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米、7か国へ核使用計画策定へ…米紙報道
【ワシントン9日=林路郎】9日付の米紙ロサンゼルス・タイムズによると、ブッシュ米政権は軍に対し、ロシア、中国、北朝鮮、イラク、イラン、リビア、シリアの少なくとも7か国を対象とした核攻撃計画の策定と、限定核攻撃を想定した小型戦術核兵器の開発を指示した。
国防総省が1月に連邦議会へ提出した8年ぶりの「核戦略見直し報告」(NPR)の機密部分に基づき、同紙が報じた。報道が事実とすれば、潜在的な標的と名指しされた国の反発は必至とみられる。
NPRは、核兵器に大きく依存した冷戦期型の核抑止戦略への決別を宣言。最先端の通常戦力と核兵器を統合運用する新戦略への転換を打ち出していた。具体的な核使用のシナリオ策定の動きが明らかになったことは、同時テロ後に米国が強めた安全保障上の危機感を象徴するものと言える。
同紙によると、新たな計画では、〈1〉通常兵器で破壊しきれない標的への攻撃〈2〉核・生物・化学兵器攻撃への報復攻撃〈3〉予期せぬ軍事的な状況変化――での核使用の可能性を列挙。具体的には、イラクによるイスラエル攻撃などの中東紛争、中国と台湾の軍事衝突、北朝鮮の韓国攻撃などの場合を想定しているという。
米国が表向き「敵でない」とするロシアについても、配備ずみ核弾頭約6000発を有する巨大な核戦力が「依然脅威である」との認識を示しているという。国防総省報道官は機密文書であることを理由にコメントを拒んでいる。同紙はまた、同時テロが米国の核運用方針を転換させた証拠として、「核抑止力があらゆる敵に有効であるとの理論は同時テロで覆された」とする米政府高官の発言を紹介している。(読売新聞)
=====引用終わり=====
アメリカの暴走は止まりませんね。
ところで、日本政府はこのアメリカの核戦略も支持するのでしょうか?。
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