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>こんなことを書くと反論は必至でしょうが(笑)、たとえば・・・、ムネオさんは族議員である前に、北海道の特定選挙区の有権者に割り当てられた国会議員として存在しているはず。地元の有権者は集票マシーンと化してセンセイを支え、センセイは彼らの生活を必死で守ろうとする。そこが議員のレゾン・ディーテルだと思います。東京を始めとする地域では顰蹙を買いまくっているようですが、肝心の北海道の選挙区の声はどうなんでしょうか。
選挙区以外の道内では悪徳代議士というふうに映っていると思います。選挙区内(といっても確か先回は比例区に回っていたと思いますが)にしても複雑な心境ではないでしょうか。オラが国の代議士先生様の一大事などと感じている人はほんの身内・後援会関係者くらいのものではないでしょうか。大方は「いくらなんでもちょっとやりすぎだよ。」といった感じだと思います。
>いいたいのは、たしかにムネオさんは国会議員として、悪いことをしたかもしれないし、国政を担うリーダーとしてはミスキャストだったかもしれない。でも、地元では頼りがいのある有能なセンセイだったかもしれず、ノーガードなら失業必至の地元民に確固たる職を確保していたかもしれず、彼は彼なりに所与の制約のなかで、選挙区の支持者の生活のためにベストを尽くしてきたのではなかろうか、と。
それも議員でいるための処世術ですので、本業ではありません。本業だとしたら議員失格です。それをするなとは言わないまでもやる過ぎるのも考えものかと思います。
>・・・と、ここで話しが完結するならば、国政に弊害はあれど、美しき民主主義の一つのカタチで、必ずしも悪い話しではないはずなのです。ただし、営業叩き上げの特攻中隊長が数字だけ作って社長や専務に収まってしまうような構図で、先進国の与党の有力者としてはちょっと・・・ですが。
鈴木組を作り上げるまでは本当に大変でしょうが、いったん出来上がってしまえばこんな楽なものはありません。よほどその上であぐらをかかなければ当分は安泰だったでしょうが最近は選挙区でも苦戦が伝えられておりましたのでそうでもなかったみたいです。
ムネオ氏としては経世会のドンになるまでは全力で駆け抜けるつもりだったのでしょうし、そのための弾の補充も絶対条件だったと思います。
>不正行為はともかく、「国会議員として今日の混乱を招いた責任を取れ!」と言っても、「私は**県**区選出の国会議員として、与えられた枠組みのなかで、選挙区民の生活を守るためにベストを尽くして参りました」と言われたらそれまでではないでしょうか?
本気でそう考え実行している議員は数えるくらいではないでしょうか。とくに与党の場合は。
>所与の制約のなかで、それなりに、一生懸命ベストを尽くした結果、適材適所が達成されず国益に合致しなかった、ということになると、本人が一生懸命であるがゆえに、一体何が正しいのやら・・・と。保身に汲々として利権にしがみついている偉い人が多いのは遺憾ですが、少なくとも個人レベルで意図的に亡国へと導こうとした人はきわめて少数派だと思いますので、ひときわそう感じます。
どこかで誰かがムネオ氏と立身出世に突き走る太閤秀吉をダブらせていた人がいましたが、言い得て妙でありました。ムネオ氏の場合は半分以上本気で経世会のドン〜自民党のドン〜最後に日本のドンという図式を描いていたのではないでしょうか。今回の一件が露見しなければ誰も本気にしなかったことと思います。そう外務省がまさかムネオ氏に篭絡されていたなんてことは。先ほどのニュースでいっておりましたが、外務省が本当のムネオハウスであったと。これが亡国になるのかどうか、しばし結果が待たれます。
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