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□投稿者/ 山口
- 02/10/29(火) 12:51 -
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>>核兵器を怖れるあまり核兵器除去と独裁者除去のプライオリティーを間違えないことが大事だと思う。前者は必要条件、後者は十分条件。
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> 政権交替や支配者の地位不安定を考慮に入れてみますと、彼らの軍備縮小は、日本にとって、最重要の一つであると思います。
> キューバのカストロ政権が安泰でも、キューバの核ミサイルが撤去されたことにより、米国は大きな安全を取り戻したことを考えてみるべきです。
たしかに史実の通り、キューバ危機回避で米国は目先の安全を得ました。
が、(1)核さえ持てばキューバのような貧国でも米国と政治的に互角に渡り合えることを全世界に示し、(2)独裁指導者はテロリスト的手法に自信を深め、(3)キューバを軸に中米・南米・アフリカの反政府運動へと発展していった。中長期的視野で眺めると、核兵器撤去を独裁者除去に優先させたツケは大きかったと思います。ぼくは軍縮(あるいは不良債権処理)は目的ではなく結果の一部分に過ぎないと思う。
>>ご指摘のように、ABC兵器は防衛目的というよりも政治的な自由度と発言力を高めるために有効で、脅しの後ろ盾になります。狂気の独裁者+核保有+ターゲットの政権がリベラル左派、の組み合わせで効用が極大化することは歴史に学んでいると思います。
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> この問題克服はやらねばならんですね。
イラク戦(フセイン政権の除去)をこの問題克服に向けたチャレンジであると位置づける見方があります。もちろんそれが動機の全てだとは到底思えませんし、また結果はやってみないとわかりませんが。
>>一昨日あたりから抵抗勢力が暴れ始めたナと思っていたら、裏で日常茶飯事だろうとおぼしきことが白昼に行われいきなり国会議員から犠牲者が出たようで・・・(合掌)。こんなこと書くもんじゃありませんね。阪和銀行副頭取や住友銀行名古屋支店長の事件を思い出しました。あの事件が一つのターニングポイントになり民間の戦線が崩壊したんですよねぇ。
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> もっとセキュリティー確保が行われて然るべきですよね。
> 追い詰められたら何をしてくるのかわからないものですものね。
国会議員の身分がありながらアレですから。よほど強力な政治的コミットメントと万全のセキュリティー対策、さらに現場レベルにおける決死の決意がないと、不良債権の処理なんて絶対ムリ。高レベルの放射性物質処理よりも致死率が高い仕事だと思います(苦笑)。
>>政治主導でカネを出さねばならないようなところには、口も出さねば駄目なのです(アケスケにいえば、人事にも介入せよということです)。
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> 大手銀行ですな。
> あと一部の官僚組織に、民間から実力者をヘッドにもっていくしかない。
官僚組織・・・人材の目減りが少ないので日産自動車のようにトップの入替えだけで良貨の潜在力を引き出し打開できる可能性アリ。
大手銀行・・・人材が大量流出しておりトップ層の入替だけでは不十分。一線の実務家層をある程度の単位で呼び戻す必要アリ。
特殊法人・道路公団等々・・・事業にポテンシャルはあり人材もいるが使えないシニアが多すぎる印象。トップ層の入替えに加えてノン・パフォーミングな人材の大量整理が必要。
・・・って感じですか?
最終目標は組織を動かしオペレーションを遂行する2〜3割のコア人材を、抵抗勢力マインドの持ち主からバリバリの精鋭に入れ替えること。自由経済・競争社会のもとでは2割の人がパイの8割を制するため、対外的な競争力を高める(ひいては赤字を解消させる)ために、その2〜3割が適材適所であることはきわめて大事です。
適切な人材配置と金融支援を組み合わせれば3年〜5年で軌道に乗ると思う。政治的介入で送り込んだトップ層はそこを花道に引退。・・・と、ぼくが日本の独裁者だったら迷わずそのように処置しますが・・・。でも、これって絵に描いた餅ですよねぇ・・・。
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