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  [843] ブッシュ政権の暴走は止まらない
  
        
  
 国際刑事裁判所構想に反対、国連人口基金脱退、国際拷問禁止条約にも反対。
 戦争や貧困の惨禍を少しでも減らそうという多国間の努力を、見事に無にしてゆきます。

 先日の朝日新聞には、こういう動きはブッシュ政権が共和党右派を基盤にしているからだという記事が出ていました。そのうち特にキリスト教ファンダメンタリストが、国連人口基金脱退を中絶反対の立場から主張していて、ブッシュ政権がそれを受け入れたんだとか。で、そういう宗派の人のインタビューも載っていたんですが、うろ覚えですが「米国は神の崇高な意志を実現するために建国されたのだから、ほかの国に安易に同調してはいけない」などと書いてありました。ブッシュ一派が政権を維持するには共和党右派の支持が必要だが、そのため米国主流の中道勢力が、ブッシュ政権から遠ざかるジレンマが起こっていると。
 権力者が、票目当てで不寛容な宗教団体と手を組む。その結果、国を誤る。
 日本だけではないんだな。

 ブッシュ政権は日本には「友好的」なんだそうですが、どうも、素直に喜べないんですよ。わがまま勝手なマッチョ男が、自分の言うこと聞いてくれる都合のいい女をチヤホヤしているようで。イラクみたいに気に入らない国をぶちのめそうとしているのを見ると、「言うこと聞かなきゃアタシの事だって殴るんでしょ?」てな気になります。それに、ワールドコムをはじめとするバブル崩壊をみると、「筋肉モリモリだけど、ドーピングで内臓傷めてるんじゃないの?」「意外とすぐ寝込むかも。あちこちで嫌われてもいるし、ホントに付いてって大丈夫?」てね。
 
  
  
  
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  [846] Re(1):ブッシュ政権の暴走は止まらない
  
        
  
> 国際刑事裁判所構想に反対、国連人口基金脱退、国際拷問禁止条約にも反対。
> 戦争や貧困の惨禍を少しでも減らそうという多国間の努力を、見事に無にしてゆきます。

ちゅうか、かの国は「人間の欲望に正直でいいや」という方向に向かっているんです。
おこちゃまの行動と同じなんです。
公正さというルールを放棄した大きな赤ん坊、やっかいなものであります。
 
  
  
  
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  [847] Re(1):ブッシュ政権の暴走は止まらない
  
        
  
 難しいところです。
 このままですと、「テロへの戦い」どころか「諸国の反対への戦い」になるようです。
 思うに、EU対アメリカ、アメリカ対中国の対立に、日本は巻き込まれますねえ。

 しかしながら、アメリカの政策を一つ一つ斟酌して反対する国が多くなれば、彼の「アメリカで開発された抗エイズ薬」を、特許を無視して広めることもできますし、遺伝子銃によるワクチン開発もびしびしやって、いろいろなウイルス病の蔓延も防げるように思います。
 こうした対立が、多少長期間続いてくれれば、いろいろな世界的問題が打開できますねえ。

 しかし、イスラエルーパレスチナ問題を初期において煽ったアメリカの態度は、非難されるべきものであると思います。
 「テロとの戦い」に固執するあまり、逆にテロリスト以上に、世界各国から警戒される国家となったアメリカ。
 しかし、この期を利して、日本もアメリカ以外の諸国と緊密になっておきたいものです。
 
  
  
  
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  [848] 事実関係
  
        
  
> 先日の朝日新聞には、こういう動きはブッシュ政権が共和党右派を基盤にしているからだという記事が出ていました。そのうち特にキリスト教ファンダメンタリストが、国連人口基金脱退を中絶反対の立場から主張していて、ブッシュ政権がそれを受け入れたんだとか。


朝日新聞だと所詮そういう取材・論調・分析にしかならないでしょう。

先ずブッシュについて。現政権がクリスチャン・ライトの支持を得ているというより、ブッシュ本人がそのメンバーのはずです。ただし、彼は現在アメリカ大統領という究極の公職にあり、また北東部で生まれ育っているため、賛同はしないまでも左翼・リベラル思想は理解できる。個人的な好き嫌いを抑えて相当ニュートラルな方向に寄っている印象ですよ。あれでも。最近の日本だと、森元首相と神道の関係に近いかもしれない。さらにマスコミと相性が悪く、記者が嫌いで、失言が多く、知性を感じさせず、インテリに蔑視されるのも似てる(笑)。

次に宗教勢力について。不景気等で内政が行き詰まると、極左レフトや宗教右派・新興宗教などの急進政治勢力が増えて活気づきますよ。後者は宗教団体というよりも政治結社に近い。日本の創価学会もそうではないかと想像しますが、神様・仏様との関係よりも世俗との関わり方に目覚め、関心がそっちに向かうのはネオ宗教の世界的潮流です。さらに、一見して水と油に見える左右の利害が面白いほど一致するのも世界的傾向。イスラエルへの支持、グローバリゼーション・資本主義・自由主義への反発など。これらは冷戦終結後の90年代から顕著になったものです。さらにバランスの取れた良識あり声の小さい中間層が愛想をつかして無党派になるのも世界的な流れ。人間の営みですから。日本でもこれにきわめて類似した状況があるはず。

アメリカは建国以来、本格的な挫折を経験していません。保守・リベラルの双方が、寝言のごとき理想主義・空想主義に走るのはそのためです。戦争に負けるまでの日本もそうだったでしょう。日本・ヨーロッパは世界大戦で少なくとも一度は国土が荒廃した。その現実に直面し「神なんていないんだ」「理想と現実は別物だ」「物事なるようにしかならない」などの諦観が混じったリアリズムがプロットされている。これがアンビバレントな米国観が形成される一因ですね。
 
  
  
  
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  [849] 事実関係、その2
  
        
  
> ブッシュ政権は日本には「友好的」なんだそうですが、どうも、素直に喜べないんですよ。わがまま勝手なマッチョ男が、自分の言うこと聞いてくれる都合のいい女をチヤホヤしているようで。イラクみたいに気に入らない国をぶちのめそうとしているのを見ると、「言うこと聞かなきゃアタシの事だって殴るんでしょ?」てな気になります。それに、ワールドコムをはじめとするバブル崩壊をみると、「筋肉モリモリだけど、ドーピングで内臓傷めてるんじゃないの?」「意外とすぐ寝込むかも。あちこちで嫌われてもいるし、ホントに付いてって大丈夫?」てね。


クリントン時代にはだいぶ殴られたでしょう。リベラルもコンサバも本質的には同じくらい帝国主義的で、マスコミの記事ほど中身は違いません。だからこそ「戦略的競争相手(仮想敵国)」と「戦略的パートナー(同盟国)」の差は大きいと思う。やっぱり。

お友達的に「友好的」なのではなく、内心どう思っていようと現時点では「国益で一致・妥協できる部分が多い」という、それだけのことです。対米依存・追随ではなく、日本が自国の立場からワシントンへの発言力・影響力を強める努力が大事。現在の環境では国際社会に対する応分の責任の一つだと思います。

バブル(株式市場)崩壊を政治的にいえば、自称インターネットの発明者たるゴアの敗北をきっかけに、最有力支持母体だったウオール街が財務省もろとも地盤沈下しただけのこと。焦げた会社の多くは民主党利権にぶら下がって成長したところで、コアはさほど痛んでいないのです。

日本では、・・・というより世界各地で、その現象をみて「ザマーミロ!」と思っている人が多いことは承知しており、事実そういう意見を聞く機会もあります。もしもお金が絡むことに政治思想・抽象的観念・アンビバレントな感情などが入り過ぎるとすれば、大勢を見誤ります。

資本主義の世界には、永遠の繁栄も永遠の衰退もありません。現状は株価のオーバーバリューが修正されているに過ぎず、値上がりしすぎたものが下がることは長い目で見れば健全です。諸外国はケースバイケースかもしれませんが、ことアメリカでは資本主義システムの根幹は揺らがないという十分な感触を得ています。もし本当にヤバいと思ったら速攻で仕事を辞めるところですが、実際そうではありませんから。


 
  
  
  
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  [850] Re(2):ブッシュ政権の暴走は止まらない
  
        
  
> 難しいところです。
> このままですと、「テロへの戦い」どころか「諸国の反対への戦い」になるようです。
> 思うに、EU対アメリカ、アメリカ対中国の対立に、日本は巻き込まれますねえ。
>
> しかしながら、アメリカの政策を一つ一つ斟酌して反対する国が多くなれば、彼の「アメリカで開発された抗エイズ薬」を、特許を無視して広めることもできますし、遺伝子銃によるワクチン開発もびしびしやって、いろいろなウイルス病の蔓延も防げるように思います。
> こうした対立が、多少長期間続いてくれれば、いろいろな世界的問題が打開できますねえ。
>
> しかし、イスラエルーパレスチナ問題を初期において煽ったアメリカの態度は、非難されるべきものであると思います。
> 「テロとの戦い」に固執するあまり、逆にテロリスト以上に、世界各国から警戒される国家となったアメリカ。
> しかし、この期を利して、日本もアメリカ以外の諸国と緊密になっておきたいものです。

今、日本が於かれている状況を考えれば、
やはり、アメリカ対中国の対立の狭間に
おかれる可能性がつよいと思います。
ヘタして、両国の武力衝突なんてことが
起こりうるとすると、日本は戦場になるなんてことも
あり得る話ではないかと想像したりします。
この次は、日本は完全な被害者という構図が
よりしっくりくるカタチのような気がします。
まあ、極端な想像なんでしょうけど・・・
 
  
  
  
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  [854] Re(1):事実関係
  
        
  
 山口さん、詳細な解説をありがとうございます。
 なかなか新聞ではそこまで書いてないので、参考になります。
 まあ、ブッシュ政権への評価を変えるような要素はないようですが・・・。

>先ずブッシュについて。現政権がクリスチャン・ライトの支持を得ているというより、ブッシュ本人がそのメンバーのはずです。ただし、彼は現在アメリカ大統領という究極の公職にあり、また北東部で生まれ育っているため、賛同はしないまでも左翼・リベラル思想は理解できる。個人的な好き嫌いを抑えて相当ニュートラルな方向に寄っている印象ですよ。あれでも。

 うーん、努力してアレですか。飲み屋で話すには好人物、上司に持つと迷惑、超大国の大統領としては不適格。そんな気がする。

>次に宗教勢力について。不景気等で内政が行き詰まると、極左レフトや宗教右派・新興宗教などの急進政治勢力が増えて活気づきますよ。後者は宗教団体というよりも政治結社に近い。日本の創価学会もそうではないかと想像しますが、神様・仏様との関係よりも世俗との関わり方に目覚め、関心がそっちに向かうのはネオ宗教の世界的潮流です。さらに、一見して水と油に見える左右の利害が面白いほど一致するのも世界的傾向。イスラエルへの支持、グローバリゼーション・資本主義・自由主義への反発など。これらは冷戦終結後の90年代から顕著になったものです。さらにバランスの取れた良識あり声の小さい中間層が愛想をつかして無党派になるのも世界的な流れ。人間の営みですから。日本でもこれにきわめて類似した状況があるはず。

 良く似てます。それを意識して書いたわけですから。
 にしても、右も左もイスラエル支持というのはピンと来ません。日本では、右も左も極端に行くと反米ですが。

>アメリカは建国以来、本格的な挫折を経験していません。保守・リベラルの双方が、寝言のごとき理想主義・空想主義に走るのはそのためです。戦争に負けるまでの日本もそうだったでしょう。日本・ヨーロッパは世界大戦で少なくとも一度は国土が荒廃した。その現実に直面し「神なんていないんだ」「理想と現実は別物だ」「物事なるようにしかならない」などの諦観が混じったリアリズムがプロットされている。これがアンビバレントな米国観が形成される一因ですね。

 理想主義・空想主義に走る割に、目の前の問題への対処はきわめて現実的なんですよね。実に、興味深いお国柄です。
 にしても、価値観は内向き、力を前面に出して外に対するという、今の路線には危うさを感じます。ほかの国に迷惑なだけではなく、長期的には米国の利益も害するのではと危惧しています。
 
  
  
  
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  [855] Re(1):事実関係、その2
  
        
  
 米国経済がこれくらいのことで駄目になるとは、私も思ってません。

 ただ、粉飾決算のスキャンダルで米国型経済モデルは信頼を失いました。
 今のところ、議会や政府の対応は迅速なようですが、扱いを誤ればブッシュ政権にはボディブローのように悪影響を及ぼすのではないでしょうか。
 
  
  
  
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  [859] Re(3):ブッシュ政権の暴走は止まらない
  
        
  
 cocoonさん、おひさです。

 米国と中国が衝突するきっかけは、台湾独立あたりでしょうか。
 独立といっても現状を追認するだけですから、中国の面子が潰れる以外、誰にも迷惑がかからないはずなんですが、その中国が武力行使をすれば日本も渦中です。
 中国の面子をできるだけ潰さないように、実質は台湾と米国の利益を図るという路線になると思います。

 米国でブッシュ政権が成立してから、鈴木宗雄、辻本清美、加藤紘一、田中真紀子といった、旧東側と近しかった政治家が相次いで失脚したのも、そのあたりの地ならしかもしれません。
 
  
  
  
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  [862] 軍事力で人を殺すこととドルで人を殺すことの違い
  
        
  
> にしても、右も左もイスラエル支持というのはピンと来ません。日本では、右も左も極端に行くと反米ですが。

ぼくもかつてはピンと来ませんでした。ユダヤ系移民が多く、かつ戦争に負けた経験がないキリスト教徒が多ければ、そういう状況になります。ヨーロッパでイスラエルに批判的なスタンスが多いのもそのためです。


> 理想主義・空想主義に走る割に、目の前の問題への対処はきわめて現実的なんですよね。実に、興味深いお国柄です。
> にしても、価値観は内向き、力を前面に出して外に対するという、今の路線には危うさを感じます。ほかの国に迷惑なだけではなく、長期的には米国の利益も害するのではと危惧しています。


どの国もそうでしょうが、国益の最大化は大きな政治目標です。
余談ですが、別スレッドで話題になっている田中康夫氏にそのマインドを期待できるか否かにはクエスチョン・マークがつきます。そんなことドーデモイイじゃん、と思っているのだとすれば、在野で作家を続けられたほうが世のため人のためになると思う。ま、長野県民じゃないからどうでもいいのですが。


ところで、ぼくがいわんとしたことは、あこがれの米国リベラル勢力も、現在のブッシュ政権も全く同質・同根なのだ、ということ。前者の決戦兵器はドル(財務省=ウオール街=メディア)、後者は軍事力(国防省=軍事産業=諜報機関)。かたやグローバリゼーション、かたやフリーダムという美辞麗句を振り回し、対外的に力を行使していることになんら変わりはない。

今次の戦争でどれだけの人命が失われるかはわかりませんが、振り返ると、リベラリズムを旗印にしたグローバリゼーションの破綻で起きた(主に途上国の)経済危機でどれだけの人が死んだでしょうか。現在のパレスチナ紛争・アフガン戦争の比ではありません。90年代後半以降の日本の自殺者もそう。軍事衝突こそ起きませんでしたが、毎年日本軍の1個師団が戦場に投入されて全滅するに等しいわけで。


軍事力を行使して10万人殺すのと、ドルの威力を行使して10万人殺すのが、同じなのか、それとも違うのか、ということです。


イメージ的に違うと思えばリベラル勢力は一味違うということになり、実質的に同じだと思えば同質・同根だという結論になる。こんなことばかり言ってはいけないのでしょうが、これまでの経験から、被害者には目もくれず凶悪殺人犯の人権擁護にひた走るのが典型的な左派的思考だとぼくは理解しているので、拡大解釈すれば両者は全く別物だという結論に直結しかねないのがちょっと・・・と思っているのですが。
 
  
  
  
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  [863] 米国vs中国、&日本
  
        
  
台湾独立の場合、中国(中国軍)は武力行使すると明言しています。独立されたら中国のメンツが潰れるというより、国体が維持できず旧ソ連のようにバラバラに分裂するという読み筋です。返還後の香港経済が大スランプに陥っていること、米国・日本で親台湾勢力が力を持っていることなどから、台湾が返還に応じづらくなっていることは事実で、中台海峡の緊張感は高まるんでしょうね。

アメリカは90年代半ばから武器輸出国としての中国・北朝鮮の動向に神経を尖らせており、台湾の民主主義のために、という大義名分は格好の口実になる。日本の有事法制も急ぎに急がせたし、軍事的な手当ては半ば終わった、という認識だろうと思います。

日本にとって最悪の事態をイメージすると、戦場になる・流れ弾が飛んでくるという心配よりも、中国分裂まで視野に入れて(1)踏み倒されるであろう巨大な対中債権をいかに保全するか(2)そこそこ発生すると予想される難民にどう対処するか、の2つが大きな問題になると思います。軍事上のことはともかく、この2つに関して日本が被害者的な立場に置かれることは確実で、下手をするとミサイルが数発命中した被害の比ではないくらいの経済的・人的被害が出ると思います。
 
  
  
  
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  [866] Re(1):軍事力で人を殺すこととドルで人を殺すことの違い
  
        
  
>どの国もそうでしょうが、国益の最大化は大きな政治目標です。
>余談ですが、別スレッドで話題になっている田中康夫氏にそのマインドを期待できるか否かにはクエスチョン・マークがつきます。そんなことドーデモイイじゃん、と思っているのだとすれば、在野で作家を続けられたほうが世のため人のためになると思う。ま、長野県民じゃないからどうでもいいのですが。

 うーん、他の国の恨みを買いまくるのが「国益の最大化」になるんだろうか。短期的には良いかもしれないけど、長期的には損なような。「国益」というのは、そんなに固定した自明のものなんでしょうかね。
 それから、田中康夫氏が「国益」を追求すべきかという話ですが。
 国政に携わる政治家が追求すべきは国益、県政に携わる政治家は県民益(これは田中氏の造語ですが)、市制なら市民益、町政なら町民益、村政なら村民益じゃないでしょうか。職務に忠実であろうとすればそうなります。それに国益にしろ県民益にしろ、住民の利害が一枚岩でない以上、何をもって益とするかは、微妙な判断になると思います。


>ところで、ぼくがいわんとしたことは、あこがれの米国リベラル勢力も、現在のブッシュ政権も全く同質・同根なのだ、ということ。前者の決戦兵器はドル(財務省=ウオール街=メディア)、後者は軍事力(国防省=軍事産業=諜報機関)。かたやグローバリゼーション、かたやフリーダムという美辞麗句を振り回し、対外的に力を行使していることになんら変わりはない。

 この趣旨は理解したつもりでおります。
 米国リベラルもブッシュ政権も目クソ鼻クソだということですね。
 ですから、やっぱりブッシュ政権は鼻クソじゃないか、と申し上げているわけで・・・。


>今次の戦争でどれだけの人命が失われるかはわかりませんが、振り返ると、リベラリズムを旗印にしたグローバリゼーションの破綻で起きた(主に途上国の)経済危機でどれだけの人が死んだでしょうか。現在のパレスチナ紛争・アフガン戦争の比ではありません。90年代後半以降の日本の自殺者もそう。軍事衝突こそ起きませんでしたが、毎年日本軍の1個師団が戦場に投入されて全滅するに等しいわけで。
>
>軍事力を行使して10万人殺すのと、ドルの威力を行使して10万人殺すのが、同じなのか、それとも違うのか、ということです。

 死というものをどう捉えるかで変わってきます。
 ただの数として捉えるなら同じ。
 でも、「死」を死んだ当人だけではなく、残された者たちが抱え続けてゆくものと考えれば、違います。
 米国の銃弾や爆弾で近親者を殺された方が、より米国に対して深い恨みを持つでしょう。

 さらにこの問いには、「米国リベラルが政権を握らなければ経済危機も起こらず、日本の中高年や途上国の人々も死なずに済んだ」という前提が必要です。山口さんはこのあたりの分野が専門のようですので、「米国リベラルは札束で人を殺す」という実感を疑うつもりはないんですが、話題が話題なので念のため。


>イメージ的に違うと思えばリベラル勢力は一味違うということになり、実質的に同じだと思えば同質・同根だという結論になる。こんなことばかり言ってはいけないのでしょうが、これまでの経験から、被害者には目もくれず凶悪殺人犯の人権擁護にひた走るのが典型的な左派的思考だとぼくは理解しているので、拡大解釈すれば両者は全く別物だという結論に直結しかねないのがちょっと・・・と思っているのですが。

 お陰様で、このあたりは認識を少し改めました。
 でもやっぱり、ブッシュ政権への認識を変えるような要素を、山口さんの議論から見出すのは難しいです。
 
  
  
  
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  [882] 今度は核先制攻撃だ
  
        
  
 大量破壊兵器を大量に保有している超大国が、大量破壊兵器を保有している「かもしれない」小国に、先に大量破壊兵器を使おうという話。
 「無限の正義」は止まらない。
 
  
  
  
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  [883] Re(1):今度は核先制攻撃だ
  
        
  
> 大量破壊兵器を大量に保有している超大国が、大量破壊兵器を保有している
> 「かもしれない」小国に、先に大量破壊兵器を使おうという話。
> 「無限の正義」は止まらない。

ま、今回のブッシュのあほさ加減にどこの国もついてこないよ。
なんか、たまたま成功した作戦を繰り返しやるのもねぇ‥
盲従するライオン君も困ったものだ。猛獣としての自覚をもちなされ。

イラク北朝鮮イラクを順にやっつけた後、次は日本かな(笑)
 
  
  
  
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  [884] Re(2):軍事力で人を殺すこととドルで人を殺すことの違い
  
        
  
> うーん、他の国の恨みを買いまくるのが「国益の最大化」になるんだろうか。短期的には良いかもしれないけど、長期的には損なような。「国益」というのは、そんなに固定した自明のものなんでしょうかね。


着地点を考えずに突撃するほど愚かかどうか、賢明なるsanyonさんなら十分想像できるでしょう。メディアは報じていないと思いますが勝利を前提にした戦後処理の議論は進んでる。
膨大な戦費を投じて血を流す以上、短期ベスト・長期ワーストの政策オプションはありえません。もちろんここでいうベストとは、best for US interestsですが、、、。


> 職務に忠実であろうとすればそうなります。それに国益にしろ県民益にしろ、住民の利害が一枚岩でない以上、何をもって益とするかは、微妙な判断になると思います。


たしかに微妙な判断ですが、そう言ってしまうと永遠に「微妙な判断」のままですから、ここは仮説を示します。あんまり自信ないですが・・・(笑)

先ず、指導者が民主主義の多数決ルールで決まるとすれば、選ばれた者が支持者にロイヤリティーを示すことで最大多数の利益が達成されますね?実際には投票率50%の過半数として、4人に1人の利益ですが、、、。
次いで、あぶれた残り4分の3はどうするか?(1)ひたすら嘆く(2)野党支持に回りかすかな発言権を行使する(3)オポチュニスティックに立ち回る、の3通りでしょう。政治系BBSの発言として遺憾ながら、個人的には(3)のオプションを選択します(爆)。


> 米国リベラルもブッシュ政権も目クソ鼻クソだということですね。
> ですから、やっぱりブッシュ政権は鼻クソじゃないか、と申し上げているわけで・・・。


ですね。ブッシュを擁護しているわけではありません。


> さらにこの問いには、「米国リベラルが政権を握らなければ経済危機も起こらず、日本の中高年や途上国の人々も死なずに済んだ」という前提が必要です。山口さんはこのあたりの分野が専門のようですので、「米国リベラルは札束で人を殺す」という実感を疑うつもりはないんですが、話題が話題なので念のため。


「米国リベラルが政権を握らなければ(97年以降の途上国危機や日本の深刻な金融システム危機などの)経済危機も起こらず、日本の中高年や途上国の人々も死なずに済んだ」という命題は仮説・前提ではなく“事実”。当時の支持母体を考えたら自明です。これは一ビジネスマンとしての現場意見ですが。

つまり、核ミサイルのボタンを押したら万人単位の死人が出るのと同様、ウオール街でまとまった数の売りボタンを押したら、小さな国家・業界・企業は一夜にして危機に瀕し、万人単位の雇用が脅かされ、何人かは首を吊る。連打したら・・・効きますよ。
ウオール街に匹敵する高給取りの弁護士軍団が大挙して特定勢力を狙い撃ちしても、同じく高給取りのメディア関係者がお手盛りでプロパガンダを流しても、同じような結果を得る(メディアに関しては日本も同様では?)。どの業界も一応の大義はいわゆるリベラリズムで、ろくろくGDPには貢献してませんが、高給取りです・・・というより、高給取りでした(爆)。

ミサイルのボタンは滅多なことで押せませんが、売りボタンなら何回でも押せるし、訴訟なら何枚でも書けるし、ウケそうな番組・記事ならいくらだって作ります(苦笑)。

つまりは、そういうことです。
 
  
  
  
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  [885] 補足−日本にとってブッシュは悪くない
  
        
  
2000年の大統領選挙時にはニューヨーク在住者としてゴアの勝利を、日本国籍保持者としてブッシュ勝利を祈ってました。メディアで云々される類の是非はあるのでしょうが、現象面から指摘できることがある。ブッシュになってからワシントン発の対日内政干渉まがいのことが激減し、日本の基幹産業では再編(実質破綻→吸収)が起きず、対米黒字をツベコベ言われず、大きな訴訟も起こされず、情報がダイレクトに東京に入るようになり、アメリカの仮想敵国ではなくなった。トータルしてみると、だいぶマシになったはずだと思うんですが・・・。それでも日本は不景気なんでしょう?大統領がゴアだったら本当に大変なことになってたと思う。その場合ほぼ確実に潰されたであろう日本の大手企業を何社か指摘できますけどね。相当命拾いしてるはずなのです。戦争のこと等々については、日本は我関せずってことで良いんじゃないですか?戦争やってる場合じゃないんだから。とにかく、先ずはあの経済を立て直さないと・・・。
 
  
  
  
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  [886] [
  
        
  
>> うーん、他の国の恨みを買いまくるのが「国益の最大化」になるんだろうか。短期的には良いかもしれないけど、長期的には損なような。「国益」というのは、そんなに固定した自明のものなんでしょうかね。
>
>
>着地点を考えずに突撃するほど愚かかどうか、賢明なるsanyonさんなら十分想像できるでしょう。メディアは報じていないと思いますが勝利を前提にした戦後処理の議論は進んでる。
>膨大な戦費を投じて血を流す以上、短期ベスト・長期ワーストの政策オプションはありえません。もちろんここでいうベストとは、best for US interestsですが、、、。
>
>
>> 職務に忠実であろうとすればそうなります。それに国益にしろ県民益にしろ、住民の利害が一枚岩でない以上、何をもって益とするかは、微妙な判断になると思います。
>
>
>たしかに微妙な判断ですが、そう言ってしまうと永遠に「微妙な判断」のままですから、ここは仮説を示します。あんまり自信ないですが・・・(笑)
>
>先ず、指導者が民主主義の多数決ルールで決まるとすれば、選ばれた者が支持者にロイヤリティーを示すことで最大多数の利益が達成されますね?実際には投票率50%の過半数として、4人に1人の利益ですが、、、。
>次いで、あぶれた残り4分の3はどうするか?(1)ひたすら嘆く(2)野党支持に回りかすかな発言権を行使する(3)オポチュニスティックに立ち回る、の3通りでしょう。政治系BBSの発言として遺憾ながら、個人的には(3)のオプションを選択します(爆)。
>
>
>> 米国リベラルもブッシュ政権も目クソ鼻クソだということですね。
>> ですから、やっぱりブッシュ政権は鼻クソじゃないか、と申し上げているわけで・・・。
>
>
>ですね。ブッシュを擁護しているわけではありません。
>
>
>> さらにこの問いには、「米国リベラルが政権を握らなければ経済危機も起こらず、日本の中高年や途上国の人々も死なずに済んだ」という前提が必要です。山口さんはこのあたりの分野が専門のようですので、「米国リベラルは札束で人を殺す」という実感を疑うつもりはないんですが、話題が話題なので念のため。
>
>
>「米国リベラルが政権を握らなければ(97年以降の途上国危機や日本の深刻な金融システム危機などの)経済危機も起こらず、日本の中高年や途上国の人々も死なずに済んだ」という命題は仮説・前提ではなく“事実”。当時の支持母体を考えたら自明です。これは一ビジネスマンとしての現場意見ですが。
>
>つまり、核ミサイルのボタンを押したら万人単位の死人が出るのと同様、ウオール街でまとまった数の売りボタンを押したら、小さな国家・業界・企業は一夜にして危機に瀕し、万人単位の雇用が脅かされ、何人かは首を吊る。連打したら・・・効きますよ。
>ウオール街に匹敵する高給取りの弁護士軍団が大挙して特定勢力を狙い撃ちしても、同じく高給取りのメディア関係者がお手盛りでプロパガンダを流しても、同じような結果を得る(メディアに関しては日本も同様では?)。どの業界も一応の大義はいわゆるリベラリズムで、ろくろくGDPには貢献してませんが、高給取りです・・・というより、高給取りでした(爆)。
>
>ミサイルのボタンは滅多なことで押せませんが、売りボタンなら何回でも押せるし、訴訟なら何枚でも書けるし、ウケそうな番組・記事ならいくらだって作ります(苦笑)。
>
>つまりは、そういうことです。
 
  
  
  
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  [887] 国益という言葉の難しさ
  
        
  
>着地点を考えずに突撃するほど愚かかどうか、賢明なるsanyonさんなら十分想像できるでしょう。メディアは報じていないと思いますが勝利を前提にした戦後処理の議論は進んでる。
>膨大な戦費を投じて血を流す以上、短期ベスト・長期ワーストの政策オプションはありえません。もちろんここでいうベストとは、best for US interestsですが、、、。

 おそらく考えてるでしょうね。構想力も、実行力も世界随一ですし。問題は、「いつの」「どこの」着地点かです。
 人間や社会という生き物を相手にしている以上、無理を通せばどこかで跳ね返りは出てくる。弾丸やミサイルというわかりやすい方法で蓄積された反米感情が、どこでどのように噴出するか、そこまで計算できるとは思えないです。押え込めると考えてやってるんでしょうが、それが可能なのは時期と局面が限定できる場合だけです。
 ですから、力攻めをするときは、狙った局面以外では無理をせず守りを固める方が賢明だと思うのですが、ブッシュ政権は世界中を敵に回してでも自らの欲求を押し通そうとしているように見えます。対人地雷禁止条約(これはクリントン政権時代のことですが)、拷問禁止条約、国際刑事裁判所のすべてに反対するのも、米国の単独軍事行動に枷をかけられたくないからでしょうし、一見論理的な行動に見えますが、机上の整合性を追求して手を広げ過ぎると、綻びもまた大きくなります。
  9.11テロの主犯とされるビンラディン氏も元はといえばソ連がアフガンに侵攻したときに、ソ連と対抗するために米国が育てた人物ですし、サダム・フセイン大統領だって、イラン革命に対抗するために米国がてこ入れした人物です。炭疸菌テロに使われた菌も米国産です。今は一見良いようにみえる事柄が、将来は災いの種になる。
 なにが「益」かは、時間が経って蓋を開けてみなければわからないし、そういう畏れを忘れると、しっぺ返しを食らうのではないかと思っています。

 とはいえ、予想外の事態が起こった場合の、米国の対処能力は、おそらく世界随一です。限界だと思ったら変わり身早く手を引くだろうとは思っています。
 ただ、日本がそういう米国の行動に追随するのは危険です。
 調子に乗ってついて行ったはいいが、米国の方針転換に右往左往して、はしごを外された形になってしまう恐れがある。
 ガキ大将よりも、その腰巾着のほうが恨まれ蔑まれるのが世の常です。
 米国の強行軍事路線とは一線を画し、かつ決定的な対立が起こらないよう賢く立ち回る必要があると思います。
 山口さんがいみじくもおっしゃったように、
>戦争やってる場合じゃないんだから。とにかく、先ずはあの経済を立て 直さないと・・・。
 です。


>> 職務に忠実であろうとすればそうなります。それに国益にしろ県民益にしろ、住民の利害が一枚岩でない以上、何をもって益とするかは、微妙な判断になると思います。
>たしかに微妙な判断ですが、そう言ってしまうと永遠に「微妙な判断」のままですから、ここは仮説を示します。あんまり自信ないですが・・・(笑)
>
>先ず、指導者が民主主義の多数決ルールで決まるとすれば、選ばれた者が支持者にロイヤリティーを示すことで最大多数の利益が達成されますね?実際には投票率50%の過半数として、4人に1人の利益ですが、、、。
>次いで、あぶれた残り4分の3はどうするか?(1)ひたすら嘆く(2)野党支持に回りかすかな発言権を行使する(3)オポチュニスティックに立ち回る、の3通りでしょう。政治系BBSの発言として遺憾ながら、個人的には(3)のオプションを選択します(爆)。

 指導者のロイヤリティーの示し方も「微妙な問題」でして(^^;)。
「住民のwantとneedは違う。」
 と言った人がいまして、プロフェッショナルから見て必要なことと、住民からの欲求が必ずしも一致するとは限らないんですよね。そのあたりの擦り合わせをどうするか。地方自治だと、行政から住民の顔が直接見えますから、うまく行けば住民の利益を最大限にすることが出来ますが、下手すると変な癒着や軋轢が起こって政策が迷走してしまうことになる。

(そうそう、上記の図式を、現在の米国の「国益」の作られ方に当てはめると、このツリーの最初で私が書いていたことも、当たらずとも遠からずだとおもうんですが。)


>「米国リベラルが政権を握らなければ(97年以降の途上国危機や日本の深刻な金融システム危機などの)経済危機も起こらず、日本の中高年や途上国の人々も死なずに済んだ」という命題は仮説・前提ではなく“事実”。当時の支持母体を考えたら自明です。これは一ビジネスマンとしての現場意見ですが。

 なるほど。目から鱗です。
 シアトルのWTO会議であれだけ反グローバリズムのデモが激しく起こったのも、そういう背景があったからでしょうか。

 それにしても、「国益」を論ずるというのは私には難しいです。
 山口さんの場合、自分も周囲も「国益」を意識するのが当然という環境で、感覚的に「こういうものだ」と通じるんでしょうが、日本の田舎に住んでいるとそういう感覚が持てないので。日本でも、もっと「何が国益か」という議論を進めないと、ますます迷走してゆくような気がします。

(脱線ですが、「国益」という言葉は national interest の訳語ですよね。で、interest という言葉には興味とか、利子とか、影響力という訳語も当てられている。政府なり国民なりが能動的に関心をもって得ようと勤めるもののような印象を持つんですが、どんなもんなんでしょうか。日本で国益論が日常のことにならないのは、「国益」という訳語からはそういう意味合いが感じられないのも一因かと思ったもので。)
 
  
  
  
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  [889] Re(1):国益という言葉の難しさ
  
        
  
> ブッシュ政権は世界中を敵に回してでも自らの欲求を押し通そうとしているように見えます。


金融機関・通信企業をバックにした国際戦略と、原油・軍事産業をバックにした国際戦略は自ずと違います。前者にとってブラジル危機はアルカイダよりも深刻ですが、後者ではウエイトが180度逆転する。世論がなにをピーピー言おうとやるときはやるのでしょう。クリントン政権のメキシコ救済・ヘッジファンド救済しかり、今回の軍事作戦しかり。ただ、この両者が政権交代するがゆえにチグハグに見えるのかもしれませんね。


> ただ、日本がそういう米国の行動に追随するのは危険です。
> 米国の強行軍事路線とは一線を画し、かつ決定的な対立が起こらないよう賢く立ち回る必要があると思います。
> 山口さんがいみじくもおっしゃったように、
>>戦争やってる場合じゃないんだから。とにかく、先ずはあの経済を立て 直さないと・・・。
> です。


こちらサイドからみると、あの悪条件のなかで日本は結構うまく立ち回っているように見えます。ピンと来ないかもしれませんが、そういう見方もできる、ということで。

ここで意図したのは軍事紛争から目をそむけて金儲けに励めという類のことではありません。GODAさんが以前に投稿されたマッカーサー証言がヒントになります。ポイントは経済対策が国家安全保障の根幹に位置するということ。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=851;id=seiji


> 指導者のロイヤリティーの示し方も「微妙な問題」でして(^^;)。
>「住民のwantとneedは違う。」
> と言った人がいまして、プロフェッショナルから見て必要なことと、住民からの欲求が必ずしも一致するとは限らないんですよね。そのあたりの擦り合わせをどうするか。


「wantとneedは違う」とは、畑を問わず、指導的立場あるいはプロを自任する人々のほぼ全員が抱いている感情かもしれないですね。

総論賛成・各論反対という図式はどこにでもあり、たとえばアメリカのマジョリティーには素直にプロに任せてお手並みを拝見しようという空気があると思います。その代わり失敗したらクビ。対照的に日本の場合は平時から重箱のスミまで突っつかれて予定調和を強いられる空気があると思います。その代わり失敗しても滅多にクビにはならない。日本も帝大卒が活躍していた時代には米国的なスタイルがあったと思うのですが・・・。

小田原評定に代表される現代日本の多数決に至るまでの時間・損失・機会損失は、農耕民族型の民主主義を維持するための必要コストと割り切るしかないと感じています。最後の最後まで意思決定に参加してモノを言い、その道のプロの読み筋通り、手遅れで必然的帰結に追い込まれたことを悟る。その結果として結束が生まれず、諦観や達観を良しとせずに小田原評定をひたすら後悔するのであれば、現代日本の民主主義システムはペイせずマジョリティーの幸福も語れないように思います。

おてんとう様に委ねるか、選んだ指導者に委ねるかの違い・・・みたいなことを言いたかったのです。


>(脱線ですが、「国益」という言葉は national interest の訳語ですよね。政府なり国民なりが能動的に関心をもって得ようと勤めるもののような印象を持つんですが、


素人の浅はかな理解ですが、国外を意識して主張したい自国の利害が国益だと思います。その証拠に、国内で完結する利害に国益という言葉を使いません。たとえば食料自給率を高めることは(安全保障・国際競争・関税障壁を意識して)国益と表現されますが、国内の福祉・年金制度を強化することを国益と表現することはマレです。

「国益」の「益」はご指摘の通りなのでしょうが、日本の場合は「国」の部分が実にファジーだと思います。これは、戦後アメリカの傘下で対外的な国家観・国家戦略を考える余地がなかった(今もない)こと、戦後教育を通じて国家意識や愛国心を持つこと自体がタブー視されてきたことなどが原因だと思う。自分自身を振り返って外国暮らしをして良かったと思うことの一つは、普通のまともな愛国心が育ったことです。

「日本は今後どういう国を目指すのですか?」という問いにコンセンサスを得たら国益は自ずと定まると思います。また承知している範囲でいえば、霞ヶ関にはブループリントが用意されていると想像します。なにせ彼らは諸外国の利害とぶつかりながら朝から晩までフルタイムで国益を考えてますから。
 
  
  
  
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  [905] Re(2):国益という言葉の難しさ
  
        
  
>金融機関・通信企業をバックにした国際戦略と、原油・軍事産業をバックにした国際戦略は自ずと違います。前者にとってブラジル危機はアルカイダよりも深刻ですが、後者ではウエイトが180度逆転する。世論がなにをピーピー言おうとやるときはやるのでしょう。クリントン政権のメキシコ救済・ヘッジファンド救済しかり、今回の軍事作戦しかり。ただ、この両者が政権交代するがゆえにチグハグに見えるのかもしれませんね。

 なーるほど。これも目から鱗です。
 にしても、米国は膨大な人と金と労力を使い、世界中に干渉して自らの覇権を維持・増進しようとする。ほかの国が何を言おうが気にしない。
 私から見れば、ものすごい気力です。ゴクローサンとしか言いようがない。
 「米国は神の崇高な意志を実現するために建国された」
 という宗教的な信念が、米国内の政治権力の核にあるからじゃないかと思うんですが。

>こちらサイドからみると、あの悪条件のなかで日本は結構うまく立ち回っているように見えます。ピンと来ないかもしれませんが、そういう見方もできる、ということで。

 ピンとはこないですが、そういう目でもう一度見てみることにしましょう。

>ここで意図したのは軍事紛争から目をそむけて金儲けに励めという類のことではありません。GODAさんが以前に投稿されたマッカーサー証言がヒントになります。ポイントは経済対策が国家安全保障の根幹に位置するということ。
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=851;id=seiji

 とりあえず今は金儲けに励めという風に読めるんですが・・・まあ、上記の補足は補足として考えてみます。

>「wantとneedは違う」とは、畑を問わず、指導的立場あるいはプロを自任する人々のほぼ全員が抱いている感情かもしれないですね。

 で、いつの間にかプロフェッショナルの考える「住民のneed」に、プロフェッショナル自身のwantが取って代わってしまう。よくある罠です。(たとえば長野県議会の皆さんは、その罠に嵌ってしまったように見えます。)
 それを避けるためには、やはりアマチュアのwantとの摺り合せは怠ってはいけない。
 面倒くさいですけどね。必要な手間です。

>おてんとう様に委ねるか、選んだ指導者に委ねるかの違い・・・みたいなことを言いたかったのです。

 共同体の和を優先するなら前者、成果を求めるなら後者。
 今まで通り前者でゆくほうが楽でいいんですが、どうも、うまくいかなくなってきたようで、後者を取り入れる必要があるのかなあ。田中康夫・前長野県知事の不信任は、移行期のゴタゴタという気もします。

>「国益」の「益」はご指摘の通りなのでしょうが、日本の場合は「国」の部分が実にファジーだと思います。これは、戦後アメリカの傘下で対外的な国家観・国家戦略を考える余地がなかった(今もない)こと、戦後教育を通じて国家意識や愛国心を持つこと自体がタブー視されてきたことなどが原因だと思う。自分自身を振り返って外国暮らしをして良かったと思うことの一つは、普通のまともな愛国心が育ったことです。

 日本の国家観についてはおっしゃる通りかと。
 一方、「国」の壁は強固ですが、全地球的な問題が増えるに従って少しずつファジーにならざるを得ない。
 そういう流れを考えると、やっぱり「国」「益」という言葉は難しいです。

>「日本は今後どういう国を目指すのですか?」という問いにコンセンサスを得たら国益は自ずと定まると思います。また承知している範囲でいえば、霞ヶ関にはブループリントが用意されていると想像します。なにせ彼らは諸外国の利害とぶつかりながら朝から晩までフルタイムで国益を考えてますから。

 このブループリントが「日本は今後どういう国を目指すのか」という問いに関わるものなら、いずれアマチュアのwantと摺り合わせをする必要があるでしょう。仲介となる政治家の手腕次第かと思いますが。
 
  
  
  
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  [909] Re(3):国益という言葉の難しさ
  
        
  
> にしても、米国は膨大な人と金と労力を使い、世界中に干渉して自らの覇権を維持・増進しようとする。ほかの国が何を言おうが気にしない。
> 私から見れば、ものすごい気力です。ゴクローサンとしか言いようがない。


その「ご苦労さん」な国が、わが国にとって最大の貿易相手国かつ最大の債務国で、しかも軍事基地の提供を通じて対外的な安全保障を一手に委ねているわけですから。ディスインフォメーションに振り回されることなく、逆に然るべき発言力を保持しようとする努力と叡智は常に求められる。

最近だって、東電=原発、三井物産=共産圏収賄。全部オイル絡み。永年ツベコベ言われながら原発を維持してきたのはひとえに中東有事への備えなのだから、肝心なときに原子炉を止めることのないようお願いしたいものです。


> で、いつの間にかプロフェッショナルの考える「住民のneed」に、プロフェッショナル自身のwantが取って代わってしまう。よくある罠です。(たとえば長野県議会の皆さんは、その罠に嵌ってしまったように見えます。)
> それを避けるためには、やはりアマチュアのwantとの摺り合せは怠ってはいけない。
> 面倒くさいですけどね。必要な手間です。


最終顧客のニーズが読めなければ企業なら売上減、政治家なら得票減という形で、数字で審判が下される。そういうシステムなので擦り合わせるもなにも・・・。さらにそれとは別個に、最上のアマチュアリズム的なNEEDS&WANTSとして君臨しているのが、あの嫌がらせのような規制の山(苦笑)。そうでなくてもリテールは分野を問わず主婦・庶民にウケるものを狙わないとダメなのに、その上あの規制をクリアしようと思うと・・・。はっきり言って、口うるさい主婦と小役人で挟み撃ちにされたら・・・、そりゃもう、ノープレー・ノーエラーで口先男に徹するのが最善手ですよ(爆)。株式会社なら(信念にもとっても)収益チャンスがあるからまだ救われる。政治は・・・?。プロにとってはシンドイ時代だなぁ・・・と思います。


> 一方、「国」の壁は強固ですが、全地球的な問題が増えるに従って少しずつファジーにならざるを得ない。
> そういう流れを考えると、やっぱり「国」「益」という言葉は難しいです。


先ずは、外国に対して深刻な利害関係を持つ人々の主張が狭義の(対外的な)国益になると思います。

89年のベルリンの壁崩壊から昨年のテロまではボーダーが低くなるトレンドでしたが、現在この振り子は中長期スパンで逆に振れ始めたというのがぼくのビュー。ボーダーはよりクリアになる方向性。現にそうなっていると思います。
 
  
  
  
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