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>今の政界だけではありませんが、日本中が、モラルハザード状態だと思うのです。
>この原因はなんなのでしょうか。
>私は、あまりにも経済に偏重しすぎた政治のせいかなとも思います。
>ごめんなさいと頭を下げる、政治家、財界人、学校の先生、あの人たちを見ていて、シラーとした思いばかりです。
GODAさんが別記事で書かれているように、ここらへんを厳選して偉い順番に都合100人クビにできたら劇的な効果があると思っています。トップのモラルハザードは配下・関係者の1万人以上に直接的に影響し、それは家庭・コミュニティーを通じて間接的かつ幾何級数的に広がっている印象。下層に行けば行くほど状況は酷いと感じます。なぜなら、下の人間は上を見ているからです。これまで日本の友人たちから、「上がアレでは・・・」という達観と諦観の弁を何度聞いたかわかりません。日本の問題は、その100人を駆逐するシステムがないことにあると思う。
ぼくは日本は実質的に法律ではなくモラルで治まってきた国だと認識していますが、その権力者たるトップがエリートにふさわしい資質を失ったことが致命的だと思います。背景として、経済的なこと(バブル時代の宴)もさることながら、自他共にエリートを自負して教育を受けた旧帝大卒が引退し、戦後教育を受けた世代にバトンタッチし始めたところが潮目になったと見ています。昭和50年代後半からの10年間くらいです。
戦後教育はサラリーマンや普通の公務員の大量生産を意図した平民教育だと思っているので、(還暦近い人たちにいまさら)抽象的かつ高尚な国家観・国家理念・指導者としての資質を求めるよりも、司法を洗練したものにして世の中の浄化を進めるシステムを応急処置することが有効な対症療法になると思います。しかしエリート不在で、それが一体だれにできるのか?と考えると、際限ない無限ループに突入してしまいそうです。
自分の子供の世代を思いごくごく個人的な希望をいえば、財政破綻などを通じて一度焼き畑になってしまうことが、考えうる最も確実な再生プロセスの第一歩になると思います。不謹慎ながら、将来のことを考えるとフィアスコは早ければ早いほどいいと思います。が、残念ながら、一度世界屈指のお金持ちになった国は、そう易々とアルゼンチン(前世紀初頭にはフランスより豊かな国だった?)のようにはなりませんから・・・。
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