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>その代わり、大きな勝負をかけるからには、それなりの確率で成功して欲しい。切にそう思います。ぼくは50代・60代に潜在力やポテンシャルを求めません。やはり立つからにはとにかく結果が欲しい。これは、ご本人のためのみならず、周囲のためでもあります。
うーん、大勝負は難しいですね。タイミングも戦略も。
現状維持で過ごせれば、それに越したことはないわけです。(私も、そういう平穏な生活のほうが好きですし。)
大勝負は、現状維持ではジリ貧だという状況で仕掛けるわけで、時間が経てば経つほど状況は不利になる、でも、早まって仕掛けると元も子もなくなる。そういうせめぎあいの中で方向性とタイミングを決断しなければいけない。ほんと、難しい。
成功して欲しいと考えるのは、私も同じです。
ただ、100%モノになるとは限らない。ですから、あとは、ここで大勝負を仕掛けて失敗しても後悔しないか、という覚悟の問題になると思います。
白川さんは、新党を立ち上げて参院選に立候補したことについて、落選後も「後悔していない」とおっしゃっていましたが、たぶん、本心でしょう。白川氏なりの信念をかけての決断だったでしょうから。対して、加藤氏は、いわゆる「加藤政局」を仕掛けて、しかも自ら勝負を降りたことに、内心忸怩たる思いがあったことでしょう。
人間、死なない限りは生きているわけで、大勝負に勝っても負けてもその後の人生があります。そのときに、自分の決断で勝負をし得たか、迷っているうちに足を取られて転落したか、本人の心持ちの違いは大きいように思います。
ふりかえって、日本は大勝負を仕掛けるべきなのか。
こちらは、失敗したら悲惨です。一個人の勝負とはわけが違う。
私にもわかりませんし、皆、迷っているように思えます。
でも、「経済大国」に返り咲くために勝負できる時期は、過ぎ去りつつあるような気がします。鈴木・加藤・辻本氏たちのスキャンダルに踊っている暇は、どこにもないはずなんですが・・・。
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