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  [1183] ブッシュ大統領に見るもの
  
        
  
私は、この頃、ブッシュ大統領のイラクに関する発言を聞いていて、昔の映画でジェームス・デイーン扮する青年の姿にみえてしょうがないんです。
親父に対する反発から、イラクに対しての並々ならぬ怨恨。オヤジができなかったことをすることによって、親父を見返してやろうという、あの青年の姿に見えてしょうがないのです。
だとするなら、こんな事に、世界を引き込まないでくれといいたい。
あれは、映画の世界でのことだ。いい加減にしろといいたい。
そう、映画は、理由なき反抗、そして、エデンの東でした。
また、舞台は、大統領と同じ、テキサスの油田での話でした。
持っていないという国を武力で脅し、持っているぞという国には、攻めないぞという、なんか、やっていることがチグハグだと思っています。
 
  
  
  
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  [1184] Re(1):ブッシュ大統領に見るもの
  
        
  
こんにちは。

もしこの先、米国のイラク攻撃があるとして
イラクは防衛のために、もしかして隠し持っている
大量破壊兵器を使用することはあり得るのでしょうか?

もしそんなことになれば、ブッシュは逆におしまいかも
しれません。

それにしても、私自身はアメリカの姿勢が 立派なのか
それとも服部さんがおっしゃるようにデタラメなのか、
私には計るすべもありません。

ほんとにどうなるんでしょうねえ。
 
  
  
  
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  [1186] Re(2):ブッシュ大統領に見るもの
  
        
  
 ブッシュ大統領のイラクへの執着はたしかに強いですね。
 イラク攻撃の理由自体、「テロとの戦い」「大量破壊兵器を持っている」「イラクに民主主義を樹立するため」と、ころころ変わって、どれもいまいちしっくりこない。

 ただ、彼は猿回しの猿にも見えます。
 猿回しの方には、ほかの理由があるのでしょう。それは米国の「国益」、それも、以前山口さんがこのBBSで定義した類の「国益」に沿うものなのだと思います。
 
  
  
  
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  [1187] Re(3):ブッシュ大統領に見るもの
  
        
  
> ブッシュ大統領のイラクへの執着はたしかに強いですね。
> イラク攻撃の理由自体、「テロとの戦い」「大量破壊兵器を持っている」「イラクに民主主義を樹立するため」と、ころころ変わって、どれもいまいちしっくりこない。
>
> ただ、彼は猿回しの猿にも見えます。
> 猿回しの方には、ほかの理由があるのでしょう。それは米国の「国益」、それも、以前山口さんがこのBBSで定義した類の「国益」に沿うものなのだと思います。

猿かどうかは別として、こんだけ大規模な軍事展開をして、
国連の同意が得られないなどを理由で引くというのは、
それこそブッシュ政権にとって大失政のはずです。

こんだけ金つかって、なにか結果をださなければ それこそ訳も分からず
やっている猿回しの猿です。

結果で一番分かり易いのはフセイン政権打倒だと思います。

このサイトからもリンクされているアカシックレコードが頻繁にこの件について
推論していますが、(イラクが大量殺戮兵器使ったらなんてのも書いてありますね。)
「ペルシャ湾に機雷をまく」なんてことまでは眉唾ですが、軍事侵攻があろうがなかろうが
もうフセインさんは終わりと思います。

そういう世界が’すばらしい’のかどうかは私にはわかりません。
 
  
  
  
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  [1191] Re(4):笑えるけど、やがて恐ろしい『ブッシュ妄言録』
  
        
  
>このサイトからもリンクされているアカシックレコードが頻繁にこの件について
>推論していますが、(イラクが大量殺戮兵器使ったらなんてのも書いてありますね。)
>「ペルシャ湾に機雷をまく」なんてことまでは眉唾ですが、軍事侵攻があろうがなかろうが
>もうフセインさんは終わりと思います。
>
>そういう世界が’すばらしい’のかどうかは私にはわかりません。

アカシックレコードの著者さんは、「イラクや北朝鮮たたきに参加しないと、次に狙われるのは日本だから、アメリカに協力すべきである。」という御意見ですね。いじめられっ子の中学生と同じ理屈やな、と思って読んでましたが、わかりやすい言い分ではあります。
にしても、やはり何となく、居心地の悪い世界ですね。

そうそう、『ブッシュ妄言録』(ぺんぎん書房)という本を新聞の書評で読んで、買って読みました。amazon.co.jpの紹介ページを書いておきます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901978020/qid%3D1044457474/250-3261576-5240238
大笑いできることは保障します。ただし、読んだあとで、うそ寒くなります。

これだけ失言の多い人物が大統領として通じるあたり、米国の政治システムは堅固なんだな、と思わせられます。
 
  
  
  
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  [1192] Re(5):笑えない北朝鮮の動向
  
        
  
>アカシックレコードの著者さんは、「イラクや北朝鮮たたきに参加しないと、次に狙われるのは日本だから、アメリカに協力すべきである。」という御意見ですね。いじめられっ子の中学生と同じ理屈やな、と思って読んでましたが、わかりやすい言い分ではあります。
>にしても、やはり何となく、居心地の悪い世界ですね。
>
>そうそう、『ブッシュ妄言録』(ぺんぎん書房)という本を新聞の書評で読んで、買って読みました。amazon.co.jpの紹介ページを書いておきます。
>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901978020/qid%3D1044457474/250-3261576-5240238
>大笑いできることは保障します。ただし、読んだあとで、うそ寒くなります。
>
>これだけ失言の多い人物が大統領として通じるあたり、米国の政治システムは堅固なんだな、と思わせられます。

情報有り難うございます。テレビ等でもよく報道されていますよね。
ブッシュさんの妄言・・・彼自身はやっぱ猿回しの猿、出来の悪い翻訳ロボット
の類かもしれませんな。

ところで、北朝鮮は発狂し始めていますよね。
金正日自身が発狂していれば今日明日ミサイルが飛んできても
おかしくありません・・・
日本政府は緊急の安全保障会議など、しなくていいんですかね。
やっぱり平和的解決を模索するという方針なんですかね・・・
何れにしても今、政府見解を表明する必要が有ると思いますが・・・
飛んでこないことを祈ります。というか一番の危険はやはり韓国と思うけど
あちらはどうなんですかね。
 
  
  
  
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  [1193] [管理者削除]
  
        
  
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  [1194] 有権者のクオリティー
  
        
  
>これだけ失言の多い人物が大統領として通じるあたり、米国の政治システムは堅固なんだな、と思わせられます。


民主主義的な意思決定のクオリティー、つまり有権者のクオリティーが落ちてきた・・・と思ってください。

アメリカでも出生率(投票率も?)は学歴・おおむね所得と逆相関する。知る範囲内でいえば現在の60代〜30代の高学歴夫婦の子供はせいぜい1人か2人。3人以上は双子と同じくらいの確率。

所得/地位/学歴による加重平均やメジアンならわかりませんよ。でも一人一票に従えば単純アベレージを取らざるを得ず、それはdecade単位で目に見えて落ちてきた。日本の高齢化と同じくらい確実なトレンドですよ。

公言するのは憚られますがそういう危機感・問題意識を持っている人は意外にいる。だからぼくはいわゆる戦後の民主主義ではダメなんだと言い続けてきた。

 
  
  
  
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  [1195] ぼくには理解しづらい世界ですが・・・
  
        
  
>私は、この頃、ブッシュ大統領のイラクに関する発言を聞いていて、昔の映画でジェームス・デイーン扮する青年の姿にみえてしょうがないんです。


ぼくにはピンと来ないのですが、60年代・70年代に若者だった方々の昔話を聞くと、服部さんご指摘のヒッピー的メンタリティーは意外に人生に影を落としているようですね。ステレオタイプ的にいえば、大人を信じられず、夢のように自由で平等な桃源郷を思い描き、大人になって夢破れ、その後はドロップアウトしたり体制側に寝返ったり・・・みたいな生きざま。当時の若者にとっての大人ってどんな人たちだったんでしょうね。

桃源郷を夢みてバブルを作ったクリントン、現実に直面して自暴自棄に走るブッシュ、のような見方もできるのでしょうか。ともに若いころはちょっとイケナイこともやった(笑)。あの世代の縮図を見る思いなのですが。

なおエスタブリッシュメントの一角に位置するにもかかわらず、理由なき反体制スピリッツをウリにし、強きを助け弱きを挫くチグハグな主体はいくらでもあると思います。マスコミや弁護士の少なからずもそうでしょう。
 
  
  
  
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  [1200] Re(1):有権者のクオリティー
  
        
  
>民主主義的な意思決定のクオリティー、つまり有権者のクオリティーが落ちてきた・・・と思ってください。

 うーん、そうなんですか。私は、たとえトップが粗忽な人間でも、周りのスタッフが手厚くサポートするから成立していると捉えていたんですが、甘かったかなあ。

 『ブッシュ妄言録』のあとに、類書として『アホでマヌケなアメリカ白人』(マイケル・ムーア著 柏書房)という本を買いました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476012277X/ref=sr_aps_b_3/249-9520782-5174705
 田舎の郊外型書店で買ったんですが、この本がベストセラー7位で平積みになっていました。奥付には2002年10月15日に第1刷、2003年2月26日第15刷とあります。この著者が監督した映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』http://www.gaga.ne.jp/bowling/は東京の単館上映だったのですが、観客が入りきれないほどの大入りで、ほかの映画館での追加上映も始まりました。テレビのバラエティ番組をはじめあちこちのメディアで好意的に紹介されています。
 何というか、米国に対する見方が少しずつ変わってきているように思えます。反米・嫌米という強い感情ではなく、「ブッシュなどというヘンな大統領を支持するなんて、米国民もどこかヘンなんじゃないか。」と疑い始めているような、「疑米」とでも呼べる空気が出てきているように思えます。
 ブッシュ大統領の役者ぶりが悪いために(彼の演説は西部劇の物まねに見える)、米国民全体の正気が疑われるでは、まっとうな米国民はいたたまれないでしょう。

>アメリカでも出生率(投票率も?)は学歴・おおむね所得と逆相関する。知る範囲内でいえば現在の60代〜30代の高学歴夫婦の子供はせいぜい1人か2人。3人以上は双子と同じくらいの確率。
>
>所得/地位/学歴による加重平均やメジアンならわかりませんよ。でも一人一票に従えば単純アベレージを取らざるを得ず、それはdecade単位で目に見えて落ちてきた。日本の高齢化と同じくらい確実なトレンドですよ。
>
>公言するのは憚られますがそういう危機感・問題意識を持っている人は意外にいる。だからぼくはいわゆる戦後の民主主義ではダメなんだと言い続けてきた。

 実に厄介な問題ですね。
 かといって、所得や地位や学歴で投票を制限すれば、議会制民主主義の時計を1世紀ほど逆回しにしてしまうようなもの。貧困層の教育に力を入れるのが正攻法なんでしょうが、言うほど簡単ではないし。
 さらに、ブッシュ・ファミリーのようなエリートが「有権者のクオリティの低下」を利用して利益を得ようとする。これが、この問題のもうひとつの側面ではないかとも思えます。
 
  
  
  
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  [1201] Re(6):笑えない北朝鮮の動向
  
        
  
>ところで、北朝鮮は発狂し始めていますよね。
>金正日自身が発狂していれば今日明日ミサイルが飛んできても
>おかしくありません・・・
>日本政府は緊急の安全保障会議など、しなくていいんですかね。
>やっぱり平和的解決を模索するという方針なんですかね・・・
>何れにしても今、政府見解を表明する必要が有ると思いますが・・・
>飛んでこないことを祈ります。というか一番の危険はやはり韓国と思うけど
>あちらはどうなんですかね。

うーん、今のところは米国とのチキンレースという気がします。

少しでも損得勘定ができるなら、米国が北朝鮮に武力侵攻するまでは、ミサイルは飛ばさないはずです。日本に先制攻撃をすれば、イラク以上の悪者になって、それこそ多国籍軍に袋叩きにされて金正日政権はおしまいになるでしょう。これまでの北朝鮮の外交をみると、少なくとも損得勘定はできているようですから、今のところは大丈夫ではないかと思います。
逆に言えば、武力衝突があれば日本も韓国もただでは済まないということです。北朝鮮が日本人の拉致を認めてから、「北朝鮮には断固たる態度で臨むべし」という論調がマスコミでは主流になっていますが、つまりそれは、戦争になって相当数の日本人が死ぬことも覚悟することなんですが・・・そこまで考えてるんだろうか?

韓国は半世紀の間そういう危険を肌で感じてきたわけで、北朝鮮に融和的な態度をとる理由はそこにあるだろうと思っています。あとは、民族意識か。親戚や親兄弟が38度線の向こう側にいるわけだから仕方ないでしょう。

金正日政権はいずれ崩壊するでしょう。親子二代の失政を挽回できる要素はどこにもない。いつ、どのように崩壊するかという問題です。日本や韓国にとって一番良いのは、クーデターや内乱で金正日総書記が死亡するか亡命するというシナリオではないでしょうか。北朝鮮の国内が一致団結して、外敵である米国・日本・韓国と戦争するのは最悪のパターンだと思います。このあたり、太平洋の向こう側にある米国とは感覚が違う。
こういう見通しを政府があからさまに表明すれば、北朝鮮との関係はこじれるでしょうし、韓国も迷惑がるでしょう。言うに言えないのでは?
 
  
  
  
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  [1202] Re(2):有権者のクオリティー
  
        
  
>>民主主義的な意思決定のクオリティー、つまり有権者のクオリティーが落ちてきた・・・と思ってください。
>
> うーん、そうなんですか。私は、たとえトップが粗忽な人間でも、周りのスタッフが手厚くサポートするから成立していると捉えていたんですが、甘かったかなあ。


これは高度に日本的な感覚だと思います。この文章を分析すると、「トップの資質には往々にしてムラがあるが、ブレーン・スタッフの質は高位に保たれる」=「民主主義システムよりも、国家試験制度(国I・司法試験・外交官試験など)のほうが優れた人材を選べる」=「有権者の判断は、国家試験などに劣る」、という潜在意識が投影されています。はっきりいって、現実をみる限り正しい現状認識だと思います。

しかしトップは絶対にアホであってはならないのです。トップは機関で周辺スタッフの人事権を握っているから。そこを理解する民主主義の師匠たる欧米諸国では、エリート教育が確立し、エリートは社会から大事にされ、その代わり失敗したら問答無用の結果責任を負う。平素ツベコベ言われる代わりに失敗しても責任不問の日本システムのミラーイメージで捉えると理解しやすいです。

エリート支配の対立勢力が民主主義なので。リーダーが庶民的なことをアピールして世間ウケする世相は末期的。ブッシュもそうだったし、日本に至っては・・・。有権者のクオリティー低下の過程で、投票が“ガス抜き(下僕に一時の優越感を与える機会)”として使われることが増えたように思う。だから、ガス抜きが必要な人民による、ガス抜きが必要な人民のための、ガス抜きのような結果にしかならない。

もちろん、議会制民主主義あるいは民主主義を守りたい・・・と願うことは実に結構なことだと思うんですよ。しかしアウトプットの象徴たるあの議員を死守したいと思う人が、果たして全体の何パーセントいるんでしょうね。投票率からして(意識的・無意識的に)要らんと思っている有権者が主要先進国に約半数いることは確実なのです。そこに戦後民主主義バンザイ的人々の自己矛盾があると思うのですが。

そこをクリアしないと「ああ・・・今日もやっぱり民度が低い・・・」という、あの無限ループのような「定番の嘆き」から抜けられないでしょう。
 
  
  
  
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  [1203] 庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
>これは高度に日本的な感覚だと思います。この文章を分析すると、「トップの資質には往々にしてムラがあるが、ブレーン・スタッフの質は高位に保たれる」=「民主主義システムよりも、国家試験制度(国I・司法試験・外交官試験など)のほうが優れた人材を選べる」=「有権者の判断は、国家試験などに劣る」、という潜在意識が投影されています。はっきりいって、現実をみる限り正しい現状認識だと思います。
>
>しかしトップは絶対にアホであってはならないのです。トップは機関で周辺スタッフの人事権を握っているから。そこを理解する民主主義の師匠たる欧米諸国では、エリート教育が確立し、エリートは社会から大事にされ、その代わり失敗したら問答無用の結果責任を負う。平素ツベコベ言われる代わりに失敗しても責任不問の日本システムのミラーイメージで捉えると理解しやすいです。

 重要なのは、国民がもっとエリートを尊敬し信頼し、エリートはそれに応えるという「まともな循環の確立」です。
 エリートでない者から首相になった人は田中角栄ですが、彼は「広辞苑、英和辞典を食べて勉強した」といわれるほどの猛烈な勉強家で、官僚からも尊敬され、官僚は一生懸命働いてくれたといわれています。
 各官庁の問題のある先例通達も変えたりしているらしい。

>エリート支配の対立勢力が民主主義なので。リーダーが庶民的なことをアピールして世間ウケする世相は末期的。ブッシュもそうだったし、日本に至っては・・・。有権者のクオリティー低下の過程で、投票が“ガス抜き(下僕に一時の優越感を与える機会)”として使われることが増えたように思う。だから、ガス抜きが必要な人民による、ガス抜きが必要な人民のための、ガス抜きのような結果にしかならない。

 とくに「市民派」がひどい。
 多くが左翼・北朝鮮と関連する。
 管直人においては、「日本人拉致殺害犯人、シン・ガンスの釈放を求める韓国での署名運動に賛同した」ようです。
 これで政治家への信頼は失墜しております。

 
>もちろん、議会制民主主義あるいは民主主義を守りたい・・・と願うことは実に結構なことだと思うんですよ。しかしアウトプットの象徴たるあの議員を死守したいと思う人が、果たして全体の何パーセントいるんでしょうね。投票率からして(意識的・無意識的に)要らんと思っている有権者が主要先進国に約半数いることは確実なのです。そこに戦後民主主義バンザイ的人々の自己矛盾があると思うのですが。
>
>そこをクリアしないと「ああ・・・今日もやっぱり民度が低い・・・」という、あの無限ループのような「定番の嘆き」から抜けられないでしょう。

 国民も自分自身で政策を考えるような努力がなく、「サンタクロース」の如く議会制民主主義を考えているからです。
 民主主義は、国民一人一人が考えることが存続させるための条件です。
 それをしないと、マスコミの二転三転する政治家への批判に振りまわされる。
 本当に何とかしないと。
 
ということで、国政への被選挙人資格を厳しい試験によって与えることを、私は提案します。

 ところで、山口様。
 私が「その他」にて書いたことに、何がしかの考察を加えてもらえないものでしょうか?
 
  
  
  
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  [1204] Re(1):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
> とくに「市民派」がひどい。
> 多くが左翼・北朝鮮と関連する。

いつかの「団塊の世代が悪い」という論法と同じです。
こうも言い切れる人も珍しい。
おそらくは何かの頭で凝り固まったときに現れる症状ではないですか。

> 管直人においては、「日本人拉致殺害犯人、シン・ガンスの釈放を求める韓国での署名運動に賛同した」ようです。

当時、同氏が仮に正しい情報を入手できていれば、
全く別の行動をとっていたかと思いますが..... 。
これをもって、鬼の首を取ったかのように言うのもいかがなものでしょうか。

> これで政治家への信頼は失墜しております。

菅氏一人が「政治家への信頼を失墜させている」ということなのでしょうか。
だとすれば、相当なお言葉なのではないかと思います。
大丈夫でしょうか?


> 民主主義は、国民一人一人が考えることが存続させるための条件です。
> それをしないと、マスコミの二転三転する政治家への批判に振りまわされる。
> 本当に何とかしないと。
> 
>ということで、国政への被選挙人資格を厳しい試験によって与えることを、私は提案します。

時代の逆回しですか。
被選挙人資格であろうが、選挙人資格であろうが、
これらのものに何らかの足枷を加えることは、先達が尊い犠牲を払ってでもようやく勝ち取ってきたこれらの歴史的な経緯をどこかうまくご理解されてないのではないでしょうか。
 
  
  
  
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  [1205] Re(2):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
>> とくに「市民派」がひどい。
>> 多くが左翼・北朝鮮と関連する。
>
>いつかの「団塊の世代が悪い」という論法と同じです。
>こうも言い切れる人も珍しい。
>おそらくは何かの頭で凝り固まったときに現れる症状ではないですか。


フェアに見て、トータルで功罪3:7くらいじゃないんですか?社会人になってからの経験と見聞に基づいた客観的事実を述べているに過ぎません。オピニオンではなく、ファクト&アナリシスです。

もちろん個人的には本当にいい人たちだったと思うんですよ。ただ、いい人でかりに一定水準の能力があったとしても、情報力と分析力、ひいては決断力と当事者能力が足らず、物事を決められない。お酒を飲みに行くなら良いのですが、利害を共にしたくはありません。しかし、中隊長あたりまでなら申し分ないのでしょうが、あれで軍司令官・師団長・連隊長が務まるのかなーと。


>> 管直人においては、「日本人拉致殺害犯人、シン・ガンスの釈放を求める韓国での署名運動に賛同した」ようです。
>
>当時、同氏が仮に正しい情報を入手できていれば、
>全く別の行動をとっていたかと思いますが..... 。
>これをもって、鬼の首を取ったかのように言うのもいかがなものでしょうか。


有力国会議員が、朝日新聞の一般読者レベルだとすれば、国際情勢に関する情報収集能力・分析力に難アリといえるでしょう。仕事ですから。管氏は言うに及ばず、先の小泉訪朝だってそうです。日本テレビの故・電波少年の海外ロケと本質的になにがどう違うんですか?あんなタイミングで、よりによってあんな場所に現実逃避するから・・・。パンドラの箱があいてしまった。その結果、こういう危惧を持つ人が増えるのは当然ですよ。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1192;id=seiji

情報は積み重ねです。ミサイルに当ってから「もしも私があそこで正しい情報を入手できていたら、訪朝とは全く別の行動を・・・」などと釈明されて納得できるのですか?公約違反を大したことないと言ってのける人だから、この程度のことは言いかねませんよ。


>>ということで、国政への被選挙人資格を厳しい試験によって与えることを、私は提案します。
>
>時代の逆回しですか。
>被選挙人資格であろうが、選挙人資格であろうが、
>これらのものに何らかの足枷を加えることは、先達が尊い犠牲を払ってでもようやく勝ち取ってきたこれらの歴史的な経緯をどこかうまくご理解されてないのではないでしょうか。


かの「小田原評定」は、管理人さん世代が(平時に)理想とした民主主義の桃源郷かもしれない・・・と想像していますが、違いますか?。北条家はお家没落と引き換えにあの究極的な民主主義に殉じた、と見ることができる。

現在も似たような環境下、全国各地で無数の小田原評定が行われているはずで・・・。尊い犠牲のもとに得たそういう史実をぼくは十分理解しているつもりなのですが、団塊世代の方々は理解されているのでしょうか?ぼくとしては「国敗れて山河あり」を地でいくだけは勘弁して欲しいと思っていますよ。本当に。


ところで、被選挙人資格には実質的に多すぎるほどの制約があり(だから議会は二世・三世ばかりじゃないですか)、国民主権なのだから、ぼくは選挙人のほうをリフォームすべきだと思います。納税額に応じて一票の格差をつけたらいいと思う。

いまの日本についていえば、年収500万円以下で1票が与えられるなら、年収1000万に3票くらい与えるのは当然。幸か不幸か、日本には一票格差が放置されたままで、都市部で4ケタ納税している有権者の1票が、島根あたりの実質扶養者たるお百姓さんや高齢者の3分の1(?)くらいの価値しかない。友人たちが投票に行くはずがないのです。滅んだ共産主義国ですらもう少しフェアだったのではないか?とすら思える。

結果平等に対する強い志向と物事を決められない資質の産物だと見ます。でも明らかにおかしい。いまの日本なら、所得に応じて一票の格差をつけても国民の権利・義務に関わる本質バランスは決して大きく歪まないでしょう。
 
  
  
  
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  [1206] Re(3):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
石野さん、先日は失礼をいたしました。


>もちろん個人的には本当にいい人たちだったと思うんですよ。ただ、いい人でかりに一定水準の能力があったとしても、情報力と分析力、ひいては決断力と当事者能力が足らず、物事を決められない。お酒を飲みに行くなら良いのですが、利害を共にしたくはありません。しかし、中隊長あたりまでなら申し分ないのでしょうが、あれで軍司令官・師団長・連隊長が務まるのかなーと。

野党に情報力が決定的に欠落していることは事実だと思います。
しかし、これは自民党をはじめとする与党が情報収集能力と分析力に優れているのではなく、官僚組織と結びついているからこそ、という部分が大きいのではありませんか?。
その部分を認識せずに、または意図的に認識しないふりをして野党をたたいても説得力を持たないのではないかと思われます。


>情報は積み重ねです。ミサイルに当ってから「もしも私があそこで正しい情報を入手できていたら、訪朝とは全く別の行動を・・・」などと釈明されて納得できるのですか?公約違反を大したことないと言ってのける人だから、この程度のことは言いかねませんよ。

情報の大切さを説く山口さんが、北朝鮮から本当にミサイルが飛んできて甚大な被害が出ると考えているのであれば、その言説が説得力を持たない、ということを端的に表しているのではないですか?。

北朝鮮を巡る環境を冷静に分析すれば、北朝鮮の体制を現時点で取りあえずは温存し、ソフトランディングを目指すことは、米日韓のみならず中露も求めるところであります。
これらの国々の思惑と北朝鮮の思惑が一致している以上、朝鮮半島で軍事的衝突が起こり日本に北朝鮮からミサイルが飛んでくるなどという確率は非常に小さいものであるといえるでしょう。
北朝鮮が日本に向けて配備しているとされるノドンの数は約100基といわれていますが、そのうち実際に発射が可能なものは、最大限に見積もってもその1割10基。
それも十分に燃料が供給されていた時点での話であり、現時点ではどれほどのミサイルが発射可能かどうかは不透明なものであるといえるでしょう。

この他に、現在の米中関係を考えれば、アメリカが朝鮮の核問題を軍事的オプションにより問題の解決を考えるとは考えにくい部分があります。

パウエル国務長官が日中韓3ケ国を歴訪していますが、その前に中朝両国の外交首脳が首脳会談を行っています。北朝鮮に対して中国がこの核問題で大きな影響力を行使する立場にないことは事実ですが、それでもこの動きが北朝鮮の核開発問題の解決のための端緒を開くための第一歩となるのではないかと考えます。


>ところで、被選挙人資格には実質的に多すぎるほどの制約があり(だから議会は二世・三世ばかりじゃないですか)、国民主権なのだから、ぼくは選挙人のほうをリフォームすべきだと思います。納税額に応じて一票の格差をつけたらいいと思う。
>
>いまの日本についていえば、年収500万円以下で1票が与えられるなら、年収1000万に3票くらい与えるのは当然。幸か不幸か、日本には一票格差が放置されたままで、都市部で4ケタ納税している有権者の1票が、島根あたりの実質扶養者たるお百姓さんや高齢者の3分の1(?)くらいの価値しかない。友人たちが投票に行くはずがないのです。滅んだ共産主義国ですらもう少しフェアだったのではないか?とすら思える。
>
>結果平等に対する強い志向と物事を決められない資質の産物だと見ます。でも明らかにおかしい。いまの日本なら、所得に応じて一票の格差をつけても国民の権利・義務に関わる本質バランスは決して大きく歪まないでしょう。

民主主義の否定ですか?。

年収に応じて投票権の格差を設ければ、政府与党は高額納税者に有利な政策を行うことにより、より多くの得票を得ようとするでしょう。
そうなれば、政治そのものが一部の者たちだけの為のものとなり、多くの者たちは当然その割を食う、ということになるでしょうね。
まぁ、現在のアメリカに御住みになっていればそのような考え方になるのでしょうが、民主主義を否定すれば、その社会は活力を失い国としての力を失ってゆくことになるのではないかと思います。
 
  
  
  
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  [1207] Re(3):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
山口さんから反論をいただけるとは光栄であります。

>>> とくに「市民派」がひどい。
>>> 多くが左翼・北朝鮮と関連する。

>>いつかの「団塊の世代が悪い」という論法と同じです。
>>こうも言い切れる人も珍しい。
>>おそらくは何かの頭で凝り固まったときに現れる症状ではないですか。

>フェアに見て、トータルで功罪3:7くらいじゃないんですか?社会人になってからの経験と見聞に基づいた客観的事実を述べているに過ぎません。オピニオンではなく、ファクト&アナリシスです。
>
>もちろん個人的には本当にいい人たちだったと思うんですよ。ただ、いい人でかりに一定水準の能力があったとしても、情報力と分析力、ひいては決断力と当事者能力が足らず、物事を決められない。お酒を飲みに行くなら良いのですが、利害を共にしたくはありません。しかし、中隊長あたりまでなら申し分ないのでしょうが、あれで軍司令官・師団長・連隊長が務まるのかなーと。

物事を批判するときにはそれなりのやり方・言い方というものがあることでしょう。
特定の相手方ならいざ知らず、その対象が相当の数に及ぶ場合に、それを一列に押しなべて「ああだ、こうだ。」と言い切ることはそれ相応の確証というものがなければできないことであります。それが可能になるのは、それだけの客観的事実などを積み上げて、はじめてできることであります。そういうものが感じられない発言などは、単なる悪意に基づくものとしか言えませんが..... 。言うだけ、ご自身の評価を下げるという次元のものではないでしょうか。

言っていることの意味がおわかりになりますか?
山口さんにしても、すでに相当の先入観が入れ混じっておりませんか。

>>> 管直人においては、「日本人拉致殺害犯人、シン・ガンスの釈放を求める韓国での署名運動に賛同した」ようです。
>>
>>当時、同氏が仮に正しい情報を入手できていれば、
>>全く別の行動をとっていたかと思いますが..... 。
>>これをもって、鬼の首を取ったかのように言うのもいかがなものでしょうか。

>有力国会議員が、朝日新聞の一般読者レベルだとすれば、国際情勢に関する情報収集能力・分析力に難アリといえるでしょう。仕事ですから。管氏は言うに及ばず、先の小泉訪朝だってそうです。日本テレビの故・電波少年の海外ロケと本質的になにがどう違うんですか?あんなタイミングで、よりによってあんな場所に現実逃避するから・・・。パンドラの箱があいてしまった。その結果、こういう危惧を持つ人が増えるのは当然ですよ。
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1192;id=seiji

日本の民主党のたかが一議員(有力議員ではありますが)に某国の諜報機関並みの調査能力を期待するということでしょうが、現実レベルで可能なことでしょうか。

お話の向きが小泉氏に振り替わっているようですが、それは日本政府にお話ください。
一議員と政府では根本的に同じレベルでお話できることではありません。

>情報は積み重ねです。ミサイルに当ってから「もしも私があそこで正しい情報を入手できていたら、訪朝とは全く別の行動を・・・」などと釈明されて納得できるのですか?公約違反を大したことないと言ってのける人だから、この程度のことは言いかねませんよ。

?????
ごった煮のお話になっておりますが.... 。

>>>ということで、国政への被選挙人資格を厳しい試験によって与えることを、私は提案します。

>>時代の逆回しですか。
>>被選挙人資格であろうが、選挙人資格であろうが、
>>これらのものに何らかの足枷を加えることは、先達が尊い犠牲を払ってでもようやく勝ち取ってきたこれらの歴史的な経緯をどこかうまくご理解されてないのではないでしょうか。

>かの「小田原評定」は、管理人さん世代が(平時に)理想とした民主主義の桃源郷かもしれない・・・と想像していますが、違いますか?。北条家はお家没落と引き換えにあの究極的な民主主義に殉じた、と見ることができる。
>
>現在も似たような環境下、全国各地で無数の小田原評定が行われているはずで・・・。尊い犠牲のもとに得たそういう史実をぼくは十分理解しているつもりなのですが、団塊世代の方々は理解されているのでしょうか?ぼくとしては「国敗れて山河あり」を地でいくだけは勘弁して欲しいと思っていますよ。本当に。

論理を尽くすという意味で、「小田原評定」にも同じ意味合いがありますが、この言葉の持つ意味はむしろ別の意味合いを指す場合が多いです。ですから私の「民主主義の桃源郷」とは別のものであります。史実に現れるこの「小田原評定」を民主主義の1モデルと捉えておられるとしたら、私も山口さんに対する理解を変えていかなければなりません。

>ところで、被選挙人資格には実質的に多すぎるほどの制約があり(だから議会は二世・三世ばかりじゃないですか)、国民主権なのだから、ぼくは選挙人のほうをリフォームすべきだと思います。納税額に応じて一票の格差をつけたらいいと思う。
>
>いまの日本についていえば、年収500万円以下で1票が与えられるなら、年収1000万に3票くらい与えるのは当然。幸か不幸か、日本には一票格差が放置されたままで、都市部で4ケタ納税している有権者の1票が、島根あたりの実質扶養者たるお百姓さんや高齢者の3分の1(?)くらいの価値しかない。友人たちが投票に行くはずがないのです。滅んだ共産主義国ですらもう少しフェアだったのではないか?とすら思える。
>
>結果平等に対する強い志向と物事を決められない資質の産物だと見ます。でも明らかにおかしい。いまの日本なら、所得に応じて一票の格差をつけても国民の権利・義務に関わる本質バランスは決して大きく歪まないでしょう。

山口さんの基本的スタンスとして承っておきます。
私には到底、承服できない論ではありますが..... 。
いろんな考え方があるものですね。
 
  
  
  
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  [1208] Re(4):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
>>もちろん個人的には本当にいい人たちだったと思うんですよ。ただ、いい人でかりに一定水準の能力があったとしても、情報力と分析力、ひいては決断力と当事者能力が足らず、物事を決められない。お酒を飲みに行くなら良いのですが、利害を共にしたくはありません。しかし、中隊長あたりまでなら申し分ないのでしょうが、あれで軍司令官・師団長・連隊長が務まるのかなーと。
>
>野党に情報力が決定的に欠落していることは事実だと思います。


これは野党・左派関係者ではなく、社会人になってから面識を得たベビーブーマー世代の方々に対するぼく個人のビューです。


>情報の大切さを説く山口さんが、北朝鮮から本当にミサイルが飛んできて甚大な被害が出ると考えているのであれば、その言説が説得力を持たない、ということを端的に表しているのではないですか?。
>
>これらの国々の思惑と北朝鮮の思惑が一致している以上、朝鮮半島で軍事的衝突が起こり日本に北朝鮮からミサイルが飛んでくるなどという確率は非常に小さいものであるといえるでしょう。


ニライカナイさんも北朝鮮からの攻撃を受ける可能性の存在は認識しておられるわけでね。あらゆる情報を収集・分析し、あらゆる可能性を想定してオプションを用意しておくことは当然だと思いませんか?先のことはだれにもわからないから。一企業レベルですらそういうポリシーで対応しています。いわんや国家をや。それでも事後的に予想できなかった事態がホンモノの有事。最も楽観的なシナリオの上にあぐらをかいて安閑とするのは、ぼくのスタイルではありませんし、然るべき立場の人にとって欲しいものとも思いません。


>>結果平等に対する強い志向と物事を決められない資質の産物だと見ます。でも明らかにおかしい。いまの日本なら、所得に応じて一票の格差をつけても国民の権利・義務に関わる本質バランスは決して大きく歪まないでしょう。
>
>民主主義の否定ですか?。


正確には戦後ニッポン的民主主義”の否定です。元記事では結果平等、事勿れ主義(ひたすら現状維持志向)、その結果生じた一票格差(逆差別)などのキー・コンセプトを否定しました。


>年収に応じて投票権の格差を設ければ、政府与党は高額納税者に有利な政策を行うことにより、より多くの得票を得ようとするでしょう。
>そうなれば、政治そのものが一部の者たちだけの為のものとなり、多くの者たちは当然その割を食う、ということになるでしょうね。


そういう考え方の行き着く先が、かつてここに述べたようなトラップへの陥落、ではないでしょうか。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=522;id=seiji

よほど重大な争点でもない限り投票率は50パーセント前後、過半数は25パーセント超。この数字を多いと見るか少ないと見るかは各人の判断ですが、現状では政治はすでに一部の人たちのものになっている(完了形)、というのがぼくの認識です。

また選挙制度を問わず、日本の与党が高額納税者にアゲインストな政策を取れるはずがありません。それこそ社会主義・共産主義カクメイでも起きない限りは。80年代以降のいわゆる民主主義国のトレンドは、数年タームでのアップダウンこそありますが、貧富の差が一貫して拡大する方向です。民主主義体制はそのトレンドを支えるバックボーンの一つ。


>まぁ、現在のアメリカに御住みになっていればそのような考え方になるのでしょうが、民主主義を否定すれば、その社会は活力を失い国としての力を失ってゆくことになるのではないかと思います。


10年前、いや東西冷戦が温存されていた20年前にこのセリフを聞いたら、ぼくだって「それはメイクセンスする」と思ったかもしれないですよ。

が、現実はどうでしょうか。学生時代からあれほど民主主義を信奉してきた世代が指導者層になった90年代、日本社会は活力を生み、国力を増進させることができましたか?ぼくの見立てでは、どこぞの新興宗教みたいに民主主義を信奉(思考停止)している人は決して少なくないの筈なのです。

お説とは全く正反対の現状があるわけですが、一体なにが問題なのでしょうか?
 
  
  
  
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  [1209] Re(4):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
>山口さんから反論をいただけるとは光栄であります。
>
>物事を批判するときにはそれなりのやり方・言い方というものがあることでしょう。


当該世代の方々におかれましてはお気を悪くされたことと思います。その点をお詫びします。


>特定の相手方ならいざ知らず、その対象が相当の数に及ぶ場合に、それを一列に押しなべて「ああだ、こうだ。」と言い切ることはそれ相応の確証というものがなければできないことであります。それが可能になるのは、それだけの客観的事実などを積み上げて、はじめてできることであります。そういうものが感じられない発言などは、単なる悪意に基づくものとしか言えませんが..... 。言うだけ、ご自身の評価を下げるという次元のものではないでしょうか。


それゆえに断言を避ける意味でトータルで功罪3:7くらいではないか、と冒頭で申し上げたのです。ユニバースが限られるのは事実ですが、ここ10年以上、仕事などを通じて利害関係を伴った各サークル内で観察・見聞したありのままを、ごくごくストレートに要約したに過ぎません。それでもサンプルが足らないとか、恣意的・意図的でしかも悪意に満ちているとかお感じになられたのであれば、ぼくの表現力が足らなかったのでしょう。


>言っていることの意味がおわかりになりますか?
>山口さんにしても、すでに相当の先入観が入れ混じっておりませんか。


ぼくにも学習効果というものがありますから・・・。正直にいえば、先入観という次元を越えて知識の域に達しています。その体系で理解できることは理解し、そうでないものは別途考える。個人的にはそれでいいと思っています。“判断”はしますが“差別”はしていないつもり。なおぼく個人は“判断”する際に私情・理念・先入観などを排除するトレーニングを十分に受けています。


>>有力国会議員が、朝日新聞の一般読者レベルだとすれば、国際情勢に関する情報収集能力・分析力に難アリといえるでしょう。仕事ですから。管氏は言うに及ばず、先の小泉訪朝だってそうです。日本テレビの故・電波少年の海外ロケと本質的になにがどう違うんですか?あんなタイミングで、よりによってあんな場所に現実逃避するから・・・。パンドラの箱があいてしまった。その結果、こういう危惧を持つ人が増えるのは当然ですよ。
>>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1192;id=seiji
>
>日本の民主党のたかが一議員(有力議員ではありますが)に某国の諜報機関並みの調査能力を期待するということでしょうが、現実レベルで可能なことでしょうか。


直感的には、政党には一部上場企業レベル(だいぶ幅がありますが)、議員には大手企業の役員/部長レベルの調査分析能力は期待します。かりに野党といえども。そうでないとすれば、そこらへんのオッサン・オバサンと大差ないのではないでしょうか。事実そのくらいのインフラがないと社会的地位にふさわしい仕事はできないと思う。

たかが一議員とて身分は国権の最高機関の構成員で、実際の使途はともかく、相応の血税が投じられています。バジェットが不足ゆえに国会議員としてふさわしい活動ができない、あるいは外国政府・外国機関に買収されてしまう等々の事態があるとすれば本末転倒(安物買いの銭失い)。そのときは日本の有権者の血税で十分に賄えるところまで定数を削減することを先ず考えるべきだと思いますが。

国会議員のビヘイビアが、始めに結論ありきでイージーな記事を量産するジャーナリストと大差ないようなものだとすれば、ぼくは問題視します。
 
  
  
  
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  [1210] Re(2):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
>いつかの「団塊の世代が悪い」という論法と同じです。
>こうも言い切れる人も珍しい。
>おそらくは何かの頭で凝り固まったときに現れる症状ではないですか。

 彼の世代の政治家としての実績です。
 個別には良いものも含まれるが、全体としては問題がある。

>> 管直人においては、「日本人拉致殺害犯人、シン・ガンスの釈放を求める韓国での署名運動に賛同した」ようです。
>
>当時、同氏が仮に正しい情報を入手できていれば、
>全く別の行動をとっていたかと思いますが..... 。
>これをもって、鬼の首を取ったかのように言うのもいかがなものでしょうか。

 本人の釈明などがありません。
 よって、事実だけをみるべきです。残念ですが.........

>> これで政治家への信頼は失墜しております。
>
>菅氏一人が「政治家への信頼を失墜させている」ということなのでしょうか。
>だとすれば、相当なお言葉なのではないかと思います。
>大丈夫でしょうか?

 党の幹部クラスがこのようなものでは、国民国家を危険に晒してしまう。
 彼は個人ではなく幹部であり、民主党の重要な顔です。
 民主党の重要な顔であれば、当然政治家全体の力量等を象徴する結果となります。
 よって、全体に影響を与えると考えるべきです。

>>ということで、国政への被選挙人資格を厳しい試験によって与えることを、私は提案します。
>
>時代の逆回しですか。
>被選挙人資格であろうが、選挙人資格であろうが、
>これらのものに何らかの足枷を加えることは、先達が尊い犠牲を払ってでもようやく勝ち取ってきたこれらの歴史的な経緯をどこかうまくご理解されてないのではないでしょうか。

 1.普通選挙権の制限は難しい。
 2.国政を担うためには、一定の教養的素質などが必要。
 3.試験による免許制にすれば、その素質などがある者たちを多くすることができる。
 4.二世三世政治家でも、これにより、ある程度の信頼性を担保しうる。
という事の故必要です。
 
  
  
  
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  [1211] Re(3):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
>>いつかの「団塊の世代が悪い」という論法と同じです。
>>こうも言い切れる人も珍しい。
>>おそらくは何かの頭で凝り固まったときに現れる症状ではないですか。

> 彼の世代の政治家としての実績です。

十羽一絡げのお話みたいですね。

> 個別には良いものも含まれるが、全体としては問題がある。

それは逆なのではないかと指摘させていただきます。

>>> 管直人においては、「日本人拉致殺害犯人、シン・ガンスの釈放を求める韓国での署名運動に賛同した」ようです。

>>当時、同氏が仮に正しい情報を入手できていれば、
>>全く別の行動をとっていたかと思いますが..... 。
>>これをもって、鬼の首を取ったかのように言うのもいかがなものでしょうか。

> 本人の釈明などがありません。
> よって、事実だけをみるべきです。残念ですが.........

残念ですが、
はじめに「菅」憎しがあるように見えてなりません。
この件で菅氏の釈明があったのか・なかったのか私は知りません。
ご指摘の件はいちいちごもっともかと思います。
が、少し、事大主義的な傾向があるように思えてなりません。
そこまで疑念があるのならば、一度ご本人にお尋ねになってみてはいかがですか。
簡単なことかと思いますが。
伝聞調で書かれるよりはよろしいかと思います。

>>> これで政治家への信頼は失墜しております。

>>菅氏一人が「政治家への信頼を失墜させている」ということなのでしょうか。
>>だとすれば、相当なお言葉なのではないかと思います。
>>大丈夫でしょうか?

> 党の幹部クラスがこのようなものでは、国民国家を危険に晒してしまう。
> 彼は個人ではなく幹部であり、民主党の重要な顔です。
> 民主党の重要な顔であれば、当然政治家全体の力量等を象徴する結果となります。
> よって、全体に影響を与えると考えるべきです。

三段論法的にご説明される内容は理解できます。
否定もしません。
が、程度の問題をご指摘いたします。
まさに「鬼の首を取ったり」の匂いで咽返っているように感じるのは私だけでしょうか。
さらに、これ以上に「政治家への信頼を失墜させている」輩は、そこいらに五万と居られますが、これなどはどう表現されるものなのか、私は心配しております。

>>>ということで、国政への被選挙人資格を厳しい試験によって与えることを、私は提案します。

>>時代の逆回しですか。
>>被選挙人資格であろうが、選挙人資格であろうが、
>>これらのものに何らかの足枷を加えることは、先達が尊い犠牲を払ってでもようやく勝ち取ってきたこれらの歴史的な経緯をどこかうまくご理解されてないのではないでしょうか。

> 1.普通選挙権の制限は難しい。
> 2.国政を担うためには、一定の教養的素質などが必要。
> 3.試験による免許制にすれば、その素質などがある者たちを多くすることができる。
> 4.二世三世政治家でも、これにより、ある程度の信頼性を担保しうる。
>という事の故必要です。

被選挙権に試験制を導入すべし、とのこと。
誰がこの試験を司るのでしょうか。
もとより、どこかの木っ端役人に背負い込ませるのが、どうやら落ちのようですね。
私は現状のもので十分だと考えております。
日本国籍を有する被選挙人有資格者であれば誰でも立候補して良いではありませんか。
選挙自体が「選抜試験」的な存在なのですから。
 
  
  
  
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  [1212] Re(3):有権者のクオリティー
  
        
  
>>>民主主義的な意思決定のクオリティー、つまり有権者のクオリティーが落ちてきた・・・と思ってください。
>>
>> うーん、そうなんですか。私は、たとえトップが粗忽な人間でも、周りのスタッフが手厚くサポートするから成立していると捉えていたんですが、甘かったかなあ。
>
>
>これは高度に日本的な感覚だと思います。この文章を分析すると、「トップの資質には往々にしてムラがあるが、ブレーン・スタッフの質は高位に保たれる」=「民主主義システムよりも、国家試験制度(国I・司法試験・外交官試験など)のほうが優れた人材を選べる」=「有権者の判断は、国家試験などに劣る」、という潜在意識が投影されています。はっきりいって、現実をみる限り正しい現状認識だと思います。

えーっと、今のブッシュ大統領のスタッフは、かなりの数が父ブッシュの関係者ですよね。海千山千の。ブッシュファミリーとその関係者が、総力を挙げて、選挙の不正もたくさんやって、できの悪い子ブッシュを大統領に仕立て上げたわけで、その果実を手放さないためには必死で大統領を支えないといけない。
時代劇の、バカ殿様と悪家老の関係をイメージしてたんですが。
誤解されたなら、私の書き方が足りなかったためでしょう。


>エリート支配の対立勢力が民主主義なので。リーダーが庶民的なことをアピールして世間ウケする世相は末期的。ブッシュもそうだったし、日本に至っては・・・。有権者のクオリティー低下の過程で、投票が“ガス抜き(下僕に一時の優越感を与える機会)”として使われることが増えたように思う。だから、ガス抜きが必要な人民による、ガス抜きが必要な人民のための、ガス抜きのような結果にしかならない。

>もちろん、議会制民主主義あるいは民主主義を守りたい・・・と願うことは実に結構なことだと思うんですよ。しかしアウトプットの象徴たるあの議員を死守したいと思う人が、果たして全体の何パーセントいるんでしょうね。投票率からして(意識的・無意識的に)要らんと思っている有権者が主要先進国に約半数いることは確実なのです。そこに戦後民主主義バンザイ的人々の自己矛盾があると思うのですが。
>
>そこをクリアしないと「ああ・・・今日もやっぱり民度が低い・・・」という、あの無限ループのような「定番の嘆き」から抜けられないでしょう。

永遠の課題ですね。
エリート支配も、うまくいっているうちはいいんですが、特定のポジションに慣れすぎてしまうと国民や住民のニーズを読み間違えるようになる。その辺のフィードバックをうまくやるために議会制民主主義という制度が考案され、ある程度の有効性を認められたから続いているのだろうとは思いますが、有権者は常日頃から政治のことを真剣に考えているわけではない(そんなことしてたら食っていけない)。よって、適切な選択ができるとは限らない。

正攻法は、有権者の平均的なクオリティを上げることに尽きると思います。
それが一番難しいんですが、基本を議論しないで、収入で投票権をスライドさせるなどという奇手奇策を論じるのは、焦点がずれているんじゃないかなあ。
 
  
  
  
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  [1213] Re(5):庶民宰相ー田中角栄のレベルかエリートですね
  
        
  
>>山口さんから反論をいただけるとは光栄であります。

>>物事を批判するときにはそれなりのやり方・言い方というものがあることでしょう。

>当該世代の方々におかれましてはお気を悪くされたことと思います。その点をお詫びします。

お詫びの方はご無用で結構です。

>>特定の相手方ならいざ知らず、その対象が相当の数に及ぶ場合に、それを一列に押しなべて「ああだ、こうだ。」と言い切ることはそれ相応の確証というものがなければできないことであります。それが可能になるのは、それだけの客観的事実などを積み上げて、はじめてできることであります。そういうものが感じられない発言などは、単なる悪意に基づくものとしか言えませんが..... 。言うだけ、ご自身の評価を下げるという次元のものではないでしょうか。

>それゆえに断言を避ける意味でトータルで功罪3:7くらいではないか、と冒頭で申し上げたのです。ユニバースが限られるのは事実ですが、ここ10年以上、仕事などを通じて利害関係を伴った各サークル内で観察・見聞したありのままを、ごくごくストレートに要約したに過ぎません。それでもサンプルが足らないとか、恣意的・意図的でしかも悪意に満ちているとかお感じになられたのであれば、ぼくの表現力が足らなかったのでしょう。

上記で申し上げていることは山口さんの記事についてではなく、元記事に対してのものでありますから。
ですから、お詫びは結構であります。

>>言っていることの意味がおわかりになりますか?
>>山口さんにしても、すでに相当の先入観が入れ混じっておりませんか。

>ぼくにも学習効果というものがありますから・・・。正直にいえば、先入観という次元を越えて知識の域に達しています。その体系で理解できることは理解し、そうでないものは別途考える。個人的にはそれでいいと思っています。“判断”はしますが“差別”はしていないつもり。なおぼく個人は“判断”する際に私情・理念・先入観などを排除するトレーニングを十分に受けています。

知らないこととはいえ、失礼がありましたなら、お詫び申し上げます。

>>>有力国会議員が、朝日新聞の一般読者レベルだとすれば、国際情勢に関する情報収集能力・分析力に難アリといえるでしょう。仕事ですから。管氏は言うに及ばず、先の小泉訪朝だってそうです。日本テレビの故・電波少年の海外ロケと本質的になにがどう違うんですか?あんなタイミングで、よりによってあんな場所に現実逃避するから・・・。パンドラの箱があいてしまった。その結果、こういう危惧を持つ人が増えるのは当然ですよ。
>>>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1192;id=seiji
>>
>>日本の民主党のたかが一議員(有力議員ではありますが)に某国の諜報機関並みの調査能力を期待するということでしょうが、現実レベルで可能なことでしょうか。

>直感的には、政党には一部上場企業レベル(だいぶ幅がありますが)、議員には大手企業の役員/部長レベルの調査分析能力は期待します。かりに野党といえども。そうでないとすれば、そこらへんのオッサン・オバサンと大差ないのではないでしょうか。事実そのくらいのインフラがないと社会的地位にふさわしい仕事はできないと思う。

それは私も認めるところであります。
しかし、おそらく現状ではその半分もクリアーされていないのではと危惧しておりますが。

>たかが一議員とて身分は国権の最高機関の構成員で、実際の使途はともかく、相応の血税が投じられています。バジェットが不足ゆえに国会議員としてふさわしい活動ができない、あるいは外国政府・外国機関に買収されてしまう等々の事態があるとすれば本末転倒(安物買いの銭失い)。そのときは日本の有権者の血税で十分に賄えるところまで定数を削減することを先ず考えるべきだと思いますが。

議員歳費・秘書スタッフ維持費等の案件に関して私も同様の見方をしております。
確か、当BBSにおいても以前そのような議員定数に関する議題があったように記憶しております。

>国会議員のビヘイビアが、始めに結論ありきでイージーな記事を量産するジャーナリストと大差ないようなものだとすれば、ぼくは問題視します。

文字通りであれば、私も問題視します。
 
  
  
  
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  [1214] Re(4):有権者のクオリティー
  
        
  
>>そこをクリアしないと「ああ・・・今日もやっぱり民度が低い・・・」という、あの無限ループのような「定番の嘆き」から抜けられないでしょう。
>
>永遠の課題ですね。
>エリート支配も、うまくいっているうちはいいんですが、特定のポジションに慣れすぎてしまうと国民や住民のニーズを読み間違えるようになる。その辺のフィードバックをうまくやるために議会制民主主義という制度が考案され、ある程度の有効性を認められたから続いているのだろうとは思いますが、


「日本だから」永遠の課題になってしまうのです。


旧帝大卒のエリート支配がうまくいっていた時期は良かったのですが、周知の通り、その後はヒトが続かなかった。だから大衆のニーズを読み間違うのです。いまの日本で一番問題なのは欧米的なエリート層(理由のいかんを問わず結果責任を負うリーダー層)が存在しないこと。これがぼくの現状判断です。


sanyonさんとぼくの違いは、「日本にエリート層は本当に存在するか?」という現実感覚の一点にある。いわゆる問題発言の「ベビーブーマー世代アホ論」では、資質などを云々して差別を意図したつもりは全くありません。庶民の大量生産しかできなかった教育制度など、様々なヒズミが出たんだろうと思います。


欧米社会ではエリートの支配と民主主義の抵抗が「車の両輪」のように機能しているのです。日本は戦争に負けて後者だけが強制注入された。それが自己増殖・ゾンビ化し、不必要なほどの大馬力を持て余して今日に至っている。あの社会党が滅亡してもなお、そのオーバーキャパシティーは解消されていません。

どうせマネるなら、この2つをセットで導入してともに高める努力をしないと・・・。社会がスケールアップしない。そこが師匠たちとの決定的な相違点だと思います。


大衆オピニオンをフィードバックするのが民主主義の機能であるという意見は同意。つまり、民主主義は批判・論評の対象(エリート)の存在を以って初めて成立するというか、エリートを砥石として磨かれる。ところが、いまの日本には批判する相手もいなければ叩き台すら「存在しない」。なぜなら本来エリートとして表舞台に立つべき(だとぼくが思うような)人々が軒並みヤル気をなくし、死んだフリのモードに入っているからです。


大学闘争(?)みたいな熱いケンカをしたいのに、肝心の「戦う相手」がいない。ぼくが蔑視する“ザ・ジャパニーズ・サヨク”は、このコンテクストで、彼らが揶揄するブッシュと同レベル。ゾンビ化した米軍が天下無敵であるのと同様、ゾンビ化した日本的民主主義も天下無敵なのです。テキトーに敵を見繕いお茶を濁すビヘイビアなどはソックリですよ。


日本からエリートが消えた理由は単純。日本であれ以上ソンな役回はなく、日々くだらない野次にさらされながら仕事に打ち込むインセンティブが存在しないから。「アホらし、やーめた」、と。心理面で完全にサイドラインに退き、寝てしまった。ヤル気はなくても能力は高いので、本人やその家族くらいは充分食べていけるでしょう。でも、困惑する人々(彼らがいうところの“被支配者”)は増えた。なぜなら昔も今も、組織なり集団がもたらすバリューの大半は、一部のごく限られた人々が創造してきたからです。


かくして、エリート層が抜けることで生じたシステム上の大穴(欠陥)にどんなバッチを当てて修復するか。民主主義のリフォームを含めた「日本病」克服の処方箋はその一点に尽きますね。


ぼくのアイデアは、日本の豊富な既存リソースの活用に注目したものです。エリートの穴は、「隠れ庶民」を本来あるべきポジション(心理的なことをいっています、為念)に呼び戻して埋めたらいい。もちろん大ヒンシュクは必至でしょう。ただ、どうせ物議をかもすなら、日本の高齢化は待ったなしなのだから、ぼくは時間を取りたい。


sanyonさんの案について。もしも有権者(主に低所得者層)の平均クオリティーを高めることでエリート機能に代替するマクロ効果が期待できるなら有効な一手になりますね。具体的には批評家・評論家をクリエイターに転身させる具体的な方法を考えるのが早い(これも永遠の課題、ですか?)。思うにこの案で本当にトライするなら、共産主義の実験やEUの統合実験に匹敵する歴史的チャンレンジになるでしょう。まあ、他ならぬ日本なので・・・、ダメモトでやってみる価値はあるかもしれないですねどね。
 
  
  
  
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  [1215] Re(5):有権者のクオリティー
  
        
  
最近のマスコミにおかしな風潮を感じるのです。
石原慎太郎待望論みたいなものを感じるのですが、小泉の失敗に懲りないのでしょうか。
小泉の右翼化政策からすると、次は反動で、リベラル系の総理で揺り戻しの調整局面のはずなのですが、マスコミは、石原待望論を振りまいています。
こんなことで、マスコミは、第三の権力者といえるのでしょうか。
 
  
  
  
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  [1216] Re(5):有権者のクオリティー
  
        
  
管理人です。
横レスになり恐縮ですが、一言書きます。
時間の関係で全部でなくて恐縮です。

>「日本だから」永遠の課題になってしまうのです。

>旧帝大卒のエリート支配がうまくいっていた時期は良かったのですが、周知の通り、その後はヒトが続かなかった。だから大衆のニーズを読み間違うのです。いまの日本で一番問題なのは欧米的なエリート層(理由のいかんを問わず結果責任を負うリーダー層)が存在しないこと。これがぼくの現状判断です。

「日本には旧帝大卒的なエリート層が現在存在していないために、大衆のニーズを読み間違えてしまう。」
これは山口さん流の現情分析による解説でありますが、あまりにも簡潔過ぎる内容でその影で省略されたものが全て見えてこないため多くを語ることはできません。この言葉を聞いた方々は果たして簡単にこの山口論に同意を与えるものでしょうか。

「欧米的なエリート層(理由のいかんを問わず結果責任を負うリーダー層)」とありますが、この方々はそれぞれのお国のどの分野の方々を指してのものでしょうか。政・官・業の全ての分野に認められる方々でありましょうか。そしてそれぞれの分野でお互いを対比させての結果、上記の結論に至ったということでしょうか。言われていることがあまりに総論過ぎていちいち文章を書くのもおっくうになるくらいの量と幅がありますが。

>sanyonさんとぼくの違いは、「日本にエリート層は本当に存在するか?」という現実感覚の一点にある。いわゆる問題発言の「ベビーブーマー世代アホ論」では、資質などを云々して差別を意図したつもりは全くありません。庶民の大量生産しかできなかった教育制度など、様々なヒズミが出たんだろうと思います。

「日本にエリート層は本当に存在するか?」どうかは各々の所有する価値観でどうとでも取れることなので私などはどちらでも良いことだと思います。(山口さんが感じている危機感に決してちゃちを入れているのではありません。)ただし、ここにもお国同士で越すに越されぬ田原坂。それぞれのスタンダードというものがありますので、要はその解釈の尺度でそれなりにその危機感も緩和されるのではないかと個人的には感じております。

それといわゆる問題発言の「ベビーブーマー世代アホ論」ですが、それを言っているうちは残念ながら言われている方の折角の発言の意図が曲解されてしまいます。まことに残念なことであります。

>欧米社会ではエリートの支配と民主主義の抵抗が「車の両輪」のように機能しているのです。日本は戦争に負けて後者だけが強制注入された。それが自己増殖・ゾンビ化し、不必要なほどの大馬力を持て余して今日に至っている。あの社会党が滅亡してもなお、そのオーバーキャパシティーは解消されていません。

どこかのお国の党派の関係によく似ておりますね。確かにそのどこかのお国のどこぞの党派的な視点で相手国側を眺めると「それが自己増殖・ゾンビ化し、不必要なほどの大馬力を持て余している。」ように見えるのかもしれませんね。とすればその見る側においてのその苛立ち具合も想像に難くなく、おっしゃる事柄にも一定の理解はできます。が、決して共鳴する類(たぐい)のものではないと感じております。そういうものかという按配です。

蛇足ながら、社会党さんは名前を変えて現在も存在されておられます。勢力的にはご存知の通りかなり衰退されておられますが。「滅亡した。」という表現は誤解の元であり避けられた方が賢明かと思いますが。

>どうせマネるなら、この2つをセットで導入してともに高める努力をしないと・・・。社会がスケールアップしない。そこが師匠たちとの決定的な相違点だと思います。

日本式にアレンジした方がなにかとうまく行くようにも感じますが。
(すでにアレンジしているのかもしれませんが。)

>大衆オピニオンをフィードバックするのが民主主義の機能であるという意見は同意。つまり、民主主義は批判・論評の対象(エリート)の存在を以って初めて成立するというか、エリートを砥石として磨かれる。ところが、いまの日本には批判する相手もいなければ叩き台すら「存在しない」。なぜなら本来エリートとして表舞台に立つべき(だとぼくが思うような)人々が軒並みヤル気をなくし、死んだフリのモードに入っているからです。

「山口式民主主義論及び日本国内のエリート(と見られるかたがた)の現状について」というような表題がぴったりの内容かと思います。
なるほど、そういう見方もあるのだなと再認識しました。
そうですか。国内のエリートと目される人たちは死んだ振りをしているのですか。

>大学闘争(?)みたいな熱いケンカをしたいのに、肝心の「戦う相手」がいない。ぼくが蔑視する“ザ・ジャパニーズ・サヨク”は、このコンテクストで、彼らが揶揄するブッシュと同レベル。ゾンビ化した米軍が天下無敵であるのと同様、ゾンビ化した日本的民主主義も天下無敵なのです。テキトーに敵を見繕いお茶を濁すビヘイビアなどはソックリですよ。

私も元・ザ・ジャパニーズ・サヨクですので上記のお言葉はそれなりにこたえております。私なども確かに「テキトーに敵を見繕いお茶を濁すビヘイビア」等々はお得意の技であります。きっと山口さんには嫌われていることなのでしょうね。

ところで「大学闘争(?)みたいな熱いケンカをしたいのに、肝心の「戦う相手」がいない。」の部分の主語が省略されておりますが、これは「山口さんが」というふうに捉えておいて良いのでしょうか。
 
  
  
  
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  [1217] Re(6):有権者のクオリティー
  
        
  
>最近のマスコミにおかしな風潮を感じるのです。
>石原慎太郎待望論みたいなものを感じるのですが、小泉の失敗に懲りないのでしょうか。
>小泉の右翼化政策からすると、次は反動で、リベラル系の総理で揺り戻しの調整局面のはずなのですが、マスコミは、石原待望論を振りまいています。
>こんなことで、マスコミは、第三の権力者といえるのでしょうか。

問題は、現在の日本の現状をどのように分析するのかと言うことでしょう。

全世界的、とも言うべき反戦運動の嵐が吹き荒れる中、イギリス・そしてアメリカでさえ数万、数十万単位でのデモが行われる中で、日本では数百から数千という他国と比較にもならぬ数のデモしか行われない現状があります。
勿論、デモの数が重要なのではなく、その質こそが問われるべきものなのですが、それにしても日本が世界の中である種異質であることは紛れも無い事実だと思います。

では、日本国民はイラク問題に於いてアメリカやイギリス、そしてそれを支持する日本政府を支持するのか?、と言えば世論調査の結果を見る限りそうではありません。

各種選挙の低投票率により、特定の組織票がこの国の政策を左右することを考えるとき、一体日本人は何を考えているのだろうかと言う素朴な疑問が生まれます。

そして、この国の現状を変えるためには、この素朴な疑問の解を導き、多くの人々がこの国の現状に疑問を抱くように、問題提起をし続けなければならないのであろうと考えます。
 
  
  
  
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  [1218] Re(6):有権者のクオリティー
  
        
  
>「欧米的なエリート層(理由のいかんを問わず結果責任を負うリーダー層)」とありますが、この方々はそれぞれのお国のどの分野の方々を指してのものでしょうか。政・官・業の全ての分野に認められる方々でありましょうか。そしてそれぞれの分野でお互いを対比させての結果、上記の結論に至ったということでしょうか。言われていることがあまりに総論過ぎていちいち文章を書くのもおっくうになるくらいの量と幅がありますが。


全ての分野か→イエス。国外に出てわかったことの一つか→イエス。

日本も欧米も、究極的なリーダーが民主主義的プロセスで選ばれるのは同じです。首相・大統領・議員(選挙)、企業役員(株主総会)など。そこで選ばれたリーダーたちは自分に与えられたミッションを遂行すべく、(必要に応じて)非民主主義的プロセスで人材を登用し、自分の権限の一部を委譲し、その『人事』(ここは間違えて欲しくないのですが人事・・・ですよ)に責任を持ちます。日本でばっこしている抽象的・民主主義的観念としての責任論とは違うのです。

それぞれの究極トップから権限を委譲されて人事権をコントロールされるツリーがエリート層。全体に占めるヘッドカウントで1〜2割程度、しかし政策の成否なり会社のポリシー・利益なりの大半(7〜8割くらい)が決まります。

エリートは、それぞれの階層で普通の人に比べて遥かに大きい権限と責任を負います。大きく失敗したら原因が究明されて本当にクビになる(but遺憾ながら米国にもしぶとい輩がいるようで・・・)。だから平時の処遇は格段に良く、周辺にはスタッフ・秘書などがつき、判断を誤らないようひいてはジョブセキュリティーが高まるよう仕組まれている。そうでないとクビがいくつあっても足りませんから。


欧米との比較から、日本には致命的な欠陥が2つあると思います。

1つめは、再三述べてきたように、上に立つヒトの問題。軍の学校じゃないですが、「諸君は特別で卒業後は多くの者の上に立つんだから・・・」とか、「イザというときは理不尽を呑み込んで率先して死地に赴け・・・」、みたいな教育も必要なのです。「血で勝ち取った権利なんだから大いに主張し給え、そして戦い給え」と教育されて、イザ主張される側に回ったら一体どーするんですか?国会や株主総会に如実に現われていると思いますが、生きるすべがない。
たとえばこのBBSで人気の森田実さんのコラムなどを見ると、道徳論・理想論のオンパレードのように感じられ、改めて「ああ、この国はモラルで治まってきたんだな・・・」と思うのです。そういう仕込みは語学が身につく年齢でやらないと。還暦が見えてきたりそれをオーバーした人に諭しても全然間に合わない。文字通り「還暦」ですから。


>「日本にエリート層は本当に存在するか?」どうかは各々の所有する価値観でどうとでも取れることなので私などはどちらでも良いことだと思います。(山口さんが感じている危機感に決してちゃちを入れているのではありません。)ただし、ここにもお国同士で越すに越されぬ田原坂。それぞれのスタンダードというものがありますので、要はその解釈の尺度でそれなりにその危機感も緩和されるのではないかと個人的には感じております。


で、2つめの問題は他ならぬスタンダード/システム。要は法律がおかしい。このBBSから具体例をあげます。「日本は法治国家だから・・・」と胸を張りのたまう一方、国会議員−秘書の関係からして、リンク先のような「これでは怖くて秘書も雇えませぬ・・・」という現状がある。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=447;id=seiji

言っておきますが、こんな馬鹿げたこと、ぼくの勤務先ですら起きませんから(いかに問題があれど、ここまで酷いと会社なら潰れてしまう)。ステレオタイプ的なイマジネーションをいえば、みんな権利の主張に熱心で、その急進勢力が割とアンタッチャブルで、上に立つ人たちも「まあ、いっか」と投げ続けたか、問題を過小評価し続けた。その積み重ねではないのでしょうか。

民主主義の選良たる国会議員の目線で、秘書すら雇えぬとその人事権を諦観する。その事実を以って一事が万事、選ぶほうも選ばれるほうも一体なにができるんですか?という状況。そのスタンダードを誇れる(あるいは全く疑問に感じない)とすれば、これはまさしく価値観の相違です。


>>どうせマネるなら、この2つをセットで導入してともに高める努力をしないと・・・。社会がスケールアップしない。そこが師匠たちとの決定的な相違点だと思います。
>
>日本式にアレンジした方がなにかとうまく行くようにも感じますが。
>(すでにアレンジしているのかもしれませんが。)


イノベーティブであれば、日本なら北朝鮮や旧ソ連の体制を持ち込んでも成功すると思っているのです。しかし現実は正反対でしょう。アレンジすることとイノベーティブであることは違うから。ともかくアレンジは失敗。そして結果はすでに出ていると思うのですが。この期に及んで一体どんな結果を待つのですか?


>なるほど、そういう見方もあるのだなと再認識しました。
>そうですか。国内のエリートと目される人たちは死んだ振りをしているのですか。


正直いって管理人さんに感心されたことに驚いています。このBBSの著名人で具体例をあげましょうか。

http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1179;id=seiji
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1168;id=seiji

全員が全員というわけではないと思いますが、充電中の人は充電中の人なりに、現役は現役なりに、ということで。


>私も元・ザ・ジャパニーズ・サヨクですので上記のお言葉はそれなりにこたえております。私なども確かに「テキトーに敵を見繕いお茶を濁すビヘイビア」等々はお得意の技であります。きっと山口さんには嫌われていることなのでしょうね。
>
>ところで「大学闘争(?)みたいな熱いケンカをしたいのに、肝心の「戦う相手」がいない。」の部分の主語が省略されておりますが、これは「山口さんが」というふうに捉えておいて良いのでしょうか。


主語は「日本に住む言論の自由豊かな民主主義の闘士たち」。ぼくは外国で暮らしているし、平日の昼間め一杯戦っているし、電波少年的な勝負はやらない主義なので。

表に出づらい一部の人々のホンネを軽く代弁することで、一面の事実を知っていただきたかっただけです。理念や理想も大事ですが、旧日本軍もそれに入れ込みすぎて失敗したようなもんでしょう。空回りの末路は悲惨だと思いますので。
 
  
  
  
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  [1219] Re(7):有権者のクオリティー
  
        
  
山口さん、どうもありがとうございます。
お疲れになられているところ、まことに恐縮であります。

>全ての分野か→イエス。国外に出てわかったことの一つか→イエス。
>
>日本も欧米も、究極的なリーダーが民主主義的プロセスで選ばれるのは同じです。首相・大統領・議員(選挙)、企業役員(株主総会)など。そこで選ばれたリーダーたちは自分に与えられたミッションを遂行すべく、(必要に応じて)非民主主義的プロセスで人材を登用し、自分の権限の一部を委譲し、その『人事』(ここは間違えて欲しくないのですが人事・・・ですよ)に責任を持ちます。日本でばっこしている抽象的・民主主義的観念としての責任論とは違うのです。
>
>それぞれの究極トップから権限を委譲されて人事権をコントロールされるツリーがエリート層。全体に占めるヘッドカウントで1〜2割程度、しかし政策の成否なり会社のポリシー・利益なりの大半(7〜8割くらい)が決まります。
>
>エリートは、それぞれの階層で普通の人に比べて遥かに大きい権限と責任を負います。大きく失敗したら原因が究明されて本当にクビになる(but遺憾ながら米国にもしぶとい輩がいるようで・・・)。だから平時の処遇は格段に良く、周辺にはスタッフ・秘書などがつき、判断を誤らないようひいてはジョブセキュリティーが高まるよう仕組まれている。そうでないとクビがいくつあっても足りませんから。

現実の世界ではないですが、映画・TVドラマの類でトレーニングさせていただいてますので、おっしゃるところの世界はある程度承知しております。これはシステム・世界観の違いであり、どちらのシステムが「より優秀」なのか、いずれ歴史が明らかにしてくれると思います。

今のところかなり米国式システムにだいぶ水をあけられいるのは事実でありますが。しかしビジネスの世界は水物でもあります。良いときもあれば悪いときもあります(栄枯盛衰)。しかし忘れてならないことは、今の山口さんはその真っ只中の渦中に居られるという事であります。そして現在の日本的なシステムはいつまでも現在の衣に満足しているわけでもありません。誰であろうとも生きていく限りはそれなりに学習し、それなりに進化していくものであります。また日を区切ってある日突然に米国式システムに変換するということなども決して現実的な選択とは思えません。また日本国内においてもすでに外資系企業以外にもそのようなシステムを導入している一流企業が幾つか存在しております。どちらにしてもいずれ最適と思われるものに淘汰されていくはずでしょう。

山口さん流のエリートの存在はおそらくは時間の問題であろうと思います。戦前の恐慌前夜にも例えられる現在の経済情勢はそれほどまでに経済界を逼迫させております。政治の世界に頼れるものがないと承知した現在の日本経済界はすでに劇的な変化を迫られております。これは好みの問題などすでに超越しております。いわば手負いの獅子状態なのでしょうね。

>欧米との比較から、日本には致命的な欠陥が2つあると思います。
>
>1つめは、再三述べてきたように、上に立つヒトの問題。軍の学校じゃないですが、「諸君は特別で卒業後は多くの者の上に立つんだから・・・」とか、「イザというときは理不尽を呑み込んで率先して死地に赴け・・・」、みたいな教育も必要なのです。「血で勝ち取った権利なんだから大いに主張し給え、そして戦い給え」と教育されて、イザ主張される側に回ったら一体どーするんですか?国会や株主総会に如実に現われていると思いますが、生きるすべがない。
>たとえばこのBBSで人気の森田実さんのコラムなどを見ると、道徳論・理想論のオンパレードのように感じられ、改めて「ああ、この国はモラルで治まってきたんだな・・・」と思うのです。そういう仕込みは語学が身につく年齢でやらないと。還暦が見えてきたりそれをオーバーした人に諭しても全然間に合わない。文字通り「還暦」ですから。

人の問題を問う前に、日本は儒教文化の国家であるということです。これなどはアングロサクソン系には到底理解不能な思想なのでしょう。日本的な行動パターンの理解を深めるためには日本式の手続きいわばプロシージャについて理解を深めておく必要もあるのかもしれない。といっても日本人であれば誰でも承知していることであります。例え若さに任せてそれを無視していようが、臨終の間際には思い出すものであります。

森田さんについて独自の見解を述べられているようですが、これなどはまさしく米国式価値観至上主義の論評ではないかと思います。日本人である限りは誰もが心の奥底に備えている考え方・思想なのであります。もちろん例外的な人たちもおられますが。

しかし、山口さん的な考え方もあってよいと思います。企業の世界において経営者がそれがベターであると判断されるのならそうした方が良いと思います。人がいつくいつかないは別の次元のお話であります。(私には無縁の世界であります。)

>>「日本にエリート層は本当に存在するか?」どうかは各々の所有する価値観でどうとでも取れることなので私などはどちらでも良いことだと思います。(山口さんが感じている危機感に決してちゃちを入れているのではありません。)ただし、ここにもお国同士で越すに越されぬ田原坂。それぞれのスタンダードというものがありますので、要はその解釈の尺度でそれなりにその危機感も緩和されるのではないかと個人的には感じております。
>
>
>で、2つめの問題は他ならぬスタンダード/システム。要は法律がおかしい。このBBSから具体例をあげます。「日本は法治国家だから・・・」と胸を張りのたまう一方、国会議員−秘書の関係からして、リンク先のような「これでは怖くて秘書も雇えませぬ・・・」という現状がある。
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=447;id=seiji
>
>言っておきますが、こんな馬鹿げたこと、ぼくの勤務先ですら起きませんから(いかに問題があれど、ここまで酷いと会社なら潰れてしまう)。ステレオタイプ的なイマジネーションをいえば、みんな権利の主張に熱心で、その急進勢力が割とアンタッチャブルで、上に立つ人たちも「まあ、いっか」と投げ続けたか、問題を過小評価し続けた。その積み重ねではないのでしょうか。

悪法もまた法なり。政治の世界は魑魅魍魎です。悪法と承知していてもそれを改正する手続きは一朝一夕には行かないもの。そこで短気を起こしていては代えられるものも駄目になってしまいます。例え愛想が尽きていたにしても我慢に我慢を重ねて粘り強く対処していかねば世も末であります。そこが経済界と政界の大きな違いであります。新興アングロ国はその辺がうらやましいところであります。なぜならそれほど大きなしがらみが無いからであります。

>民主主義の選良たる国会議員の目線で、秘書すら雇えぬとその人事権を諦観する。その事実を以って一事が万事、選ぶほうも選ばれるほうも一体なにができるんですか?という状況。そのスタンダードを誇れる(あるいは全く疑問に感じない)とすれば、これはまさしく価値観の相違です。

(上の内容と同じであります。)

>>>どうせマネるなら、この2つをセットで導入してともに高める努力をしないと・・・。社会がスケールアップしない。そこが師匠たちとの決定的な相違点だと思います。
>>
>>日本式にアレンジした方がなにかとうまく行くようにも感じますが。
>>(すでにアレンジしているのかもしれませんが。)
>
>
>イノベーティブであれば、日本なら北朝鮮や旧ソ連の体制を持ち込んでも成功すると思っているのです。しかし現実は正反対でしょう。アレンジすることとイノベーティブであることは違うから。ともかくアレンジは失敗。そして結果はすでに出ていると思うのですが。この期に及んで一体どんな結果を待つのですか?

まさに短気は損気であります。

>>なるほど、そういう見方もあるのだなと再認識しました。
>>そうですか。国内のエリートと目される人たちは死んだ振りをしているのですか。
>
>
>正直いって管理人さんに感心されたことに驚いています。このBBSの著名人で具体例をあげましょうか。
>
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1179;id=seiji
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1168;id=seiji
>
>全員が全員というわけではないと思いますが、充電中の人は充電中の人なりに、現役は現役なりに、ということで。

エリートなどとは価値観の共有できないところに存在しません。

>>私も元・ザ・ジャパニーズ・サヨクですので上記のお言葉はそれなりにこたえております。私なども確かに「テキトーに敵を見繕いお茶を濁すビヘイビア」等々はお得意の技であります。きっと山口さんには嫌われていることなのでしょうね。
>>
>>ところで「大学闘争(?)みたいな熱いケンカをしたいのに、肝心の「戦う相手」がいない。」の部分の主語が省略されておりますが、これは「山口さんが」というふうに捉えておいて良いのでしょうか。

>主語は「日本に住む言論の自由豊かな民主主義の闘士たち」。ぼくは外国で暮らしているし、平日の昼間め一杯戦っているし、電波少年的な勝負はやらない主義なので。

これは一種の逆差別と偏見がありそうなのかな。

>表に出づらい一部の人々のホンネを軽く代弁することで、一面の事実を知っていただきたかっただけです。理念や理想も大事ですが、旧日本軍もそれに入れ込みすぎて失敗したようなもんでしょう。空回りの末路は悲惨だと思いますので。

心なしか私から見える山口さんはどこか旧陸軍の理想に燃えた若年将校たちの姿にダブって見えてしまいます。なぜだろう?
 
  
  
  
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  [1224] Re(8):有権者のクオリティー
  
        
  
>山口さん、どうもありがとうございます。
>お疲れになられているところ、まことに恐縮であります。


すみません。さすがですね。・・・というか、先日はだいぶ肩に力が入っておりました。


>今のところかなり米国式システムにだいぶ水をあけられいるのは事実でありますが。しかしビジネスの世界は水物でもあります。良いときもあれば悪いときもあります(栄枯盛衰)。しかし忘れてならないことは、今の山口さんはその真っ只中の渦中に居られるという事であります。そして現在の日本的なシステムはいつまでも現在の衣に満足しているわけでもありません。誰であろうとも生きていく限りはそれなりに学習し、それなりに進化していくものであります。また日を区切ってある日突然に米国式システムに変換するということなども決して現実的な選択とは思えません。また日本国内においてもすでに外資系企業以外にもそのようなシステムを導入している一流企業が幾つか存在しております。どちらにしてもいずれ最適と思われるものに淘汰されていくはずでしょう。


絶好調の真っ只中ではなくバブル崩壊の真っ只中ですよ(死)。
アメリカ式とおっしゃいますが、10ン年前に学んだ日本式がインストールされて今日の姿があるのです。日本企業にもピンからキリまで様々な動きがあることは承知しています。心のもち方はどうあれ前向きな動きですから、会社はまだいいのです。

そこで生き残れた人はオッケーですが、淘汰されてしまう人もおり、経済危機は必ずといっていいほど政治危機に飛び火します。90年代の途上国通貨危機は全てこのパターンでした。

だから、淘汰された人たちが集う政治のほうはどうなのですか?ということになる。もしも「さすがに、食えなくなれば変わるんだろう」という部分にトリガーを求めるしかないとすれば、その後の展開は推して知るべしだと思うのですが。


>人の問題を問う前に、日本は儒教文化の国家であるということです。これなどはアングロサクソン系には到底理解不能な思想なのでしょう。日本的な行動パターンの理解を深めるためには日本式の手続きいわばプロシージャについて理解を深めておく必要もあるのかもしれない。といっても日本人であれば誰でも承知していることであります。例え若さに任せてそれを無視していようが、臨終の間際には思い出すものであります。


思うに「花よりダンゴ」ですから、これがホンネの部分なんだろうと思います。

問題になるのは「日本的な行動パターン」や「日本式プロシージャ」と、若い頃に唱えておられた(未だに唱えておられる)「血であがなった民主主義」が両立するのか?という部分。

いささか乱暴な言い方をすれば、本当に民主主義を望むなら、単に年を食ってる程度のことを理由に自分をエライなどと思ってはいけないのです(下の目線からいえば、それも「レッテル張り(byサヨク・テンプレート)ですよ」)。一方、儒教的な年功序列システムを大事にしたいなら、民主主義だの法治国家だの権利だのと、西洋合理主義的なことをワーワー騒ぐべきでないのです。

どちらかで一貫して筋が通っていればヨシ。そうでないとすれば・・・若い頃はベビースモーカーだったのに、老いを感じて健康が気になりタバコをやめて、自分の子供に禁煙を説くオッサンと同程度。ご都合主義に過ぎると思うのですが。だからビジョンを欠き、決断力なく、決してアホとは思いませんが、世代的には総じて実に遺憾な結果に終わらんとしている(功罪3:7)と言っているのです。

先人たちが盲目的に年寄りをヨイショしてたとは思わない。判断力・経験・知恵などが皆を有利な方向に導くと思えばこそでしょう。たしかに、江戸・明治・大正・昭和初期あたりに比べると、一箇所に定住する人は減り、高齢者に希少価値がなく、若者は少なく、子供はもっと少なく、時代の流れは早い。大変なハンデを背負っておられるとは思います。しかも上に述べた淘汰の最前線におられる方が多い筈なので。

この勢いだと民主主義のみならず儒教文化までもすり潰しかねないのではないか?・・・と。オフェンスでは儒教文化、ディフェンスでは民主主義・・・みたいなダブルスタンダードだけは勘弁して欲しいです。


>悪法もまた法なり。政治の世界は魑魅魍魎です。悪法と承知していてもそれを改正する手続きは一朝一夕には行かないもの。そこで短気を起こしていては代えられるものも駄目になってしまいます。


「悪法と承知していてもそれを改正する手続きは一朝一夕には行かないもの」・・・これは法治国家や民主主義が身につかなかったか、そのシステムがお国に馴染まないかのいずれかだと白状しているようなものです。

ぼくは「変えることなどできっこない」と思っているのです。現役時代にできなかったことが、リタイアしてからできる筈がありませんから。こういうダブルスタンダードで現状維持を続けたあげく、これまでと同様に「余儀なくされた唯一の選択肢を自ら選ぶことを強いられる(財政の破綻とかイラク戦への協力とか)」のです。

民主主義でいくなら潔く淘汰されて後進に道を譲り今後も観客席でヤジを飛ばす、儒教文化でいくなら当事者意識を持ちもっとシャキっとする。そろそろ、どちからが主でどちらかが従か、考えても良いのではないか?と思うのですが。


>心なしか私から見える山口さんはどこか旧陸軍の理想に燃えた若年将校たちの姿にダブって見えてしまいます。なぜだろう?


そういう年齢になられたということですよ。
 
  
  
  
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  [1225] Re(9):有権者のクオリティー
  
        
  
山口さん、こんばんわ。
レスを拝見させていただきましたが、ほとんど虚無感に近い気持ちになりました。
どうも私の言いたかったことが理解されていないようです。
語句等々の勝手な解釈等にも違和感を感じております。

私の方のレスはいずれ機会を見てやらせていただきます。
とりあえず、ご報告まで。

--
管理人・石野清三
 
  
  
  
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  [1226] Re(9):有権者のクオリティー
  
        
  
追加しておきます。
あなたに儒教を説くのは間違いでした。
どうして年功序列のお話になるのか理解不能です。
また私には民主主義と儒教を対比させるつもりなどさらさらないのです。
 
  
  
  
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  [1227] Re(10):有権者のクオリティー
  
        
  
>追加しておきます。
>あなたに儒教を説くのは間違いでした。
>どうして年功序列のお話になるのか理解不能です。
>また私には民主主義と儒教を対比させるつもりなどさらさらないのです。


ぼくは民主主義がワークしない二大原因の一つが上に立つ者の錬度の低さだと指摘しました。それに対して管理人さんは、そのことには直接お答えにならずに「人の問題を問う前に日本は儒教文化の国家である」とおっしゃった。儒教文化ではファジーに過ぎるので、ぼくはこのコンテクストに最もフィットする年功序列をピックアップし(べつに儒教的イシューなら何でも良かったのです)、儒教的な礼儀を求めるのなら相応したパフォーマンスが求められるといい、さらに一歩踏み込んで「選択の時期」が近いのではないですか?と申し上げたわけです。


スジを曲げたという自覚はみじんもありません。が、つたない経験上、ロジックを超越した礼儀作法の話題、あるいは「君も年をとればわかる」「臨終の間際には思い出す」等々の終末的フレーズが出てきたら、残念ながら議論はフェードアウト(先送り)が必至です。


ぼくに儒教を始めとする宗教の世界を説くのは時間の無駄である、というご指摘は正鵠を得ています。そもそも「日本は儒教文化の国である」という命題自体が初耳なのです(「日本文化」、あるいは宗教を絡めて語るなら「神道と仏教のチャンポン」じゃないんですか?)。いわゆる儒教的観念が一定年齢以上の世代に比較的通じやすいものであることは理解していましたが、素朴な疑問として、日本人の「ほぼ全員」が儒教ワールドを信じているものなんですかね?


そんな筈はなかろう・・・という方に一票入れておきます。儒教の世界を本当に日本人全員が心の奥底で信じていたら、対外的には、朝鮮半島があれほどピーピー騒ぐ筈がない。国内的には、いつぞや指摘した「シルバーシート」なる代物があのオーダーで存在する筈がなく、ひいてはあれほど失敗を重ねてなお引責辞任するトップ層があれほど少ない筈もない。


>>欧米との比較から、日本には致命的な欠陥が2つあると思います。
>>
>>1つめは、再三述べてきたように、上に立つヒトの問題。(略)「血で勝ち取った権利なんだから大いに主張し給え、そして戦い給え」と教育されて、イザ主張される側に回ったら一体どーするんですか?国会や株主総会に如実に現われていると思いますが、生きるすべがない。
>
>人の問題を問う前に、日本は儒教文化の国家であるということです。といっても日本人であれば誰でも承知していることであります。例え若さに任せてそれを無視していようが、臨終の間際には思い出すものであります。
 
  
  
  
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  [1228] Re(11):有権者のクオリティー
  
        
  
>> 人の問題を問う前に、日本は儒教文化の国家であるということです。といっても日本人であれば誰でも承知していることであります。例え若さに任せてそれを無視していようが、臨終の間際には思い出すものであります。

> スジを曲げたという自覚はみじんもありません。が、つたない経験上、ロジックを超越した礼儀作法の話題、あるいは「君も年をとればわかる」「臨終の間際には思い出す」等々の終末的フレーズが出てきたら、残念ながら議論はフェードアウト(先送り)が必至です。

まさに一般論について述べていることなのに、自らのことを指摘されたと受け取られたわけですか。
私が山口さん個人のことをどうこういうわけがない。
まさに安っぽく受け取られていたということか。
 
  
  
  
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  [1229] Re(11):有権者のクオリティー
  
        
  
> ぼくはこのコンテクストに最もフィットする年功序列をピックアップし(べつに儒教的イシューなら何でも良かったのです)

それはあなたの理解度の問題をいみじくもご披露されたということです
 
  
  
  
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  [1230] 日本が儒教の国(!!??)
  
        
  
議論の要旨
1.日本は儒教の国というのは間違い。
2.「日本には日本のやり方がある」→「進取の気性がない」のか?

>ぼくは民主主義がワークしない二大原因の一つが上に立つ者の錬度の低さだと指摘しました。それに対して管理人さんは、そのことには直接お答えにならずに「人の問題を問う前に日本は儒教文化の国家である」とおっしゃった。儒教文化ではファジーに過ぎるので、ぼくはこのコンテクストに最もフィットする年功序列をピックアップし(べつに儒教的イシューなら何でも良かったのです)、儒教的な礼儀を求めるのなら相応したパフォーマンスが求められるといい、さらに一歩踏み込んで「選択の時期」が近いのではないですか?と申し上げたわけです。
>

 山口様。
「日本は儒教の国」ということについて、「反論すべきかすべきでないか」を三日以上考えましたが、「何も知らぬ人に間違った知識を与える危険性のあるものを放置するわけにはいかぬ」ということで、いくつかのサジェスチョンをしておきます。
 ここで、儒教として考えるものは、江戸時代から維新にかけての官学は、儒学の一つ「朱子学」というものです。
 「朱子学」とほとんど反対の性格を持つ物として、「陽明学」があります。
(「陽明学」は、今の米国でも十分に通用するものがあり、米国人に好まれると思いますが)。しかし、陽明学は政府公認ではなかった。そこで、朱子学にしぼります。
 朱子学が官学として政治に適用された国は、中国にせよ朝鮮にせよ、
1.「硬直化した身分制度・封建制度」
2.「中国(中原区域の漢民族国家)のみえらい。あとは全て野蛮人」
という思想状態になりました。
 ところが、日本は革命といって差し支えない「明治維新」をなしとげた。
 これは、儒教とくに朱子学から言って、「大犯罪」といえるのです。
 したがって、儒教の国というのは、日本を説明したことにならない。
 儒教の国が、「全共闘」でもって、当局に立ち向かうはずもございません。

 日本については、井沢元彦「逆説の日本史」1〜9(以下発刊予定、小学館)のほうが、もっと日本のことを説明できております。
 Amazonで購入しても、損はないと考えます。
 
 あと、個人的に山口様へ
 最近2chを見ておりますと、
「このまま、市民団体みたいな団塊の世代に任せてしまえば日本は滅びる。この世代を排除して、もっと若い世代が社会を動かさないと日本は死ぬ」という論が、ちょくちょく見うけられます。状態は深刻ではないかと思います。
 で、「日本には日本のやり方がある」という論があるのですが、そのやり方を問うと、答えに窮する人のなんと多いことか。
 私は「アメリカのような<進取の気性>」がない限り、「日本のやり方」など見つかるはずがありません。
 そのためには、アメリカ・ヨーロッパを大いに参考にし吸収し実践し、問題あらば是正して、その中で「日本人・日本人の多くにある共通固有の精神」を考察して初めて「日本のやり方」を見つけられるのです。
 今の「日本には日本のやり方がある」というのは、
「日本名物の談合」「家族企業への見かえり」「やくざ」くらいしかありません。

 あと、こういうHPを見つけました。
 投資についての話もあるようですし、見てみてはいかがですか?
 「ファンドの理論価格」云々とかあるようですよ。
 
  
  
  
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  [1231] Re(11):有権者のクオリティー
  
        
  
> ぼくに儒教を始めとする宗教の世界を説くのは時間の無駄である、というご指摘は正鵠を得ています。

もう少し簡便な表現方法の方がよろしいのではないですか。
もちろん個人の自由でありますが。

> そもそも「日本は儒教文化の国である」という命題自体が初耳なのです(「日本文化」、あるいは宗教を絡めて語るなら「神道と仏教のチャンポン」じゃないんですか?)。

世界的に見れば儒教が思想(哲学)なのか宗教なのか、現在もその結論が出ていない部分がありますが、我が国において歴史的に儒教を宗教と見る向きは少ないです。
むしろ思想・哲学の分野で語られる場合が圧倒的に多いです。
もちろんかなり大雑把な表現ではありますが。

また現在の日本人の礼儀作法等々にも儒教的精神が今も色濃く反映されております。山口さんが森田批判で上げられたモラル・道徳等についてもこれらの例に当てはまる部分が多いです。

それを称して「日本は儒教文化の国である」と述べているわけです。
「日本は儒教の国である」と述べたつもりはありません。
その辺が誤解して欲しくないところなのですが。

> いわゆる儒教的観念が一定年齢以上の世代に比較的通じやすいものであることは理解していましたが、素朴な疑問として、日本人の「ほぼ全員」が儒教ワールドを信じているものなんですかね?

以上の事柄をそれなりにご理解いただければ、
自ずと解答が見えるものと思いますが。
 
  
  
  
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  [1232] Re(12):有権者のクオリティー
  
        
  
>また現在の日本人の礼儀作法等々にも儒教的精神が今も色濃く反映されております。山口さんが森田批判で上げられたモラル・道徳等についてもこれらの例に当てはまる部分が多いです。
>
>それを称して「日本は儒教文化の国である」と述べているわけです。
>「日本は儒教の国である」と述べたつもりはありません。
>その辺が誤解して欲しくないところなのですが。
>
>> いわゆる儒教的観念が一定年齢以上の世代に比較的通じやすいものであることは理解していましたが、素朴な疑問として、日本人の「ほぼ全員」が儒教ワールドを信じているものなんですかね?
>
>以上の事柄をそれなりにご理解いただければ、
>自ずと解答が見えるものと思いますが。


ことベビーブーマー世代の方に関しては、この2つの質問に答えていただかない限り、自ずと解答は見えませんね。というより、五里霧中です。

[Q1]儒教文化と民主主義が国、組織、あるいは一個人レベルで両立するものなのか?
[Q2]管理人さんご自身は儒教文化と民主主義のどちらが主でどちらが従なのか(過去・現在・そして未来において)。

逃げ回っているようにしか見えませんが・・・、気が向いたら・・・というより、きちんとした考えが固まったら回答をお願いします。全然急ぎませんので。


自ずと見える解答(ホンネを推測した説)はすでに書いています。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1224;id=seiji

先人の尊い血であがなった「民主主義」と、日本人のほぼ全員が理解する(・・・らしい)「儒教文化」のダブル・スタンダードで、都合の良いときに都合の良いほうを利用するんだろう、と。若い頃は民主主義を求めて大立ち回りを演じ、社会に出たら解体を叫んだはずの大学にわが子を入れようと汲々とし、年を食ったらボケて儒教文化で奉られることを期待する、と。結構なものですね。口では何とでもいえるのです。ぼくはビヘイビアを冷静に観察した上でモノを言っている。

かりにそれが当たらずとも遠からずだとすれば、儒教文化を通り越えて哀れみを感じるのみですよ。「還暦が見えてきたり、それをオーバーしたような人に道徳やモラルを説いても遅い」といったのもそのためです。
 
  
  
  
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  [1233] ですよね
  
        
  
>「日本は儒教の国」ということについて、「反論すべきかすべきでないか」を三日以上考えましたが、「何も知らぬ人に間違った知識を与える危険性のあるものを放置するわけにはいかぬ」ということで、いくつかのサジェスチョンをしておきます。


先日は原子力の件で失礼致しました。

あと儒教に関するアドバイスありがとうございました。実は、このテの本は一通り買ってあるのです。リタイア後か、さもなくばクビにでもなったら読もうと思って。宗教や思想関係の本は100冊以上、儒教の本もあります。しかしまだ新品同様で書斎のインテリアのままなのです。

儒教にしても民主主義にしても、権力者が民を治めるツールだと理解しています。さもありなん、ですね。


> 最近2chを見ておりますと、
>「このまま、市民団体みたいな団塊の世代に任せてしまえば日本は滅びる。この世代を排除して、もっと若い世代が社会を動かさないと日本は死ぬ」という論が、ちょくちょく見うけられます。状態は深刻ではないかと思います。
> で、「日本には日本のやり方がある」という論があるのですが、そのやり方を問うと、答えに窮する人のなんと多いことか。


株価下落でそちらは大変なことになっていると思うのですが、「日本には日本のやり方がある」といって思考停止している人々たちにスイッチが入ってくれるなら今次の巨額損失や財政危機も止むなし・・・というのが日本の友人たちのホンネの一つではありますね。

彼らは2ちゃんねるの人みたいに排除しようとまでは思っていないと思う(それは実際問題として不可能)。ただ、このまま順当にいけば、その幾ばくかの淘汰は時間の問題のはずで・・・。

人の尊厳って一体何なんでしょうね。


> 私は「アメリカのような<進取の気性>」がない限り、「日本のやり方」など見つかるはずがありません。


進取の気性を持っている人はいるのです。死んでるフリをしてるだけ。この谷間を抜けたら道は必ずや開けると思う。


> あと、こういうHPを見つけました。
> 投資についての話もあるようですし、見てみてはいかがですか?
> 「ファンドの理論価格」云々とかあるようですよ。


今度の終末に行ってみます。
 
  
  
  
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  [1234] Re(13):有権者のクオリティー
  
        
  
20:00からの毎週楽しみのNHKの動物番組を見ていたものですから、すみません。

>>また現在の日本人の礼儀作法等々にも儒教的精神が今も色濃く反映されております。山口さんが森田批判で上げられたモラル・道徳等についてもこれらの例に当てはまる部分が多いです。
>>
>>それを称して「日本は儒教文化の国である」と述べているわけです。
>>「日本は儒教の国である」と述べたつもりはありません。
>>その辺が誤解して欲しくないところなのですが。
>>
>>> いわゆる儒教的観念が一定年齢以上の世代に比較的通じやすいものであることは理解していましたが、素朴な疑問として、日本人の「ほぼ全員」が儒教ワールドを信じているものなんですかね?
>>
>>以上の事柄をそれなりにご理解いただければ、
>>自ずと解答が見えるものと思いますが。
>
>
>ことベビーブーマー世代の方に関しては、この2つの質問に答えていただかない限り、自ずと解答は見えませんね。というより、五里霧中です。
>

相も変わらず「ベビーブーマー世代」の定義づけですか。
この世代にもいろいろな人たちがいるのですが、それを一律に定義してどんな意味があるのでしょう。そのあたりが私には理解に苦しむところであります。大体においてこの世代の人たちに対して失礼かと思います。私なんかこの世代の一番最後の方に続く世代なんですが。
しかし、なぜでしょうか?

>[Q1]儒教文化と民主主義が国、組織、あるいは一個人レベルで両立するものなのか?

あなたが勝手に想像されている「儒教文化」以外とならば、いくらでも共存できる場合が多々ありますが...,。これでは回答になっておりませんか?

>[Q2]管理人さんご自身は儒教文化と民主主義のどちらが主でどちらが従なのか(過去・現在・そして未来において)。

したがって、主もないし従もありませんし、意味もありません。
あなたの森田批判に反論する私が言うところの「儒教文化」は「より人間性に、または人と人との付き合いのあり方に考慮した」日本人特有の理念・情念の集大成ですから。

>
>逃げ回っているようにしか見えませんが・・・、気が向いたら・・・というより、きちんとした考えが固まったら回答をお願いします。全然急ぎませんので。
>

ご心配いただいてありがとうございます。

>
>自ずと見える解答(ホンネを推測した説)はすでに書いています。
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=1224;id=seiji

それは山口さん式の観察のことですね。

>
>先人の尊い血であがなった「民主主義」と、日本人のほぼ全員が理解する(・・・らしい)「儒教文化」のダブル・スタンダードで、都合の良いときに都合の良いほうを利用するんだろう、と。若い頃は民主主義を求めて大立ち回りを演じ、社会に出たら解体を叫んだはずの大学にわが子を入れようと汲々とし、年を食ったらボケて儒教文化で奉られることを期待する、と。結構なものですね。口では何とでもいえるのです。ぼくはビヘイビアを冷静に観察した上でモノを言っている。
>

上記の観察に述べられている大学云々の例示については確かによくある例です。これらは人間の本性というものを良く表している一例かと思います。それがいいことか悪いことかとたずねられれば、私の回答も「あまり誉められたものでもないね。」あたりになるかと思います。でもね、そのくらいのものは許容できるくらいにならないと、いつかは人間不信の方向へ行ってしまうと思います。したがってこのくらいのものをダブルスタンダードだと指摘して現実的に一体何の意味があるのでしょうか。現実問題、逆にそれにこだわるほうに心配の種は尽きないと思います。

それから山口さんが最近良く引用されるフレーズ『先人の尊い血であがなった「民主主義」』ですが、あえて枕詞に「先人の尊い血であがなった」を毎回入れられるのはそれだけの強い思い入れがあってのことだと思います。今後も毎回入れられるのでしょうか。

>かりにそれが当たらずとも遠からずだとすれば、儒教文化を通り越えて哀れみを感じるのみですよ。「還暦が見えてきたり、それをオーバーしたような人に道徳やモラルを説いても遅い」といったのもそのためです。

この表現を読む人は、おそらくいろんな感慨を覚えることと思います。
正直、私にはとてもできない表現であります。
 
  
  
  
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  [1238] 山口さんへ、「痛い国家」とは?
  
        
  
>先日は原子力の件で失礼致しました。

 ああいう忌憚のない意見のほうが宜しいと思います。
 あのシステム自体の特性は、「電力生産、サイクル成立、放射性廃棄物消滅」を、もっとも安価かつ高効率でできるのが大きな特徴であるように、ここ1年で調べてみたところ、かなり蓋然性をもって言えるようにはなったと思います。
 ただ、その特徴を活かすというのは「核となる戦略」ですが、あの数京円云々の話は、「ある種の観測に従ったところのオプション戦略」だと思いますね。
 結局は、「特徴を活かす」という核となる戦略を基に、いかなる変動にも高率安価に対応できるように、オプション部分を組み立てて、国家や諸種機関企業に受け容れられる案を作っていくということに尽きます。
 変なオプションのために受け容れられなくなっては困ります。
 ものごとの核を見つけ、その核を活かしつつオプションを組みたてるには、他人の忌憚ない批評こそが必要だと思います。
 
>あと儒教に関するアドバイスありがとうございました。実は、このテの本は一通り買ってあるのです。リタイア後か、さもなくばクビにでもなったら読もうと思って。宗教や思想関係の本は100冊以上、儒教の本もあります。しかしまだ新品同様で書斎のインテリアのままなのです。
>
>儒教にしても民主主義にしても、権力者が民を治めるツールだと理解しています。さもありなん、ですね。

 もともと、儒教は漢の高祖劉邦の前においては「葬式屋」くらいの認識でしたが、漢が成立しても武将の荒くれた雰囲気と精神が抜けきらないため、彼ら武将・民を政治に服するためのツールとして、高祖のときに採用されたのが儒教です。

>株価下落でそちらは大変なことになっていると思うのですが、「日本には日本のやり方がある」といって思考停止している人々たちにスイッチが入ってくれるなら今次の巨額損失や財政危機も止むなし・・・というのが日本の友人たちのホンネの一つではありますね。

 私から見ると、「何からやればいいか...」というところです。
 不良債権処理は、やくざ勢力のために進まないと聞いております。

>彼らは2ちゃんねるの人みたいに排除しようとまでは思っていないと思う(それは実際問題として不可能)。ただ、このまま順当にいけば、その幾ばくかの淘汰は時間の問題のはずで・・・。
>
>人の尊厳って一体何なんでしょうね。

 まあ、あの学園闘争がなければ、こうまでおかしなことにはならなかったかも。

>進取の気性を持っている人はいるのです。死んでるフリをしてるだけ。この谷間を抜けたら道は必ずや開けると思う。

 中曽根氏もゴーン氏も、同じ事を言っておられます。
 中曽根氏は、「30〜40代に期待している」と。

>今度の終末に行ってみます。

 そこは、株式投資好きな人や政治好きのための掲示板があります。
 人は少ないですが.....

 ところで、こういう話があります。
 「韓国のノムヒョン新政権は、こともあろうに米国に特使を派遣し、<北朝鮮の核は日本向けなので大丈夫>と明確に言った」そうです。
 見てみるとわかりますが、本当ならば、日米関係を分かっていない恐るべき無知を誇る連中が、韓国の政権の座についたのですねえ。
 
  
  
  
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  [1241] Re(14):有権者のクオリティー
  
        
  
山口さんのもともとの着想は日本の低迷が続く中、日本を舵取りすべき世代
(たまたま団塊の世代)のだらしなさみたいなものをお感じになられておるのでしょう。
というかそこに極端にフォーカスしているようです。
まあしかし、これは一世代だけの問題でもありませんし・・・というか
私が感ずるに、著しい成功体験をもつその上の世代が実際にはまだまだ組織も金も
権力も維持しており、彼らが最近の失敗の損失を取り戻そうと必死にもがいている
のが現状だと思います。彼らが完全に引退するまで、今までとまるで違う取り組みは
実現には難しいのではないかと思います。(というかそれが私の身の回りで起きている実体
。。せまい!(苦笑))
 その直下の世代の人々は社会にでれば当然、この世代のサポートをしてきた
世代であり、みなさん頭では分かっておられるのでしょうが、結構、しがらみから
抜け出せないという雰囲気ではないでしょうか。
 日本の経済がこうした世代の手に委ねられていれば、自ずと彼らの損得で政策が
方向付けられるでしょう。我々の世代がここを突破するためには我々の手で富を生み出す
価値観を見つけだし、新たな付加価値創造を行い、彼らに取って代われるようにならねば
ならないと思いますし、取りあえず、一歩でも踏み出さなければならないという自覚に
駆られます。私にとっては反抗より挑戦と言ったところでしょうか。

ところで、加藤紘一氏があの一連の流れの中であの悲惨な崩れ方も
彼らの世代がその上の世代にとってかわることがそう簡単ではないことを
印象付けてているような気がして仕方有りません。

話がこの一連のレスとしてミートしているのか分かりませんが、以上が私の
所感です。
 
  
  
  
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