|
|
|
|
□投稿者/ 山口
- 02/9/30(月) 16:44 -
□URL:
|
|
|
|
本来なら「日本はどういう国を目指し、どんな国際戦略で挑むか」等々のグランドデザインの延長戦上に位置する各論です。今後の国際情勢を予測したうえで日本はこうすべしという私案はありますが、それはパスして朝鮮半島について思うところを書きたいと思います。
>1.北は破綻しますか?
>2.特別区構想は失敗しますか?
>3.特別区のトップ予定のオランダ華僑の人は、変な事したらしくあれでは「先行きが思いやられ」ませんか?
>4.援助するとしたら、北の政権が変わってからにするべきですか?
>4−A.援助するとして、食糧援助と経済援助のどれにプライオリティを置くべきでしょうか?
1〜4(一部改変しました)は全て「YES」です。当座の日本がすべきことは以前に5628さんが唱えた日本国内の工作員組織を含む拉致問題の徹底追及。
拉致問題は東アジア地域の冷戦が依然としてongoingだったことを日本人に悟らせた点で、米国民の9.11に匹敵するショッキングな出来事だったのではないでしょうか?世論が硬化するのは当然で、北朝鮮の現政権が従来のような「社会党的善意(苦笑)」に基づいた援助を受けるチャンスは極めて少ないと見ます。そもそも常任理事5カ国あたりなら(あるいは戦前の日本なら)あの事実を以って国交断絶・空爆モノなので。
国交正常化について、北朝鮮には急ぐに足る十二分な理由がありますが、日本にはそれが全くありません。北朝鮮については、アフリカ最下位レベルの最貧国の分際でGDPの約半分を軍事費に充てた上で飢えている(しかもノドンの照準は日本に向けられている)。住人がお気の毒だとは思うものの、ぼくにいわせたら貧困は自業自得です。
拉致問題が顕在化するまでは「崩壊後の北朝鮮処理を押しつけられる可能性が濃厚(by米国民主党勢力)諸外国に予防線を張ることが不可欠」を本線に考えていました。
http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=720;id=seiji
しかし現在の日本は「拉致問題はわが国にとって米国の9.11のような衝撃的な出来事だった。日本国民は深く傷ついている。」という本音を率直に語ることができる。それでもなお援助せよと言われても「御国はテロ国家を支援するのか?」という反駁できる。つまり欧米左翼を封じることは可能。
以上は日本型の進歩的知識人が顰蹙するところの「感情的アプローチ」ですが、大極的には大枠で次のように考えています。
北朝鮮情勢をオセロゲームにたとえるならば、4スミは米国・中国(+ロシア)・日本・韓国。この4つの白黒が決まれば、それ以外の白黒は北朝鮮を含めて自ずと決まります。
この4カ国で朝鮮半島を語る以上、論点は地域安全保障と復興費用分担の2点に絞られます。前者が決まれば大枠で後者も定まる。韓国大統領選挙・中国共産党大会の影響を見極める必要がありますが、現在は(米+日)vs(中+露)、そしてワイルドカードが韓という構図。朝鮮半島をめぐり中露にどう対処するか、米国のハラが決まればオセロゲームが始まります。
経済分野に関して日本の果たす役割は大きいです。(北朝鮮崩壊の前後にかかわらず)中露韓などが抱える現政権の北朝鮮債務を一切肩代わりしないこと。また戦後賠償はキチンと行い追加支援を大々的に発表して第二次大戦の補償にケリがついたことを内外に宣言する。この2点を軸に押しまくるべきだと思います。他ならぬ日本国民の血税です。先ず日本国民が納得する(日本国民の利益になる)使い方をすること、次いで真の意味で相手国にためになる使い方をすることです。
非常にざっくりとしたアウトラインですが以後の叩き台にでもなれば。
|
|
|
|
|
|
|
|