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> 今のような時代、これまで得たものを守ろうとしすぎると、かえって過去も未来も失うことになるのかもしれない、という感慨を持ちました。
デフレで過去の蓄積を失い、不況で現在を失い、高齢化・少子化で未来を失っているように見えますね。だから対症療法として、インフレで過去を取り戻し、景気対策で現在を取り戻し、若い人が安心して子供を産めるようにして未来を取り戻すしかないのでしょう。
ただ、その見通しが立たないまま闇雲に突進しても傷つくだけで終わるかもしれず、またかりに方向性が正しくても時が味方しなければ報われないかもしれない。だれもが人生のどこかで、その人なりのスケールで、大きな勝負を勝負を挑まねばならない時があると思います。そのときまで現状維持し、ひたすら力を温存するのも一つの立派な戦略でしょう。
その代わり、大きな勝負をかけるからには、それなりの確率で成功して欲しい。切にそう思います。ぼくは50代・60代に潜在力やポテンシャルを求めません。やはり立つからにはとにかく結果が欲しい。これは、ご本人のためのみならず、周囲のためでもあります。
現在の首相や、あるいは加藤紘一さんのような、世間の期待を一身に集めた著名人には尚更そのことがいえると思う。そういう人が次々と撃墜されてしまい、だれもリスクを取らなくなることを危惧します。
年齢的に時間と可能性のある方は、sunyonさんのように反面教師として未来の糧にできるのでしょうが、一連の有名議員の同世代の方々はどう感じたのでしょうか。国全体でみると、「くわばらくわばら。ヒヨコも鳴かずば撃たれまい。やはり粛々と定年を待とう」、あるいは「もうこの国はダメだ。全く見込みがない。座して死を待つのみだ」、と受け止めた人のほうが多い気がするのですが。
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