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私の父も、直接の原因は、看護士が、水を漏斗で直接飲ませ、喉につっかえさせ、それを吐き出す力もなく、呼吸不全となりました。
家族は、水は、脱脂綿で口の中全体をぬらすように飲ませていたのですが、まだ。新任の看護士が親切心からしてしまいました。この方法はベテラン看護士からご教示いただいた方法でした。
終わってから、総婦長が、謝りにきました。
確かに、彼女のミスというか、不注意かもしれません。これも運命かなと思うと同時に、新人看護婦さんの成長を期待するべきだとも思い、受け入れました。
2年間の父の闘病、看護に疲れ果ててしまった私たちは、ある意味では安堵していたのではないかとも思います。そのときには、涙も出ませんでした。
でも、瀕死の重態の患者に体力を消耗する検査を続ける医師の姿勢には大いに疑問を感じました。
検査で、死期を早める権利は医療側にはないのではと思います。
古川氏も言います。医療の主人公は誰なのか。患者であって、医師ではないはずだ。
医師にも色々な方がいます。
人間として、深くお付き合いのできる医師と自分の手柄、名声ばかりを気にする非人間的な医師とこれでは、患者は人質に取られているような気もします。
古川氏の言うように、医療の主人公へ医療を取り戻すべきだという思いは更に強まりました。
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