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> ブッシュ政権は日本には「友好的」なんだそうですが、どうも、素直に喜べないんですよ。わがまま勝手なマッチョ男が、自分の言うこと聞いてくれる都合のいい女をチヤホヤしているようで。イラクみたいに気に入らない国をぶちのめそうとしているのを見ると、「言うこと聞かなきゃアタシの事だって殴るんでしょ?」てな気になります。それに、ワールドコムをはじめとするバブル崩壊をみると、「筋肉モリモリだけど、ドーピングで内臓傷めてるんじゃないの?」「意外とすぐ寝込むかも。あちこちで嫌われてもいるし、ホントに付いてって大丈夫?」てね。
クリントン時代にはだいぶ殴られたでしょう。リベラルもコンサバも本質的には同じくらい帝国主義的で、マスコミの記事ほど中身は違いません。だからこそ「戦略的競争相手(仮想敵国)」と「戦略的パートナー(同盟国)」の差は大きいと思う。やっぱり。
お友達的に「友好的」なのではなく、内心どう思っていようと現時点では「国益で一致・妥協できる部分が多い」という、それだけのことです。対米依存・追随ではなく、日本が自国の立場からワシントンへの発言力・影響力を強める努力が大事。現在の環境では国際社会に対する応分の責任の一つだと思います。
バブル(株式市場)崩壊を政治的にいえば、自称インターネットの発明者たるゴアの敗北をきっかけに、最有力支持母体だったウオール街が財務省もろとも地盤沈下しただけのこと。焦げた会社の多くは民主党利権にぶら下がって成長したところで、コアはさほど痛んでいないのです。
日本では、・・・というより世界各地で、その現象をみて「ザマーミロ!」と思っている人が多いことは承知しており、事実そういう意見を聞く機会もあります。もしもお金が絡むことに政治思想・抽象的観念・アンビバレントな感情などが入り過ぎるとすれば、大勢を見誤ります。
資本主義の世界には、永遠の繁栄も永遠の衰退もありません。現状は株価のオーバーバリューが修正されているに過ぎず、値上がりしすぎたものが下がることは長い目で見れば健全です。諸外国はケースバイケースかもしれませんが、ことアメリカでは資本主義システムの根幹は揺らがないという十分な感触を得ています。もし本当にヤバいと思ったら速攻で仕事を辞めるところですが、実際そうではありませんから。
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