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東京など首都圏における(関西その他の事情はわからない)治安悪化の一因は、暴対法などでヤクザを駆逐・撲滅してしまったことにある、という個人的仮説があります。不覚ながら、ことここに至って日本ヤクザが治安維持に果たしてきた功績は真面目に評価せざるを得ない。表の警察と裏のヤクザが車の両輪のようにかみ合い「世界一安全なニッポン」が支えられてきたことが図らずも証明された感があります。
その後、日本ヤクザの地位をテイクオーバーしたのは中国人他の不法滞在マフィア。言葉はもちろん日本の常識が通じない連中です。裏秩序が裏権力もろともひっくり返り、表権力のみで片肺飛行するとしたら・・・、パワーバランスが崩れて世の中は不安定になるし、表権力のアングラ世界への関与も増えるし、発覚すればマスコミに叩かれ、そしてなにより肝心な犯人がつかまらない。
個人(小集団)レベルで対処するなら、高級住宅街を作って周囲を高く厚い塀で囲み、住民税にモノをいわせて派出所を招致、さらに地域で民間警備会社の最新システムを入れて個人でもフルサービスを受ける。夜は常にタクシーで移動。治安情勢の極めて不安定なスラム街には絶対に近寄らない。最悪の場合、被害者ではなく加害者になる決心のもと護身用のモノを携帯する。・・・と、ここ10年の変化が次の10年で加速する場合、一昔前のアメリカや発展途上国で暮らすような未来図が浮かんできます。
治安の悪化はリビング・スタンダードの低下に直結します。また国際的に割高な地価を正当化する要因が一つ剥げて不動産価格はさらに下がり、ひいては国富が失われる。資産を無難に相続させたいと願っている小金持ちの老人たち(ぼくは日本はこの層の意思で動いていると思っている)の努力もかなりの程度までオフセットされる。
対処。ジュリアーニ前NY市長のような強力なリーダーシップのもとで警察を大増強するか、あるいは時計の針を戻して民族系アングラ勢力の復活させるか。大枠で2通り考えられ、どちらのオプションを採用するにせよ市民のマジョリティーがサポートすることが不可欠だと思う。いずれも最終目標はアングラ社会の「平定」。
他に妙案はないものでしょうか?
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