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北潟谷さん、こんばんわ。
以下の点、つまり民主党のサポーター制が今回突然出てきたわけではないという点で私に認識不足があったことを認めます。
>*民主党党首選挙について
>
>>ある意味では小泉氏選出に繋がった自民党総裁選の2番煎じを狙い、少しでも国民
>>の関心を惹くことを画策したアイデアであります。
>
>お言葉ですが、それは誤った認識であると御指摘申し上げます。
>決して、2001年自民党総裁選挙をモデルに導入されたサポーター制度ではありません!!
>
>全国会議員・国政選挙候補者の総支部にて党員・サポーターを募集することで地方組織の充実を図り、支持者拡大していき、国民参加型の党首選実施によって健全な開かれた国民政党を目指しているのです。
>
>現に95年新進党党首選でも一般有権者も参加が可能でしたし、
>2000年の民主党党首選においてもサポーター制度が既に存在しておりました。(結果的に鳩山由紀夫が無投票再選)
しかし、この考え方の根底には一定の党員数を確保できないでいる各々の政党としての悩みが厳然と存在していることも指摘しておきたいと思います。
>さらに、日本社会党の委員長選挙でも一般党員の参加が可能でした。
これが本来の、ごく普通の感覚であると思います。党の代表・役員等は党員の互選で選ぶべきものであります。党組織の大きさにより党員に等級制度を導入し、ある等級以上の党員にのみ有権者資格を与えるということはあるでしょうが、本来は一般党員すべてに有権者資格を付与すべきであります。それが本来の党内民主主義というものであります。なお、何かの事情でどこかの党でさらに準党員というべきものを一般党員の下に認めるという場合があるかもしれません。それはその党の党内事情でありましょうが、世間一般では余り評価に値しないものだと思います。その呼称をサポーターとかシンパとかといろいろあるでしょうが、実態としては同じものだと考えます。
>>党員以外のものも参加する代表選挙に何の重み・値打ちがありますでしょうか。自
>>らの非力さを認めたことだと思いますし、そのために姑息なと思える党・規約の修
>>正を緊急的に施しております。またそんな選挙で当選した党首にどのくらいの価値
>>があるのでしょうか。今の民主党は完全に自らを見失っていると思います。
>
>何故、首相候補を決める選挙の参加資格を一つの政党の党員である事に限定する必要があるのでしょうか?
>私には、全く理解できかねます。
おっしゃりたいことはわかりますが、少し話が飛んでおります。通常の政党政治の場合、然るべき党員選挙を通じて党の代表を決し、その結果選ばれた党の代表が来るべき院の首相指名選挙に党の代表として臨むわけであります。
>政治不信が高まる現状を打破し、市民の政治参加意識する為、直接民主制を指向されその一環として首相公選制を提唱されておられるのです。
>しかしそれには、日本国憲法の改正が必要で、実現はそんなに容易くありません。
>ですから、その前段階で「首相候補公選制」を実施しておるのですよ!(^ ^)
首相公選制の是非については個人的に意見をもっておりますが、今回は触れません。しかしこれだけは発言しなければなりませんが、首相公選制の場合、1票の重みは平等であります。自民党の総裁選にしろ、民主党のサポーター制にしろ、その重みは著しくバランスを欠いております。またそれらの党が首相公選制の前倒し的なイメージをこれらの党員選挙に植え付けたとしたらそれは間違いなく詭弁であります。むしろその実態はイージーなバブル党員選挙の側面が強いです。
>私自身は、日本国憲法改正には必ずしも賛成できませんが、国民が自らの手で国家のリーダーを選ぶシステムには大いに賛成です。
>しかし日本国の国家元首は、天照大神の子孫である125代今上天皇・明仁親王である、ということは国民全体が性格に認識するべきだと考えます。
>
>アメリカ合衆国は共和制国家ですが、アメリカ民主党でも大統領選を前に、党内の予備選にて大統領&副大統領候補を選出し、それには一般有権者も参加が可能ではないですか。
むしろこの問題を最初にふれておかなければならないと考えておりました。米国の選挙権制度は米国以外の国々とはだいぶ事情が違います。米国における党員という概念は米国にのみ通じる考え方であり、当然その考え方をそのまま我が国に持ち込んだ場合、相当の混乱が発生します。以下に米国の大統領選システムに精通している下村健一氏のサイトより引用させていただいた言葉をそのまま抜粋して一部掲載いたします。何かの参考になれば幸いであります。
■下村健一氏ホームページより
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米国では、18才で選挙権を得たら自分で有権者登録というのをし、その際に支持政党を一応登録する。だから、どこかの党員であるのは、ごく当たり前の事だ。(だからこそ、大統領予備選が全国民規模の投票になる。)
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詳細は下記を参照してください。
挑戦者を阻む米大統領選システム:http://www.ken1.tv/npo/press/b_000227.html
日本の政治の場合、現状は米国式の2大政党政治には依然として程遠い実情があります。かなりの希望的観測を込めたとしても次期総選挙までに自民党プロブレムを解決できる見通しはおそらく立たないだろうと思います。理由は簡単です。政権及び自民党支持率がかなり落ち込んでいるにも関わらず、民主党の支持率は一向に2桁台にのせる気配すら見せていないためであります。そんな中でこのサポーター制ですが、申し訳ないですが私には小手先の細工にしか見えません。
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管理人
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