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  [220] 北方四島については・・・
  
        
  
>それはその通りです。確かに別物です。が、一方で人間には感情があり、その能力を存分
>にふるうことにシンパシーを感じるか否かは性格に依存するところも大であると思います
>。それが良いか悪いかではなく、人間はそういうもんだという前提で考えるべきなのでは
>ないでしょうか。もちろんこれには国民性もあるでしょうが・・・


そういう前提で考えているがゆえに、低次元のスキャンダルがリークが後を絶たないのだろうと考えています。もちろんヒトは感情の生き物なので、感情オリエンティッドでも良いと思います。しかし、ヒトである以上、時間とともに進歩すべきである、というのがぼくの考え方です。

ある程度クールな視点を持たないと、このままでは、今回のような三面記事ネタで徒に時間が空費されてしまう、あるいは去年の参議院選挙のように、改革を連呼した首相を支持したつもりが大同小異の抵抗勢力を大量当選させてしまったといった、日本にとって自殺行為的な現象が後を絶たないように思う。


>>世論の力で矯正可能なのは後者の倫理・道徳面「だけ」です。
>
>現状でも「リコール」制度というのが存在しますが、これも世論のひとつと考えられなく
>もないですね。これも否定されますか? 国会議員に対するリコール制度は存在しており
>ません、が、裏を返せば議員にはそれだけきびしい自己規制が要求されているともいえる
>わけです。


過去のリコールの事例と国会議員のスキャンダルはネタ的に同次元のものだと思います。三面記事ネタの範囲を越えるチェック機能は世論の手に余ると考えています。

議員には、倫理を守って清廉潔白に頑張れば頑張っただけ見返りがある、というシステムが確立されていないように見えます。だれもがお金の苦労はしたくないから、プラスαの収入を得んとすれば、有権者が望む本業から必然的に離れざるを得ない。たとえば、辻元さんのように渦中の人としてテレビ出演するとか(余談ですが、今回彼女はギャラ等をいくら貰えたんでしょうネ?)。それが自然の理だと思います。

自己規制のスイッチは世論を強く意識して初めてオンになると思う。それは、父親あるいは教師が怖いから素行が保たれる生徒の図式に近いと思う。現状では意識されていないということです。となると、荒れている学校と同様、水は高いところから低いところにしか流れないでしょう。


>>有権者には議員を選んだ責任があるのだから、リーチが届く倫理・道徳面を適宜監視し、今回のような事態に陥るリスクを引き下げる責任と義務があるように思う。一連の騒動は、親が子供の非行を黙認し続け、刑務所に入ってから激怒する絵に近いです。世論が自分の馬鹿さ加減を誤魔化すために暴れているようにも見える。
>
>これは少し違うのではないでしょうか。山口さんは海外におられたようで、鈴木議員が
>離党に至る経緯をご存知ないようですが、当初はパッシングはあったものの、線香花火
>で終わるだろうとみたれていたのです。その流れが一気にかわったのが、北方4島不用
>発言の発覚からです。山口さんの有能・無能論風にいうなら、選挙民は鈴木氏の地元への
>利益誘導能力を高く評価していたが(したがって、だからこそ少々の倫理悪はまあしょ
>うがないと許容していた)、その能力に疑念をいだき、実は自分本人に対する利益誘導
>能力に長けていただけなんではないか?と、党も含めて考え出したわけです。
>このことが決定的な流れを作り、後の外務省リークはおまけみたいなものです。


「日本の国益」という視点から、北方四島不要論は前向きに検討する価値があると考えています。ソ連が崩壊したいま、2〜3世代が根付いた異国民を追い出し、寒冷地に位置するあの四島を奪回する戦略的・経済的価値がどれほどあるでしょうか。

ぼくの見たところ、北方四島がどう転ぼうと、国民の9割以上の大勢に影響しません。ゆえに国益だと考えます。北方四島は沖縄ではありません。

真っ向勝負すれば“他国”との正面衝突は必至でしょうが、もしも、もしもですが、北方四島放棄のバーターで、たとえばシベリア等の油田開発にコミットでき、ウラジオストックまでパイプラインを引くことができたらどうですか。そのほうが日本の国益にかないます。周辺の最大市場は日本ですし、自前のエネルギーのソースを確保することは前世紀からの悲願だったはず。さらに、日本海地域で経済圏ができるかもしれないし。魚が足りないなら輸入したら良いと思う。どのみち、世界中の質のいい鮮魚は、油と違って自ずと築地に流れるのでしょうから。

鈴木氏の真意は測りかねますが、あの選挙区から出た自民党の有力議員の発言だからこそ、重く受け止めるべき発言だとぼくは考えましたが。
 
  
  
  
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  [222] Re(1):北方四島については・・・
  
        
  
何点か反論がありますが、一番問題と思うところだけコメントします。

>2〜3世代が根付いた異国民を追い出し、寒冷地に位置するあの四島を奪回する戦略的・経済的価値がどれほどあるでしょうか。
>
>ぼくの見たところ、北方四島がどう転ぼうと、国民の9割以上の大勢に影響しません。ゆえに国益だと考えます。北方四島は沖縄ではありません。

これは相当問題の多い発言と思います。もしもこの理屈がとおるとすると

1.国境というのは既成事実を作ったほうが勝ちという前例を作ることになる
2.そこが国家利益となるか否かという点で国境を考えるなら今の世界地図に
おける国境などぐちゃぐちゃになる。

という点において私は全く賛成できません。
 
  
  
  
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  [223] 追加:Re(2):北方四島については・・・
  
        
  
例えば・・・

イスラエルに対し、2倍の面積の国家を「肥沃な『他の』場所(聖地エルサレムとは
縁もゆかりもない遠く離れた場所)」に確保してあげるから
戦争はやめよという提案が通ると思いますか?。
1.紛争はなくなる
2.資源は豊富だ
3.国家面積は増える
山口さん理論でいけばいいことばかりですよ。

仮にイスラエルでこういった提案したら嘲笑を買うだけでしょう。あまりにも人間の
土地に対する感情がわかってないのではないでしょうか。
 
  
  
  
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  [254] Re(2):北方四島については・・・
  
        
  
>何点か反論がありますが、一番問題と思うところだけコメントします。
>
>>2〜3世代が根付いた異国民を追い出し、寒冷地に位置するあの四島を奪回する戦略的・経済的価値がどれほどあるでしょうか。
>>
>>ぼくの見たところ、北方四島がどう転ぼうと、国民の9割以上の大勢に影響しません。ゆえに国益だと考えます。北方四島は沖縄ではありません。
>
>これは相当問題の多い発言と思います。もしもこの理屈がとおるとすると
>
>1.国境というのは既成事実を作ったほうが勝ちという前例を作ることになる
>2.そこが国家利益となるか否かという点で国境を考えるなら今の世界地図に
>おける国境などぐちゃぐちゃになる。
>
>という点において私は全く賛成できません。


1は世界史にすでに多くの前例があり、2のケースは過去にも現在にも求めることができます。たとえば油が出る「南沙諸島」や金の成る木ともいえる「台湾」です。

あえて問題発言を繰り返しますが、これらの島にマダガスカル島やモルジブ諸島くらいの価値しか認められなかったらどうだったでしょうか。話題にすら上らなかったでしょう。本来ならば北方領土もマダガスカル・モルジブ級で、間違ってもエルサレムのような戦略的価値や台湾・南沙諸島のような経済的価値は認められないでしょう。そんな島にロシアがこだわるのは、対日カードで使えばカネが引き出せるとでも思っているからでしょう。

もちろん日本は未来永劫、北方四島の領有権を強硬に主張し、返還を求め続けるべきです。
しかし、戦後50年余を経て戻ってこなかったものが、従来通りのアプローチで今後50年のあいだに返還されるかも・・・なんて夢みたいなことを、まさか本気で思ってないですよね?
未来予想には不確実性が伴いますが、ぼくの感覚および国際常識に基づけば、北方領土が今後50年以内に返還される可能性は限りなくゼロに近い。いや、ゼロだと言い切ってもいいくらいです。

宗男さんに落ち度があったとすれば、与党のきわめて有力な外交族(当時)という立場もわきまえずに、一人のヒトになって率直なホンネを語ってしまったこと。政治家としてそこが不適切だったとは思います。
ぼくも鈴木氏に習ってホンネをいいますが(笑)、北方領土は未来永劫返還されない前提で、中国・韓国などの教科書問題や靖国問題に見られる内政干渉のテクを見習って外交カードとして磨きをかけ、対ソ交渉でオフェンスに回るときの切り札として温存し続けるべきだと思う。それが日本の国益をに資すると思いますし、相手は共産圏ですからそうでもしないとモトが取れません。

力が正義か?それとも正義が力か??プライベートな人間関係では常に後者でありたいと思っています。しかし歴史をひもとけば国家間のおつき合いはやはり前者でしょう。
 
  
  
  
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