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>こんにちは。
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>徹底的な事後処理(敗戦処理)が大事であるとのご意見には賛成です。が、我々は一体なにに対して怒ればいいのでしょうか?
山口さん、こんばんわ。
怒りの対象ですが次の二つとなります。
第一に諸外国に日本国の外交能力がゼロに等しいことを今回も改めて証明してくれた外務省職員たちの功績に対してであります。これほど危機管理能力が欠落しており国を代表するという気概もプライドもない状況はもはや省内上げてのどうしようもない伝統なのだろうと思います。
第二にそこまで自国の面子にこだわり、隣国・日本国のプライドがいかに貶められようともなおかつ「ウィーン条約に合致している」などと強言で押し通そうとする中国政府の横柄な態度へであります。
>中国に限らず、共産国家・途上国にはああいう体質があるのです。そういう国際常識を前提にぼくの感覚をいえば「やったほうより、やられるほうがダンゼン悪い(というよりマヌケ)」。第二次大戦とて同様で、侵略するほうにも問題は多々あったのでしょうが、侵略されるほうにも他国に主権を奪われるに足る脇の甘さと力不足があったのです。
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>9月11日のニューヨーク総領事館のサイテーだった対応を振り返り、今回の舞台が(おそらくはNY拠点に比べてヒト・モノ・カネの全てに劣る)中国拠点であることを踏まえると、あれは全く驚くに値しません。生々しい映像が放送されてようやく本国の方々も悟られたようで良かったと思います。
首都・北京より遠く離れた旧・満州のシェンヤン。ここに勤める総領事館職員の気持ちは第一線の大使館勤務に比べておそらく一種の都落ちのような気持ちがある反面、地方都市の気楽さがその気持ちの底辺にあるのだろうと推察します。しかしここは地方都市といえどもその人口は日本の大阪などの楽に2倍以上はゆうにある中国有数の大都会であり、かつ一大工業都市であり、かつまたロシア・朝鮮方面の貿易の拠点であります。そして北朝鮮難民(?)の亡命事件が多発する緊張感の漂う都市であります。それを思えば領事館職員の緊張感はおのずから高まっていたはずであります。然るにこの低たらくは一体何をかをいわんや!であります。日本だけが北からの難民の駆け込み寺としての対象から特権的に外されていたとでもいうのでありましょうか。これはもう理解不能であります。
>ナメられている大使・外交官を本国に引いても政治的効果など期待できず、共産圏相手に小手先の屁リクツは通用せず、また外交にはラスト・ワードはあってはなりません。ショーを演出した人たちの思うツボです。
再発防止の意味合いで該当する職員たちを再教育することは当然のことであります。また、ほかの海外勤務の外交官等に類似事件防止のために必要な教育を受けさせることは独立国として全くあたりまえのことです。
外交交渉にあたり必要なことを相手国に告げることはこれもまた当然のことであります。たとえ相手国が中国であろうとも米国であろうともかわりはないです。こんなことくらいで相手国が切れるとは常識的には考えられません。大使召還程度で中国が変わるとも思えません。しかし日本の主張が言葉だけでないことが相手国にも理解されるだろうと考えます。
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>日本政府は日本国民の生命と財産を守るために存在するという原点に返り、脇を固めることです。願わくば、諜報力強化・情報分析能力強化・防衛アタッシェ強化・在外公館職員の質的向上(日本国へのロイヤリティーが高い人材で固める)を軸に据えた組織・制度改正。
>http://notec.s6.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=138;id=seiji
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>中国に対する抗議は政治的ポーズとして続行しつつ、内なる怒りは政府・外務省に向けるべきでしょう。エモーショナルな感情は内なる心に秘め、強く、そしてしたたかに生きるべきです。
これら一連の事後処理の中で実地にて外務省改革と再建を進めていく必要があると思います。そしてあくまでもトップダウンで推し進めていく必要があります。交渉のための特使派遣にしても事務方高級官吏クラスでは荷が重過ぎ無駄な時間が費やされるだけでありましょう。せめて外務大臣クラスが首相の親書を携えていかなければ交渉上手な中国に到底通じることはないでしょう。たとえ川口外相が非力であったにしても、その肩書きと首相の親書が一定の効果を生んでくれるものと考えます。小泉さん、そのくらいやってくださいまし。
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