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  [167] Re(10):辻元議員の場合
  
        
  
はじめまして。
私も「サイコのみかた」さんとほぼ同様の意見です。

どうもこの掲示板で最近いささか気になる論調があって、
何か「能力ある人は多少の違法行為はいたしかたないのでは」と受け取られれかねない
論調が一部にあるように感じられてしまうのです。
もしそうだとすればこれはきわめて危険な考え方だと思います。

辻元氏は有能かもしれないし、鈴木議員もある面では変えがたい能力の持ち主といえなく
もない。がそれと断罪とは別ものです。
「あいつはできるから大目にみよう」とか
「あいつはいなくてもいいからしょっぴこう」とか
なったらこの世は闇かと思いますが、いかがなもんでしょう。

ちなみに辻元氏の今回の件はわたしは自民党の陰謀とはとらえておりません。
もともと辻元氏はたたけばほこりがでまくるかたとおみうけしておりましたから。
まあ自民党の陰謀というより、私は小池議員を道ずれにしようとしたというところが
いささかひっかかります。このことは辻元氏の周辺がどういった思想の持ち主かという
ことを考えさせる材料となりうるものと考えます。

> 私は全くそうは思いません。どんな理由で法律的に微罪
>といえるのでしょうか?
> さらに、党が止めていたにもかかわらず、サンデープロジェクトや
>ニュース23に出演し、26日まで記者会見も開かずに、自らの不摂生
>で過労で倒れるなどもやは政治家の資格はないと考えます。運悪く
>駐車違反で切符切られた道交法違反者の「運が悪かった」と居直る
>精神構造とあまり変わりないのではと思います。

同感。強弁・いなおり・罪を認めず運のせいにする、等において全く同類
と考えます。

>>私には、辻本氏は実にけなげに見えます(笑)。
>
> そうは見えません。権力に未練たらたらの中年女性としか
>見えません。

飛躍しますが、アメリカを連想しました。自国で上から爆弾を落とされたことの無い国
は平気で他国に爆弾を落とします。おそらくひたひたとせまる司法の足音を感じて
真そこ辻元氏はおびえたのでしょう。しかし追求しているときはそんな恐怖を相手も
感じているとは露ほども思わなかったわけです。悔しいというなら鈴木も悔しいわけで
すからね。
 
  
  
  
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  [170] 都合のいい時だけ「わが国は法治国家だ」なんて言われても・・・
  
        
  
>どうもこの掲示板で最近いささか気になる論調があって、
>何か「能力ある人は多少の違法行為はいたしかたないのでは」と受け取られれかねない
>論調が一部にあるように感じられてしまうのです。
>もしそうだとすればこれはきわめて危険な考え方だと思います。
>
>辻元氏は有能かもしれないし、鈴木議員もある面では変えがたい能力の持ち主といえなく
>もない。がそれと断罪とは別ものです。
>「あいつはできるから大目にみよう」とか
>「あいつはいなくてもいいからしょっぴこう」とか
>なったらこの世は闇かと思いますが、いかがなもんでしょう。


そういう論調を撒いた一人だと自覚していますが、言わんとしたのは、能力(専門知識)と性格(倫理・道徳)は別物だろう、ということ。宗男バッシングがピークだった頃に一時帰国しておりまして。そのときの共産圏国家のような空気が異常だと感じたがゆえにそう発言しました。

世論の力で矯正可能なのは後者の倫理・道徳面「だけ」です。ゆえに、利害関係がない選挙区外の有権者・メディア・評論家にそういうバイアスがかかるのは必然的だと思う。しかし、究極の選択として、「無能ないい人」と「有能な悪い人」のいずれかを国会議員に選ばねばならないとしたら、どうしますか?同僚ならどうですか?ぼくの価値観からいえばノータイムで後者。トモダチ選びじゃありませんから。

有権者には議員を選んだ責任があるのだから、リーチが届く倫理・道徳面を適宜監視し、今回のような事態に陥るリスクを引き下げる責任と義務があるように思う。一連の騒動は、親が子供の非行を黙認し続け、刑務所に入ってから激怒する絵に近いです。世論が自分の馬鹿さ加減を誤魔化すために暴れているようにも見える。
親はなくても子は育つという諺もあります。勉強は学校に任せるにしても、警察・司法のご厄介にならないようにするのが親(有権者)の努めではないですか?

サイコの味方さんが言うような姿は本来あるべき考え方だとは思いますが、残念ながら、日本のシステムは機能不全に陥っています。外から見るとダブル・スタンダードに見える。メディア主導の人民裁判・欠席裁判で大勢が決まり、司法に行く前の段階で有罪が確定したかのように見える一方、法治国家だから法律は守るべきだ、という話しの進み方がおかしいのです。その場限りのお手盛りの人民裁判が横行する理由は、司法が白黒の判断を示さない/示せないからで、日本における三権はワシントン・内閣・メディアであるかのように見えます。

何人もの小学生を殺害したにもかかわらず死刑を免れる可能性があり、兆単位の不良債権を作っても刑務所に行かずに済むような国で、億円未満の金銭スキャンダルごときがなぜ国を挙げた問題になるのか、理解に苦しみます。
 
  
  
  
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  [173] Re(1):都合のいい時だけ「わが国は法治国家だ」なんて言われても・・・
  
        
  
山口さんにお任せした方がよいのですが
私も簡単に。


政治とは権力構造である。国民は政治に権力を
寄託した以上、権力が十分に機能しうる環境を
与えねば成らぬ。同時に権力が正しく機能しつつ
あることを常に監視しなくては成らぬ。

仕事の出来る環境も与えられず成果だけ望まれる
としたら私ならその仕事はお断りです。

ましてや安い見積もりで違法性すれすれの資金繰り
しなきゃやっていけないとしたら、絶対に受けませ
んね。

この国では司法は独立して機能してはおりません。
判断は常に回避・繰り延べされます。実質上、機能
していないと言えます。(現在、法制改革が進行中)

内閣は官僚に支配されています。新米大臣は
入れ替わり立ち代り何十人もの官僚から新任レク
チャーを受ける間に概ね懐柔されてしまいます。
そして、天皇を失った今、官僚を支配するものは
無い。

国民も、議会もマスコミも官僚は支配できない。
議会は何も出来ずおろおろするばかり。何しろ
議会は特殊法人にさえ歯が立たないのです。
ならばいざという時、誰が官僚を即ちこの国を支配
するか。そう、アメリカですね。
 
  
  
  
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  [184] Re(2):都合のいい時だけ「わが国は法治国家だ」なんて言われても・・・
  
        
  
>政治とは権力構造である。国民は政治に権力を
>寄託した以上、権力が十分に機能しうる環境を
>与えねば成らぬ。

国民は、大多数の国民は政治に権力なんか期待していません。むしろ
その権力構造に不信を抱いています。政治家の権力行使の役割は政治家
にあり国民にはありません。国民が政治家の権力行使に荷担したなら、
旧態依然の地域利益型の悪しき日本的政治の継続となるのではないで
しょうか。


>あることを常に監視しなくては成らぬ

全くその通りです。

>仕事の出来る環境も与えられず成果だけ望まれる
>としたら私ならその仕事はお断りです。

 仕事が出来る環境になかったら、辞めるか、環境を改善すべく
活動するかの選択しかありません。そもそも自ら選んだ職業に、
仕事が出来る環境ではなかったと言うならばその職業を選んだ
自己責任が伴います。いやになったら環境のせいにし
「ハイ、サヨナラ」は自己中心的思考です。劣悪な環境でも明日
の生活するために必死に頑張っている多くの人を私は知っています。

>ましてや安い見積もりで違法性すれすれの資金繰り
>しなきゃやっていけないとしたら、絶対に受けませ
>んね。

 GODA自身の事を言われているのでしょうか。辻元氏
の事を言われているのでしょうか。


>この国では司法は独立して機能してはおりません。
>判断は常に回避・繰り延べされます。実質上、機能
>していないと言えます。(現在、法制改革が進行中)
>
>内閣は官僚に支配されています。新米大臣は
>入れ替わり立ち代り何十人もの官僚から新任レク
>チャーを受ける間に概ね懐柔されてしまいます。
>そして、天皇を失った今、官僚を支配するものは
>無い。
>
>国民も、議会もマスコミも官僚は支配できない。
>議会は何も出来ずおろおろするばかり。何しろ
>議会は特殊法人にさえ歯が立たないのです。
>ならばいざという時、誰が官僚を即ちこの国を支配
>するか。そう、アメリカですね。

 全くわかりません。アメリカがどのような根拠で、どんな目的で、
どんな方法で日本の官僚支配(私は日本の政治が官僚支配に陥って
いるとは思わない。政治家がただだらしないだけです)に関与するのですか。
 
  
  
  
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  [188] Re(3):都合のいい時だけ「わが国は法治国家だ」なんて言われても・・・
  
        
  
>>政治とは権力構造である。国民は政治に権力を
>>寄託した以上、権力が十分に機能しうる環境を
>>与えねば成らぬ。

>国民は、大多数の国民は政治に権力なんか期待していません。むしろ
>その権力構造に不信を抱いています。政治家の権力行使の役割は政治家
>にあり国民にはありません。国民が政治家の権力行使に荷担したなら、
>旧態依然の地域利益型の悪しき日本的政治の継続となるのではないで
>しょうか。

どんな目的であれ人の集団には管理のヒエラルキーが生まれます。それ
なくして秩序は無い。司法・行政・立法これすべてその手段です。
期待しまいと不信があろうと誰にもこれは逃れられないのです。委譲
した政治力すなわち権力がそのヒエラルキーに求められる能力を正当
に発揮できなければ社会は崩壊します。運用の適否以前に権力構造は
必要な前提条件です。「荷担」と形容するべき性質のものじゃない。


> 仕事が出来る環境になかったら、辞めるか、環境を改善すべく
>活動するかの選択しかありません。そもそも自ら選んだ職業に、
>仕事が出来る環境ではなかったと言うならばその職業を選んだ
>自己責任が伴います。いやになったら環境のせいにし
>「ハイ、サヨナラ」は自己中心的思考です。劣悪な環境でも明日
>の生活するために必死に頑張っている多くの人を私は知っています。

そう、一旦、政治家になり、現実を思い知らされたらどうしたら
良いか。環境を改善すべく努力するのが一番ですね。事実をすべて
さらけだし国民の問うのが一番でしょう。自己責任はもちろんです
が国民もその現実を知らなくてはならぬ。もし余りに過酷であれば
もしくはもっともっと仕事をして欲しければそれなりの環境を許さ
ねば国民もまた自己中心のそしりをまぬがれないんでは。

> GODA自身の事を言われているのでしょうか。辻元氏
>の事を言われているのでしょうか。

私のことです。同時に一般論です。

> 全くわかりません。アメリカがどのような根拠で、どんな目的で、
>どんな方法で日本の官僚支配(私は日本の政治が官僚支配に陥って
>いるとは思わない。政治家がただだらしないだけです)に関与する
>のですか。

 全く分からないとは困った。テーマが大きいのでまたにしましょう。
 
  
  
  
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  [197] Re(4):都合のいい時だけ「わが国は法治国家だ」なんて言われても・・・
  
        
  
>>>政治とは権力構造である。国民は政治に権力を
>>>寄託した以上、権力が十分に機能しうる環境を
>>>与えねば成らぬ。
>>
>>国民は、大多数の国民は政治に権力なんか期待していません。むしろ
>>その権力構造に不信を抱いています。政治家の権力行使の役割は政治家
>>にあり国民にはありません。国民が政治家の権力行使に荷担したなら、
>>旧態依然の地域利益型の悪しき日本的政治の継続となるのではないで
>>しょうか。
>
>どんな目的であれ人の集団には管理のヒエラルキーが生まれます。それ
>なくして秩序は無い。

政治家が、その権力行使に管理的ヒエラルキーを容認し、強権を発動するならば
いったいどうなるでしょうか。管理されたくない人まで管理され、ヒエラルキーの
末端にいる人々は浮かばれません。管理のヒエラルキーからは秩序は生まれません。


>司法・行政・立法これすべてその手段です。

 手段ではありません。機能でありその機能を目的とするものであります。

>期待しまいと不信があろうと誰にもこれは逃れられないのです。委譲
>した政治力すなわち権力がそのヒエラルキーに求められる能力を正当
>に発揮できなければ社会は崩壊します。
 
 残念ながら、政治権力が階層上位(と解釈しましたが)である限り
、能力を正当に発揮しようがしまいが、社会の崩壊とは無関係です。
 社会全体の崩壊なのか、政治家のヒエラルキーに合致しない一部個
 人や組織の崩壊なのか、みきわけなければいけません。


>必要な前提条件です。「荷担」と形容するべき性質のものじゃない。

 荷担は形容ではありません。動詞であり仮定です。 
>
>> 仕事が出来る環境になかったら、辞めるか、環境を改善すべく
>>活動するかの選択しかありません。そもそも自ら選んだ職業に、
>>仕事が出来る環境ではなかったと言うならばその職業を選んだ
>>自己責任が伴います。いやになったら環境のせいにし
>>「ハイ、サヨナラ」は自己中心的思考です。劣悪な環境でも明日
>>の生活するために必死に頑張っている多くの人を私は知っています。
>
>そう、一旦、政治家になり、現実を思い知らされたらどうしたら
>良いか。環境を改善すべく努力するのが一番ですね。事実をすべて
>さらけだし国民の問うのが一番でしょう。自己責任はもちろんです
>が国民もその現実を知らなくてはならぬ。もし余りに過酷であれば
>もしくはもっともっと仕事をして欲しければそれなりの環境を許さ
>ねば国民もまた自己中心のそしりをまぬがれないんでは。

 述べられる通りです。

>> GODA自身の事を言われているのでしょうか。辻元氏
>>の事を言われているのでしょうか。
>
>私のことです。同時に一般論です。

 一般論つまりその中には当然辻元氏も入っているという事ですね。 


>> 全くわかりません。アメリカがどのような根拠で、どんな目的で、
>>どんな方法で日本の官僚支配(私は日本の政治が官僚支配に陥って
>>いるとは思わない。政治家がただだらしないだけです)に関与する
>>のですか。
>
> 全く分からないとは困った。テーマが大きいのでまたにしましょう。

 テーマが大きいか小さいかは別問題として「全く分からないとは困った」
には、全く困った。
 
  
  
  
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  [199] ああ、ギブ・ミー・チョコレート(涙)
  
        
  
先ず、ぼくのワガママな個人的嗜好をはっきりさせたいと思います。
社会党=消滅キボン(笑)、鈴木宗男氏=アンチ野中一派、加藤紘一氏=期待してませんでした(カオが悪い=諸外国の指導者に比べて品がない)。スキャンダルに連座した人たちを心情的に擁護していると思われたら心外なので。失脚に追い込むプロセスに強い疑問を感じているだけです。


以下かなり長文になりますが、ごめんなさい。


> 政治家が、その権力行使に管理的ヒエラルキーを容認し、強権を発動するならば
>いったいどうなるでしょうか。管理されたくない人まで管理され、ヒエラルキーの
>末端にいる人々は浮かばれません。管理のヒエラルキーからは秩序は生まれません。


構造を所与のものにすべきだという命題に対する反駁だと思います。
ぼくもサイコの味方さんに同感。極めて優秀な人材を抱えながら、持てる能力を全く生かしきれていない(有能で良識ある人ほどヤル気をなくしてマッタリしてる)という点で、ぼくは構造に問題があるという立場をとります。別記事でGODAさんは官僚が悪いという命題も提示されていました。ぼくはそれにも反対の立場を取ります。
以下、具体的にいきましょう。


多くの方が仕事を持っておられると思いますが、「あ〜、こいつ、超アホ。全く使えん。」と思った上司は過去に一人はいるはずです。そんな上司でも、民間ならその道のキャリアがあり素人ではない。でも官庁の場合、時としてそのアホな状態に輪をかけた(専門知識・バックグラウンド無し)の超トンデモ上司(大臣)を迎えることもある・・・という現実がある・・・らしいです。身近なアホ上司をイメージして、その人に対してどう思うか考えてみてください。
実物がよく見えるがゆえに、官僚の政治不信はメディア・一般国民の比ではないはずなのです。

次に、官僚支配をケシカランとした場合、日本が政治主導で進んだらどうなったか考える必要があると思います。ここ数年の変遷をみても、小渕政権のバラマキ三昧・・・森政権のダッチロール・・・小泉政権の破壊的改革、と政策的にドリフトが非常に大きく、日本社会が持つ受容性を超越しているように思う。よって、政治主導で突撃したら今ごろはお国の一大事(ドカ貧)だった、と考えます。究極の選択ですが、ことマクロ政策に限っていえば、場当たり的な永田町よりも現状維持の霞ヶ関のほうがベターだった(ジリ貧つまり漸進的な凋落で済んだ)というのがぼくの定性的評価です。


官僚にもいろいろ問題はあると思いますが、心ある人は国民平均以上に真剣に国のことを思っており(売国奴的な政治家に爪の垢を煎じて飲ませたい)、またそういう志を持って入省した人が大部分だと思う。ぼくは、偉いなぁ・・・あんな待遇で・・・といつも感心しています。
彼らのあいだで評価が高い政治家と一般のそれは違う場合があります。これは、上司にどんな資質を求めたいかイメージすれば、大部分の方に想像がつくはず。人気投票とは違った次元です。○×の分水嶺の一つは、地に足のついた国家観や政治理念があるかどうか。その道の専門家である必要は無いと思いますが、大臣に求められる重要な資質だと思う。そういう資質を持った議員が閣僚ポスト(上司)につけば、官僚(部下)をうまく使って前向きな良い仕事ができると信じます。現状では、政官ともにどっちもどっちの感が強く、いかに外務省とて、官僚批判だけをするわけにはいかないと思っている。


>>司法・行政・立法これすべてその手段です。
>
> 手段ではありません。機能でありその機能を目的とするものであります。


法律はド素人ですが、機能・機関説を支持します。三権を手段だとするならば、その目的は何なのか?という話しになってしまう。まさかアメリカ人が英語で書いてそれを下手糞な日本語に翻訳した、あの憲法ですか?


>>> 全くわかりません。アメリカがどのような根拠で、どんな目的で、
>>>どんな方法で日本の官僚支配(私は日本の政治が官僚支配に陥って
>>>いるとは思わない。政治家がただだらしないだけです)に関与する
>>>のですか。
>>
>> 全く分からないとは困った。テーマが大きいのでまたにしましょう。
>
> テーマが大きいか小さいかは別問題として「全く分からないとは困った」
>には、全く困った。


この論点はGODAさんに近い立場を取ります。
これも具体例でいきましょう。大企業や官庁の中枢部門に知人がいる方、あるいはそこに勤務した経験がある方には、以下の話しは思い切り頷いていただける話しばかりである、と信じます。


彼ら(大企業・官庁)がちょっと判断に迷ったとき、先ずすべきことがいくつかある。その中心的な議論の一つが、「アメリカではどうか」「ヨーロッパではどうか」ということ。それを精力的に調査する。官民を問わず官僚的で硬直的なジャパニーズ組織の習性である、とぼくは理解しています。背景には欧米コンプレックスがあり、一方で主体性・思考力・創造力・決断力・当事者能力の無さがあると見ます。

欧米の制度を仔細に調査したら、次に「アメリカではこうだから、それに習ってこうしましょう」「アメリカでもそれはやっていませんから、それに習ってやめましょう」という結論が導き出されることは目に見えている。それがトップレベルの意思決定の重要な論拠を形成していると推測します。そこには主体性もなければ思考もない。
一事が万事、条件反射的にそんなりアクションしかできないところに、欧米から強い圧力がかかったら最後。「すわ、大変だ。日本は遅れている。このままではダメだ。」という議論に飛んで「なにか対応しなければ、取り残される」という話しになる。まるで水戸黄門のストーリーのようです。

だから、ぼくの目線でいえば、だらしないのは断じて政治家だけではない。

持論ですが、いわゆる「ギブ・ミー・チョコレートのダンカイ世代」には基調としてそういうノリがある。だらしないというなら、その世代にまとめてダメ/無能の烙印を押したい、というのがぼくの定性的評価であり個人的な心情です。歴史の節目で国運が傾いたとき、そんな世代が指導者層にいたことは日本国にとって不運としか言いようがない・・・。といったら言い過ぎでしょうか?

ゆえに、角福大三中(順番忘れた・・・)>安竹宮>YKK、の不等式は自明です。
世代交代を通じて国運が傾くのも無理はない、とすら思う。繰り返しますが、YKKの世代は「ギブ・ミー・チョコレート」の呪縛から終生逃れられないように見える。支配したいという欧米の思惑に乗り、終戦直後のように支配されチョコを貰いたがっている。


他ならぬ自分の国なのだから、国際協調に気を配りつつ、好きなようにやればいいのに・・・、と思って歯ぎしりしながら日本を見つめることはしばしばあります。
「こうしたらいいのに」と思うことはだれもが身近なところにあるはずですが、「では、ここをこう直しましょう」ではなく、「その前にアメリカではどうやっているのか?」と調べる方向にトンでしまうのが、ギブ・ミー・チョコレート・ジェネレーション。せめて、和魂洋才まで戻らないと・・・現状では全く見込みないと思いますけど。
 
  
  
  
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  [200] Re(1):都合のいい時だけ「わが国は法治国家だ」なんて言われても・・・
  
        
  
>言わんとしたのは、能力(専門知識)と性格(倫理・道徳)は別物だろう、ということ。

それはその通りです。確かに別物です。が、一方で人間には感情があり、その能力を存分
にふるうことにシンパシーを感じるか否かは性格に依存するところも大であると思います
。それが良いか悪いかではなく、人間はそういうもんだという前提で考えるべきなのでは
ないでしょうか。もちろんこれには国民性もあるでしょうが・・・

>世論の力で矯正可能なのは後者の倫理・道徳面「だけ」です。

現状でも「リコール」制度というのが存在しますが、これも世論のひとつと考えられなく
もないですね。これも否定されますか? 国会議員に対するリコール制度は存在しており
ません、が、裏を返せば議員にはそれだけきびしい自己規制が要求されているともいえる
わけです。

>究極の選択として、「無能ないい人」と「有能な悪い人」のいずれかを国会議員に選ばねばならないとしたら、どうしますか?同僚ならどうですか?ぼくの価値観からいえばノータイムで後者。トモダチ選びじゃありませんから。

ケースバイケースです。無能というのはいかなる部分において無能かというのが問題
となります。まさにそこが重要なのです。

>
>有権者には議員を選んだ責任があるのだから、リーチが届く倫理・道徳面を適宜監視し、今回のような事態に陥るリスクを引き下げる責任と義務があるように思う。一連の騒動は、親が子供の非行を黙認し続け、刑務所に入ってから激怒する絵に近いです。世論が自分の馬鹿さ加減を誤魔化すために暴れているようにも見える。

これは少し違うのではないでしょうか。山口さんは海外におられたようで、鈴木議員が
離党に至る経緯をご存知ないようですが、当初はパッシングはあったものの、線香花火
で終わるだろうとみたれていたのです。その流れが一気にかわったのが、北方4島不用
発言の発覚からです。山口さんの有能・無能論風にいうなら、選挙民は鈴木氏の地元への
利益誘導能力を高く評価していたが(したがって、だからこそ少々の倫理悪はまあしょ
うがないと許容していた)、その能力に疑念をいだき、実は自分本人に対する利益誘導
能力に長けていただけなんではないか?と、党も含めて考え出したわけです。
このことが決定的な流れを作り、後の外務省リークはおまけみたいなものです。

あとのほうのコメントもあるのですが,疲れたのでこのへんで失礼!
 
  
  
  
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  [202] Re(5):都合のいい時だけ「わが国は法治国家だ」なんて言われても・・・
  
        
  
>>の。そしてその結果・軽重を判断するのは最終的には国民です。つまり貴方
>>であり私なのです。

> 罪の軽重を判断するのは司法です。国民ではありません。ただ国民が出来る
>ことは、選挙や住民投票(国政レベルでは皆無)位なものです。危惧することは
>その司法が、マスコミや政治、行政を意識し、あるいは圧力をかけられ、「相対性」
>すなわち情報の選択性に瑕疵があるまいかと言うことです。

 修正:そしてその結果・軽重ー>そしてその判決の軽重の適否を

 仰られるとおりです。殊に政治的事件において、司法がマスコミ・政治
その他の圧力に影響されている事は誰も否定できないでしょう。司法は厳然と
独立せねばならぬ。と、同時に民意との著しい乖離が有ってはならぬ。相克
する考え方があります。司法が「民意」をどうやって汲み取っていくか? 
難しいところです。現状では政治やマスコミを通した・作られた民意しか、
司法は知ることが出来ない。民意の反映もまた司法側の恣意性を逃れがたい。
 司法判断と民意の著しい乖離、或いは司法判断の回避や致命的な遅れ、情報
の偏在・偏向等に対処すべく、現在、法制改革が進行しています。


> 何度も言うように、根が深かろうが浅かろうが、結果として、道義的にも、
>有責性においても、犯罪可能性においても、軽重つけがたいと申し上げている
>わけです。

 個別性を重視すれば、或いはそうかも知れません。純粋に法的には。しかし
現実に=政治的に発生する犯罪には根が深いのか浅いのか、その他諸々、政治
的により重心を置いた判断をして貰いたいところです。世俗人の私にはね。
実際にもなにがしかの政治的判断―例えば「その社会性において・・云々」
「既に社会的制裁を(だったか?)・・・云々」―が按分されるようです。


> 今回の場合未熟さから始まったのではないですか。例えれば未熟な研修医が
> 医療ミスを犯した場合、未熟であろうがなかろうが医師という資格を有する
> と言う理由で厳しく刑事そして民事責任を問われます。辻元氏は代議士にな
> った時点で政治のプロなんです。
> 形式的に決着がすめば良いという問題ではない。 

 ひょっとすると誤解が有るかな。私は法は粛々と適用されるべしと述べた
はず。政治資金規正法等必要であれば適用されるでしょう。

 政治的には、対応の不味さもあり、辞任だけでは国民に対し十分な政治的責任
を果たしていないことは明らかです。しかし、その余りの未熟さゆえに私は
これ以上指弾する気にも成れないってのが本音です。
 
  
  
  
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  [203] Re(5):都合のいい時だけ「わが国は法治国家だ」なんて言われても・・・
  
        
  
リンク先を間違えましたが、削除できないのでレス2つともこちらで。

用語や用法のミスを指摘下さるのは感謝しますが、私の言わんとすることは
お分かりの筈。ちと厳しいですね(苦笑)

>政治家が、その権力行使に管理的ヒエラルキーを容認し、強権を発動するならば
>いったいどうなるでしょうか。管理されたくない人まで管理され、ヒエラルキーの
>末端にいる人々は浮かばれません。管理のヒエラルキーからは秩序は生まれません。

さて、管理のヒエラルキーという用法が間違っていたのでしょうね。私の
言うヒエラルキーとは双方向性―いわゆる管理と民意の上位伝達―を持つ
構造を想定したものです。コントロールとフィードバックのループです。

> 残念ながら、政治権力が階層上位(と解釈しましたが)である限り
>、能力を正当に発揮しようがしまいが、社会の崩壊とは無関係です。
> 社会全体の崩壊なのか、政治家のヒエラルキーに合致しない一部個
> 人や組織の崩壊なのか、みきわけなければいけません。

 双方向性を持つ構造ならどうでしょう。微修正を繰り返す柔構造です。

 この続きは3年程先にしませんか。私の修学スケジュ―ルではそうなって
ますので(笑)。

>>司法・行政・立法これすべてその手段です。
> 手段ではありません。機能でありその機能を目的とするものであります。

仰せのとおり。


> テーマが大きいか小さいかは別問題として「全く分からないとは困った」
>には、全く困った。

そう、全く困る。政治・経済・軍事・文化(思想、教育)・歴史。これら
諸々の要素から導き出した包括的評価なのですから。勿体無くて簡単には
説明できません(笑)
 
  
  
  
     記事引用なし
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  [206] Re(1):ああ、ギブ・ミー・チョコレート(涙)
  
        
  
私は日本の政治家個人については何の関心も無い。
政治全体として嘲笑しか感じられないのですからね。
それはそれとして何を国会議員に求めるかと言えば、
知性・品性・強靭な精神です。これは譲れない。

一世一代の大芝居たる記者会見で、涙を流し、国民に
甘えるようなネンネに国務なんぞ任せられるか。まし
てやこれは演技なのだからね。いやはやなんと卑小な
る精神なるかな。心の底から嘲笑申し上げる。


格別に異論など有りません。というよりほど一致します。

社会構造の話はまあ私の不注意から始まったことですが、
力の一方的な管理体制を想定していたのではないという
ことです。組織における権力のツリ―構造には合理性が
ある。また現にツリー構造無き巨大組織は無い。
幾つかの権力階層を通過することで発生する上部と下位
の乖離という弊害は、権力の分散独立(三権)や限定付の
下位から上位への直接のパスを用意する。これが日本の
現状でしょうかね。(第四の権力が伸長しましたが)
べつにヤヤコシイ事を言いたかったのでは無い。
政治家は選ばれた以上、それなりの役目を果たさねば
成らぬ。果たせる環境は与えられねば成らぬ。そして
その役目とは政治、政治とは即ち権力の行使なのです。
権力は、信頼し、与え、監視するものです。

官僚云々の件は、アメリカ・議会・マスコミという
構図に無理やり官僚をはめ込んでみたものですが、
行政改革施工後で官の批判が下火になった今、ちょっ
と時代遅れの感はあります。良い悪いではなく、
どなたかが仰られたように、政治家がだらしなさ過ぎる
というのが現実です。日本の官僚が素質として優れて
いる事は疑いない。凡才の私でさえ日本の政治家は嘲笑
するのだから、官僚が馬鹿にするのは当たり前。

官僚は専門家なのだから政治家はその分野において
歯が立たないのは当然。政治家に求められるのは正に
政治力、すなわち使いこなす能力。人間への洞察力・
知性・思想でしょう。


>法律はド素人ですが、機能・機関説を支持します。三権
>を手段だとするならば、その目
>的は何なのか?という話しになってしまう。まさかアメ
>リカ人が英語で書いてそれを下
>手糞な日本語に翻訳した、あの憲法ですか?

既に訂正済みです。何度も突っ込まれるのはシンドイね(笑)


アメリカと日本の関係については異論はありません。

何年にも渡って論じてきたことで、もう飽きてます(^^;)
政治・経済・軍事・文化・・この国のあらゆるジャンルを
包括した戦略的視点から、私は97年に日本に見切りを
つけました。その後5年を経過した今はどうかと言えば
当時の想定を上回る酷さです。だがまあ、中国高官が漏ら
したように「2010年に日本は消滅する」ことは無い。
ひとまず私が生きられる間はね。

アメリカの精神的クビキを逃れる(=大人としての自立的
精神の獲得)のにはもうしばらくかかります。東京裁判・
日本占領統治における対日戦略の最大関心事項の達成に、
アメリカは見事に成功したのです。
 
  
  
  
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  [213] 週刊新潮今週号購読しました
  
        
  
 鈴木宗男氏のことも、田中良太氏のMLにもあった、中川一郎氏の「不審死」にまで触れており、公平な雑誌だと認識しています。

 今週号の辻元さんについての情報は、私が知り得ないことでしたが、なるほど、と思いました。
 20歳前後から、頭が良く人脈も組織もある日本赤軍の北川氏を人生のパートナーとしてブレーンにできた辻元さんは、ある意味では幸せなのかも知れませんね。社民党を通じてこのことを極秘にする必要性から、北川氏も独身なのに、結婚や子供は諦めてきた、ということでしょうか。個人的には、10月の補選も公選法で出られないのなら、辻元さんは当面そういう方向に力を注がれては、と思ったりします。
 北川氏のことまで証人喚問で追及されたらとても耐えられる人ではないと見抜いて、土井さんが辞めさせたのでしょう。

 社民党関係者とつきあってきて、イラクや中東、北朝鮮についての情報はたくさん得ることができました。たとえば、共産党の不破さんなどもイラクには国連の経済制裁をと言っていましたが、経済制裁が女性や子供にしわ寄せしていることを、社民党の大脇議員の通信で、「ここが変だよ日本人」のテレビ以前から知っておりました。また、パレスチナでユダヤ人の子供と一緒に学んでいる小学校のビデオも見せてもらいました。北朝鮮に対する社民党の援助は、米を送るのと、寒冷地に強いモミを送ることだそうで、農業指導や治水利水まではしていない、薬局の人が朝鮮人参を買ったりしているとも聞きました。

 社民党が日本赤軍というヤドカリの殻になったことは、情報は公開されるべきですが、マイナス面ばかりではないと思っています。
 
  
  
  
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  [220] 北方四島については・・・
  
        
  
>それはその通りです。確かに別物です。が、一方で人間には感情があり、その能力を存分
>にふるうことにシンパシーを感じるか否かは性格に依存するところも大であると思います
>。それが良いか悪いかではなく、人間はそういうもんだという前提で考えるべきなのでは
>ないでしょうか。もちろんこれには国民性もあるでしょうが・・・


そういう前提で考えているがゆえに、低次元のスキャンダルがリークが後を絶たないのだろうと考えています。もちろんヒトは感情の生き物なので、感情オリエンティッドでも良いと思います。しかし、ヒトである以上、時間とともに進歩すべきである、というのがぼくの考え方です。

ある程度クールな視点を持たないと、このままでは、今回のような三面記事ネタで徒に時間が空費されてしまう、あるいは去年の参議院選挙のように、改革を連呼した首相を支持したつもりが大同小異の抵抗勢力を大量当選させてしまったといった、日本にとって自殺行為的な現象が後を絶たないように思う。


>>世論の力で矯正可能なのは後者の倫理・道徳面「だけ」です。
>
>現状でも「リコール」制度というのが存在しますが、これも世論のひとつと考えられなく
>もないですね。これも否定されますか? 国会議員に対するリコール制度は存在しており
>ません、が、裏を返せば議員にはそれだけきびしい自己規制が要求されているともいえる
>わけです。


過去のリコールの事例と国会議員のスキャンダルはネタ的に同次元のものだと思います。三面記事ネタの範囲を越えるチェック機能は世論の手に余ると考えています。

議員には、倫理を守って清廉潔白に頑張れば頑張っただけ見返りがある、というシステムが確立されていないように見えます。だれもがお金の苦労はしたくないから、プラスαの収入を得んとすれば、有権者が望む本業から必然的に離れざるを得ない。たとえば、辻元さんのように渦中の人としてテレビ出演するとか(余談ですが、今回彼女はギャラ等をいくら貰えたんでしょうネ?)。それが自然の理だと思います。

自己規制のスイッチは世論を強く意識して初めてオンになると思う。それは、父親あるいは教師が怖いから素行が保たれる生徒の図式に近いと思う。現状では意識されていないということです。となると、荒れている学校と同様、水は高いところから低いところにしか流れないでしょう。


>>有権者には議員を選んだ責任があるのだから、リーチが届く倫理・道徳面を適宜監視し、今回のような事態に陥るリスクを引き下げる責任と義務があるように思う。一連の騒動は、親が子供の非行を黙認し続け、刑務所に入ってから激怒する絵に近いです。世論が自分の馬鹿さ加減を誤魔化すために暴れているようにも見える。
>
>これは少し違うのではないでしょうか。山口さんは海外におられたようで、鈴木議員が
>離党に至る経緯をご存知ないようですが、当初はパッシングはあったものの、線香花火
>で終わるだろうとみたれていたのです。その流れが一気にかわったのが、北方4島不用
>発言の発覚からです。山口さんの有能・無能論風にいうなら、選挙民は鈴木氏の地元への
>利益誘導能力を高く評価していたが(したがって、だからこそ少々の倫理悪はまあしょ
>うがないと許容していた)、その能力に疑念をいだき、実は自分本人に対する利益誘導
>能力に長けていただけなんではないか?と、党も含めて考え出したわけです。
>このことが決定的な流れを作り、後の外務省リークはおまけみたいなものです。


「日本の国益」という視点から、北方四島不要論は前向きに検討する価値があると考えています。ソ連が崩壊したいま、2〜3世代が根付いた異国民を追い出し、寒冷地に位置するあの四島を奪回する戦略的・経済的価値がどれほどあるでしょうか。

ぼくの見たところ、北方四島がどう転ぼうと、国民の9割以上の大勢に影響しません。ゆえに国益だと考えます。北方四島は沖縄ではありません。

真っ向勝負すれば“他国”との正面衝突は必至でしょうが、もしも、もしもですが、北方四島放棄のバーターで、たとえばシベリア等の油田開発にコミットでき、ウラジオストックまでパイプラインを引くことができたらどうですか。そのほうが日本の国益にかないます。周辺の最大市場は日本ですし、自前のエネルギーのソースを確保することは前世紀からの悲願だったはず。さらに、日本海地域で経済圏ができるかもしれないし。魚が足りないなら輸入したら良いと思う。どのみち、世界中の質のいい鮮魚は、油と違って自ずと築地に流れるのでしょうから。

鈴木氏の真意は測りかねますが、あの選挙区から出た自民党の有力議員の発言だからこそ、重く受け止めるべき発言だとぼくは考えましたが。
 
  
  
  
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  [222] Re(1):北方四島については・・・
  
        
  
何点か反論がありますが、一番問題と思うところだけコメントします。

>2〜3世代が根付いた異国民を追い出し、寒冷地に位置するあの四島を奪回する戦略的・経済的価値がどれほどあるでしょうか。
>
>ぼくの見たところ、北方四島がどう転ぼうと、国民の9割以上の大勢に影響しません。ゆえに国益だと考えます。北方四島は沖縄ではありません。

これは相当問題の多い発言と思います。もしもこの理屈がとおるとすると

1.国境というのは既成事実を作ったほうが勝ちという前例を作ることになる
2.そこが国家利益となるか否かという点で国境を考えるなら今の世界地図に
おける国境などぐちゃぐちゃになる。

という点において私は全く賛成できません。
 
  
  
  
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  [223] 追加:Re(2):北方四島については・・・
  
        
  
例えば・・・

イスラエルに対し、2倍の面積の国家を「肥沃な『他の』場所(聖地エルサレムとは
縁もゆかりもない遠く離れた場所)」に確保してあげるから
戦争はやめよという提案が通ると思いますか?。
1.紛争はなくなる
2.資源は豊富だ
3.国家面積は増える
山口さん理論でいけばいいことばかりですよ。

仮にイスラエルでこういった提案したら嘲笑を買うだけでしょう。あまりにも人間の
土地に対する感情がわかってないのではないでしょうか。
 
  
  
  
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  [254] Re(2):北方四島については・・・
  
        
  
>何点か反論がありますが、一番問題と思うところだけコメントします。
>
>>2〜3世代が根付いた異国民を追い出し、寒冷地に位置するあの四島を奪回する戦略的・経済的価値がどれほどあるでしょうか。
>>
>>ぼくの見たところ、北方四島がどう転ぼうと、国民の9割以上の大勢に影響しません。ゆえに国益だと考えます。北方四島は沖縄ではありません。
>
>これは相当問題の多い発言と思います。もしもこの理屈がとおるとすると
>
>1.国境というのは既成事実を作ったほうが勝ちという前例を作ることになる
>2.そこが国家利益となるか否かという点で国境を考えるなら今の世界地図に
>おける国境などぐちゃぐちゃになる。
>
>という点において私は全く賛成できません。


1は世界史にすでに多くの前例があり、2のケースは過去にも現在にも求めることができます。たとえば油が出る「南沙諸島」や金の成る木ともいえる「台湾」です。

あえて問題発言を繰り返しますが、これらの島にマダガスカル島やモルジブ諸島くらいの価値しか認められなかったらどうだったでしょうか。話題にすら上らなかったでしょう。本来ならば北方領土もマダガスカル・モルジブ級で、間違ってもエルサレムのような戦略的価値や台湾・南沙諸島のような経済的価値は認められないでしょう。そんな島にロシアがこだわるのは、対日カードで使えばカネが引き出せるとでも思っているからでしょう。

もちろん日本は未来永劫、北方四島の領有権を強硬に主張し、返還を求め続けるべきです。
しかし、戦後50年余を経て戻ってこなかったものが、従来通りのアプローチで今後50年のあいだに返還されるかも・・・なんて夢みたいなことを、まさか本気で思ってないですよね?
未来予想には不確実性が伴いますが、ぼくの感覚および国際常識に基づけば、北方領土が今後50年以内に返還される可能性は限りなくゼロに近い。いや、ゼロだと言い切ってもいいくらいです。

宗男さんに落ち度があったとすれば、与党のきわめて有力な外交族(当時)という立場もわきまえずに、一人のヒトになって率直なホンネを語ってしまったこと。政治家としてそこが不適切だったとは思います。
ぼくも鈴木氏に習ってホンネをいいますが(笑)、北方領土は未来永劫返還されない前提で、中国・韓国などの教科書問題や靖国問題に見られる内政干渉のテクを見習って外交カードとして磨きをかけ、対ソ交渉でオフェンスに回るときの切り札として温存し続けるべきだと思う。それが日本の国益をに資すると思いますし、相手は共産圏ですからそうでもしないとモトが取れません。

力が正義か?それとも正義が力か??プライベートな人間関係では常に後者でありたいと思っています。しかし歴史をひもとけば国家間のおつき合いはやはり前者でしょう。
 
  
  
  
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