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中国の利益や経済発展には、化石燃料以外の方法による電力供給がどうしても必要であり、このままいくと環境や安全保障に大きな悪影響が出かねない。
だからこそ、ガス炉や溶融塩炉(molten salt reactor),Accelater Driven System(加速器駆動消滅処理装置)などの開発を急いで、来るべきエネルギー需要の爆発的増加に対して、溶融塩炉やガス炉と安全な乾式再処理と放射性廃棄物の徹底的低減処理という裏付けをした原子力によって対応しないといけない。
そうでもしないと、資源戦争になってしまう。
そう、思うときがあります。
日本人は、こういう原子力システムを以前から考案していました。
http://sta-atm.jst.go.jp/atomica/owa/display?opt=1&term_no=03-04-11-02
ここにある構想は、大変面白い、ユニークなものであると思います。
もう一つは、「トリウム・パワー・インク」なるアメリカの会社。
http://www.thoriumpower.com/
です。
今、ようやく「真に安全で、環境保護性の高い原子力へ」動き出しつつある。
しかし、「日は暮れて、道は遠い」のが現状。
で、ヨーロッパにおいて景気がいいのは「原子力研究と利用が盛んな」フランスくらいのようです。
原子力には、「放射性廃棄物の問題を克服でき、安全でクリーンな長期的エネルギー源になる」という潜在的な力はあるのですが、その潜在力を引き出して、役に立てるようにすることができるかということについては、これからの先進国の取り組みとそこの国民の理解と国民の適切な議論で産まれた良い方針や世論がないとできないし、現状の原子力は「途方も無くダーティーでひどい」ということです。
アメリカでは、DOEのGEN−IV(2030年の完成を目途にした新型原子力システムの開発計画)やロシアminatomの戦略、日本のオメガ計画や「FUJIseries」、サイクル機構の新型高速炉計画に期待したいです。
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