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  [369] パレスチナ私観
  
        
  
パレスチナ人とはイスラエル建国の被害者に他ならぬ。故に
イスラエルはこれら人々の面倒を見、政治的問題を解決する
国際的な義務を負っている。ましてやイスラエルがパレスチナ
人に対し武力を行使し殺す権利など有ろう筈が無い。

パレスチナ側のテロはイスラエルの武力侵攻の言い訳とは成ら
ない。過去にイスラエルは暗殺という手段を用いている。
(1992年のヒズボラ指導者暗殺。1997年のハマス指導者暗殺
失敗など) 対テロ戦争上、イスラエルは暗殺という手段を
対抗策として公然理に認めてきた。ならば、テロを一方的に
非難する資格など無い。

イスラエルは国連決議(1980年。決議465号)により違法と
された不法占拠を今尚続けている。イスラエルはこれら不法
占領・入植地域より無条件に撤退しなければならぬ。まして
やパレスチナ地区侵攻など言語道断。

エルサレムの帰属についてはキャンプ・デービッドでのクリ
ントン提案が参考となるであろう。宗教的論争の一時的棚上
げ無しに平和は得られぬ。果てしなき殺し合いを選ぶとした
ら、やがて世界に見捨てられたイスラエルは存亡の危機に直
面するであろう。。

これが私の基本的な考え方です。

イスラエルは先ず、義務を果たすこと。行動を問われている
のはパレスチナ側では無く、イスラエルである。とりあえず
オスロ合意に立ち戻る。この前提条件無しでは、今回の武力
侵攻はイスラエルによるパレスチナ人の殺戮行為と見なさざ
るを得ない。

 
  
  
  
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