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多様な価値観を認める日本社会ではなかなか難しい問題です。
完全小選挙区制になるとすっきりした政局運営ができるかもしれませんが、
二者択一式になじんでいない日本では(多神教の神道的感性がベースにある)
なかなか一方の意見だけでやりとげるのは難しいでしょう。
>小泉政権は、景気回復、すなわち、デフレ解消と、不良債権処理のニ兎を追っている。
>しかも、このニ兎は、相反するものである。こちらたてれば、あちらたたずの二兎である。
少し前の毎日新聞だったかに、今の経済学・金融論では適切な処方はもはやないといった
趣旨の論説がのってました。つまり今鋭く対立している処方策はどっちをとっても問題
が残るという趣旨だったと思います。
とかく頭のいい人は数字でものを考えますが、経済は数学であると同時に心理学でもあると
思います。私自身、夏冬賞与0という事態においこまれ、生活様式をもう一度、というか
おおげさにいえば転職をふくめて人生そのもをもう一度見直す必要にせまられてきました。
私は日本人がみなこういったものの価値観やら考え方が転換されない限り、この度壺から
の真の脱却は難しいのでは思っています。しかし脱却できたあかつきには、おそらく世界
でもまれな国家に生まれ変われるのではないかと期待もしています。多生産・多消費によ
る自転車操業国家でなく、無駄が廃され、世界の富を独り占めするような某国家のようで
もないが、それでいてある種の満足感を覚えるような国家像を描いているところです。
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