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あの9.11から一年を前に、たけちよさんがニューヨークGood Bye物語『あの日から世界が変わった』を出版した。
「その他BBS」でsunyonさんが紹介し、平成研でも取り上げられ、遅れ馳せながら昨日買いました。
まさに戦場との隣り合わせ1k程の地に居た氏の体験は貴重な示唆を与えてくれる効著だ。
当時マスコミは炎上するWTCと共に町の様子を衝撃的に伝えていたが、氏は渦中に居ながら「どの顔も本気でこのNYが『戦場』になったとは思っていない」との感想の方が真実味を帯びている。ブッシュは早々報復を宣言、しかしラジオの緊急世論調査で90数%のアメリカンが「報復に賛成、それも武力による報復に賛成」していることに氏は驚いていた。
この話で私は長野のダム世論調査を思い出した。建設予定地近くほど建設に反対している数が多いのである。
粉塵を被りテロ被害を目の当りにした近くの人達は、「報復」などと簡単には答えは出せなかったろうと容易に想像する。
テレ朝「ザ・スクープ」ではテロリストによる飛行機爆破は既に計画されていた事実を報道していた。テロは進化する。テロの終わりはない。報復という手段が果たして正義なのだろうか、もう一度考えるきっかけになった。
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