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>一方で介護の問題は依然として緊急焦眉の問題であります。
これはもう患者・家族双方に訪れた不幸であります。介護保険が導入されて何が変化したのでしょうか。負担が増えただけで実質的な中味は何も変わっていないと感じております。なんと不幸な時代なのかと嘆く人たちは多いと思います。
ぼくは30代、両親は60代・50代、義理の両親はともに60代です。親たちは知る由もありませんが、去年帰国して兄弟で会ったときに偶然そういう話題になり、「オイ、これまで考えたこともなかったけど、いざとなったら一体どーするよ?」という話しになったのです。「うーん・・・さて・・・」と一同で腕組みして絶句するより他にありませんでした。親の意向は聞いておりませんし、まだ先の話しだとは思うのですが、絶対に避けて通れない問題だと腹をくくってます。とにかく万が一なにかあったら、幸い親の数より子供の数の方が多いんだから、みんなで力を合わせてできる限りのことをしよう、なんとかするしかないよ、という意味不明の結論に至ったのですが。ぼくは外国にいるし、妹ばかりに負担をかけるわけにもいかず、義理の親になにかあったとき妻がノホホンとしているわけにもいかず。
個人的にはベストソリューションに近いと思われる腹案はあるのですが、実にバブリーで相当の予算を必要とする壮大なプランのため、肝心の実現可能性が・・・。
普通の家事なら、たとえば香港のようなスタイルで、フィリピン等から移民を迎えて食費込み・月数万円でメイドをお願いするという手もあると思うんですが、言葉・文化・慣習の違いを考えると高度な意思疎通を必要とする介護で移民は到底無理でしょうね。さりとて現有の日本人勢力だけで支えようとしてもマクロ的に見ると押し潰れてしまいそうで・・・。特に女性が。洗濯・掃除などだれにでもできるような家事だけでも人件費の安い移民で対応できるとだいぶ違うとは思うんですが。うーん、やっぱり難しいですね、これは。
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