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日刊スポーツの社会面に「政界地獄耳」という政治ゴシップのコラムがあるんですが、今日(1月28日)の見出しは「税金無駄遣い横綱は原口、土井」というものでした。
「永田町に『税金を無駄遣いさせる議員番付』なるものが出回っている。国会が始まると、各省庁の担当者は委員会で質問に立つ与野党の議員のもとを回り、質問の内容を聞き出して大臣が答えられず恥をかかないように答弁書を用意する。そのため、国会期間中は霞ヶ関全体で数百人の官僚が深夜まで待機し、その経費が1日あたり億単位でかかるといわれる。」
「番付は前国会の分で、文書には『深夜までの待機指示や休日レクチャーにより、残業代、タクシー代の原因を作っている人々』とある。」
だそうで、その横綱が、鈴木宗雄疑惑追及で有名になった民主党の原口一博氏と、社民党の土井たか子氏なんだとか。
この番付表、発想がおかしいんじゃないでしょうか。
大臣が恥をかかないために官僚がせっせと働いて税金が使われているんですから、無駄遣いさせているのは大臣のはず。ならば、番付表は「どの大臣が一番税金を無駄遣いさせたか」で作るべきでしょう。
答弁書作成のコストを無駄遣いだというなら、大臣のポストを政権与党内の論功行賞に使うのをやめて、政策と実務に明るい政治家を育てて大臣に据えればよい事です。それができないのなら、議会制民主主義を維持するために必要なコストと割り切るしかないでしょう。
誰がこんな番付表を作ったか、このコラムには書いていません。民主党幹部の談話として、自民党が国会運営に自信がないからこっそり役所に経費を調査させたんじゃないか、とあるだけです。
にしても、傲慢かつ暗愚、情けない発想やなあ。
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