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  [815] Re(1):「無理のない水のごとき政治」
  
        
  
>「人民を生きるがままに放置する。これが君主たるの要諦である」。

正論だと思います。

>これは森田実さんのサイト、森田実の時代を斬るの中で紹介された『老子』の政治論の根本「無理のない水のごとき政治」をわかりやすく解説したものです。

自然の摂理にかなったものと思います。
もちろんこの水とは清濁を超えたところに在る水のことです。
それのわからない人には何でも良いと思います。

>最近の政治の流れを見ていますと、官僚・与党政治家が国民を一切信用せず、むしろ国民を敵視し監視、管理監督すべき対象としか見ていない、そのような気がします。
>
>しかし国民の側からすればそのような政府を信用せよというのがどだい無理な話であり、ここに日本の政治は国民と政府が相互に信頼し合えないという不幸な状態に次第に進んでいるのではないか、と言うのが正直な感想です。
>
>ただ、自民党内のリベラル派が死滅に近い状態(白川さんは死滅したと断言しましたが、)の中で、住基ネットの稼動の凍結や個人情報保護法の危うさを指摘する議員がいるなど、本来の自由と民主主義を守ろうと言う議員が一部ではありますが存在することも事実です。
>
>反対に民主党内にも自民党的体質を持ったままの議員がいることも事実であり、政治理念に基づいた政界再編の実施が待たれるところです。
>
>政界再編の上、国家主義的全体主義思想を持つ政党とよりリベラルな思想を持つ政党とが争いあい、この国の行く末を国民に問うことがいちばんこの国にとっては良いことであろうと思います。
>少なくとも構造改革を叫ぶ振りをして、その実国民の自由を奪うとともに、対米従属の政策ばかりを進める小泉内閣の欺瞞にはもう飽き飽きとしています。

問題は「自民党プロブレム」(*注1)の解消を如何に進めるかです。
確かに自民党の中にも一見良心派が存在していそうです。しかし待っていたのでは半永久的に彼等は出ては来ない筈です。理由は自民党の方がはるかに居心地が良いからです。

逆に民主党側にも自民党的な人たちが居られるようです。彼等の方はひょっとして事情が許せば自民党復帰の目が出てくるかもしれません。いずれにしても自民党が有利なようであります。これもまた「自民党プロブレム」のなせる技です。

「自民党プロブレム」を解消させるには自民党を政権の座から強制的に引き摺り下ろし、なおかつその状態を少なくとも3年くらいは維持しておく必要があります。要は自民党員に政権復帰の可能性を完全に諦めさせるくらいの野党体験が自民党には必要なのであります。

そのためにどうするかであります。まず野党第1党は徹底的に自民党との差別化を図るべきであります。野党第1党・党首に期待するのは何ものにも負けない不屈の闘志を養うべきであります。そしてひとたび動き出したら暗黙のうちに他を圧倒するほどの指導力を身につけておくべきであります。さらに自らの発言にすべて責任を持つべきであります。ひ弱な闘争心では党員はついては来ないものです。そして党内闘争は徹底的に行われるべきであります。党内で各々が違う方向を見ていたのでは支持者はついてこないです。結果的に脱落者が出てきたとしても党内論議に徹底主義を求めていくべきであります。そしてひとたび党がまとまったならば、党は来たるべき総選挙において党独自の戦い方を貫きあくまでも第1党を目指すべきであります。その迫力が無い党には結果的に支持は集まらないものであります。それが今の民主党に与えられた宿命なのであります。党としてまた党首としてその自信がないのならばさっさと解党なり辞任すべきであります。

野党第2党以下も考え方は同じであります。自らの力で勝利を求めていくべきであります。各々の党においてそれぞれが最善を尽くして党内体制を整備し来たるべき総選挙の臨むべきであります。はじめに野党共闘ありきでは選挙戦以後の足並みにほつれが生じてまいります。他党に対する不必要な遠慮も発生します。政党にとって選挙とは自らの勢力拡大のための千歳一隅のチャンスであります。それに全力を注ぐことができないのならその政党の存在価値はあまりないです。

そうした戦いの中で選挙後の各政党間の力関係を推し量り自民党に対する包囲網を構築していくしか道はないと考えます。仮にいっぺんで政権奪取ができなくても彼我の力関係の差が縮まるならば、いや応もなくさらにその次の総選挙の日程が上ってくるはずです。そのなかで過去の細川連立政権の反省を活かし、あくまでも新・民主党が野党連合の要をしっかりと押さえていくことが肝要であります。

現在の野党が自らを切磋琢磨していく中でしか「自民党プロブレム」を解決していく道は無いと考えます。
ぜひ頑張ってほしいと願います。

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*注1:自民党プロブレム
     http://www.s-yanase.com/dialy/kokkai140.htm


 
  
  
  
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