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>対テロ戦争でアメリカに協力的で有ったロシア、中国がこの構想に含まれていたことに驚いています。ロシア・中国ともにアメリカの仮想敵国であることに間違いはないのでしょうが、利用できるときは最大限に相手を利用し、それが終わると手のひらを返したような態度を取ることは信義に関わるものなのではないかと思います。
>アメリカは、信義などよりもその時点での国益のみを追求する国なのでしょうか?。
核に対して核で対抗することは今に始まったことではないと思います。従来の核大国に対して(おそらくは全くの秘密裏でしょうけれど核保有国の同盟国に対しても同じ措置が取られていると思います。この場合はあくまでも不測の事態に備えてという意味でしょうが)基本的に核で対抗することは核保有国として安全防衛上当然の措置かと思います。「お世話になったから核攻撃のターゲットから外します。」などということは国際的にありえないことと思います。
>日本国政府と言うものが、実はアメリカ政府の傀儡政権なのではないかと言う疑問は、この9.11NYテロ事件を通して多くの日本人が感じた匂いなのかもしれません。
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>そしてこのことに疑問を抱かない日本人が多いことが、私にとっては疑問です。
わかっていて良しとしている人も少なからず多いと思います。安全保障面をアメリカにおんぶすることにより自前で揃えるよりもいろいろな部分を合理化できるメリットがありましたから少なくとも戦後日本はこのパターンで生き延びてきたわけです。その代わりにその代償として米国の要求するものの敷居が年々高度なものに変化してきており、ご存知のとおり悪名高いODA等、最近では米国の肩代わりを国際的に引き受けているものがかなり多くなっていたと思います。今さら日本の没落によりその任をもとの米国に委ねようとしても今の米国にもすでにその力がないということでしょう。その意味で米国と日本とで国際的な分業化をすすめてきた現在ではお互いにそのポジションを交代させることができないくらいに定着してしまったということでしょう。そしてこの関係ではあくまでも主の部分が米国であり、従の部分がわが国であると言うことでしょうか。でも日本がくしゃみをすれば米国が風邪を引くという関係になってきているのではないかと思います。
ミーハーの若年層は別としてこのような日米関係を不思議に思わない世代が圧倒的に多くなってきた昨今かと思っております。ただしあまり深く考えない傾向のもとではありますが。
政治的無関心層の比率と比例しているのではないかと個人的には見ております。
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