石野研BBS        政治問題


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  [381] Re(7):遡及問題
  
        
  
> 本当にブッシュ政権は、イスラエルをわざと暴走させてボロボロに
>するつもりなのかもしれません。

認めたくは無いがそうだとしか思えない。共和党政権でも有る。
表面上のイスラエル寄りの対応は所詮、米国内ユダヤ人向けの選挙向け
ポーズと受け止めるのが正解かも。なぜなら今のイスラエルには米国
にとり戦略的価値がほとんど無い。もう一段踏み込んだ言い方をすれば、
今のアメリカは他国の助けは殆ど必要ないほどの圧倒的な力を持って
いる。シャロンの暴走を半ば放置し、国際世論の圧力がイスラエルの
最終的譲歩を齎す状況に至るまで消極的関与を決め込むという戦術も
考えられます。

私が今回の件でパレスチナのテロを非難する気に成れぬのは、一連の
経緯は全てシャロンの仕掛けだからです。全てはシャロンの「神殿の
丘」への訪問視察に始まります。クリントン仲介の時間切れ、シャロン
政権誕生、翌月の自治区侵攻、本格的な侵攻準備(予備兵募集)、911
テロ後のアラファト軟禁。テロはシャロンによる一連の挑発に呼応し
激化したものです。それを「テロ撲滅」とはマッチ・ポンプも甚だしい。
私はシャロンによる計画的集団殺戮・破壊行動とみなしております。

何度でも言いますが、イスラエルは国連安保理決議により裁定された
不法占拠を続けている。ハマスの停戦条件もこの線に沿った完全撤退
にあった筈。イスラエルの言い分は「盗人猛々しい」ものなのです。

最新の米国世論調査でも半数以上がパレスチナ問題から手を引くことを
望んでいるとか。フランスでは排外主義・反ユダヤ主義のルパンが
決選投票まで進んだ。

一体全体、シャロンはどんな落し所を想定していたのだろうか。

 
  
  
  
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