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□投稿者/ 山口
- 02/3/25(月) 15:20 -
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> しかし、あの鈴木宗男についていた佐藤分析官なるノンキャリア官僚は、かなり有能であるみたいで、キャリアなんぞより、こういうノンキャリアが世に出ないといけません。
ノンキャリに入神の域に達している職人的な専門家が多いのは外務省に限ったことではないようです。キャリアの資質はそれを上回るはずですが、人事異動が多い上、究極的な上司が国会議員(これもコロコロ変わる)ですから。勤務先で不出来な上司に当たった苦衷と悲哀は多くの人の理解するところですが、そんな上司でも一応その道でゴハンを食べてきた人です。だから、運が悪いときのキャリア官僚をとりまく状況には想像を絶するものがあると思います。
キャリアの給与は安すぎます。あんな待遇でよくあれだけ有能な人材が集まり、過酷な仕事をこなしていると感心します。本人か奥さんの実家が裕福か、さもなくば汚職をするか第二の人生の準備を真剣に行うかしないと、身分/能力/努力にふさわしい生活は無理でしょう。
給与水準を外交官とまではいかずとも、都市銀行・大手商社のトップ級か日本銀行に合わせることが官僚機構をパフォーミングにすると思います。彼らの給与は戦前は民間以上だったはずですし。もちろん人はパンのためだけに働いているわけではありませんが、自分のほうがよく勉強して成績優秀で難関の公務員試験にもパスしたのに、民間に行った同級生に比べてかなり貧しい、という事実は全く穏やかではありません。頭では理解しているつもりだが辛い、というのが本音ではないかと。あれで、ヤル気を出せ・天下りを考えるな・公僕としてひた働け、というのは(ぼくの価値観・倫理観からいえば)無理です。
> 私が驚いているのは、案外米国国民は「放射性廃棄物処理」に危機感がないのですよ。
案外というより全く危機感がないです。ぼくは日本人で核は人並み以上に敏感のはずですが、ハンフォードという地名すら知りませんでしたし。アメリカは偉大なる対症療法の国(笑)なので、リスクを察知したら涙ぐましいほどの対症療法に徹するとは思いますが。ブッシュ政権になってからDOE関連の研究予算が増えているはずですが、あれでなんとかなりませんかね。
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