石野研BBS        政治問題


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  [935] Re(2):ちょっとキツイかもしれませんが・・・
  
        
  
当時のことがわからないのですが、オウム真理教による地下鉄サリン事件の後、日本で5628さんが述べられたような議論・考え方はあったのでしょうか?もちろん昨年のテロと異なる面は多々ありますが(国内法でケリがつくかどうか等)、たとえば、アルカイダ=オウム真理教、サウジアラビア=某共産国家、クリントン時代の兆候=坂本弁護士事件、等々オーバーラップする部分も多々あり、同じくらい全世界を震撼させた事件だったと思うのですが。

「彼らには彼らの論理があり・・・」「もっともっとオウムの世界を尊重し・・・」などの建前リベラル的な寛容さは無かったように見受けられました。


> まあ、報復は仕方ない。
> だが、クリントン時代から、ラディンの脅威は把握していたというし、予兆は沢山あったし、その一つにでも気づいていたら、ああまではならなかったようです。
> ただ、あの時から、アメリカはイスラム世界に深く関与しなければならなくなったわけであり、もっともっとイスラム世界を尊重し、互いに良い影響を及ぼし合える対等なパートナーシップを築かない限りは、テロを収束させることは不可能でしょうねえ。
> しかし、彼らにこのことが、本当に分かっているのでしょうか?
> 悪の枢軸呼ばわりするのは勝手ですが、彼らには彼らの論理があり、それでそこの社会が成り立っているわけで、そこを排撃していると受け取られるような行為をするのは、将来的にも非常に危険だと思います。


日本は石油利権や宗教問題とは無縁な「極東の傍観者」「アラブに無関心な唯一の先進国」「自国の本土防衛以外に一切関心を示さない国」というステイタスを維持できると思う。その島国根性を極力維持すべきです。ひょっとしたら(戦況がベトナム戦争的に推移すれば=最悪シナリオ)戦後処理や和平交渉で出番が出てくるかもしれない。また将来、不運にして第三国のテロ・攻撃などで日本が被災した場合、報復・反撃の大義名分が際だつ。

米国はケシカラン・・・とは外野のだれもが思う自明のことだから、そんな叶わぬ不平不満を語るより、和平・仲裁のあり方や新しい世界秩序にスケールアップできる議論が大事になると思う。すでにガルフ・ウオーは始まっているだから、和戦の議論はもはやtoo lateです。

戦局がベトナム戦争化するシナリオのもとでは、在日米軍の空洞化→極東軍事バランス・地政学的絵図の変化→日本の防衛力強化(好む・好まざるに関わらず)、を余儀なくされる展開も考えられる。日本サヨク・・・という表現は失礼なので“日本の進歩的知識人”と改めますが、そういう人たちの従来の考えは、傍目にみれば極楽浄土に咲く花というか、失礼ながら日本の領空海を一歩踏み出して現実に直面したら最後、通用しなくなる。アメリカが勝てば良し、そうでない場合・・・、地に足がついた議論を願っています。

アルカイダなどかつてアメリカが支援した主体が、国際情勢の変化に伴い牙を剥くケースは少なからずありました。日本の場合も、近隣の援助国のなかには、遺憾ながら日本を仮想敵国視して軍事力強化に邁進する国があります。だから援助を即刻ヤメヨとは言いませんが、援助のありかたや援助する対象など、アメリカの失敗は日本にとって他山の石になる思います。


> 今度は本当に、原子力に関連する攻撃とか、毒物攻撃を仕掛けてきかねません。
> 彼らは、昨年の世界史に残るほどのテロを、何年も考えに考えて、周到な準備をして、行った連中なのですから...
 

万が一、本当に万が一ですが、有事が起きて音信普通になっても(苦笑)とりあえず言い残したことはない・・・かも(爆)。昨年来、わが人生において想定したことのない危機ゆえに最善の対策を施しており、なにが起きようと乗り切ってみせる所存ではありますが・・・。

テロを意識した生活を思えば不況はナンボかマシだと感じます。そう思えば「やはり日本も捨てたものではない」と感じる方々もおられるでしょう。小さな自信を積み重ねていけば復活の糸口は必ずやつかめると思う。
 
  
  
  
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