことをしています。事業者に融資するよりも、何倍も小額ながら、利息を取れるからです。
>金融機関が自己の事業に対する自覚を失っている事に、私は大きな不満を持っています。


規制産業・国策企業として生きるなら「いわゆる事業に対する自覚を失わないこと」、民間企業・株式会社として生きるなら「サラ金・外資系・新生銀行等を見習う」。この位置づけが中途半端だとまた狙い撃ちされて不良債権バンクになりかねないところが難しいですね。
 
  
  
  
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  [1109] 求められる説明責任
  
        
  
不良債権は日本政府の公表ベースの数字で4320億ドルといわれています。GDPの500兆円をドル換算して4兆1600億ドル。不良債権=デフレギャップと考えてGDPの最低10%の不均衡が存在することになります。10年近く前からそういう状態が続いてきたわけで、日本は大変な不均衡を抱えたまま走ってきたことになります。

ぼくは日本の先行きを決して悲観していません。以前に書いたように、小泉流の構造改革を進めても、小渕流のバラマキを進めても、日本はそれなりにやっていけると考えています。少なくともアメリカや旧ソ連よりはベターな経済運営ができるという意味です。

ただし、どちらを選ぶかで国情がガラリと変わります。現在の政策を通じて「将来の日本はこうなります」というビジョンを示し、国民各層の理解を得る(というより心構えをつくる)必要があると思います。そして一人でも多くの人に協力してもらわねばなりません。

日銀が株を買うにせよ、銀行に公的資金を投入するにせよ、大変なオーダーの血税が投入されます。最終的には国民が負担するのです。従って、速見さんや竹中さんが2〜3時間くらいテレビに出演してじっくりとわかりやすく説明し、識者と議論して論点を深める程度の説明責任はあって当然です。

経済の話題はとっつきにくく、マスコミに出演する経済評論家の話しを聞いたりブン屋の書いた文章を読んでも、先行きに対する不安が募るだけです。マスコミ人は職業柄どんな政策であれ「大変なことになりました!!!」的なマッチポンプをやってしまうのです。あれで一体なにがわかるのでしょうか?

当事者が当然すべき説明責任を果たさないことに起因する国富の損失は甚大です。


>>日銀による、銀行保有株式の時価買い上げです。
>>我国の経済は自立できるのでしょうか。
>
>ウルトラCは予想の範囲内。金融庁・財務省が音無しの構えだったので・・・やむを得ない措置だったと思います。
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=940;id=seiji

>>もう、いい加減に、市場から退場していくべき金融機関を特定するべきではないでしょうか。
>
>そうですね。それが首相が語るところの「不良債権の早期処理を加速」させます。
>
>市場からの退場が「吸収合併」「国営化」のいずれを意味するかによりますが・・・いずれにせよ、優良債権を叩き売りして不良債権を抱える愚を繰り返さず、ハゲタカが食らいつくようなものを民族系で保全し、そうでないものを切ることを第一義に考えるべきです。21世紀の日本にとって必要なことですが、ナイーブきわまる理想論でもあり、それができたらだれも苦労しないでしょう(経済学的には「いわゆる抵抗勢力は失業保険受給者になれ」というのと同義ですから・・・)。
 
  
  
  
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  [1111] Re(1):求められる説明責任
  
        
  
山口さん「よくわかる日本経済」って本書いてくださいよ(笑)

たしかに悲観論を多いですねえ。うちの社長も先日のミーティングで
バブル崩壊直後の会社危機のときはこれをのりきればという感があったが、
今はそういうある種中期的な楽観論がもてない、と言ってましたね。
ひたひたとせまる社会の変革を肌で感じているようでしたが。。。。
(私が従事するソフトウエアの世界でいうと、格安でインドや中国がソフト
製造を請け負うようになってきており危機感が強い)

しかしまあ日本人っていうのはけっこう柔軟なわけで、なんとかやっていけるんでは
という根拠のない感想をもったりもします。
 
  
  
  
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  [1121] Re(1):さあ、視点をかえましょう。
  
        
  
新内閣が発足して一週間になります。
30日、組閣後の、総理会見で納得できないことがあります。
これから、不良債権の処理加速をいっていますが、では、あなたはこの一年半何をしていたのだ。
しかも、この問題は、橋本内閣の時代からあったことではないか。
この責任を感じるどころか、加速だと大見得を切って、空手形の乱発に私たちはうんざりしていることを分かっていない。
ああ、馬鹿につける薬はない。
竹中併用担当相も、ノーテンキな顔をして、白々しい事を言っている。国民はどこまで付き合わされるのだ。
中曽根大勲位が、人事がナットらんと喝破したとか。
このような、経済の大問題を民間の大臣にさせておいて、国会で責任がもてるのか、組閣のポイントをわかっていない。と。
ついに、亀ちゃんの次に異を唱える輩が出てきた。
臨時国会は、身内の反乱があるのだろうか。
 
  
  
  
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  [1122] Re(2):さあ、視点をかえましょう。
  
        
  
気がつけば、大臣の責任ばかりが問われる1年半でした。
狂牛病しかり、防衛庁のリスト問題、不良債権処理、そして何んといっても外務省の不祥事。その都度、首相は「担当大臣はしっかりしてもらわなければ」と他人事であった。
今度の組閣で辞めた(辞めさせられた)理由は必ずしもその責によるわけではない。
服部さんが言う竹中併用大臣ですが、これまでの経済関係省庁調整閣僚から金融に特化したわけだから、逃げ道はない。(どっかで1年前に聞いた)痛みが大銀行に及ぶことも匂わせている。
どっちみち竹中には失うものはない。小泉も竹中が失敗しても他人事で済ませられる。当分、小泉の公約(笑)であった自民党がぶっつぶされることはなさそうだ。
 
  
  
  
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  [1123] 歴史は繰り返す?
  
        
  
>新内閣が発足して一週間になります。
>30日、組閣後の、総理会見で納得できないことがあります。
>これから、不良債権の処理加速をいっていますが、では、あなたはこの一年半何をしていたのだ。


オブチ流の積極財政から大転換して緊縮財政へと舵を切りました(国債発行に30兆円の枠をはめた)。


>しかも、この問題は、橋本内閣の時代からあったことではないか。
>この責任を感じるどころか、加速だと大見得を切って、空手形の乱発に私たちはうんざりしていることを分かっていない。


不良債権処理や財政再建は宮沢内閣・橋本内閣において将来問題になることが予見され処置が試みられました。小泉内閣で三度目です。服部さんが個人的にどこに投票されたかは別問題として、先送りの責任を感じなければならない当事者は国民(有権者)です。宮沢・橋本内閣はともに財政再建・不良債権処理を進めようとした。しかし国政選挙でノーの審判が下され退陣に追い込まれた。その事実を思い出し、そして直視すべきでしょう。またその民意を受けてバトンタッチした政権がことごとく連立政権だったという事実も記憶に留めておくべきだと思います。


>竹中併用担当相も、ノーテンキな顔をして、白々しい事を言っている。国民はどこまで付き合わされるのだ。
>このような、経済の大問題を民間の大臣にさせておいて、国会で責任がもてるのか、組閣のポイントをわかっていない。と。


同感ですが、「白々しいこと」ではなく「全くシャレにならないこと」を言っています。適切な人材を起用できれば民間人もいいナ(というより国会議員よりも遥かに適任である)と思うのですが、個人的な意見をいえばこの難局に学者では全くイタダケません。

なにせ、プレーヤーとしての学者やPh.Dホルダーをあまり信用していないのです。彼らは当たっているうちは実務家、外れたら学者(苦笑)。98年〜99年のヘッジファンド破綻時にはノーベル経済学賞受賞者ですら破綻に終わりました。「こんなことは理論上考えられん」というエクスキューズが風の便りに聞こえてきたものです。いまの経済環境は当時よりも遥かに難しいですよ。ヘッジファンドは出資者が資産家ばかりなのでまだ救われますが、ピンキリの所得層を抱えた一国の経済でそれをやられるとキツイ。就任して1週間で土俵際から平均株価を1割も押し下げる経済閣僚では先が思いやられます。株価や景気を下げるのではなく、上げるのが経済閣僚の本来の仕事です。

もはや叶わぬ夢ですが、ピンチのときは「経済は生き物なのだ」ということが体の芯からわっている実務家に限ると思う。
 
  
  
  
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  [1124] Re(1):歴史は繰り返す?
  
        
  
>オブチ流の積極財政から大転換して緊縮財政へと舵を切りました(国債発行に30兆円の枠をはめた)。

私は、彼が舵を取ったとは思いません。何もしなかったのです。はたして、あれが緊縮財政への舵取りでしょうか。失点を恐れての無作為だと思います。

>不良債権処理や財政再建は宮沢内閣・橋本内閣において将来問題になることが予見され処置が試みられました。小泉内閣で三度目です。服部さんが個人的にどこに投票されたかは別問題として、先送りの責任を感じなければならない当事者は国民(有権者)です。宮沢・橋本内閣はともに財政再建・不良債権処理を進めようとした。しかし国政選挙でノーの審判が下され退陣に追い込まれた。その事実を思い出し、そして直視すべきでしょう。またその民意を受けてバトンタッチした政権がことごとく連立政権だったという事実も記憶に留めておくべきだと思います。
宮沢、橋本、の選挙敗北は、経済失政だとは思いません。
宮沢は、不信任成立と言う、流れの中で、国民が、官僚政治に嫌気が指し、その結果だと思います。元はと言えば、出て行った人たちも、同じ穴の狢でした。ココからが、我国の政治の混迷の始まりであったと思います。
橋本は、消費税の引き上げに対する反発です。結果として、あの2ポイントが何を齎したのでしょうか。増収をいい事に、政治家と官僚が山分けしただけの話ではないですか。
小渕は、更に最悪でした。赤字国債の乱発です。国民のための乱発ではなくて、銀行と政治家の山分けだったではないですか。
森は、正に何もしない、出来ない内閣だった。するのはゴルフだけ。その森を頭にいただく小泉です。おしてしるべしでしょうね。
何で、メデイアはあの程度のものを、ほいほいと乗せたのでしょうか。
いま、国民とともに、苦しみに耐えなければならないのが、為政者のつとめでしょう。
昨年の、白川さんの演説を思い出します。何でも他人事で平気な人です。汗する人ではない。
政治家は、この経済状況を打破するためには、狂気の沙汰で取り組まなければいけないのです。その、狂気の沙汰が小泉にはない。本当にこれでいいのですか、と問いかけた演説を忘れられません。
山口さん、この頃、私は自問自答していることがあります。
政治とは、経済とは、誰のためにあるのだろう。何のためにあるのだろう。
小泉の会見を見るたびに腹立たしくて仕方ありません。
 
  
  
  
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  [1125] Re(2):歴史は繰り返す?
  
        
  
>私は、彼が舵を取ったとは思いません。何もしなかったのです。はたして、あれが緊縮財政への舵取りでしょうか。失点を恐れての無作為だと思います。


昨年の参院選であれほど抵抗勢力を当選させて(改革志向の人が落選して)首相に改革を期待するのはやや酷だったと思います。有権者に本気で改革を支持する意思があったとすれば有権者の情報収集力・洞察力不足。就任後の数ヶ月はソフトランディングに向けたラストチャンスだったと思います。


>宮沢、橋本、の選挙敗北は、経済失政だとは思いません。


橋本内閣退陣の原因が経済「失政」かどうかには議論がありますが、あのデフレ政策が有権者に嫌気されたと思う。宮沢内閣は賢明にもあの当時公的資金注入のアイデアがありましたが、財界や世論の反発で実現に至りませんでした。
http://www.suzuki.org/ipan13.html

プライオリティーを固めてそれ以外はしばらく目をつむる度量も必要だと思うのです。不倫をしてもクリントンは支持を受け、好戦的なブッシュも高い支持率を得ています。前者の経済政策、後者の安全保障政策が支持され、当時はそれがプライオリティーだったからです。クリントンに道徳、ブッシュに知性を求めたら全ては終わっていたでしょう(笑)。

余談ですが、学校の先生に関するステレオタイプ的な日米比較に通じます。米国の先生は子供の長所に注目して誉め能力を引き出そうとします。日本の先生は短所に注目して注意しその矯正を目指します。


>橋本は、消費税の引き上げに対する反発です。結果として、あの2ポイントが何を齎したのでしょうか。増収をいい事に、政治家と官僚が山分けしただけの話ではないですか。


たしかに・・・順番が逆ですよね。徹底的にリストラしてから「それでも足りないので負担をお願いします」と頼むのがスジなので。年金・医療保険・税金など、非効率な体質を温存して負担を求める姿勢には大いなる疑問を感じます。高齢化・人口減少の長期トレンドは不動なので、今みたいな姿勢では、もろもろの公的制度はいずれ破綻するより他にない。

無駄な医療費をカットする、株価のPKOをやめる、議員や公務員の数を減らすなど、国民負担を求める前にすべきことは山ほどあるはずです。それらを実行できたらこれは日本史に残る大変な国士だと思いますが・・・国会議員はシニアな人が多いし支持基盤と直結しているので自殺行為に似た抜本的改革は難しいかももしれませんね。

ただ幅広くフェアに課税するという消費税のコンセプト自体は間違っていないと思う。


>いま、国民とともに、苦しみに耐えなければならないのが、為政者のつとめでしょう。
>昨年の、白川さんの演説を思い出します。何でも他人事で平気な人です。汗する人ではない。
>政治家は、この経済状況を打破するためには、狂気の沙汰で取り組まなければいけないのです。その、狂気の沙汰が小泉にはない。本当にこれでいいのですか、と問いかけた演説を忘れられません。


狂気を持つこと自体は結構だと思いますが、その矛先をどこに向けるかで結果は全然違うはずです。それぞれの分野で心有る方々は「こうすればいいのに・・・」ということがわかっている。そういう方向に狂気が向かうことを祈ります。ぼくは狂気の沙汰よりも「ヤル気」と「能力」をバランス良く持つことが大事だと思います。


>山口さん、この頃、私は自問自答していることがあります。
>政治とは、経済とは、誰のためにあるのだろう。何のためにあるのだろう。
>小泉の会見を見るたびに腹立たしくて仕方ありません。


小泉さんの会見を見る機会が少ないのでなんともいえませんが・・・、ぼくも同じ問いかけを自問自答してみました。政治や経済になにを求めるかは(言葉の定義からして)人によって千差万別だと思います。ここ2、3日考えてみましたが、超難問ですね。

政治「力」・経済「力」ともに人の営みの結果に過ぎず、そのパワーは世の中に偏在しつづけてきたのが実情で、この世に一定の秩序がある限りそれに沿ってそれらのは偏在しつづけるものだ、というのがぼくの世界観です。そのパワーの多くは、求めんとする人のなかから運・実力・才能を兼ね備えた一握りの人に「テンポラリーに」与えられるもので、その人に相応しないモノは決して身につかないものだと思っています。うーん・・・だいぶピントが外れているような気が・・・(苦笑)
 
  
  
  
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