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□投稿者/ 山口
- 02/8/12(月) 14:50 -
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> にしても、右も左もイスラエル支持というのはピンと来ません。日本では、右も左も極端に行くと反米ですが。
ぼくもかつてはピンと来ませんでした。ユダヤ系移民が多く、かつ戦争に負けた経験がないキリスト教徒が多ければ、そういう状況になります。ヨーロッパでイスラエルに批判的なスタンスが多いのもそのためです。
> 理想主義・空想主義に走る割に、目の前の問題への対処はきわめて現実的なんですよね。実に、興味深いお国柄です。
> にしても、価値観は内向き、力を前面に出して外に対するという、今の路線には危うさを感じます。ほかの国に迷惑なだけではなく、長期的には米国の利益も害するのではと危惧しています。
どの国もそうでしょうが、国益の最大化は大きな政治目標です。
余談ですが、別スレッドで話題になっている田中康夫氏にそのマインドを期待できるか否かにはクエスチョン・マークがつきます。そんなことドーデモイイじゃん、と思っているのだとすれば、在野で作家を続けられたほうが世のため人のためになると思う。ま、長野県民じゃないからどうでもいいのですが。
ところで、ぼくがいわんとしたことは、あこがれの米国リベラル勢力も、現在のブッシュ政権も全く同質・同根なのだ、ということ。前者の決戦兵器はドル(財務省=ウオール街=メディア)、後者は軍事力(国防省=軍事産業=諜報機関)。かたやグローバリゼーション、かたやフリーダムという美辞麗句を振り回し、対外的に力を行使していることになんら変わりはない。
今次の戦争でどれだけの人命が失われるかはわかりませんが、振り返ると、リベラリズムを旗印にしたグローバリゼーションの破綻で起きた(主に途上国の)経済危機でどれだけの人が死んだでしょうか。現在のパレスチナ紛争・アフガン戦争の比ではありません。90年代後半以降の日本の自殺者もそう。軍事衝突こそ起きませんでしたが、毎年日本軍の1個師団が戦場に投入されて全滅するに等しいわけで。
軍事力を行使して10万人殺すのと、ドルの威力を行使して10万人殺すのが、同じなのか、それとも違うのか、ということです。
イメージ的に違うと思えばリベラル勢力は一味違うということになり、実質的に同じだと思えば同質・同根だという結論になる。こんなことばかり言ってはいけないのでしょうが、これまでの経験から、被害者には目もくれず凶悪殺人犯の人権擁護にひた走るのが典型的な左派的思考だとぼくは理解しているので、拡大解釈すれば両者は全く別物だという結論に直結しかねないのがちょっと・・・と思っているのですが。
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