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>鈴木宗男さんの件は、北方四島一括返還という国益に反する、とのことですが、国後島にも経済協力をしてロシアとの信頼関係を築く、というやり方自体は間違っていないように思います。
同感です。が、残念ながら、今回の短い訪日中にこういうクールな意見は聞けませんでした。あれこそ究極的な全体主義の一つの形だと思います。人を殺してもそこそこ人権が守られる国で、ちょっとした汚職・蛮行等々がリークされた国会議員が社会的に抹殺されてしまうというのは・・・?
本当に「国益」を考えるのなら、スキャンダルに踊らず、それに目をつむるくらいの度量を持つべきですね。ホワイトハウス実習生と不倫したけど大統領として優秀(強運)だったから高い支持率を与えた、「俺がインターネットを発明した」などとホラを吹いて失笑を買ったけれども政策能力が高そうだったから支持した、秀才でもなければ教養があるわけでもないが人柄が抜群に良さそうだったから大統領に選んだ、テロ後の危機管理能力が素晴らしかったので企業優遇策には反対だが支持する、等々。そういった、プライオリティーの資質に見切りをつけるまで判断をホールドする割り切りがこそが、国益を踏まえた行動というものでしょう。
ぼくは個人的に親米反共のスタンスを取りますが、一ビジネスマンとして、この分野に関する宗男さんの手腕(カネにならない外交を利権化してメシの種に仕立て上げたことも含む)を高く評価しています。ビジネスの世界で同じことをやったら上場企業のオーナー社長だったかもしれないのに。
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