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  [609] 犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
 5628です。
 近年、凶悪犯罪ー殺人、傷害、動物虐待などについての加害者の処遇や少年加害者の処遇の問題があります。
 私は、殺人や傷害致死の凶悪なものについては、死刑・終身刑・無機懲役にすべきであると言わざるをえません。
 というのは、加害者(容疑が厳密にかつ適法に、綿密に調査され、誰もが「犯した」とはっきりと判断される程度に確定されたとする)の更生というのは、世界のどこの更生プログラムにおいても、さしたる成績が挙げられていない。
 これでは、プログラムに社会的意義を見出しにくい。
 研究開発は続けられるべきですが、未だ問題山積です。
 以上が理由の一つであります。

 もう一つは、この故に刑罰に「社会防衛」というもう一つの意義を考えるとなると、「刑罰の恐怖」によって「社会防衛」は成立します。
 従って、刑罰の重罰化は、刑罰への恐怖を煽り浸透させることに役立ちます。
 人間の基本的原理には、「恐怖」がありますから、これは効果があると思う。
 これが理由の二つ目。

 三つ目には、「社会全体の経済的利益」です。
 殺人等の犯罪者一人に対し、遺族や親族の被害という「広範囲の経済的損失」を招きます。
 そうして、これら被害者遺族のフォローは今始まったばかりなのですが、加害者の法は訴訟法や諸種規則できちんとしたフォローがあるわけです。
 十分に犯罪の有無を捜査や調査で確認し、かつそれらがきわめて適法に行われたものであるならば、加害者を死刑に処することにより、遺族や親族の苦しみは完全とはいえないまでも回復できると思われます。
 そうすることにより、彼らの社会経済活動への能力を取り戻すべきであり、これは必然的に生産力の回復に多少なりとも寄与する。
 社会全体の経済的利益の確保につながる。

 しかし、アメリカでは大体「殺人は死刑か終身刑」なんですが、日本では「3年以上の懲役あるいは死刑か無期懲役」と、刑罰が緩すぎると思います。
 アメリカではそれでも、殺人が多い。
 日本もそのようになっていくでしょう。
 もし、今のような軽い量刑ならば、もっともっと犯罪が起こるのではないかと危惧しています。
 
  
  
  
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  [610] Re(1):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
管理人です。

> 5628です。
> 近年、凶悪犯罪ー殺人、傷害、動物虐待などについての加害者の処遇や少年加害者の処遇の問題があります。
> 私は、殺人や傷害致死の凶悪なものについては、死刑・終身刑・無機懲役にすべきであると言わざるをえません。
> というのは、加害者(容疑が厳密にかつ適法に、綿密に調査され、誰もが「犯した」とはっきりと判断される程度に確定されたとする)の更生というのは、世界のどこの更生プログラムにおいても、さしたる成績が挙げられていない。
> これでは、プログラムに社会的意義を見出しにくい。
> 研究開発は続けられるべきですが、未だ問題山積です。
> 以上が理由の一つであります。

このテーマの犯罪者のことですが、成人と少年の両方を含めて述べられているのでしょうか。
少年を含めるとなるとテーマとしてはかなり大きなものになります。
(同列で語ることには無理があるような気がしますが.....)
殺人と傷害致死は明確な違いがあって然るべきかと思いますが.....。
また、量刑のことですが現在の日本国には「終身刑」というものは存在しておりません。
ということは、「死刑」と「無期懲役」の間に新たに「終身刑」を設けるべきであるというご意見なのでしょうか。
また量刑の決定に際してですが、現在の基準よりもっと厳しい刑罰で臨んでいくべきだということでしょうか。

> もう一つは、この故に刑罰に「社会防衛」というもう一つの意義を考えるとなると、「刑罰の恐怖」によって「社会防衛」は成立します。
> 従って、刑罰の重罰化は、刑罰への恐怖を煽り浸透させることに役立ちます。
> 人間の基本的原理には、「恐怖」がありますから、これは効果があると思う。
> これが理由の二つ目。

恐怖が裏目に出ることもあると思います。
犯罪者心理を考えたとき刑罰の重罰化により逆効果もかなり多くなると考えます。
つまり事件時にハッと我に返った加害者の目に息も絶え絶えの被害者が映ったときこの加害者はどういう行動を取るかということです。
 
  
  
  
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  [612] Re(2):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
>このテーマの犯罪者のことですが、成人と少年の両方を含めて述べられているのでしょうか。

人間の成長と言うのは「非連続的なもの」なんでしょうか?
責任能力や判断能力は?
私は少年であっても計画犯的なものに対しては量刑を重くするのも
やむ終えないと思う。
うーん、で、選挙権も刑事責任能力も18歳を基準にしたほうがいいと
思うけど‥

>ということは、「死刑」と「無期懲役」の間に新たに「終身刑」を設けるべき
>であるというご意見なのでしょうか。

ですね。

>恐怖が裏目に出ることもあると思います。
>犯罪者心理を考えたとき刑罰の重罰化により逆効果もかなり多くなると考えます。
>つまり事件時にハッと我に返った加害者の目に息も絶え絶えの被害者が映っ
>たときこの加害者はどういう行動を取るかということです。

わたしゃ、どんな刑罰を加えても犯罪を犯すような短絡的思考の持ち主には
効き目がないと思う。計画的犯罪はその悪質さゆえに重罪を適用すべきです。
偶発性で故意性が低いものについては更正の可能性が高いとして別の施設に
いれて朱に交わらないようにしなければ。
 
  
  
  
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  [614] Re(3):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
>>このテーマの犯罪者のことですが、成人と少年の両方を含めて述べられているのでしょうか。
>
>人間の成長と言うのは「非連続的なもの」なんでしょうか?

法体系上、刑法と少年法というように分かれておりますので
別々に論議したほうが支離滅裂にならないのでは、という提案であります。
だいいち、18歳未満児に死刑など存在しておりませんので
これだけでもひとつのテーマになりますが......。

>責任能力や判断能力は?
>私は少年であっても計画犯的なものに対しては量刑を重くするのも
>やむ終えないと思う。

私も実はその論者に近いです。

>うーん、で、選挙権も刑事責任能力も18歳を基準にしたほうがいいと
>思うけど‥

かのトルコ共和国は18歳以上が成人です。

>>ということは、「死刑」と「無期懲役」の間に新たに「終身刑」を設けるべき
>>であるというご意見なのでしょうか。
>
>ですね。

無期をなくし懲役刑に上限を設けず、さらに終身刑を新設する、などはいかがでしょうか。

>>恐怖が裏目に出ることもあると思います。
>>犯罪者心理を考えたとき刑罰の重罰化により逆効果もかなり多くなると考えます。
>>つまり事件時にハッと我に返った加害者の目に息も絶え絶えの被害者が映っ
>>たときこの加害者はどういう行動を取るかということです。
>
>わたしゃ、どんな刑罰を加えても犯罪を犯すような短絡的思考の持ち主には
>効き目がないと思う。計画的犯罪はその悪質さゆえに重罪を適用すべきです。
>偶発性で故意性が低いものについては更正の可能性が高いとして別の施設に
>いれて朱に交わらないようにしなければ。

どなたも自分が犯罪者になる可能性が高い人間である、などと、のたまう人は経験上きわめて少ないと思います。極限状態に置かれたとき人はいかようにも変身できると思います。
その意味で犯罪者に対してリンチなどのように必要以上の重罰を勝手に与えないように刑法・少年法は定義されていると考えます。もちろん私見でありますが。
後段の部分に異論はないです。
 
  
  
  
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  [616] Re(1):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
 どうも。ちーです。
 気になったんで、ちょっとだけ。
 社会学・社会病理学的な側面から。


> もう一つは、この故に刑罰に「社会防衛」というもう一つの意義を考えるとなると、「刑罰の恐怖」によって「社会防衛」は成立します。
> 従って、刑罰の重罰化は、刑罰への恐怖を煽り浸透させることに役立ちます。
> 人間の基本的原理には、「恐怖」がありますから、これは効果があると思う。

 えーっと、その理論は軽微な犯罪には当てはまるかも知れませ
んが、すくなくとも殺人事件に限って言えば、それは当てはまら
ないんですよ。(^^;
 作家の見沢知廉さんが、殺人事件を起こした服役囚300人に
アンケートをしたところ、「殺害後の刑罰のことを考えて殺人を
犯した」という人はたったのひとりだったそうです。
 ほとんどの殺人者は殺人を犯す際、あとの刑罰のことなんてハ
ナっから頭の中にはなかったということです。なんでも、殺害時
は無我夢中で、「気がついたら人を殺していた」という意見が大
半だったそうですよ。

 つまり、「犯罪抑止力としての刑罰の強化」はすくなくとも殺
人に関してはほとんど効果がないと言わざるを得ません。


 あと、支配・権力論的に言って、「暴力(刑罰は公的な暴力の
一種)的支配」は長続きしません(^^;。

自発的服従>説得による服従>威嚇による服従>暴力的支配
 という順番で権力による大衆の支配は安定します。
 (M.ウェーバー『支配の社会学』より)
 ですから、「社会の安定化のための刑罰強化」というのは、実
は社会の不安定化を助長しかねないんです。


 それと、少年犯罪に関して。
 人口に対する犯罪比率でいうと、日本は諸外国に比べてまだま
だ低いです。つまり、日本はまだまだ安全な国だということです。
 統計でみると、すくなくとも少年による凶悪犯罪の件数が増加
しているのは強盗だけで(おそらく「ひったくり」の増加のせい
でしょう)、その他の凶悪犯罪に関してはほぼ横ばいです。
 「犯罪の増加」や「犯罪の凶悪化」というのは、すくなくとも
統計を見ると、それは間違いであると言わざるを得ません。

 むしろ凶悪犯罪を起こしやすいのは、1932(昭和7)年〜
1937(昭和12)年生まれの人だという傾向が統計からは出て
います。人口あたりの犯罪発生率は少年よりも高いぐらいなんで
す!
(昔から少年による犯罪の発生率ってのは高いんですけどね...)
 でも、この世代の犯罪率の高さは問題にならないで、少年のそ
れだけが問題になるというのは、僕は「オトナのエゴ」だと思う
んですけれども(^^;。
 
  
  
  
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  [618] 「成年の年齢の見直し」について
  
        
  
>>うーん、で、選挙権も刑事責任能力も18歳を基準にしたほうがいいと
>>思うけど‥
>
>かのトルコ共和国は18歳以上が成人です。

この問題をもう少し考えて見ると、成人を18歳とする考え方は当を得たものと思います。
逆になぜ現行の20歳が出てきたのか、当時のいきさつがわかりませんが、18歳を成人の目安にすることは現在の社会状況を考えた場合、むしろぴったりくると思います。

高校卒業後すぐさま就職する方の比率は年々下がってきている傾向にあるかと思いますが、大学・専門学校に進学するにしても就職するにしてもこれらの人たちは実質的には明らかにすでに大人の部類と見られていることが多いと思います。少なくとも高校以前とは別な対象として世間では認知されていると思います。体格的・生理的にはすでに大人と変わらず、思考力・判断力も少なくとも自活できるだけものが備わっている年齢であります。またこれらの年代の人たちを見てすぐさま20歳以前なのか20歳超なのか、にわかに判断はつきません。つまり飲酒にしても喫煙にしても現行基準の成年なのか未成年なのかほとんど見分けがつかないわけです。就職された人にとって大人と同じ仕事をしているのに酒もタバコも選挙の自由もないわけですからこれなどは逆におかしな現象を周りに強いていることになります。

以上の観点からして成年を18歳以上とする考え方に私は賛成であります。婚姻の自由だけ認められていて他の権利が何もないことはおかしいと思います。どこかでこの論議がもう少し高まってくれることを期待したいと思います。

なお、成年である限り当然ですが刑事責任能力も発生してくると考えます。
 
  
  
  
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  [619] Re(1):「成年の年齢の見直し」について
  
        
  
私も18歳成年説は賛成です。
以前、白川BBSにも提案したことがあります。
わたしは、この先の我国の人口動態予測から、この説を展開しました。
現在、我国の人口ピラミッドは、逆紡錘形といって、高年齢が大きく、若年齢層が小さくなっています。
つまり、この先、団塊世代の私たちが、10年もしないうちに、年金世代になります。
その時には、若い人が2人で1人の高齢者を養うようになります。
そうなると、おそらく、社会負担は、18歳までさがるようになるでしょう。
しかし、一方で、社会的責任を負わせながら、社会的権利を2年間といえども、封鎖するというのは、いかがなものでしょうか。
たしか、先進国では、18歳で、参政権を得る国が多いと聞いています。社会構造の変化に見合う成年の定義を考えるべきときにきていると思います。
 
  
  
  
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  [620] Re(2):「成年の年齢の見直し」について
  
        
  
服部さん、おはようございます。
私のダラ文をすっきりまとめていただきまして、ありがとうございました。
以前にこの18歳成人説があったことは知りませんでした。
あとで検索させていただきます。

この18歳成人説ですが、
これを政策に取り込むならば20代前半の方々は結構応援してくださるような気がします。
政治的無関心層を政治に向かせるという意味でも効果的なものと考えます。
また、現実的に実現性の高いものになると感じます。
 
  
  
  
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  [621] Re(2):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
> どうも。ちーです。
> 気になったんで、ちょっとだけ。
> 社会学・社会病理学的な側面から。
>
>
>> もう一つは、この故に刑罰に「社会防衛」というもう一つの意義を考えるとなると、「刑罰の恐怖」によって「社会防衛」は成立します。
>> 従って、刑罰の重罰化は、刑罰への恐怖を煽り浸透させることに役立ちます。
>> 人間の基本的原理には、「恐怖」がありますから、これは効果があると思う。
>
> えーっと、その理論は軽微な犯罪には当てはまるかも知れませ
>んが、すくなくとも殺人事件に限って言えば、それは当てはまら
>ないんですよ。(^^;
> 作家の見沢知廉さんが、殺人事件を起こした服役囚300人に
>アンケートをしたところ、「殺害後の刑罰のことを考えて殺人を
>犯した」という人はたったのひとりだったそうです。
> ほとんどの殺人者は殺人を犯す際、あとの刑罰のことなんてハ
>ナっから頭の中にはなかったということです。なんでも、殺害時
>は無我夢中で、「気がついたら人を殺していた」という意見が大
>半だったそうですよ。
>
> つまり、「犯罪抑止力としての刑罰の強化」はすくなくとも殺
>人に関してはほとんど効果がないと言わざるを得ません。

 うーん、そうですかねえ。
 犯罪者が、重大な犯罪事件を起こすまでの時期には、何十年とあるものですよね。
 それを、産まれてから犯罪実行を決意するまでの時期と、決意してから実行するまでの時期に分けて考え、重罰がどの時期にどう働くか、つまり決意する確率と決意から実行する確率をどのように統制するかで、この問題を考えていくべきであります。
 とすると、この「決意までの時期」というところに、長期的に重罰の「恐怖による制御の影響」がかかると見るべきです。
 決意から実行までの時期は短く、決意があるわけですから、重罰や刑罰の抑制効果は望めないと考えるのが当たり前で、そうなると、この指摘は「単に当たり前のことを述べただけ」のことであり、トリビアルだと思います。
 そしてその結果は、今私の考えていることと対立しません。
 その作家さんは、このことをどのように考えているかわかりません。
 どう、フォーカシングしているのでしょうか?

 要するに、時期を分けて考える視点が不足しているということなのです。

 これからは、システム的、工学的視点から、量刑の重罰化の可否を考えていかないと、打開は難しいと思います。
 
> あと、支配・権力論的に言って、「暴力(刑罰は公的な暴力の
>一種)的支配」は長続きしません(^^;。
>
>自発的服従>説得による服従>威嚇による服従>暴力的支配
> という順番で権力による大衆の支配は安定します。
> (M.ウェーバー『支配の社会学』より)
> ですから、「社会の安定化のための刑罰強化」というのは、実
>は社会の不安定化を助長しかねないんです。

 そうでしょうか?
 確かにその通りかもしれませんが、社会安全の担保は経済活動の根幹であり、大多数の人権保護の視点からしても、重刑罰は十分な恐怖のフィードバックにより、ある程度までの確率で寄与すると思います。
 なら、聞きますが、凶悪事件や「農薬中、もっとも危険な農薬の一つであるメソミルをしかける」などの問題は、人心を恐怖に陥れる原因といえます。
 このことについて、国家機関などが厳罰をし掛けて、さらに人心が不安定になるということが成立するとしたら、国家も人類の歴史も、とっくの昔に破綻していると思います。
 前に、高槻市であったと思うのですが、ランネート(メソミル)入りの毒餌を公園にしかけて、犬が死に老人が軽い中毒になった事件がありましたが、やり方を改造すれば、より多数の中毒者や死人が出ていたはずです。
 例えば、こうした事件のもつ極めて危険な潜在性を持つ恐怖に対し、犯人を逮捕し重罰をもって処することがないとすれば、その恐怖のほうが遥かに問題です。
 

> それと、少年犯罪に関して。
> 人口に対する犯罪比率でいうと、日本は諸外国に比べてまだま
>だ低いです。つまり、日本はまだまだ安全な国だということです。
> 統計でみると、すくなくとも少年による凶悪犯罪の件数が増加
>しているのは強盗だけで(おそらく「ひったくり」の増加のせい
>でしょう)、その他の凶悪犯罪に関してはほぼ横ばいです。
> 「犯罪の増加」や「犯罪の凶悪化」というのは、すくなくとも
>統計を見ると、それは間違いであると言わざるを得ません。

 このことは、(犯罪の数)と(被害者数)の積を指標にして考えるべきであり、単に数で考えるのは片手落ちと言えます。
 昔、中学生が京阪に置石をして列車を脱線転覆させ、100人以上の怪我人等を出した事件など、成人の事件よりも凶悪性の高い事件やコンクリ詰め殺人、「バモイドオキ神」のあの事件のように、公共への恐怖が著しい事件を単に一つのユニットで数えるというのは、方法の妥当性を欠くと思います。

>(昔から少年による犯罪の発生率ってのは高いんですけどね...)
> でも、この世代の犯罪率の高さは問題にならないで、少年のそ
>れだけが問題になるというのは、僕は「オトナのエゴ」だと思う
>んですけれども(^^;。

 数×質で見ましょう。
 今まで多くの議論を見たときに、こうした面が欠落しています。
 
 
  
  
  
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  [623] Re(2):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
> あと、支配・権力論的に言って、「暴力(刑罰は公的な暴力の
>一種)的支配」は長続きしません(^^;。
>
>自発的服従>説得による服従>威嚇による服従>暴力的支配
> という順番で権力による大衆の支配は安定します。
> (M.ウェーバー『支配の社会学』より)
> ですから、「社会の安定化のための刑罰強化」というのは、実
>は社会の不安定化を助長しかねないんです。


ご意見の大部分に反対なのですが(笑)、これはご指摘の通りだと思います。

タイトにする部分とルーズにする部分を峻別したらいいと思う。現状では善良な人間があらゆる側面から萎縮する一方、ジャンルを問わず犯罪者には天国のような状況で、やっぱり問題があるでしょう。同じ犯罪を犯すならアメリカではなく日本でやったほうが断然有利ですから(苦笑)。刑罰の強化や刑務所内の待遇カットは当然でしょう。

その代わり、たとえばアメリカにおける司法取引のように、悪事を働いても社会全体のより大きな利益に貢献する場合は無罪放免にしたらいい。犯罪を犯した場合、そのマイナス(たとえば殺人)を補って余りあるプラスの貢献(公共施設における10年の奉仕とか)を行ったら前科を消す。それが勤まらないなら終身刑か死刑。締めるところはビシっと締め上げながら、逃げ道を確保してプラスのインセンティブを用意しないと、たしかに治安の向上は望めないと思う。さらにぼくの価値観では、終身刑の人間を養うために納税マネーの一部が流れるなど論外。罪を犯した人たちが自力で仲間たちの食い扶ちを手当てしたらいい。


> それと、少年犯罪に関して。
> 人口に対する犯罪比率でいうと、日本は諸外国に比べてまだま
>だ低いです。つまり、日本はまだまだ安全な国だということです。


数字はどうあれ、ぼくの率直な印象をいえば、東京・大阪のような日本の大都市圏とニューヨークを比べて日本が安全だとは全く感じません。犯罪者が少年かオヤジかという話題に興味はありません。それに統計など何とでもメイキングできるので(特に割り算した数字は)。日米の治安情勢は98年頃に完全に逆転した印象です。

ぼくもそう思っているし、周囲の日本人も口を揃えてそう言いますが、いまの日本は10年前のアメリカと同じような状態。半ば無法地帯に近い。
 
  
  
  
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  [624] Re(3):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
>>このテーマの犯罪者のことですが、成人と少年の両方を含めて述べられているのでしょうか。

 だいたい、そうです。
 少なくとも、凶悪な場合は、強力かつ超長期の社会からの隔離を、最悪の場合は検討すべきであり、社会的影響が極めて大きい場合は、極刑導入もやむをえません。
 生命・身体への著しい侵害を除いては、重罰処置よりも、地域社会のきちんとした緊密な連携のもとでの更生を優先すべきであります。
 要は、「社会的利益と加害者の利益の均衡を図るには、犯した少年犯罪によって、処置を別にする。凶悪なものは、社会的悪影響の防止と社会の利益を最優先にし、社会からの隔離や重罰を基本とする」というわけです。
 法の理念として、「人の命は地球よりも重い」というのなら、そうしたほうがいいと思うのです。
 
>人間の成長と言うのは「非連続的なもの」なんでしょうか?
>責任能力や判断能力は?
>私は少年であっても計画犯的なものに対しては量刑を重くするのも
>やむ終えないと思う。
>うーん、で、選挙権も刑事責任能力も18歳を基準にしたほうがいいと
>思うけど‥
>
>>ということは、「死刑」と「無期懲役」の間に新たに「終身刑」を設けるべき
>>であるというご意見なのでしょうか。
>
>ですね。

 そうです。
 終身刑に、社会からの隔離を含めた効力を期待しておりますし、その間に再審請求権を十分に確保すれば、冤罪問題を緩和できると思います。
 
>>恐怖が裏目に出ることもあると思います。
>>犯罪者心理を考えたとき刑罰の重罰化により逆効果もかなり多くなると考えます。
>>つまり事件時にハッと我に返った加害者の目に息も絶え絶えの被害者が映っ
>>たときこの加害者はどういう行動を取るかということです。
>
>わたしゃ、どんな刑罰を加えても犯罪を犯すような短絡的思考の持ち主には
>効き目がないと思う。計画的犯罪はその悪質さゆえに重罪を適用すべきです。
>偶発性で故意性が低いものについては更正の可能性が高いとして別の施設に
>いれて朱に交わらないようにしなければ。

 私は、対象犯罪者が出生して凶悪事件を起こすまでの生育時期を、「出生から犯罪決意まで」と「決意から実行」と「実行から既遂、中止」の三つくらいに分けて考えるべきと思います。
 「出生から決意」までの段階を、決意するような意識の心理的バックボーンを含めた意識形成の段階と考えた場合、強力な処罰による恐怖はこの危険傾向の意識形成に大きな制動をかけることに寄与すると思います。
 その時期は長期間に及ぶため、必然的に「決意意識の形成確率」を大幅に低減すると思います。
 後の二者の確率低減も意識しなければならないけれども、一番最初の意識形成の段階が一番凶悪事件の確率に大きく関係すると思います。なぜならば、長い時期だからです。
 後二者にプライオリティーを置いたとしても、それがそんなに強い因子とは思えません。なぜならば、短いし、決意があるから。
 
  
  
  
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  [625] Re(2):「成年の年齢の見直し」について
  
        
  
>そうなると、おそらく、社会負担は、18歳までさがるようになるでしょう。
>しかし、一方で、社会的責任を負わせながら、社会的権利を2年間といえども、封鎖するというのは、いかがなものでしょうか。


いずれ18歳の子供の親になる立場から申し上げます。

何事もなければ18歳時点におけるわが子は100%学生のはずです。日本が他国に対するアドバンテージを維持し、それにふさわしい社会保障を維持するならば、18歳の就職人口が多いという状況は考えられません。大半が大学・大学院に進学してさらに高度な教育を受けることになります。参政権と引き換えに大学1年生に実質的な社会負担を負わせるのだとすれば、その参政権は本人にとって実に高くつきます。そもそも、服部さんがおっしゃる将来の18歳が背負う社会的負担の多くは、親であるぼくの世代の財布から捻出される資金のはずなのです。収入を持たない成人を扶養して社会負担をかぶっている場合、親に子供の分まで票を与えるという考え方のほうが、権利=義務という視点からメイクセンスすると思います。

個人的に18歳成人説は賛成です。理由は皆さんのお考えに比べて遥かに低次元なものです。現行法を厳密に適用すると大学の新人歓迎コンパは全部クロになってしまいますし、プロ野球の高卒ルーキーの飲酒・喫煙もNGになってしまいます。それが実態と余りにもかけ離れているため、若い著名人が飲酒などでマスコミに叩かれないようにするためにも、18歳を成人(あるいは飲酒・喫煙OK)にするほうがスッキリすると思います。
 
  
  
  
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  [626] Re(3):「成年の年齢の見直し」について
  
        
  
まあ、確かに飲酒、喫煙ということからすればそうかもしれません。
しかし、現実問題として、私たちが、この世にはいないであろう、2050年台に、我国の人口は8000万人になるとされています。今よりも4500万人もいなくなってしまうのです。
そして、人口構成比は、20歳以上は6000万人ぐらいになります。そして、労働人口は4000万人まで行かないのです。すると、所得のないということで、社会責任を回避させるのは、適当でしょうか。18歳が適当かどうかというよりも、若い人たちが社会参加をして、責任を持ってもらうということが大事ではないかと思うのです。
ここで、視点を変えてみてください。
我国の経済力が世界に対しての責任があります。ただ、人口がへったから、すべて、規模を縮小してしまえば良いというものでしょうか。
私は、このときこそ、我が国は、移民を受け入れ、経済力を維持する方策を採るべきだと思うのです。
しかし、このことを、今、私たちが論じても、画に書いた餅です。
将来を決めるのは、より、若い人たちのエネルギッシュな考えを入れて考えるべきだと思うのです。そのためにも、18歳、19歳の若い人たちの社会参加を勧めるべきだと思います。
 
  
  
  
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  [627] これは難しい問題です。
  
        
  
こんにちわ。
私の意見も基本的には、5628さんとそんなに違わないと思っております。
私自身が現在問題にしたいことは大体以下の事柄です。

・少年犯罪、とりわけ重大犯罪に対する「処分」「刑罰」が少し甘すぎるのではない
 か。
・成人よる殺人事件に対する「刑罰」が少し軽すぎるのではないか。

等々です。
このうち少年犯罪についてのみ述べてみます。

現行法の少年法ならびに刑法では以下の規程があります。


■少年法

(少年、成人、保護者)
第二条  この法律で「少年」とは、二十歳に満たない者をいい、「成人」とは、満
 二十歳以上の者をいう。
 2  この法律で「保護者」とは、少年に対して法律上監護教育の義務ある者及び
 少年を現に監護する者をいう。

(死刑と無期刑の緩和)
第五十一条  罪を犯すとき十八歳に満たない者に対しては、死刑をもつて処断すべ
 きときは、無期刑を科する。
 2  罪を犯すとき十八歳に満たない者に対しては、無期刑をもつて処断すべきと
 きであつても、有期の懲役又は禁錮を科することができる。この場合において、
 その刑は、十年以上十五年以下において言い渡す。


■刑法

(責任年齢)
第四十一条  十四歳に満たない者の行為は、罰しない。


つまり、14歳未満の少年の行為は罪を問うことができない。
18歳未満の少年の行為が成人の死刑に相当する場合、無期懲役に減免される。
18歳未満の少年の行為が成人の無期刑に相当する場合、懲役刑に減免される。
ということであります。
またついでながら18歳超20歳未満の少年の場合、現行法に記述されていないですが、
これまでの通例で大体は18歳未満の少年と同等の処分が下されております。

少年の殺人等をともなう重大犯罪が繰り返されるたびにこの問題の是非が問われてい
るといった具合です。
なお、少年犯罪の場合の管轄機関は、検察当局ではなく家庭裁判所があたります。

これらの問題は日本だけでなく世界の動向も考えて議論を進めていかなければならな
いと思いますが、最終的にはこれらの考え方を包括的に捉えていかなければなりませ
ん。少年犯罪に厳しく対処せよと言っても、それでは子供に極刑を適用するのかとい
う議論になります。国としてこれを決断することには大変な勇気が必要になります。
客観的に冷静に考えて眺めてみれば、これを決断するための世論がいまだ熟していな
いような気がしております。

これは難しい問題であります。
 
  
  
  
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  [635] ベビーブーマー世代は他ならぬ当事者です
  
        
  
こんにちは。

語り始めると世代間の争いになってしまうかもしれませんが、やはり申し上げねばなるまいと思いました。個人的には人口を維持するためのノルマを果たしており、この件でお金のことはどうでもいいと思っているのですが、国全体としてみると避けて通れない話題だと思いました。


>私たちが、この世にはいないであろう、2050年台に、我国の人口は8000万人になるとされています。今よりも4500万人もいなくなってしまうのです。
>所得のないということで、社会責任を回避させるのは、適当でしょうか。若い人たちが社会参加をして、責任を持ってもらうということが大事ではないかと思うのです。


青田刈りは国力衰退の証左。戦時中の学徒出陣のような趣があり、ぼくはあまり賛成したくありません。そこまでやらないと維持できない社会システムならいずれは破綻。そうなる前にシステムを軌道修正するのが現実的だと思います。一個人としては学生・未成年はよく学んでよく遊び、卒業後に先進国にふさわしい付加価値を創造することを期待します。

この他に具体的にどんな責任を持たせようとお考えなのでしょうか?所得がない以上、社会保障費負担などの義務・責任を果たすことは物理的に不可能です。それでも負担せよといわれたら、金融機関でローンは組めないと思うので本人が国から借金して支払うか、親が肩代わりするか。実質的には未来の40代・50代に対する増税となります。

申し上げにくいのですが、2050年の日本のデモグラフィーが歪む原因の一つは、現在のベビーブーマー世代にあると思います。その世代の方々が将来何人の孫を持てるかで2050年の日本のデモグラフィーが決まる。決して他人事・死後の問題ではありません。具体的には4人の孫を持つために今後の所得分配のあり方をどう考えるか。分配の受け手であり有権者のマジョリティーを構成する現在のベビーブーマー世代は、まさにその当事者です。

このままではベビーブーマー世代の子供が40半ばになる頃には、子供の教育と親の介護で、極端な話し、実質3世帯を扶養するくらいの経済力が(一時的にせよ)求められる状況すら考えられます。ぼくの世代の一つの意見を代弁すれば、高齢化に伴う負担増は100%確実なので、不透明感が余りにも強いと経済的に子供が持てない・諦めるという状況はありえます。残酷な言い方になりますが、現在の少子化は20代・30代が自分の親と子供をトレードオフしているに過ぎない。つまり、世代間でタイムラグを伴った集団自殺を行っているに等しい状況である、と捉えることすらできるはずです。
 
  
  
  
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  [636] 移民はよくよく考える必要があると思います
  
        
  
>我国の経済力が世界に対しての責任があります。ただ、人口がへったから、すべて、規模を縮小してしまえば良いというものでしょうか。
>私は、このときこそ、我が国は、移民を受け入れ、経済力を維持する方策を採るべきだと思うのです。


赤の他人の心配よりも、この局面では身内のほうが心配です。現在の50代overの老後の手当ては途上国支援よりも深刻。なぜなら途上国の人々の多くは若く・貧乏に強く・健康で・収入を増やすチャンスがあります。老人にはそれらが一切なく医療コスト等は高額です。国には栄枯盛衰があります。歴史的に未曾有の高齢化社会を迎える国家に覇権を競うことは望めないと思います。規模縮小は避けられません。

英・独・仏・伊などのEU主要国の人口は6000万〜8000万人。国土面積と国力からして、将来的に日本の人口が8000万人になっても、適切なリフォームができればドカ貧にはならないということです。現在のEU各国の住み心地は悪くありませんし、国際貢献もしています。日本のODAなどを見ていると、出すほうも貰うほうも所詮アブク銭だと身につかないという典型。今後は身の丈に合った日本人らしい国際貢献ができればいいと思います。

政策が適切なら日本で人口1億人を維持することは可能で、かつ中長期で2割程度の人口減少なら、産業構造転換や生産性向上に取り組むことでカバーできるだろう、というのがぼくの所見です。ぼくは、ここにおられる方々よりは日本の将来を遥かにポジティブに見ています。


移民政策は90年代を通じて欧米政財界がかねてから日本に推奨してきた政策です。未だ実現の目処は立っておらず、そもそも日本のカルチャー(ムラ社会)に馴染む政策とは思えません。外国人に日本はどんな国かと聞かれたときは、日本人の・日本人による・日本人のための国である、と答えることにしています(笑)。単一民族であることを一つのナショナル・アイデンティティーにしてきた国家にとって、やるとすれば歴史的な決断となります。ぼくは日本の指導者層・保守層は移民受入れを拒否したと理解しています。

移民の社会的なコスト(文化摩擦・貧富の差など)は大きいです。コリアン・ジャパニーズを見たらおわかりでしょう。移民が戦力化するのは早くて2世の途中から。3世なら大丈夫。1世は先行投資するつもりで受け入れる決心が必要です。日本語を覚えるだけで一大事のはずですから。そこで、こんな言い方はお叱りを受けるかもしれませんが、率直にいって、当座しのぎで頭数だけ揃えても、政治主導のミルク補給が常時必要なノン・パフォーミングな労働人口ばかりでは経済的にいって日本の老人が増えるのと同じです。

さらに日本の制度・インフラでは、平均的な日本人以上に日本に貢献できる人材(移民として喜んで受入れたい人材)は集まりません。それどころか近隣諸国から難民が押し寄せるのが関の山でしょう。むしろ、イチロー・ササキ・ナカタのような世界に通用する人材の海外流出を食い止める努力が大事だと思う。彼らのような国際レベルのミリオンプレーヤーが1人国外に出るということは、中小企業が1社丸ごと外国移転するのと同じです。隣国から1000人の移民を入れても埋め合わせることはできません。

いずれにせよ、人口が1億人を切ったとき日本が失うものはグローバル・パワーへのリーチくらいでしょう。それさえ諦めたら、日本ならいくらでもやりようがあると思っています。
 
  
  
  
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  [638] 若い人のホンネが我がままかもしれません
  
        
  
>将来を決めるのは、より、若い人たちのエネルギッシュな考えを入れて考えるべきだと思うのです。そのためにも、18歳、19歳の若い人たちの社会参加を勧めるべきだと思います。


日本の将来は若い世代では決まらない、ということをお伝えするために以下の駄文をしたためてみました。


将来の18歳・19歳たるわが子に多大な影響を与える親の立場から、エネルギッシュで・忌憚のない・個人的利害に基づいた・レッセフェール的な本音をかなりオーバーな表現を通じて申し上げたいと思います。

先ずダメな金融機関への税金投入を全て停止し、自力で経営できない会社は取引先もろとも淘汰されて欲しいです。失業保険の支給のほうが中間コストが省けて安いです。またドンブリ勘定で明らかに払い損になる年金・社会保障もばっさりカットして欲しいです。公務員より民間人のほうが効率的にお金を使えることは自明なので、できるものなら保険・年金は個人でアカウントを持ち民間業者と契約したいです。もちろん自分の親の老後のケアについては全責任を負い自力で対処する用意があります。
教育には大胆にお金を使って欲しいです。教育は将来の生活水準をかなりの程度まで左右するので重視します。子女が通う学区の公立校限定で使用される地方教育税ということなら、喜んでかつ大胆に負担する用意があります。ぼくは優秀な公立学校の先生には4桁の年収を差し上げたい。国の屋台骨を揺るがす文部省の教科書・学習要領などは一切使用せず、カリキュラムや教材の選択その他を優秀な先生方に委ねたい。また先進工業国としての研究開発にも注力して欲しいので、国立大学等でR&D目的に使うならやはり積極納税の意思があります。
税率は所得税・住民税をあわせて最高35%で勘弁して欲しい。さらに各種保険・年金を合わせて(税金の一部だと思う)50%、いや勤労意欲を維持するためにも最高49%で勘弁して欲しい。あのような細かい税法でチビチビ搾取しようなどというセコイ考えを悔い改め、退職金を含めて一律の総合課税にし控除を増やして欲しい。そのために納税者番号をつけることは容認しますから、いくらでもつけてください。それが実現すれば、人工衛星のような生活をされているあの元参議院議員の大橋巨泉氏ですら永久帰国するかもしれません(笑)。
労働人口の減少は手当てが必要で、移民は社会的な負荷がかからない範囲内でゆっくりと受入れるべきです。ただし英語が話せて日本社会の特色を理解しようとする意欲があり普通の日本人以上に日本国に貢献するポテンシャルを持った人材に限ります。日本はグローバルリーチを維持する地域大国であるべきで、欧米とアジアの架け橋となり、今後も他のアジア諸国の手本であるべきです。

・・・と、こんな独善的なワガママを言い出すとキリがなく、それがまかり通るようでは和を尊ぶ日本社会の良さが崩壊してしまうでしょう(笑)。とんでもない意見だと思われるはずで、またそういう社会を望むなら日本を変えようと絶望的な努力をするよりも渡米するのが早道です。こういうものを否定するところから見えてくるものもあるのではないか?と思いあえて書いてみました。それに、この案を選挙・国会の議決・国民投票などの多数決にかけたら100%負けるはず。民主主義のマジョリティーはぼくの世代・この種の意見を持つ人たちのサイドにはないでしょう。やはり、日本の方向を左右するのはベビーブーマー世代だと思います。
 
  
  
  
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  [639] Re(1):これは難しい問題です。そう思いますが......
  
        
  
 管理人様。
 わたしも、議論は必要と思いますし、期が熟していないことも認識しています。
 しかしながら、凶悪少年犯罪の多くは、「不特定の人間、弱者、動物等を狙った犯罪」といえるもので、数年前の爆発物事件などは、方法をさらに改良すれば、簡単確実に大量の犠牲者を出す危険性が濃厚であるものでした。

 また、同時多発テロの後に起きた、少年の操縦するセスナが法律事務所に突っ込んだ事件も、大量の犠牲者を出す危険性をあからさまにしたといえます。

 少年の犯罪群を見るときに考えるべきことは、「凶悪なものとなると、通常の成人によるものよりも、遥かに社会的恐怖を与えるものが多く、残忍極まりないものが多い」ということです。
 こういうものと、少年のひったくりと同一視し、法律を云々するのはおかしいと思います。
 そうであるよりは、少年犯罪の中である種の凶悪性や社会的影響が大きく懸念される犯罪群に対しては、特別例外措置を設けて、重罰と社会隔離を主眼とした法案でも考え、犯罪の凶悪性を弱めるべきであると思うのです。

 このままですと、ニューヨークの公園と東京の公園の安全レベルは同じになってしまい、ものすごい用心を要求されるのではないでしょうか?
 
  
  
  
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  [640] Re(3):付記ー警戒すべき新型犯罪の予測
  
        
  
 なお、付記としてですが、今後、農薬の一部にある危険度の高い物質を使用した不特定あるいは不特定多数を狙った犯罪に警戒すべきと考えております。
 
  
  
  
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  [641] Re(2):「成年の年齢の見直し」について
  
        
  
>私も18歳成年説は賛成です。
>つまり、この先、団塊世代の私たちが、10年もしないうちに、年金世代になります。
>その時には、若い人が2人で1人の高齢者を養うようになります。
>そうなると、おそらく、社会負担は、18歳までさがるようになるでしょう。
>しかし、一方で、社会的責任を負わせながら、社会的権利を2年間といえども、封鎖するというのは、いかがなものでしょうか。

私は社会保険を大学生にたかることにも反対なんですが‥
基本的に親が負担することになり、本人が責任を果たしているとは
思わないのですよね。
まぁ、社会保険は基本的に納税と同じですからね。

でも18歳で成人にするのは賛成ですがね。
 
  
  
  
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  [644] Re(3):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
厳罰化と犯罪防止効果ですが、私はある程度の相関関係があると
思いますが、むやみに厳罰化を押し進めても犯罪が減るとは思わない。
だから、更正に重きをおき、その上で事件の与えた社会的影響に応じた罰を
与えるべきやないかなぁと思うわけです。まぁ、世の中にはほんまに救い
ようがない奴もいますがね。

> とすると、この「決意までの時期」というところに、長期的に重罰の
>「恐怖による制御の影響」がかかると見るべきです。

まぁ、多くの人には有効ですね。
でも、一部の人には全く無効です。
性善説にしたがってある程度因果応報を教育する方法としての犯罪に応じた
刑罰は否定しませんが、それ以上でもそれ以下であってもいけないのでは?
むやみに死刑や無期を増やすのではなく、ほんまに救いようがない犯罪者や
社会的影響が大きく模倣されては社会制度が破壊されるものに限定的に
適用すべきなんですわ。後者の場合はその政治的意図とその方法で
慎重に適用すべきで、ここらへんのバランス感覚は日本人には欠けている
と言わざる終えませんがね。

>>自発的服従>説得による服従>威嚇による服従>暴力的支配
>> という順番で権力による大衆の支配は安定します。
>> (M.ウェーバー『支配の社会学』より)
>> ですから、「社会の安定化のための刑罰強化」というのは、実
>>は社会の不安定化を助長しかねないんです。

うーん、理性が通じるネコにはそれは真実です。
ケダモノには無効です。その人間によるのですよ。

> 確かにその通りかもしれませんが、社会安全の担保は経済活動の根幹であり、
>大多数の人権保護の視点からしても、重刑罰は十分な恐怖のフィードバックに
>より、ある程度までの確率で寄与すると思います。

で、これは人間社会の制度に対する根本的な不安を与えるものに限定すべき
なんですよね。現在の社会制度の矛盾に対する挑戦と言うものに対する
ものはかなり慎重じゃなきゃいけないのですよね。
私は最終的な解決手段として暴力による社会改革である革命の権利は
否定すべきじゃないと思うのですよね。じゃなきゃ、究極の暴力的支配
からの脱出の手段がなくなっちゃうじゃないですか‥

> 昔、中学生が京阪に置石をして列車を脱線転覆させ、100人以上の怪我人
>等を出した事件など、成人の事件よりも凶悪性の高い事件やコンクリ詰め
>殺人、「バモイドオキ神」のあの事件のように、公共への恐怖が著しい
>事件を単に一つのユニットで数えるというのは、方法の妥当性を欠くと思います。

ここらへんは犯罪を起こしたときの心理状態を分析して厳罰化による
抑止効果が理性的にどの程度あるかを判断しなければいけないと
思うのですよ。たいたいそこらへんが責任能力と関連してくると
思うのですよ。まぁ、救いようがないのは隔離も必要ですが、
ヒステリックな適用は決して解決法にならないと思う。
模倣された場合重大な社会的影響が出る犯罪で現在の刑罰が軽い
物については模倣された場合で巣最悪の結果の「未遂」として
罰するべきなんですよね。上の事件もライフラインに対する破壊行為
で一歩間違えば大量の死者が出ておかしくないものなので殺人未遂
を適用しなければ著しく公正を欠くと思うのですよね。なせなら
結果的に死者が出なかったのは「ほんの偶然」の産物であると
思うのですよ。社会的コストを考えるとマネしてもらっては絶対に
困るのですわ。
 
  
  
  
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  [645] Re(4):付記ー警戒すべき新型犯罪の予測
  
        
  
> なお、付記としてですが、今後、農薬の一部にある危険度の高い物質を
> 使用した不特定あるいは不特定多数を狙った犯罪に警戒すべきと考えております。

まぁ、誰でも手に入る毒物ですからね。

刑罰に対しては
更正の手段、犯罪抑止能力、被害者の感情の処理のバランスを
とらないといけないと思うのですわ。
わたしゃ、飲酒運転とか事故を起こす可能性が著しく高くなるのは
生理学上や科学的統計の事実で証明されており、その事実が広く浸透
しているので業務上過失致死でなく、未必の故意による殺人を適用
しても社会的公正がなんら損なわれることないと思うのだが‥
別に刑を作る必要なんてにゃーんも必要ないで判例を一つつくりゃ
いいだけの話と思うが‥
 
  
  
  
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  [646] Re(2):これは難しい問題です。そう思いますが......
  
        
  
5628さん、こんばんわ。

> 管理人様。
> わたしも、議論は必要と思いますし、期が熟していないことも認識しています。
> しかしながら、凶悪少年犯罪の多くは、「不特定の人間、弱者、動物等を狙った犯罪」といえるもので、数年前の爆発物事件などは、方法をさらに改良すれば、簡単確実に大量の犠牲者を出す危険性が濃厚であるものでした。
>
> また、同時多発テロの後に起きた、少年の操縦するセスナが法律事務所に突っ込んだ事件も、大量の犠牲者を出す危険性をあからさまにしたといえます。
>
> 少年の犯罪群を見るときに考えるべきことは、「凶悪なものとなると、通常の成人によるものよりも、遥かに社会的恐怖を与えるものが多く、残忍極まりないものが多い」ということです。
> こういうものと、少年のひったくりと同一視し、法律を云々するのはおかしいと思います。
> そうであるよりは、少年犯罪の中である種の凶悪性や社会的影響が大きく懸念される犯罪群に対しては、特別例外措置を設けて、重罰と社会隔離を主眼とした法案でも考え、犯罪の凶悪性を弱めるべきであると思うのです。
>
> このままですと、ニューヨークの公園と東京の公園の安全レベルは同じになってしまい、ものすごい用心を要求されるのではないでしょうか?

5628さんのご意見はいちいちごもっともなことと捉えております。
全体的なものとして私にしてもそのご意見に反対する理由はありません。
しかし、子供の年齢についてだけ、どうしても割り切れないものがあります。
これはとても重要な問題であると認識しております。
子供の年齢は学校の段階別にたとえば小学校・中学校・高校・それ以上
というように捉えてグルーピングしていくことが現状に即しているかと思います。
その中で小学生の犯罪について、中学生の犯罪について、高校生の犯罪についてと、
処分(刑罰)の内容を十分に検討する必要があると考えております。
現行法の刑法第41条にある14歳未満の行為を問わないとは
一体何を根拠にはじかれた年齢設定なのか私にはわかりませんが
おそらくは何がしかの適当な理由があると考えております。
(刑法自体は明治期末期の産物であり、現在とは社会環境がずいぶん違いますが)
これらの考え方にたち識者による専門諮問委員会を設け
その是非について集中的に十分な時間をかけ審議していくべきであります。
そしてそこで出た答申案に対し、
今までにないほどうーんと広く各界の無作為のメンバーを募り
徹底した公聴会を開くべきであります。
要は全国民の納得のいくものにすべきと考えております。
それほどに子供とは大事にされなければならない存在だと考えます。
 
  
  
  
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  [647] Re(4):犯罪、少年犯罪のうちの凶悪なものについての加害者の処遇法の提案
  
        
  
 うーん。
 物によって、具体的な方向でいいますと、「生命侵害。そしてまたそれに準ずるもの。不特定の人間の生命および重大な身体への傷害を目的とした蓋然性が高い犯罪」に対して、基本的に少年であろうと、重罰と社会隔離を原則とするというものです。
 これによって、起こる犯罪のダメージを下げ、却って小さな犯罪(万引きなどの窃盗など)が増えようとも、甚大な恐怖を与える凶悪犯罪を減らすことで、犯罪のトータルでの損失を低減するというのが、わたしのもう一つの意図です。

 また、こうすることで、子供がせいぜい「盗み」くらいで留まれば、更生の余地が十分に出てくるであろうと計算したりしとります。

 政治犯的カテゴリーとなると、話はかなりちがってくるので、ここはしばらく保留にしておきたい。

 まあ、この方法の有効性を予測するには、今行われつつある「日本型プロファイリング研究」の進展と、過去の少年含めた凶悪犯罪の研究が十分行われる必要があるとは思っております。

 しかしながら、栃木の公園にトラバサミをしかけたりなど、異常な犯罪が増加しており、別の種の犯罪ー「カミユ型犯罪」とでもいうべきものが増加している傾向にあります。こういったものは、明らかに不特定の人間を対象にしたものといえます。
 この種は「傷害罪」になるのでしょうけど、「怨恨や金銭がらみなどでの傷害」のように「特定の人間を対象にしたもの」と、今のような「不特定を対象にしたもの」では、社会的影響がちがいます。
 これをひとつに括って論じるということに、最近困惑を感じとります。

 案外、刑法ちゅうのは、時代にそぐわなくなってきているのでは?
 
  
  
  
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