|
|
|
|
□投稿者/ 山口
- 02/6/28(金) 13:48 -
□URL:
|
|
|
|
> 韓国系アメリカ人の間にもそのような見方が広まっていたとは知りませんでした。
彼らは迷わず米国シチズン取りますから。在日の人たちに比べて現地に一歩踏み込んだスタンスになると思います。
彼らいわく、大抵のコリアンは渡米後に大ブレイクする(笑)。むろん本国の人たちから異端児扱いされるんだろうなーという自覚はあるそうです。わかりやすくいえば、「ガチガチのシガラミ社会から解き放たれて自由の国のアメリカにやってきたぜい!Yay!!」というノリ。ぼくも今のスタイルを日本に持ち込めばTPO次第でサンドバック状態だと思うので(笑)、彼らの言わんとすることは理解できます。
彼ら・彼女らは「日本の戦争責任は・・・」なんてインネンを一切つけてきません。本国で言ったら刺されるでしょうが「“そんなこと”気にしてないから」っていう人が多い。少なくともぼくの周囲は。でもぼくが日本を思うくらいに彼らはコリアのことを思っています。大マジメな人たちを侮蔑・揶揄する意図は全くありませんが、本国同士のイザコザや戦争カードは、動物園の猿山のナントカ・・・、または日韓古典芸能、あるいはアントニオ猪木vsタイガージェットシンの遺恨カード(笑)、みたいな形で未来永劫定着するのではないか?と。半分ジョーク、半分マジメな話しとして。
> 未曾有の経済危機を国を上げて乗り切った韓国にはいま自信がみなぎっております。対する日本は先進国のお荷物といわれるほどどん底経済にあえいでおります。
何事も結局はフォーカスできるかどうかの違いだと思います。コリアには日本という努力目標・手本がありますが、日本にはそれがない。コリアは少なくともあと10年は日本の真似をして走れますが、我々は前人未踏のフロンティアを開拓しながら進まねばなりません。なぜなら90年代を通じて国家としての日本は(明治維新以来の)挑戦する側から、挑戦を受ける側に回ったからです。
いろいろな国の国情・メンタリティーを深く知ることは大事で、中国大使館の事件や今回のW杯は、ある種の理解を深める格好のケースを提供したと思います。シンドイこともありますが、all or nothingではなく、相手をよく知り、受け入れられる部分をセレクティブに受け入れていくことが、各国の挑戦を受けながら国際社会をしたたかに生き抜く要諦だと思います。
汚れた世界を見過ぎたからでしょうか、サッカーに関するさまざまな話題はさもありなんと思う程度です。韓国は(創価学会の選挙運動のように)国家を挙げてひたすら勝利を目指し、我々は武士道の精神で(自民党議員の後援会のように)各個バラバラに挑んだということ。勝ち負けに対する国家としてのフォーカス・集中の度合いが違います。管理人さんが感じておられる「武士道」は、外国では時間を費やしても伝わる人にしか伝わらないかもしれない。でも、個人的にそういうスピリッツは美徳とし、大いに誇りとするところです。
忘れないうちにトルコ戦の感想をいえば、トルコチームを敵ながらあっぱれだと思いつつも、「日本はODAカードを切らなかったのか!?」と(苦笑)。資金配分基準などあってないようなもので、2回工作すれば日本もセミファイナル進出。三位決定戦は口うるさいEU諸国が冷笑するなか史上最悪の泥仕合になった可能性もあり・・・。ODAが出たらバレバレで、天罰が当たることは必定(笑)。コリアなら許されても日本なら許されないことがあります。レフェリーが買収されたとして、南米人なら驚かれず欧州人なら驚かれるのと同じこと。トルシエ監督じゃないですが、きれいなプレーに徹し、海外では強くなったと評価され、みなさん先進国にふさわしいホスト国ぶりを示され、ぼくは日本の国情に沿った良いイベントだったと思いました。アメリカでは、日本人はアメリカ人並みにサッカーに無関心だと思われていた向きもあり、「お互いに大健闘したよな。次回も頑張ろうぜ。」と激励された(笑)。
決勝戦はブラジルを応援します。勝って大いにフィーバーし、足もとの金融危機を吹き飛ばして欲しい(笑)。そんな利害を持ち込むところからしてサッカーファン失格かも(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|