|
|
|
|
□投稿者/ 山口
- 02/7/17(水) 16:41 -
□URL:
|
|
|
|
はじめまして、山口@NYと申します。
その本を読んでいないので、ピントが外れているかもしれませんが・・・。
>「日本統治は日本の侵略ではなく韓国人が選択した」「日本時代は私たちにとって祝福だった」「歴史を歪曲しているのは日本ではなく韓国だ」「竹島は日本の領土」などと言う事を書いて出版したのが韓国生まれ韓国育ちの若い韓国人だったのです。韓国政府と一部日本の政治家にとっては大きなショックでしょうが、韓国に対して嫌悪感を持っていた一般の日本人にとっては勇気と誇りを取り戻して呉れる何か得難いものを手に出来たと言う気持ちがします。韓国と北朝鮮合わせて人口が何人なのか正確なことは判りませんが、その中で日本の歴史を正しく認識し日本人を理解してくれる韓国人がたった一人でも現れたという安堵感のようなものが得られたという感じです。
ぼくの理解では、日韓併合は帝国主義時代にロシアの再南下を意識して防衛ラインを北に進めただけの話し。それ以上でもなければそれ以下でもない。だから現在のように朝鮮半島にまともな軍事力が存在することは好ましいことですよ。ところで、過去の歴史はどうあれ、現在の日本に好意を持ってくれているコリアンは結構います。当然でしょう。大事なのは過去ではなく現在・未来ですから。
「日本統治は日本の侵略ではなく韓国人が選択した」「日本時代は私たちにとって祝福だった」は、右寄りのぼくの目線からみても、言い過ぎです。バブル全盛期に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」なる本が出版されたことが思い出される。そのときも大衆レベルでは「その通りっ!」「アメリカ人もやっとわかってきたナ」などの見当違いなリアクションが多かった。だれにも自尊心はあるのですが、どこの国の人であろうとホンネで自国をそこまで卑下し他国をそこまでヨイショする人を、ぼくは全く評価しないし信用もしない。ぼくみたいに非居住者として外国から放言するならまだ話しはわかりますが(苦笑)、著者は本国の在住者でしょう。
「アメリカの沖縄占領、旧ソ連の北方領土占領は日本人が選択した」「米軍による占領時代は幸せだった」などと思う日本人、いますか?そう思える人だけが今回の本にシンパシーを感じればいい。
荒廃のなか、二度とあんな無様な思いをしたくないという思いから日本の復興は始まった。コリアに足りないのは、そういう、安易に列強各国の侵略を許した祖先の脇の甘さに対する内なる反省。主語は「日本は・・・」ではなく、「コリアは・・・」でなければならない。極右反日コリアンも今回の極左親日コリアンも、その思考経路が見事に欠けていると思われ、右も左も甲乙つけ難いくらいに発展性がない。
今回のコリアンを見て感じて欲しいことは、わが国の亡国的な迎合サヨク(あるいは熱狂ウヨク)が外国人からはそう見えるということ。少なくとも相手国の保守層は心底ではその種の人物を軽蔑する。わがままな意見ですが、ぼくは万が一、彼が日本への政治亡命に成功したとしてもあまり歓迎したくありません。
>日本国民がこぞってこの韓国人を温かく迎え入れる事が出来るように政府は速やかに氏の亡命申請を受け入れるべきです。
コリア本国で隠れキリシタンのような立場に置かれている(と思われる)良心的な親日コリアンが動きやすくするような努力が何事にも優先されると思う。民族意識を丸出しにした人たちが声を上げても進展は期待できないでしょう。日本海に蜜月をもたらすためには、多くを語らない良貨にこそ注目し、そこを大事にすべきだと思う。
外野からのぼくの観察では、ワールドカップを境に日本のアンチ・コリアな人々の数は明らかに増えた。
国家レベルでは形式的な友好国でも、国内に在日問題を抱え、これまでだって庶民レベルでは明らかに好きな国・好きな民族ではなかったわけで、折からの不況の影響もあり、反韓国・反北朝鮮感情は戦後最高のレベルまで高まっているように見受けられる。その感情に火がついたら取り返しがつかず、もしも断交すれば、現在の国力からして南北コリアのほうが失うものは遥かに大きい。今回の著者が、そこまで読んで日本にアメ玉を投げたのだとすれば、それは非常に愛国的な行為ですね。もしもそうだとすれば、ぼくは一定の評価をしたい、という心境です。
|
|
|
|
|
|
|
|