|
>オブチ流の積極財政から大転換して緊縮財政へと舵を切りました(国債発行に30兆円の枠をはめた)。
私は、彼が舵を取ったとは思いません。何もしなかったのです。はたして、あれが緊縮財政への舵取りでしょうか。失点を恐れての無作為だと思います。
>不良債権処理や財政再建は宮沢内閣・橋本内閣において将来問題になることが予見され処置が試みられました。小泉内閣で三度目です。服部さんが個人的にどこに投票されたかは別問題として、先送りの責任を感じなければならない当事者は国民(有権者)です。宮沢・橋本内閣はともに財政再建・不良債権処理を進めようとした。しかし国政選挙でノーの審判が下され退陣に追い込まれた。その事実を思い出し、そして直視すべきでしょう。またその民意を受けてバトンタッチした政権がことごとく連立政権だったという事実も記憶に留めておくべきだと思います。
宮沢、橋本、の選挙敗北は、経済失政だとは思いません。
宮沢は、不信任成立と言う、流れの中で、国民が、官僚政治に嫌気が指し、その結果だと思います。元はと言えば、出て行った人たちも、同じ穴の狢でした。ココからが、我国の政治の混迷の始まりであったと思います。
橋本は、消費税の引き上げに対する反発です。結果として、あの2ポイントが何を齎したのでしょうか。増収をいい事に、政治家と官僚が山分けしただけの話ではないですか。
小渕は、更に最悪でした。赤字国債の乱発です。国民のための乱発ではなくて、銀行と政治家の山分けだったではないですか。
森は、正に何もしない、出来ない内閣だった。するのはゴルフだけ。その森を頭にいただく小泉です。おしてしるべしでしょうね。
何で、メデイアはあの程度のものを、ほいほいと乗せたのでしょうか。
いま、国民とともに、苦しみに耐えなければならないのが、為政者のつとめでしょう。
昨年の、白川さんの演説を思い出します。何でも他人事で平気な人です。汗する人ではない。
政治家は、この経済状況を打破するためには、狂気の沙汰で取り組まなければいけないのです。その、狂気の沙汰が小泉にはない。本当にこれでいいのですか、と問いかけた演説を忘れられません。
山口さん、この頃、私は自問自答していることがあります。
政治とは、経済とは、誰のためにあるのだろう。何のためにあるのだろう。
小泉の会見を見るたびに腹立たしくて仕方ありません。
|
|
|
|
|