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実質的に現在、外務省などというものは存在していないと思います。
指揮系統から察するに内閣直属の外務庁という方が実態に即していると思います。
そんな中で最近気になるのが官房長官・福田氏のブリーフィングの中身であります。
最近の福田長官の印象を一言で表現するならば「ぞんざい」そのものかと思います。彼がデビューしたころの姿からはにわかに信じがたいふてぶてしさがとくに気にかかります。まるで戦前の内務官僚のような印象すら感じてしまいます。おそらくは官房長官という要職が人をも変えてしまうのかと思います。内閣官房は権力の中枢という見方があります。ここに居座る一握りの官僚が実は官僚中の官僚なのかもしれません。実質的に内閣府もその掌中に収め国政の中核を司り、一方国民には中身のさっぱり見えてこないまさに得体の知れない官庁であります。
福田氏のような性格の方には慣れるに従いその面白さも手伝い知らず知らずのうちに権力の走狗と化してしまうのかもしれません。「瀋陽事件」で批判の矢面に立たされている外務省ですがその外務省見解で黒を白と言い含めそのおろかな矛盾により外交折衝の迷路に立ち置かれ失態の連続を排出しているこの三流シナリオの作者は他ならぬ三文演出家・福田長官ではないかと疑います。彼が川口大臣に事細かに指示を与え川口大臣はそれを忠実に履行する、まさにその関係が最近の外務省を巡る諸処の事象であろうと思います。もちろんその合間にも彼らさえ報告を受けていない新事実が暴露されさらに尻拭いに追われるというのが真相であろうと思います。
このような三流の脚本にゴーサインを出した小泉総理の責任は非常に重いものがあります。いいかげんに目を覚ましまっとうな考え方に立ち返り、信賞必罰を旨とした人事刷新を断行して本来の外交交渉を進めない限り日本国の信用はさらに国際的な泥舟と化していくものと強く危惧します。
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