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管理人です。
横レスになり恐縮ですが、一言書きます。
時間の関係で全部でなくて恐縮です。
>「日本だから」永遠の課題になってしまうのです。
>旧帝大卒のエリート支配がうまくいっていた時期は良かったのですが、周知の通り、その後はヒトが続かなかった。だから大衆のニーズを読み間違うのです。いまの日本で一番問題なのは欧米的なエリート層(理由のいかんを問わず結果責任を負うリーダー層)が存在しないこと。これがぼくの現状判断です。
「日本には旧帝大卒的なエリート層が現在存在していないために、大衆のニーズを読み間違えてしまう。」
これは山口さん流の現情分析による解説でありますが、あまりにも簡潔過ぎる内容でその影で省略されたものが全て見えてこないため多くを語ることはできません。この言葉を聞いた方々は果たして簡単にこの山口論に同意を与えるものでしょうか。
「欧米的なエリート層(理由のいかんを問わず結果責任を負うリーダー層)」とありますが、この方々はそれぞれのお国のどの分野の方々を指してのものでしょうか。政・官・業の全ての分野に認められる方々でありましょうか。そしてそれぞれの分野でお互いを対比させての結果、上記の結論に至ったということでしょうか。言われていることがあまりに総論過ぎていちいち文章を書くのもおっくうになるくらいの量と幅がありますが。
>sanyonさんとぼくの違いは、「日本にエリート層は本当に存在するか?」という現実感覚の一点にある。いわゆる問題発言の「ベビーブーマー世代アホ論」では、資質などを云々して差別を意図したつもりは全くありません。庶民の大量生産しかできなかった教育制度など、様々なヒズミが出たんだろうと思います。
「日本にエリート層は本当に存在するか?」どうかは各々の所有する価値観でどうとでも取れることなので私などはどちらでも良いことだと思います。(山口さんが感じている危機感に決してちゃちを入れているのではありません。)ただし、ここにもお国同士で越すに越されぬ田原坂。それぞれのスタンダードというものがありますので、要はその解釈の尺度でそれなりにその危機感も緩和されるのではないかと個人的には感じております。
それといわゆる問題発言の「ベビーブーマー世代アホ論」ですが、それを言っているうちは残念ながら言われている方の折角の発言の意図が曲解されてしまいます。まことに残念なことであります。
>欧米社会ではエリートの支配と民主主義の抵抗が「車の両輪」のように機能しているのです。日本は戦争に負けて後者だけが強制注入された。それが自己増殖・ゾンビ化し、不必要なほどの大馬力を持て余して今日に至っている。あの社会党が滅亡してもなお、そのオーバーキャパシティーは解消されていません。
どこかのお国の党派の関係によく似ておりますね。確かにそのどこかのお国のどこぞの党派的な視点で相手国側を眺めると「それが自己増殖・ゾンビ化し、不必要なほどの大馬力を持て余している。」ように見えるのかもしれませんね。とすればその見る側においてのその苛立ち具合も想像に難くなく、おっしゃる事柄にも一定の理解はできます。が、決して共鳴する類(たぐい)のものではないと感じております。そういうものかという按配です。
蛇足ながら、社会党さんは名前を変えて現在も存在されておられます。勢力的にはご存知の通りかなり衰退されておられますが。「滅亡した。」という表現は誤解の元であり避けられた方が賢明かと思いますが。
>どうせマネるなら、この2つをセットで導入してともに高める努力をしないと・・・。社会がスケールアップしない。そこが師匠たちとの決定的な相違点だと思います。
日本式にアレンジした方がなにかとうまく行くようにも感じますが。
(すでにアレンジしているのかもしれませんが。)
>大衆オピニオンをフィードバックするのが民主主義の機能であるという意見は同意。つまり、民主主義は批判・論評の対象(エリート)の存在を以って初めて成立するというか、エリートを砥石として磨かれる。ところが、いまの日本には批判する相手もいなければ叩き台すら「存在しない」。なぜなら本来エリートとして表舞台に立つべき(だとぼくが思うような)人々が軒並みヤル気をなくし、死んだフリのモードに入っているからです。
「山口式民主主義論及び日本国内のエリート(と見られるかたがた)の現状について」というような表題がぴったりの内容かと思います。
なるほど、そういう見方もあるのだなと再認識しました。
そうですか。国内のエリートと目される人たちは死んだ振りをしているのですか。
>大学闘争(?)みたいな熱いケンカをしたいのに、肝心の「戦う相手」がいない。ぼくが蔑視する“ザ・ジャパニーズ・サヨク”は、このコンテクストで、彼らが揶揄するブッシュと同レベル。ゾンビ化した米軍が天下無敵であるのと同様、ゾンビ化した日本的民主主義も天下無敵なのです。テキトーに敵を見繕いお茶を濁すビヘイビアなどはソックリですよ。
私も元・ザ・ジャパニーズ・サヨクですので上記のお言葉はそれなりにこたえております。私なども確かに「テキトーに敵を見繕いお茶を濁すビヘイビア」等々はお得意の技であります。きっと山口さんには嫌われていることなのでしょうね。
ところで「大学闘争(?)みたいな熱いケンカをしたいのに、肝心の「戦う相手」がいない。」の部分の主語が省略されておりますが、これは「山口さんが」というふうに捉えておいて良いのでしょうか。
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