|
|
|
|
□投稿者/ 山口
- 02/8/20(火) 15:57 -
□URL:
|
|
|
|
> うーん、他の国の恨みを買いまくるのが「国益の最大化」になるんだろうか。短期的には良いかもしれないけど、長期的には損なような。「国益」というのは、そんなに固定した自明のものなんでしょうかね。
着地点を考えずに突撃するほど愚かかどうか、賢明なるsanyonさんなら十分想像できるでしょう。メディアは報じていないと思いますが勝利を前提にした戦後処理の議論は進んでる。
膨大な戦費を投じて血を流す以上、短期ベスト・長期ワーストの政策オプションはありえません。もちろんここでいうベストとは、best for US interestsですが、、、。
> 職務に忠実であろうとすればそうなります。それに国益にしろ県民益にしろ、住民の利害が一枚岩でない以上、何をもって益とするかは、微妙な判断になると思います。
たしかに微妙な判断ですが、そう言ってしまうと永遠に「微妙な判断」のままですから、ここは仮説を示します。あんまり自信ないですが・・・(笑)
先ず、指導者が民主主義の多数決ルールで決まるとすれば、選ばれた者が支持者にロイヤリティーを示すことで最大多数の利益が達成されますね?実際には投票率50%の過半数として、4人に1人の利益ですが、、、。
次いで、あぶれた残り4分の3はどうするか?(1)ひたすら嘆く(2)野党支持に回りかすかな発言権を行使する(3)オポチュニスティックに立ち回る、の3通りでしょう。政治系BBSの発言として遺憾ながら、個人的には(3)のオプションを選択します(爆)。
> 米国リベラルもブッシュ政権も目クソ鼻クソだということですね。
> ですから、やっぱりブッシュ政権は鼻クソじゃないか、と申し上げているわけで・・・。
ですね。ブッシュを擁護しているわけではありません。
> さらにこの問いには、「米国リベラルが政権を握らなければ経済危機も起こらず、日本の中高年や途上国の人々も死なずに済んだ」という前提が必要です。山口さんはこのあたりの分野が専門のようですので、「米国リベラルは札束で人を殺す」という実感を疑うつもりはないんですが、話題が話題なので念のため。
「米国リベラルが政権を握らなければ(97年以降の途上国危機や日本の深刻な金融システム危機などの)経済危機も起こらず、日本の中高年や途上国の人々も死なずに済んだ」という命題は仮説・前提ではなく“事実”。当時の支持母体を考えたら自明です。これは一ビジネスマンとしての現場意見ですが。
つまり、核ミサイルのボタンを押したら万人単位の死人が出るのと同様、ウオール街でまとまった数の売りボタンを押したら、小さな国家・業界・企業は一夜にして危機に瀕し、万人単位の雇用が脅かされ、何人かは首を吊る。連打したら・・・効きますよ。
ウオール街に匹敵する高給取りの弁護士軍団が大挙して特定勢力を狙い撃ちしても、同じく高給取りのメディア関係者がお手盛りでプロパガンダを流しても、同じような結果を得る(メディアに関しては日本も同様では?)。どの業界も一応の大義はいわゆるリベラリズムで、ろくろくGDPには貢献してませんが、高給取りです・・・というより、高給取りでした(爆)。
ミサイルのボタンは滅多なことで押せませんが、売りボタンなら何回でも押せるし、訴訟なら何枚でも書けるし、ウケそうな番組・記事ならいくらだって作ります(苦笑)。
つまりは、そういうことです。
|
|
|
|
|
|
|
|