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国際刑事裁判所構想に反対、国連人口基金脱退、国際拷問禁止条約にも反対。
戦争や貧困の惨禍を少しでも減らそうという多国間の努力を、見事に無にしてゆきます。
先日の朝日新聞には、こういう動きはブッシュ政権が共和党右派を基盤にしているからだという記事が出ていました。そのうち特にキリスト教ファンダメンタリストが、国連人口基金脱退を中絶反対の立場から主張していて、ブッシュ政権がそれを受け入れたんだとか。で、そういう宗派の人のインタビューも載っていたんですが、うろ覚えですが「米国は神の崇高な意志を実現するために建国されたのだから、ほかの国に安易に同調してはいけない」などと書いてありました。ブッシュ一派が政権を維持するには共和党右派の支持が必要だが、そのため米国主流の中道勢力が、ブッシュ政権から遠ざかるジレンマが起こっていると。
権力者が、票目当てで不寛容な宗教団体と手を組む。その結果、国を誤る。
日本だけではないんだな。
ブッシュ政権は日本には「友好的」なんだそうですが、どうも、素直に喜べないんですよ。わがまま勝手なマッチョ男が、自分の言うこと聞いてくれる都合のいい女をチヤホヤしているようで。イラクみたいに気に入らない国をぶちのめそうとしているのを見ると、「言うこと聞かなきゃアタシの事だって殴るんでしょ?」てな気になります。それに、ワールドコムをはじめとするバブル崩壊をみると、「筋肉モリモリだけど、ドーピングで内臓傷めてるんじゃないの?」「意外とすぐ寝込むかも。あちこちで嫌われてもいるし、ホントに付いてって大丈夫?」てね。
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